【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part922

このエントリーをはてなブックマークに追加
313日出づる処の名無し
>>312
信頼される報道のために 検証・虚偽メモ問題     朝日 9月15日
ttp://www.asahi.com/information/
 総選挙をめぐる新党結成の動きの中で、朝日新聞社は長野総局のN記者(28)
=懲戒解雇処分=が取材しないで虚偽のメモを作り、それに基づく誤った記事を掲
載しました。どのような経緯で虚偽メモは作られ、なぜ紙面に掲載されるのを防ぐ
ことができなかったのか。取材現場の実態や問題点を再点検し、今後の対応策を検
討するため、朝日新聞社は「信頼される報道のために」委員会を設置しました。そ
の委員会の検証結果を報告します。(09/15)
[1.政治部からの「お願い」メール]
ttp://www.asahi.com/information/release/20050915a.html
[2.N記者による虚偽メモの作成]
ttp://www.asahi.com/information/release/20050915b.html
[3.虚偽メモを使った記事の掲載]
ttp://www.asahi.com/information/release/20050915c.html
[4.問題の発覚と懲戒処分]
ttp://www.asahi.com/information/release/20050915d.html
[N記者との一問一答]
ttp://www.asahi.com/information/release/20050915e.html
[検証を終えて]
ttp://www.asahi.com/information/release/20050915f.html
[ご意見・ご提案をお寄せ下さい]
ttp://www.asahi.com/information/release/20050915g.html
314日出づる処の名無し:2005/09/15(木) 14:51:17 ID:vPVqRkGW
>>313 
検証を終えて     朝日 9月15日
ttp://www.asahi.com/information/release/20050915f.html
●記者の責務に甘い認識
 新聞記者の仕事は、人に会って話を聞くことから始まる。そして、取材の内容か
らニュースを見つけ、報道する。
 そんな当たり前のことを、私たちは積み重ねてきたつもりでした。しかし、取材
をしていないにもかかわらず、会ったように偽ってメモを作るという記者倫理の根
幹を揺るがすような不祥事が起きました。
 N記者は、なぜ虚偽メモを作ったのか。検証班では、長野総局の上司や同僚、N
記者の前任地だった静岡総局での上司や同僚、政治部記者、秋山社長ら計42人か
ら聞き取りをしました。
 N記者とはどんな記者だったのか、上司や同僚の人物評はおおむね一致していま
した。まじめで手堅いという評価の一方で、「押しが弱く、いま一つ腰が重い」と
いう見方でした。
 手堅いというのは、N記者は入社以来、書いた記事で訂正を出したことがないと
いう話でした。検証班はN記者が在籍した01年4月から今年8月までの間、紙面
に掲載された計1371件の訂正を調べたところ、確かにN記者のものはありませ
んでした。
 N記者の記事も可能な限りさかのぼって調べました。02年11月から退社まで
に564本を書いており、上司らの聞き取りでは、こうした記事をめぐって取材先
や読者からの苦情もなかったということでした。
 静岡、長野両総局に残っていたN記者の取材メモも調べましたが、不審なものは
見つかりませんでした。
 N記者は虚偽メモを作った動機について、問題発覚直後の社内調査では「功名心
だったかもしれない」と言っていました。
315日出づる処の名無し:2005/09/15(木) 14:52:12 ID:vPVqRkGW
>>314 つづき
 しかし、今回の検証でN記者に取材したところ、当初の「功名心」という説明は
自分や周囲を納得させるための言葉で、本心ではなかったと話しました。
 「総局長に対して取り繕う気持ちがあった」「メモがそのまま使われるとは思わ
なかった」。検証では、動機に触れてN記者はこうも話しましたが、はっきりした
言葉をなお見つけられないという様子でした。
 明確な動機はわからなかったものの、N記者は事実を伝えるという新聞記者の責
務を軽く考えていたのではないか、と思わざるを得ませんでした。
●不十分だった意思疎通
 一方、誤った記事が掲載されるまでの過程を検証すると、いくつかの問題点がわ
かりました。
 政治部と長野総局の記者の間で、やりとりはわずか2通のメールだけでした。記
事ができるまでには、決定的にコミュニケーションが不足していました。
 それはなぜなのか。
 たとえメールであれ、「取材メモ」である以上、それが使われて記事になる可能
性があります。そうした存在である取材メモが軽々しく取り扱われていました。
 記者同士でメール以外に具体的なやりとりがなかったことは深刻な事態です。総
局の若い記者たちにとって、本社編集局は「顔の見えない遠い存在」との声が検証
の過程で多く聞かれました。この風通しの悪さも、背景にあったように思われます。
 こうしたことは何も政治部と長野総局の間にだけ見られることではなく、本社編
集局の他部でも少なからず起きる可能性のある問題です。
 虚偽メモを使って誤った記事が掲載されるのを、なぜ防ぐことができなかったのか。
いくつものミスが重なっていましたが、メールだけのやりとりに終わり、取材現場での
言葉によるコミュニケーション不足が虚報につながった最大の原因と思えます。
【検証班のメンバー】
 東京社会部次長 野呂雅之(48) 記者歴23年
 東京社会部記者 豊秀一(40)  記者歴16年
 大阪社会部記者 矢野英基(36) 記者歴13年
 東京経済部記者 林尚行(34)  記者歴11年