【媚中】辻元清美の売国語録

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109日出づる処の名無し
『朝まで生テレビ 激論 海外派遣か!?自衛隊』(テレビ朝日 ‘92年6
月26日放映「朝まで生テレビ」第63弾 激論!『どこへ行く!?自衛隊』
のリライト本)
P216〜219
「無反省の自衛隊にPKO参加の資格なし」(ピースボート主催者 辻本清美)より抜粋
☆昔のテイコクリクカイグンの意識が残って
 その原因は何だろう。
 自衛隊の派兵に最も敏感に反応するアジアの国ぐに。とりわけ中国と北朝鮮。(←※韓国が入ってないことに注目)
そこの政府から異論・反論・オブジェクションが出ないように工作した。それ
が成功したということだと思う。十月の天皇訪中は、その見返りと考えるとわ
かりやすい。
 だが、そんな小細工でアジアの人びとが、諸外国がこぞって自衛隊の派兵を
歓迎していると思うとまったくまちがいだ。
 第二次世界大戦後五十年近くなるが、いまだにナチスの軍隊に対する憎悪は
根強いものがある。もちろん、ナチスと軍事同盟を組んだ天皇の軍隊に対して
も、ヨーロッパの人びとは同じ目で見ている。このことを日本人、日本の政治
家たちは軽視しすぎているのではないだろうか。現在のドイツ軍、イタリア軍
については、ヒットラーの軍隊、ムッソリーニの軍隊への強烈なアンチ姿勢が
その根底にある。それによって初めて国際社会に受け入れられ、PKOとして
も受け入れられている。
 ところが、自衛隊はちがう。
 形式的には新憲法によって統帥権は天皇にはない。だが、意識的には旧帝国
軍隊の否定、アンチにあるとはとうていいえない。
 自衛隊の栄誉礼がいまだに天皇に向かって最高レベルで行われ、旧軍の“戦
果”は自衛隊の幹部のアタマの中に根強く残っている。昔と同じ日の丸・旭日
旗をかかげた軍隊。当然、旧大日本帝国軍のネガティブな側面をきっちり否定
しきれてない。
 「日中戦争は侵略戦争であったか」という紋切り型の質問に対しては「YE
S」のほうにマルをつけるというだけの紋切り型の答えをしてみせるようには
なった。でも、そこから一歩でも二歩でも踏み込んで聞いてみると、やっぱり
昔のテイコクリクグンであり、テイコクカイグンのアタマ。
(つづく)
110日出づる処の名無し:2006/06/13(火) 13:11:39 ID:Cswh7moW
(つづき)
☆なぜ従軍慰安婦の資料がないのだろう
 それがはっきり出たのが「従軍慰安婦」に対する自衛隊の態度。もうひとつ
はこんどのカンボジアPKOにコンドームを配るという話。コンドームの件は
世論の反応を見てひっこめたらしい。でも、従軍慰安婦については依然クサイ
ものにフタの態度。このことがアジア各国の人々の目にどれくらい自衛隊のイ
メージを悪くさせているか、ぜーんぜんわかってないみたい。
 というのも、昨年あたりからアジアの国ぐにで従軍慰安婦の問題が急速に取
り上げられ、南北朝鮮もこのことだけは足なみそろえて日本への責任追及を本(←※「このことだけは」に注目)
格化してきている。インドネシアではオランダ人女性が強制的に慰安婦にさせ
られたことが明るみに出た。八月、ジャカルタを訪問したとき、「イアンフ」
という言葉を知らない人はいなかった。そうした諸外国の声に対し、日本政府
は一貫して「従軍慰安婦についての資料がないので、公的関与をしているかど
うか不明」との態度をとり続けてきた。
 しかし、防衛庁がそんなことをいえるわけがない。防衛庁は「戦史研究室」
と称して旧帝国軍隊の厖大な資料をかかえこんでいる。そこで第二次世界大戦
での戦史を続ぞくとまとめている。その厖大な資料のなかに中国戦線だけでも
一時に数万人以上いたという従軍慰安婦の資料がないはずがない。ちょっとし
た資料でも、旧軍が従軍慰安婦を「管理」していたことは明らかなもの。
 それなのに、自衛隊のほうから「政府に資料がないというけど、うちの資料(←※シビリアンコントロールを否定している)
を見れば公的関与は明らかですよ」といいはしなかった。
 やはり、自衛隊が旧帝国軍隊の悪事を本気で暴き、否定する気がないことは
ミエミエなのだ。
 いま、自衛隊の派兵に反対していないアジアの人々も、そうした自衛隊の旧
軍肯定的なアタマを知ったら、いっぺんに意見を変えるだろう。つまり、自衛
隊にはPKOとしてアジアや他の諸国に出て行く資格はないのである。