【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part938

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265日出づる処の名無し
>>261
産経社説:【主張】領事館員自殺 中国の諜報工作を侮るな  12月29日
ttp://www.sankei.co.jp/news/051229/morning/editoria.htm
 中国の在上海日本総領事館に勤めていた男性館員が昨年五月、中国の情報機関か
ら外交機密の提供を強要されたことを苦に自殺した問題で、外務省は改めて中国に
抗議した。当然の措置だ。
 この領事館員は外務省と総領事館の間で交わされる公電の通信技術を担当してい
た電信官で、強要の事実は自殺する前に総領事にあてた遺書で明らかになった。遺
書には「国を売ることはできない」と書かれていた。領事館員の苦衷もしのばれる。
 安倍晋三官房長官は「極めて遺憾な事案だ」としたうえで、一般論としながら、
「領事に対して脅迫、強要などを図ることは国際条約に反する。国際政治の冷徹な
現実がある中で、条約によって与えられている権利をしっかりと行使し、厳しく抗
議していくことが大切だ」と述べた。
 安倍氏が言及した国際条約は、「外交官の身体の不可侵」などを規定したウィー
ン条約を指す。領事館員が情報提供を強要された理由ははっきりしないが、どんな
理由であれ、機密漏洩(ろうえい)を迫って自殺に追い込むような行為は国際法に
違反する。日本政府の毅然(きぜん)とした対応を期待したい。
 この事件は発生当時、首相官邸まで報告が上がっていない。報告を外務省内にと
どめ、在北京日本大使館を通じて中国に抗議したとされる。後任の外務大臣にも引
き継がれていない。これだけの重要事案がなぜ、小泉純一郎首相の耳に達しなかっ
たのか。外務省の対応について検証が必要だ。
 今回の事件は、各国の情報部員や工作員が暗躍する諜報戦の中で起きた。特に、
中国や北朝鮮など共産圏の国々は、他国の外交官や政治家、ジャーナリストらに対
し、さまざまな工作を仕掛けて重要情報を得ることを常套(じょうとう)手段にし
ている。橋本龍太郎元首相も平成十年、北京市公安局に勤務経験のある中国人女性
通訳との関係を野党から追及されたことがある。 (つづく
266日出づる処の名無し:2005/12/29(木) 07:50:40 ID:Xa7HZfpU
>>265
 現在、中国とは、靖国・歴史問題に加え、東シナ海の石油ガス田、沖ノ鳥島周辺
のEEZ(排他的経済水域)、遺棄化学兵器処理などの問題をめぐって、緊張関係
が続いている。政治家や外交官らは、とりわけ中国では、自らの行動を厳しく律し
、つけいられるすきをつくってはならない。

産経抄   12月29日
ttp://www.sankei.co.jp/news/051229/morning/column.htm
 中国で情報機関に狙われていたのは、外交機密を扱う在上海日本総領事館の電信
官だった。四十歳代の男性職員は昨年五月に自ら命を絶った。「国を売ることはで
きない」との悲痛な叫びを遺書に残して。弱みを握られ機密情報の提供を強要され
ていたのか。政府は計四回にわたり中国に抗議している。
 ▼この痛ましい事件から、米国人が北京で殺人犯にされた映画「レッド・コーナ
ー」を思いだした。主人公は近づいてきた中国人女性と一夜を過ごす。だが、目覚
めると相手は死体となっていた。その背後で暗躍する中国人スパイたち。男は被告
人席「レッド・コーナー」からの脱出を図る。
 ▼現実は映画よりずっと奇ナリだ。思い返せば、あの政治家もこの政治家も、中
国女にコロリといかれたものだ。最初は宴席で接触し、次にホテルでしなだれかか
る。彼女がどこの機関に属し、誰が尾行しているかは分からない。あとは「卑劣な
脅迫」があるかもしれず…。
 ▼中国の情報活動が対日工作だけでないことを防衛大の西原正校長が『世界週報
』で分析している。二〇〇一年に核研究で有名な米国のロスアラモス研究所の中国
系研究員が核の機密を盗み出した。これにより核開発競争で米国に追いついてしま
ったという。
 ▼オーストラリアで今年五月、中国総領事館の一等書記官が政治亡命した。豪国
内の反中活動を調べ、法輪功の信者を拉致したと告白した。英国、カナダ、インド
でも中国工作員が蠢(うごめ)いており、スパイ対策に大わらわだ。
 ▼中国の情報活動は主要国の外交、軍事、企業の機密に狙いを絞る。スパイ防止
法がない日本はやられ放題だ。訪中する政治家は熱烈歓迎に浮かれるな。せめて国
家と日本人を守る法律をつくったらどうか。