【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part922

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22日出づる処の名無し
>>4-5
食糧支援の国際機関を追い出す北朝鮮の事情      朝鮮日報 09/10 13:43
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/09/10/20050910000000.html
 北朝鮮が国際社会の人道的食糧支援をこれ以上受け入れないとして、世界食糧計
画(WFP)の平壌(ピョンヤン)事務所の閉鎖と食糧配給の監督要員の北朝鮮から
の撤収を要求した。
 北朝鮮の昨年の穀物生産量は、およそ420万トンで、国内必要量に90万トン不足
している。
 そのため、今年韓国政府から50万トン、中国から15万トン、WFPから10万トンの
支援を受け、ようやく生き延びている。
 一粒の穀物もおろそかにできない北朝鮮が、国際社会の支援を拒否したのは、国
際機関の配給監督(モニターリング)が日増しに厳しくなる反面、支援の規模は減
っていることによるものと見られる。
 その反面、韓国政府による北朝鮮への食糧支援は、昨年の40万トンから今年50万
トンに増えただけでなく、配給への監督も形式的なものに止まっており、北朝鮮に
してみれば、国際社会よりは、韓国に頼ることが体制への負担が少なくて済むとい
う判断が働いたことは想像に難くない。
 WFPは「接近なくして支援もない」という原則の下で、およそ100人の要員を動員
し、一年間4800回の現場モニターリングを実施した反面、韓国のモニターリングは
わずか10回に止まった。
 しかも、WFP要員たちは、北朝鮮住民の家庭まで直接訪問しているが、支援食糧
を持って訪朝した韓国側の公務員は、北朝鮮供給所の責任者の話を聞くことがやっ
とのことだ。
23日出づる処の名無し:2005/09/10(土) 17:52:08 ID:TBlpwRo2
>>22 つづき
 こうした事情のなか、米国の韓半島専門家であり、『北朝鮮の飢餓政治学』の著
者であるマーカス・ノーランド国際経済研究所研究員が最近、「韓中両国の無条件
の北朝鮮食糧支援が、国際機関が10年間築いてきた分配の透明性システムを損なっ
ている」と指摘したことは当然のことだ。
 北朝鮮に支援した食糧の25%から30%が一般住民に届かず、幹部層に流れている
という分析も同時に出された。
 韓国の北朝鮮への食糧支援には、年間数千億ウォンの国民の税金が投入されてい
るが、飢えに苦しんでいる同じ民族を助けることに反対する人はまずいないだろう。
 しかし、食糧を送りながらも、それが誰の手に入っているか確認さえしていない
韓国式支援のため、劣悪な環境の中でも監視システムをきちんと稼働させている国
際機関が北朝鮮を追われることは、見過ごすべき問題ではない。
 人道的観点の北朝鮮への食糧支援が、北朝鮮住民のために使われているるかどう
かを徹底して確認することは、支援する側の倫理的責務でもある。