http://tmp5.2ch.net/test/read.cgi/asia/1124495823/36 チベット安定を宣伝 中国、自治区40年記念で 産経(共同) 08/29 20:02
ttp://www.sankei.co.jp/news/050829/kok073.htm 中国政府・共産党が9月1日のチベット自治区成立40周年記念日に向け、祝賀
ムードを盛り上げている。独立運動の封じ込めと経済振興を柱にしたチベット政策
の「成果」を内外に宣伝、中国によるチベット統治の正当化を図るのが狙いだ。
「党のチベットへの思いやりと、40年間のチベットの進歩を明らかにするため
、祝賀活動を真剣に行う必要がある」
党政治局会議は26日、祝賀行事の重要性に言及した見解をまとめ、国営通信の
新華社を通じて発表。人民日報など主要紙が一面で新華社電を大きく掲載した。
翌27日には、党は賈慶林政治局常務委員を団長とする代表団を現地に派遣。メ
ディアは来訪を歓迎する民族衣装姿の地元民の姿を盛んに報じ、チベット民族との
信頼関係を強調したい党の思惑をうかがわせた。
新華社電は、1980年に3525人だったチベット旅行客が2004年には1
22万人に達した例なども示し、チベット経済振興策の実績をアピールした。
こうした宣伝政策について北京の外交筋は「党が独立派の動きを抑えきっていな
いからこそ、ことさらにチベット統治の軌跡を美化する必要があるのではないか」
と分析する。背景には、中国のチベット統治に反対し、依然住民への影響力を維持
しているとみられるダライ・ラマ14世(亡命中)の存在がある。
党側はこうした指摘に反論するかのように、毛沢東以来の歴代指導者の功績が「
住民の心に永遠に刻まれるだろう」とするチベット民族出身の熱地・全国人民代表
大会(全人代)常務委員会副委員長による論文を発表。住民が党方針を受け入れて
いると印象付けるのに躍起となっている。
>>305 つづき
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中国のチベット政策をめぐる主な動きは次の通り。
1950.1 中国政府「チベットは中国の領土」と声明
10 人民解放軍、チベットに進駐
51.5 チベット政府と平和解放協定を締結
56.4 チベット自治区準備委員会成立
59.3 チベット動乱で解放軍がラサ鎮圧。ダライ・ラマ14世、インドに亡命
65.9 チベット自治区成立
87.10 ラサで独立要求デモ。6人死亡
88.3 デモで警官ら29人が死傷
11 胡錦濤氏が自治区党委書記に
89.3 デモ続発、16人死亡、ラサに戒厳令。全人代、チベットの人権に関
する欧州議会の決議に「内政干渉」と反論
95.11 中国政府、パンチェン・ラマ10世の後継者をめぐる選定儀式をラサで主宰
2005.9 チベット自治区成立40周年