私学法改正案可決で波紋―韓国 世界日報 12/10 16:44
ttp://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/051210-164421.html 「親北反米教育に道」野党反発 学校側も違憲訴訟準備
【ソウル10日上田勇実】韓国国会は10日までに、私立学校に校外理事を登用す
ることを義務付けた「私立学校法改正案」を与党単独で可決した。親北反米色の濃
い左翼的な教育方針を掲げる全国教職員労働組合(全教組)からの理事派遣に道を
開くもので、私立学校側は強く反発、野党ハンナラ党も可決無効を主張し、国会日
程をボイコットする構えをみせている。
同改正案で問題となっているのは、校外理事の4分の1以上を外部から登用する
よう義務付けた点。校外理事には、これに前向きだった全教組からの派遣が予想さ
れており、予算決算や教員人事などを通じて教育現場に親北反米的な理念を広めか
ねないと憂慮されている。
横領事件が相次いだ私立学校の経営を透明化するとして与党・開かれたウリ党が
昨年の総選挙で私立学校法の改正を公約、同年十月から国会審議がスタートした。
ハンナラ党が校外理事をめぐり最後まで反対したため、ウリ党は通常国会の最終日
に採決を強行したが、採決は与野党間で議員が激しくもみ合うなど騒然とした雰囲
気の中で行われた。
改正案可決を受けて私立学校側は、違憲訴訟や新入生募集の中止などあらゆる手
段で抗議するとしており、一部では盧武鉉政権退陣を求める動きもでている。
今回の改正案可決で、与党が改革立法と称して推進してきたいわゆる「四大法案
」のうち、国家保安法改正案を除く3つが成立したことになる。