小泉首相、北朝鮮への経済制裁に慎重 日経 03月03日 20:51
ttp://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20060303AT3S0302003032006.html 小泉純一郎首相は3日の参院決算委員会で、北朝鮮への経済制裁の発動について
「対話と圧力を方針にして交渉している。韓国は北朝鮮に融和的で中国は北朝鮮を支
援している。圧力がどういう効果をもたらすのかを考えなければならない」と述べ、日本
単独の制裁に慎重な姿勢を再強調した。
対北制裁に慎重姿勢 参院決算委で首相答弁 中日朝刊 03月04日
ttp://www.chunichi.co.jp/00/sei/20060304/mng_____sei_____001.shtml 参院決算委員会は三日午後、小泉純一郎首相と全閣僚が出席して二〇〇四年度決算
に関する全般質疑を続行した。
首相は答弁で、北朝鮮への経済制裁発動に関し「韓国は北朝鮮に融和的で、中国は
北朝鮮を支援している。圧力がどういう効果をもたらすのか考えていかなければならない
」と述べ、日本単独の制裁に慎重な姿勢をあらためて示した。
首相は韓国と北朝鮮の南北統一問題について「朝鮮半島の統一は、北朝鮮と韓国の
悲願だと思う。しかし、すぐ統一すればいいかというふうには考えていない」と述べ、早期
の統一に否定的な考えを示した。
公明党の高野博師氏が「韓国の盧武鉉大統領が北朝鮮を訪問するのではないか。南
北の接近は日本にどういう影響があるか」と質問したのに答えたもので、首相はその理
由について「両国の経済には格段の違いがある」と説明した。
また「(韓国の)金大中(キム・デジュン)前大統領が(北朝鮮を)訪問するということは
聞いている。南北両首脳の話し合いを見守っていかなければいけないが、断定的な見
通しは言えない」と述べるにとどまった。