>>221-223>>235>>298 ↓もう読めません。
北國新聞社説:教科書検定の常識 竹島、尖閣は日本領土 04月02日
ttp://www.hokkoku.co.jp/_syasetu/syasetu.htm 来春から使用される高校の教科書で、韓国、中国とそれぞれ領有権問題が生じている
竹島と尖閣諸島に関する記述が増え、先に行われた文部科学省の検定で、表現があい
まいなものに対しては、政府の公式見解に沿って「日本固有の領土」であることを明確に
記述するよう求める意見が付けられた。国の領土を明確にし、それを国民の共通認識に
することは、国民教育の基礎である。竹島(島根県)、尖閣諸島(沖縄県)が日本の固有
の領土であることは歴史的に明らかで、日本で使われる教科書の領土の記述が政府の
見解に基づいて行われるのは自然なことであり、国際的な常識である。
それにもかかわらず、韓国、中国が相変わらず「主権を損なう」などといって文科省の
検定を批判し、日本政府に抗議しているのは遺憾である。韓国政府などは検定結果の
撤回を求める声明まで出しているが、こうした言動は内政干渉と言え、容認し難い。日本
政府は明確に反論するべきである。
今回の検定対象は主に高校一年生用の教科書で、地理歴史、公民では世界史、倫理
を除くほとんどの教科書が竹島、尖閣諸島について記述している。四十カ所ある記述の
うち、半数以上に検定意見が付けられた。例えば、竹島に関して「韓国との間で交渉中」
とした記述は、「わが国の領土であることが理解し難い」と指摘され、「島根県に属し、韓
国も領有権を主張している」というふうに修正された。
文科省の検定意見と、それに沿った修正は「わが国の教育で使われる教科書だから、
わが国の立場で正確に記述されることが必要」(文科省)ということであり、当たり前の
ことと言える。
領土問題は政府間の協議で解決するべき微妙な問題であることから、中学、高校の
教科書に取り上げ、教育現場に持ち込むことに消極的な意見もある。しかし、国民の認
識なくして政府間協議の解決もないと言え、文科省は竹島、尖閣諸島が日本固有の領
土である歴史的な根拠などについて、もっとしっかり教育するべきである。北方領土を含
め、領土問題に関する記述が高校教科書で増えたのは歓迎すべきである。