>>83 オーストラリアで拿捕された北朝鮮船舶乗組員、無罪釈放 朝鮮日報 03/07 10:05
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/03/07/20060307000018.html 2003年4月、オーストラリアのヴィクトリア州沿岸で、ヘロイン150キログラム(1億6000万
ドル相当)を持ち込もうとして逮捕された北朝鮮船籍のポンス号の船長、ソン・マンソプさん
ら、4人の北朝鮮人が今月5日、オーストラリアで開かれた裁判で12人の陪審員に無罪判
決を下された。
これまで4人の北朝鮮人は、「私たちは貨物主の命令に従っただけで、船に覚せい剤が
積まれたことを知らなかった」と主張していた。タイ人など、主な容疑者4人には、懲役17年
から23年の重刑が言い渡された。陪審員らは、ソンさんらの北朝鮮人が直接手を染めて
いるかどうかを確認するには、検察側の証拠が足りないと明らかにした。
一方、6日付のオーストラリアの日刊紙「ヘラルド・サン」は、オーストラリアの連邦警察の
資料を引用し、ポンス号事件に北朝鮮当局が関与している可能性が高いと報じた。
報道によると、ポンス号は拿捕された当時、オーストラリア警察に4日間追われた。オー
ストラリア警察が、数回に渡って停止信号を発したにもかかわらず、ポンス号はこれを無
視した。
オーストラリア警察は、ポンス号を拿捕した直後、船の内部で北朝鮮に発信した通信文
を押収した。通信文には、「偉大なる将軍さまの兵士として、われわれは最後の1人まで
戦うと覚悟した」とあった。オーストラリア警察はこれを根拠にして、北朝鮮当局が「投降
せず、拿捕に抵抗せよ」と指示したものと見ている。
捜査を指揮したオーストラリア警察のダミアン・アップルビさんは、同紙とのインタビュー
で、「船で押収した通信文などの証拠を見る限り、オーストラリアを敵と規定していた」と
述べた。
またジョーン・チャンピオン検事は、船に乗っていたチェ・ドンソンさん(61)について、「
北朝鮮情報機関の最高クラスの幹部と見られる」とし、「彼が船に覚せい剤のような違法
な貨物を積んでいたことを知らなかったとは筋が通らない主張」と述べた。