>>287-288 横田さん一家「これで一緒に動ける」 「日韓連携」高まる期待 産経朝刊 04月12日
ttp://www.sankei.co.jp/news/060412/morning/12na1003.htm 「同じ思いで連携をしたい」。まだ幼かった中学生の娘が拉致された家族と、高校生の息子
が拉致された家族。北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=拉致当時(13)=の夫が韓国人
拉致被害者、金英男(キム・ヨンナム)さん=同(16)=の可能性が高いとのDNA鑑定の結
果を受け、めぐみさんの両親や韓国の家族らは日韓の連携を改めて訴えた。「死ぬ前に一日
でも早く会いたい」。親心と無念さを口にした。
「私たちも長いこと待っていました…」。横田めぐみさんの父、滋さん(73)はグレーのスーツ、
母の早紀江さん(70)は白っぽい薄手のコート姿で内閣府に到着。五十分間にわたって外
務省アジア大洋州局の梅田邦夫参事官らから鑑定結果の説明を受けた。
その後、報道陣を前に、滋さんは顔を少し紅潮させ、「一日も早くめぐみの元気な姿を見た
い」と語り、金英男さんについては「ヘギョンちゃんをちゃんと育ててくれたのだから、感謝の
言葉を述べたい」と話した。
早紀江さんは「ほとんど間違いないと思う。北朝鮮がどんなことをやっているのかまた一つ
明らかになった。今までなかなか動こうとしなかった韓国政府も、これで解決のために一緒
に動いていけるのでは」と毅然(きぜん)として語り、「(結婚した)相手がどこの国の人であ
ろうと関係ありません。とにかく一日も早く帰ってきてほしい」と親心をのぞかせた。
夫妻はめぐみさんの娘、キム・ヘギョンさん(18)とまだ会ったことがなく、早紀江さんは「
めぐみが生きて一緒にいるのか何もわからない。少しずつ雪解けのように明らかになるの
では」と自分に言い聞かせるように話した。 (つづく
>>289 めぐみさんの双子の弟、拓也さん(37)は「来日中の北朝鮮の金桂寛外務次官は、日本
国民が本当に怒っていることをしっかり見つめ、帰国したら金正日総書記に報告し、具体的
な行動に移してほしい」。哲也さん(37)も「北朝鮮がどう対応するのか、金外務次官のコメ
ントを注目している」と語った。
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■早い解決願う 蓮池薫さん
拉致被害者の一人、新潟県柏崎市の蓮池薫さん(48)は十一日、「鑑定の行方に深い
関心を持って見守ってきました。拉致問題の進展と一日も早い解決につながることを切に
願っています」とするコメントを出した。