>>59>>105-106>>107>>108>>119>>120-121>>126 中国 軍事転用技術を調達 ミサイル精度向上図る 米国防副次官 産経朝刊 03月20日 03:17
ttp://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20060320/m20060320010.html 【ワシントン=古森義久】米国政府は中国の軍事力増強に深刻な懸念を抱き、特
に中国軍が長距離ミサイルでの命中度の高い先制攻撃能力をも増そうとして、ロシ
アなど外国から各種の兵器とともに、軍事転用可能な非軍事の汎用の技術や製品を
積極的に調達しているという報告を明らかにした。
この報告は米国議会の超党派の政策諮問組織「米中経済安保調査委員会」が十七
日に開いた「中国の軍事近代化」という主題の公聴会でブッシュ政権のベス・マコ
ーミック国防副次官により証言として公表された。
同副次官は、まず中国がアジア地域での政治、経済のパワーを強化するとともに
、軍事力も大幅に増強しているとして、米国としては中国軍に透明性を求めるとと
もに、その方向、目的、意図などを観察し続けるというブッシュ政権としての基本
的立場を明らかにした。
同副次官は「中国はアジア太平洋地域での軍事バランスを自国に有利に変えよう
という意図の下に、まず米国からは合法、違法の両方の手段で軍事関連技術を獲得
し、ロシアなどの諸外国からは直接の輸出入という形で兵器類を調達している」と
説明した。 (つづく
>>148 同副次官は中国の人民解放軍がいま特に能力を向上させようとしている分野とし
て長距離、短距離の弾道ミサイルと巡航ミサイル、潜水艦、高度の航空機などを挙
げ、米国として懸念の対象となるのは中国軍の(1)米国本土に届く戦略核ミサイ
ルの生存性、耐久性、命中度などの向上による近代化(2)生物化学材料の兵器化
と高度化学兵器戦争の調査、開発の技術取得(3)中国独自の宇宙軍の創設や人工
衛星の打ち上げ(4)命中度の高い先制攻撃能力の開発と総合的防空への対処(5
)核兵器を含む大量破壊兵器の部品やミサイル・システムの拡散の発信地機能(6
)ソフトウエアなどの情報技術など軍事転用可能な汎用技術製品の単なる貿易、合
弁企業、あるいは企業買収による総合的な獲得努力−などを指摘した。
マコーミック副次官はこのうち中国が特に汎用の技術や製品を米国から輸入しよ
うとするケースが急増しているとして、年間一千件の許可申請のうちおよそ70%
前後が承認を受けることを明らかにした。同副次官は米国防総省が特別に注視する
中国側の汎用技術・製品購入の例として次のようなケースを挙げた。
▽化学製品工場の施設、化学製造の技術、有毒ガスの監視システムなどの調達(
中毒ガスなど化学の開発を意図する)▽生物兵器関連の施設や中毒の材料と技術の
調達▽電子機材や半導体の製造施設、暗号解読関連施設の調達▽飛行のための航空
図▽工作機械▽熱イメージ・システム▽希少金属と合成物質などの調達。
同副次官は以上のような物資や技術から中国軍の軍事能力増強が進んでいること
への警戒を訴えた。