韓国:違法盗聴事件で元国家情報院長逮捕 ソウル中央地検 毎日 11月16日 11:44
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20051116k0000e030046000c.html 【ソウル堀信一郎】韓国の情報機関・国家情報院による違法盗聴事件を調べている
ソウル中央地検は15日深夜、通信秘密保護法違反の疑いで林東源(イムドンウォン)、
辛建(シンゴン)の両元国家情報院長を逮捕した。
地検は情報機関による政界、マスコミ関係者への組織的な違法盗聴事件を調べる
過程で、情報機関トップの関与、指示があったと判断した。
林元院長は99年12月から01年3月まで、辛元院長は01年3月から03年4月まで
トップを務めた。両元院長は容疑を否認している。
調べによると、両元院長は金大中(キムデジュン)政権時代、金泳三(キムヨンサム)
元大統領を含む政界の実力者、マスコミ関係者ら計1800人を対象に、毎日、無差別
に違法盗聴を続けていた疑い。
林元院長は金大中前大統領の側近で、00年6月の南北首脳会談の立役者だったが、
首脳会談を準備する過程で、北朝鮮に秘密送金をした疑いで起訴、収監された。04年
5月に恩赦を受けている。
韓国:違法盗聴事件で前駐米大使を事情聴取 毎日 11月16日 11:57
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/news/20051116k0000e030049000c.html 【ソウル堀信一郎】韓国の情報機関・国家情報院による違法盗聴事件を調べている
ソウル中央地検は16日朝、洪錫ヒョン(ホンソクヒョン)前駐米大使を事情聴取した。
地検が押収した盗聴テープには97年の大統領選に絡んで中央日報社長だった洪
氏が、政治資金の提供をサムスン幹部と協議している内容などが記録されていると
いう。地検は洪氏が、財閥サムスンの違法政治資金の「伝達役」をしていた疑いが
あるとみて調べている。
洪氏は盧武鉉(ノムヒョン)大統領の信頼が厚く、今年2月、駐米韓国大使に抜てき
された。だが、事件発覚の責任を取る形で大使を辞任。最近、帰国したため、地検が
出頭要請をしていた。