144-衆-外務委員会-1号 1998年12月11日
○山中(あき)委員
日韓新漁業協定は、先に、我々漁業者の意向を聞くこともなくなされた基本合意に基づき、
本日の日韓閣僚会議において調印され、今臨時国会において批准される運びとなった。
しかるに、基本合意は、本来我が国の排他的水域である大和堆の大半等を暫定水域として
韓国に譲歩している。日本海に旗国主義をとる広大な暫定水域を設けることは、長年に
亘る韓国漁船の不法・無謀操業を容認したことであり、現在の「乱獲の海」を一層拡大する
ことにつながる。更に、我が国水域内で危機的資源状況にある魚種の漁獲を一定期間、
韓国漁船に認めている。このため、我々はこの基本合意に対し、絶対反対の系統組織の
意思を表明し続けてきた。
http://www.globalnet-akiko.jp/activity/diet/19981211.html 第144回国会 外務委員会 第1号
○辻(一)委員
竹島という、領土問題を避けるための両国の絞った知恵であったと思いますが、暫定水域を
大和堆まで拡大して取り込む必要がなぜあったのか、この点を一つ初めに聞きたい。
私は、交渉には妥協もいろいろ必要であるとは思いますが、譲り過ぎであるという感じが
非常に強く思います。また、例えば私の方の北陸地方の漁民は非常にここと関係が深い
のですが、いずれもさきの東経百三十五・五度とあわせて大和堆の四五%を暫定水域に
入れたということに非常な不満というか非常な強い反対をずっと今までもしてきて、要請を
してきたのですが、それが全く顧みられなかったということについて非常に不満を感じておる。
譲り過ぎでないかと思いますが、いかがですか。
北陸地方の漁民、それから山陰も含めてでありますが、暫定水域に大和堆を入れるなと
いう要求は非常に強かったわけですね。例えば、終了通告が行われて一年我慢をすれば
日本の水域になるんだから、・・・・・
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/144/0110/14412110110001c.html