北朝鮮・拉致問題:被害者家族の横田夫妻、吾妻町で22日講演 /群馬
毎日群馬 10月9日
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/gunma/news/20051009ddlk10040016000c.html ◇支援者「運動活発化の契機に」
北朝鮮による拉致被害者家族会代表、横田滋さん(72)と妻早紀江さん(69
)が今月22日午後2時から、吾妻町原町の「岩櫃(いわびつ)ふれあいの郷・コ
ンベンションホール」で講演会を開く。横田さん夫妻の県内講演会は4回目。署名
やカンパの集まりが徐々に停滞するなか、県内で夫妻らの支援に取り組む「救う会
・群馬」「群馬ボランティアの会」(大野トシ江代表)は「支援のすそ野を広げる
きっかけにしたい」と準備を進めている。
横田さん夫妻は87〜91年、滋さんの仕事の関係で前橋市に住んでいた。大野
代表は市内の教会で早紀江さんと親交を深めた。02年9月、小泉純一郎首相の第
1回訪朝を機に教会の仲間が中心となって「群馬ボランティアの会」を立ち上げた
。03年9月、全国組織「救う会」に合流した。
03年6月、夫妻が前橋市内で行った県内初の講演会には約1200人が集まっ
た。しかし、今年4月、同市で開かれた講演会の参加者は約300人。署名やボラ
ンティアの会発足時から、今年度は10分の1程度にまで減っている。
拉致問題の長期化と市民の関心の低下などが原因とみられ、同会は「幕引きムー
ドにしてはならない」と危機感を募らせている。大野代表は「県東部など、まだま
だ活動が浸透していない地域は多い。県内各地で講演会、署名活動などをして、多
くの支援の輪を広げたい」と語る。
講演会のほか、同会は今月15、16日(いずれも午前10時〜午後3時)、「
収穫感謝祭」が開かれる県庁前で、県内の特定失踪(しっそう)者の家族とともに
署名活動を実施。講演会は参加費無料(定員450人)。問い合わせは同会事務局
(027・243・4237)へ。【杉本修作】
>>3 横田夫妻が22日講演 上毛新聞 10月9日
ttp://www.raijin.com/news/sun/news10.htm 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親、横田滋さん、早紀江さん夫妻が二十
二日午後二時から、吾妻町原町の岩櫃ふれあいの郷・コンベンションホールで講演
会を行い、支援を呼び掛ける。 「めぐみは生きています。早く助けてください、
あなたの力、貸してください…」と題して、めぐみさんが拉致された当時の状況や
家族の悲しみ、北朝鮮の現状と拉致は誰にも起こり得ることなどを語る。被害者家
族は拉致問題のこう着化、世論の沈静化に危機感を募らせており、「経済制裁」に
ついてもあらためて訴える。 拉致被害者家族の講演会などを企画し、本県での支
援窓口となっているのは「救う会・群馬」「群馬ボランティアの会」。同会の大野
敏雄事務局長は、「被害者家族の高齢化が進み、横田夫妻も過酷なスケジュールを
命をすり減らすようにこなしている。どうか肉声の訴えを聞いてほしい」と、多く
の参加を呼び掛けている。 講演会の定員は四百五十人で事前申し込みは不要。問
い合わせは同会(電話027・243・4237)へ。