>>34>>40-41>>74 中朝、油田を共同開発 関係強化 エネルギー不足解消へ フジサンケイ ニジネスアイ 12/27
ttp://www.business-i.jp/news/china-page/news/200512270005a.nwc 中国と北朝鮮は、北朝鮮海域での油田の共同開発に関する協定に調印した。中国
北部の渤海に隣接する西朝鮮湾には、最低でも数十億バレルの海底油田の埋蔵量が
あると推定されている。開発費が不足する北朝鮮を中国が支援する形だが、北朝鮮
近海で有力な海底油田が発見できれば、エネルギー不足に悩む中国にとっては、北
朝鮮との関係強化とともに“一石二鳥”の効果が期待できる。(相馬勝)
≪西朝鮮湾で≫
新華社電によると、中国を訪問中の北朝鮮の盧斗哲・副首相と曽培炎・中国副首
相が北京・人民大会堂で、「中朝政府間の海上における石油共同開発に関する協定
」に調印した。
協定の具体的な内容は明らかにされていないが、韓国紙「朝鮮日報」によると、
北朝鮮は一九九八年ごろ、洪成南首相(当時)の陣頭指揮で、平安南道・粛川郡沖
の西朝鮮湾の海底油田で原油の試験生産に成功し、九九年から年間三十万トン(約
二百二十万バレル)の原油を生産しているという。
北朝鮮では、同湾の原油生産量が増えれば、北朝鮮国内のエネルギー不足を解決
できるだけでなく、将来的には海外輸出も可能との希望的観測も出ているが、国家
財政が厳しく開発が進んでいないのが現状だ。このため、一時は韓国政府が南北共
同開発の推進を模索していたとの情報も伝えられていた。 (つづく
>>137 その後、北朝鮮は昨年六月、英国の石油開発会社、アミネックスと西朝鮮湾の海
底油田開発で、二〇二四年までの二十年間の長期開発契約に調印、開発が始まって
いる。北朝鮮が石油開発で、西側企業と手を組む初めてのケースだった。
アミネックスはロンドンとダブリンの株式市場に上場する中堅石油開発企業で、
英スコットランド地方のアバディーンに拠点を置く。同社の見積もりによると、同
湾には少なくとも六億バレルの原油埋蔵量が確認されているという。
≪数十億バレル埋蔵か≫
海底油田の開発について多くの経験を積み、中国近海の海底の地質調査を行って
いる中国が北朝鮮との間で、海底油田の開発協定に調印したことで、大手商社筋で
は「北朝鮮の海底油田は有力」との観測も出ている。同筋によると、同湾の海底一
帯は、原油埋蔵の可能性が高い堆積(たいせき)盆地である安州盆地に属しており
、北朝鮮側では「総埋蔵量は最低でも数十億バレル」と推計している。