【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part919

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317日出づる処の名無し
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読売コラム:編集手帳 8月31日
ttp://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050830ig15.htm
 米国の第26代大統領セオドア・ルーズベルトの娘アリスさんが父親を評して語
った言葉がある。「父はどの結婚式でも花嫁になりたがり、どの葬式でも故人にな
りたがる」と◆政治家は誰しも照明の当たる場所に出たい。メディアに露出する度
合いが票の行方を左右する選挙の時期ともなればなおさらである◆政治家の習性は
是非もない。取材者が自戒すべきは「おごり」だろう。照明を当ててやる、記事で
取り上げてやる――という思い上がりから、「何を書いても苦情は言ってくるまい
よ」という甘えきった堕落までは、ひとまたぎの距離である◆田中康夫・長野県知
事による新党結成をめぐり、朝日新聞の記者が田中知事との架空の一問一答を捏造
(ねつぞう)し、この取材メモに基づく記事が同紙に掲載されていたという。朝日
新聞は記者を懲戒解雇し、編集局長を更迭した◆ペンという照明を持つ者のおごり
と甘えが生んだ堕落と考える以外に、筋道の立てようがない。捏造記事で迷惑をこ
うむった政治家諸氏はもちろんのこと、まじめに取材している多くの朝日記者にし
ても、はらわたの煮えかえる思いであろう◆口の堅い取材先をホトトギスに例えて
この世界では、「鳴かぬなら鳴かせてみよう」が上策、「鳴くまで待てや」が下策
といわれる。「鳴いたと書くぞ」は沙汰(さた)の限りである。