>>78 ヒル米次官補、6か国協議前の訪朝断念へ 読売 10月19日 14:50
ttp://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20051019/20051019i207-yol.html 【ワシントン=貞広貴志】北朝鮮の核問題を巡る6か国協議で、11月初めに予
定される第5回協議前の北朝鮮訪問を検討していた米首席代表のクリストファー・
ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)が訪朝を断念する見通しであることが1
8日、明らかになった。
9月の前回協議で共同声明に合意した後、北朝鮮が核兵器・計画の放棄に向け前
向きの姿勢を見せず、逆に軽水炉の早期提供を求める動きに出るなどしたため、現
時点での米朝協議は適切でないとの判断を固めた模様だ。
米政府内には、6か国協議の北朝鮮首席代表である金桂寛(キム・ケグァン)外
務次官に十分な決定権が与えられていないため、ヒル次官補が金正日総書記に近い
人物と下交渉することで、次回協議を成功に導く思惑があった。ただ、北朝鮮が要
求を前面に出す中で訪朝すれば、一方的に譲歩を迫られる展開となりかねず、訪朝
見送りに傾いた模様だ。
ヒル次官補の訪朝については、6か国協議で韓国首席代表をつとめる宋旻淳(ソ
ン・ミンスン)外交通商次官補も18日、訪問先のワシントンで韓国記者団に対し
、「可能性は残っているが、交渉を進展させるような具体的な結果が出ない限り、
訪朝することはない」との否定的な見方を示した。宋次官補は15日にワシントン
入りし、ヒル次官補と3回にわたり協議した。