【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part939

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354日出づる処の名無し
産経抄  01月06日
ttp://www.sankei.co.jp/news/060106/morning/column.htm
 あまりの寒さに、今年はお屠蘇(とそ)気分が抜けるのが早かった。と書くと、
雪国の読者からきっと叱(しか)られるだろう。二十年前の春、新潟支局に赴任し
たとき「東京の寒さは寒さにあらず。涼しいだけだ」と先輩記者が訓戒を垂れたが
、それは本当だった。
 ▼同じ新潟県でも日本海に面した新潟市内の雪は比較的少ないが、中越地方と呼
ばれる長岡や越後湯沢などの雪は例年でも半端ではない。今年は津南町ですでに四
メートルに達しようとしている。雪下ろしだけでも大変だ。
 ▼こうした町村には一人暮らしのお年寄りが多い。都会に比べれば地域の助け合
いも活発だが、いかんせん若者が少ない。自衛隊の方々にも一肌ぬいでもらうなど
、早めの対策を国や県には重ねて望みたい。
 ▼寒いといえば、五日付の「私たちこそ理解できぬ」と題した小泉首相の靖国神
社参拝を批判した朝日新聞の社説は、読み返すほどに身震いがくるような内容だっ
た。靖国参拝を批判するのは勝手だし、中国や韓国の立場を戦没者のご遺族よりも
重視するかのような言論も自由だが、「全国の新聞のほとんどが参拝をやめるよう
求めている」というのは誤植ではないかと何度も見直した。
 ▼確かに戦前戦後の一時期、かの新聞が業界のリーダー的な存在であり、部数で
も日本一だったころがあった。だが今や朝日の言説に「ほとんどの新聞」や「言論
人」が肯(うなず)く時代ではない。言論人イコール朝日人という論法は理解でき
ない。第一、「私たち」とは誰なのか。
 ▼深い雪もいつかはとけ、豊かな実りをもたらす。必要なのは寒風に立ち向かう
気構えと春を待つ忍耐心だ。戌年の今年、小欄は大いにほえるつもりだが、どこか
の国の歓心を買おうとしているようには見られぬよう、心したい。