「日本軍の化学兵器引き渡し文書発見」・・・はガセだった

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正論9月号の水間論文を読んだ。
1、山形の資料にある引渡兵器に化学弾があるかについては、少しトーンダウン。
2、「代用」を化学弾とする見解は、書いていない。事実上の訂正か?
3、「カ弾」を化学弾とする見解は、本文にはなく、注で6月号を引用したのみ。
4、その上で、「全体としての武器引渡し」が整然となされたことを強調している。
5、「シベリア資料館」にほかの資料も存在していたが、日本の政党などが買い取って
所在不明となっている、の部分は化学弾の文献が散逸していることを認めた感じ。

こんなことなら、処理対象のほぼ全部が化学弾ではなく、通常弾になっていることに
争点を絞って、「山形の資料」には言及しない方が良いのでは?