「北朝鮮の政権除去」を明示、韓米作戦計画を公開 聯合ニュース 10/10 14:12
ttp://japanese.yna.co.kr/service/article_view.asp?News_id=012005101007300 【ソウル10日聯合】民主労働党の権永吉(クォン・ヨンギル)議員は10日、
韓国国防部と米国防総省が「北朝鮮軍の撃滅」「北朝鮮政権の除去」「朝鮮半島統
一環境の造成」などを作戦目的として明示した「作戦計画5027−04」を20
03年12月末に作成したと主張した。統一部の国政監査に先立ち配布した資料で
、2002年12月5日に開催された第34回韓米定例安保協議会(SCM)で当
時の李俊(イ・ジュン)国防部長官とラムズフェルド米国防長官が署名した戦略計
画指針を公開した。
「作戦計画5027」は朝鮮半島で全面戦が発生した場合に備えた駐韓国連軍
司令部(UNC)・韓米連合司令部(CFC)の作戦計画で、これまで数回にわた
り修正されてきたが、防御作戦の概念を越え作戦目的に「北朝鮮政権の除去」など
が含まれたものが政府の公式文書として確認されたのはこれが初めて。
権議員は、米国の軍事シンクタンク、グローバルセキュリティが公開した「作
戦計画5027−04」には、イラク戦争のように精密爆撃技術を使い、特定の目
標を攻撃する案が含まれており、金正日(キム・ジョンイル)総書記に対する暗殺
作戦とともに米国の新安保ドクトリンに従い韓国政府との協議なしに奇襲的に北朝
鮮を攻撃できると内容が含まれているようだと説明している。
その上で権議員は、作戦計画は平和統一を志向する韓国の憲法に全面的に違反
するだけでなく、金大中(キム・デジュン)政権の「太陽政策」や現政権の「平和
繁栄政策」にもそむくものとし、大統領の裁可によって作成されたものかどうかを
明らかにするよう迫った。