北朝鮮・WFP、新たな食糧支援案で合意 朝鮮日報 02/23 07:43
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/02/23/20060223000002.html 北朝鮮と国連傘下の世界食糧計画(WFP)が最近、妊婦や6歳以下の子どもに対す
る食糧供給を続けることを骨子とする食糧支援案に合意したとウォールストリート
ジャーナル(WSJ)アジア版が今月22日報じた。
WSJは、WFP平壌事務所のリチャード・レーガン所長の発言を引用し、「北朝鮮当
局と交渉を持続的に展開し、従来より規模を縮小した支援案で合意した」と報じた。
この合意案によると、公共事業に投入される労働者のためのWFPの食糧支援は続
けられるが、経済的に困難な人々やお年寄りに対する食糧支援は再開しない。また
支援された食糧が、当初の計画通りに配られているかどうかを監視する要員は、従
来の30人以上から10人に大幅に縮小した。
レーガン所長は、「北朝鮮の食糧事情は依然として深刻」とし、「今月22日(現
地時間)、ローマで開かれるWFP理事会で、北朝鮮に対する食糧支援案が承認され
ることを希望する」と述べた。
現在、WFP理事会の加盟国のうち36か国は、この合意案に対して支持の意志を明
らかにしているが、一部の国々は、北朝鮮への支援食糧が当初の目的通り透明に執
行されているかどうかを監視する体制の実効性に疑問を提起したとWSJは報じた。
北朝鮮は2004年からWFPの食糧配分監視プログラムが、過度に北朝鮮に対して口
出しをしていると不満を示し、食糧の提供より、開発分野への支援を要求している
。北朝鮮は昨年、人道的支援事業よりは道路建設などが必要とし、対北朝鮮支援事
業をこれ以上受けないと明らかにした。