「武力紛争防止」東北アジア地域協議、北朝鮮で始まる 朝日 03月02日 18:58
ttp://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20060302/K2006030202820.html 国連のアナン事務総長の呼びかけに応え、世界各地のNGO(非政府組織)が進めている
「武力紛争防止のためのグローバル・パートナーシップ」(GPPAC)の東北アジア地域協議
が2日、北朝鮮東部の金剛山で始まった。
日本、韓国、中国、台湾、ロシア、モンゴルなどから約40人のNGO代表や学者、法律家が
集まり、日本の憲法9条改定の動きなどに強い懸念を表明した。参加者らは韓国から陸路、
停戦ラインを越えて北朝鮮入りした。5日には会場をソウルに移して声明を発表する。
6者協議や日朝交渉が難航する中で、会場を提供した北朝鮮側からの何らかの参加が
期待されたが、2日までに実現しなかった。ソウルの「平和をつくる女性の会」の沈英姫
(シム・ヨンヒ)代表は、韓国の現代グループが観光開発を進める金剛山が「南北協力の
象徴」であることを指摘し、「次回に期待したい」とあいさつした。
昨年7月、ニューヨークの国連本部で開かれた「世界会議」の「行動提言」では、9条が
「アジア太平洋地域の集団安全保障の土台となってきた」と評価された。今回はこれらを受
け、朝鮮半島や台湾海峡での武力紛争を回避するために、今後5年間の行動計画をまとめる。