【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part940

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323日出づる処の名無し
>>322
 金総書記の訪中は、二〇〇〇年以降四度目になるが、過去三回も帰国後まで公表
されなかった。
 前回〇四年の訪中の帰途、謎の鉄道爆発事件が発生したこともあって、より安全
に神経を使い、北京の北朝鮮外交筋も、インタファクス通信に「知らない」と述べ
るなど、秘密主義に徹している。
 過去の例から訪中は確実とみられているが、昨年十月、胡主席の訪朝で首脳会談
を行ってから二カ月半後の訪中は異常で、米国の金融制裁という緊急事態が生じた
ためとの見方が北京では一般的だ。
 中国の専門家筋によると、米国の制裁措置は北朝鮮への資金の流れを止め、打撃
は深刻という。北朝鮮は、六カ国協議離脱の構えを見せているが、米国の態度は強
硬で協議再開のめどが立たない。
 これについて中国外務省の孔泉報道官は十日、協議再開の障害をつくるべきでな
いと制裁に批判的見解を示した。日本人拉致問題への対応と同じく、六カ国協議を
最優先している表れだ。
 北京の外交筋は、金総書記は六カ国協議離脱のカードを手に、北京に「根拠のな
い制裁」(北朝鮮外務省報道官)中止を米国に促すよう求めるのではないかと予測
した。が、中国が米朝が厳しく対立しているこの問題で北朝鮮の主張に全面同調す
るのは難しい。胡主席が四月中にも訪米する予定だからだ。
 中国はゼーリック米国務副長官が中国との協調を唱え、中国に国際的責任を求め
た演説(昨年九月)を高く評価、その後訪中したブッシュ大統領やラムズフェルド
国防長官と協力関係強化で一致した。胡主席の訪米は、それを確認、米国との協調
を促進するのが目的だ。
 米政府や世論の関心が六カ国協議以上に、国際社会の条理に反する北朝鮮の不正
行為に向けられている中、胡主席が金総書記との会談で、どのように対応するかは
、米中関係にも影響すると北京ではみられている。