【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part917

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295日出づる処の名無し
>>294
中露初の合同軍事演習 米一極支配を牽制 摩擦拡大は避ける方針  産経 8月19日 02:41
ttp://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20050819/m20050819008.html
 【北京=伊藤正】中国とロシアの初の合同軍事演習が十八日始まった。両国は今
回の演習について「両国の相互理解と友好協力を促進するためで、第三国に向けた
ものではない」と表明しているが、米国の一極支配に対抗する戦略的な提携強化の
一環にほかならない。しかし、国内に問題を抱え、米国との協力関係に依存する両
国の接近には限度があり、両国の対米関係悪化は当面なさそうだ。
 合同演習は、米中枢同時テロ後、中露主導で実施された上海協力機構の反テロ合
同演習の延長として一年前に計画された。この間、中東中心に米国支配が強まった
国際情勢を背景に、中露ともそれに対抗する戦略関係の強化を迫られた。
 中国は台湾独立派と台湾海峡を戦略目標に加えた日米同盟の動き、ロシアはグル
ジアに始まり中央アジアに波及した「民主化ドミノ」が主なものだった。中露は台
湾とチェチェン独立阻止に加え、北大西洋条約機構(NATO)拡大への警戒心で
も一致する。中露の戦略的共通点はインド亜大陸を加えたユーラシア大陸東部の結
束。六月には中露印の外相会談を初開催したのに続き、七月の上海協力機構首脳会
議では、加盟国拡大と中央アジア駐留米軍の撤退要求を決議した。こうした中で演
習は反テロからより戦略的性格に変じた。
 演習の主眼は、発展途上にある中国海空軍の強化にあるようだ。ロシアのバルエ
フスキー参謀総長は、戦略爆撃機などを含む海空軍力の投入について、防衛エリア
の広さを指摘しているが、朝鮮半島や台湾を含む東アジアに限らず、西太平洋での
行動を念頭にした発言とみられる。中国軍事力増強を懸念する米国は、中国の軍事
拡張が加速するのを警戒、日本も同様だ。ただ、中露とも当面日米との摩擦拡大は
避ける方針であり、来月に訪米する胡錦濤中国国家主席は、ブッシュ大統領に、対
米協調は不変と説明するとみられている。
296日出づる処の名無し:2005/08/19(金) 08:41:15 ID:duZcHAQI
>>295
米、警戒強める 動向監視、データ収集…       産経朝刊 8月19日
ttp://www.sankei.co.jp/news/050819/morning/19int002.htm
 【ワシントン=樫山幸夫】米国は十八日から始まった中露合同軍事演習への警戒
感を強めている。オブザーバー派遣こそ見送ったものの、軍の専門家が可能な限り
のデータを収集、演習の動向を監視する十分な態勢を整えている。米国の関心は、
演習がかつての中ソ同盟の復活など大規模軍事協力につながるかどうかにあるが、
過剰反応すればかえって中露を刺激するとの指摘もあり、冷静に展開を注視している。
 今回の演習について、ヒル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は十七日、事
前に中露両国から説明があったことを明らかにし、「中国と米国は六カ国協議など
を通じて緊密に協力してきた」と、暗に米中関係を損なわないようにという期待感
を表明した。
 マコーマック国務省報道官は十五日の記者会見で「米国、ロシア、中国三カ国の
共通目標である地域の安定を支持する形で行われてほしいと考える。地域の雰囲気
を混乱させることのないよう望んでいる」と警戒感を示した。
 また、合同演習構想が明らかになった直後の今月初め、米統合参謀本部のハム作
戦部次長は「懸念するということはないが、安全保障にかかわる問題だと認識して
いる」として、米国が強い関心を抱いていることを強調。ハワイの太平洋軍司令部
の専門家を中心に演習に対する監視態勢を取ることを明らかにした。
 監視態勢の内容は明らかにされていないが、偵察衛星による動向追跡、イージス
艦による通信情報の収集などが中心になると予想されている。米国内では、今回の
中露演習について、やはり米国に対する牽制(けんせい)が狙いだという見方が主
流で、併せて、兵站(へいたん)や、軍の管理、近代化を他国の軍から学ぶという
中国の目的を指摘する向きもある。
297日出づる処の名無し:2005/08/19(金) 08:52:37 ID:duZcHAQI
>>296 つづき
 半面、「中露の思惑はこの地域で米国の影響力が強まるのは困るということだろ
うが、一方では両国とも米国との良好な関係も望んでいる。米国が合同訓練に過剰
反応すれば、むしろ両国の結束を強めることになる」(ニクソン・センター、ニコ
ラス・グボスデフ上級研究員)などという現実的な見方も出ている。今回の演習が
、中露の本格的な軍事協力に進むのかどうかについては、米国内でも確固たる見解
は少なく、ハム作戦部次長も「それを見極めるのが監視態勢を取る目的だ」と語り
、監視・分析を通じて情報を収集する意向を示している。
298日出づる処の名無し:2005/08/19(金) 08:53:55 ID:duZcHAQI
>>296-297
上陸作戦軸、3段階構成 台湾念頭に中国主導      産経朝刊 8月19日
ttp://www.sankei.co.jp/news/050819/morning/19int003.htm
 【北京=野口東秀】中国とロシアによる初の大規模な合同軍事演習「平和の使命
2005」が十八日、ロシア・ウラジオストクで始まったが、演習は台湾攻撃を念
頭に中国主導で実現にこぎ着けた。上陸作戦を軸に三段階構成で展開される演習は
、爆撃機ツポレフ(Tu)による巡航ミサイル発射訓練などを含む本格的な総合演
習で、強襲能力を内外に誇示したい中国の思惑が見え隠れする。
 ロシア紙コメルサントによると、中国は演習区域についてロシア側に当初、台湾
の対岸となる浙江省を提案した。だが、政治色が濃い中国案にロシアが難色を示し
、妥協案として浮上した山東半島に決まった。
 演習の内容も中国側の強い要望に従い、「陸海空が一体となる大規模訓練」(中
国の軍事研究筋)となった。作戦のシナリオは「台湾に見立てた山東半島」で民族
対立が激化し、中露両国が国連の要請に基づき、軍事介入するというもの。
 国営新華社通信などによると、投入される兵員は中国が八千二百人、ロシアが約
千八百人の計一万人で、ツポレフなど航空機約百機に加え、通常型潜水艦や揚陸艦
など艦艇約七十隻が参加する。
 十八日に始まった第一段階では、ウラジオストクのロシア太平洋艦隊司令部で戦
略協議を交わす図上演習を実施する。二十日からの第二段階では、訓練区域を山東
半島に移し「(同半島を)台湾に見立てて黄海を海上封鎖」(軍事関係筋)。空挺
(くうてい)部隊による降下訓練や輸送機による車両投下を行う。黄海側からは揚
陸艦などの艦艇が上陸作戦を展開するとみられる。
299日出づる処の名無し:2005/08/19(金) 08:55:06 ID:duZcHAQI
>>298 つづき
 二十三日に始まる第三段階では、中国がロシアから導入した迎撃戦闘機スホイ(
Su)27に対し、ロシア空軍が空中給油を行うなど、兵器の運用面で連携強化を
図る。黄海上の訓練空域では、爆撃機ツポレフがスホイ27の支援下、洋上の目標
を巡航ミサイルで攻撃する演習を行う。
 西側軍事筋は、演習内容などから「上陸作戦は台湾への武力攻撃であり、巡航ミ
サイルなどの洋上攻撃は米空母を視野に入れているのは明白。今回の演習は台湾有
事の際に軍事介入も示唆する米国への牽制(けんせい)という狙いもある」と指摘した。
300日出づる処の名無し:2005/08/19(金) 08:57:25 ID:duZcHAQI
>>289>>290>>291>>292>>293>>294>>295>>296-297>>298-299
露「軍事大国」誇示 兵器輸出拡大も狙う?      産経 8月19日 02:41
ttp://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20050819/m20050819009.html
 【モスクワ=内藤泰朗】ロシアのプーチン政権は十八日始まった中国との軍事演
習に先立ち、北部バレンツ海やコミ共和国、カザフスタンのカスピ海沿岸で同時に
軍事演習を実施。中東と朝鮮半島有事を想定する米軍の「二正面戦略」に対抗しう
る軍事大国の地位を維持するとの強い姿勢を内外に誇示した。同時に、エネルギー
に次ぐ“主力輸出商品”であるロシア製兵器の優秀さをアピールし、中国だけでな
くアジアや中近東への兵器輸出を拡大したいとの思惑も、見え隠れする。
 プーチン大統領は十六日、モスクワでロシアが誇る最新の航空機を展示した宇宙
航空ショー「マックス2005」の開会式に出席後、同国最大の超音速戦略爆撃機
ツポレフ(Tu)160の操縦席に搭乗し、上空で自ら巡航ミサイル発射演習を行った。
 翌十七日には、そのままバレンツ海で行われた北方艦隊の演習に駆けつけ、昨年
失敗した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射演習の成功を見届け、「いか
なる脅威にも対応できる」と述べ、ロシアが軍事大国として今後も存在し続けるこ
とを強調した。
 こうした発言は、旧ソ連崩壊後、米国一極支配の構図が続くことへの反発といら
だちを強めるロシア国内世論には好意的に受け止められている。それだけに、「強
いロシアを体現する大統領」というイメージを高め、政治的な求心力を強める意味
合いが強い。
 十七日付ロシアの日刊紙「独立新聞」は、「ロシア軍は一度に四つの大規模軍事
演習を行った。それは、一つの大戦と二つの局地戦を同時に戦えるロシアの軍事ド
クトリンを体現したものだ」と指摘し、米国の反応はまだ抑制されたものだが、中
国との演習や軍事大国の維持路線は世界を二分する「冷たい対立」をもたらすこと
になるだろうと警告した。
301日出づる処の名無し:2005/08/19(金) 08:58:21 ID:duZcHAQI
>>300 つづき
 一方、十八日に始まった中露合同演習には、ロシアから爆撃機Tu22Mと戦略
爆撃機Tu95のほか、通常型潜水艦が参加したが、ロシアの著名なジャーナリス
ト、アレクサンドル・ゴルツ氏によると、ロシアは、核兵器搭載可能なこれらの兵
器を中国に売却しようと交渉を進めており、中国軍幹部が演習で直接その威力を目
にすることは最高の宣伝となる。
 実際、中国は毎年、ロシアから十億ドル(約千百億円)程度の兵器を購入する最
大の顧客。ロシアは、安全保障上の理由から、中国に対して、最新の兵器は売却で
きなくても、一九八〇年代に開発されたこれら旧モデルであれば、安保上のリスク
を回避しながら、経済的な利益を獲得できるという計算が働いているようだ。
 インタファクス通信によると、ロシアを訪問中のヨルダン代表団は十七日、軍用
輸送機イリューシン(IL)76MF二機(約一億ドル)の契約を結んだ。関係筋
によると、ヨルダン側はロシアの防空システムの導入も検討中だという。
 ロシアの国防費は今年度、五千五百四十八億ルーブル(約二兆千六百四十億円)
と前年度比で約34%増大したほか、来年度予算でも、さらに20%以上増額され
る見込みとなっている。
302日出づる処の名無し:2005/08/19(金) 09:11:35 ID:duZcHAQI
>>300-301
中ロ軍事演習 「一強」米国をけん制 北東アジアで存在感誇示  道新 08/19 08:35ttp://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20050819&j=0026&k=200508190291
 中国とロシア軍が十八日からロシア極東ウラジオストクで開始した初の大規模な
合同軍事演習「平和の使命2005」。二十日には中国・山東半島で「台湾有事」
を想定したとされる上陸演習が始まる。台湾の安定を共通戦略目標とする日米に対
し、北東アジアにおける軍事的存在感を示す中ロの狙いが浮き上がってきた。(北
京・佐々木学、ユジノサハリンスク・山野辺享)
 「演習は第三者に向けたものではない」(中国人民解放軍の梁光烈・総参謀長)
。「テロ対策のために行われ、ロシアと中国の周辺国に向けられたものではない」
(ロシア軍のユーリー・バルエフスキー参謀総長)
 中ロ軍のトップは十八日の演習開始宣言で、そろって周辺国を仮想した演習でな
いと強調した。
 しかし、十七日の人民解放軍機関紙「解放軍報」は「合同軍事演習は潜在敵国を
威嚇、けん制する重要な手段」と位置付けた上で、「米軍は日韓と大規模な合同軍
事演習をしており、特定の対象を念頭にした性格が強い」と指摘。合同軍事演習は
米国の一極支配をけん制する意味を示唆した。
 ロシアにとっても米国による「一極支配」をけん制する狙いが強そうだ。チェチ
ェン問題を抱えテロ対策は緊急の課題だが、「(演習に参加している)航空機や潜
水艦は不要」(イズベスチヤ紙)とされるからだ。
 ロシア軍は同演習に合わせて北部のバレンツ海やコミ共和国、中東に近いカスピ
海沿岸で十六日から軍事演習を実施。これも、中東と朝鮮半島の有事を想定した米
軍の「二正面作戦」に対抗する狙いがあるとみられる。
 これに対し、台湾紙「中央日報」は、同演習が「台湾有事」を想定しているとの
各国の報道を伝えながら、台湾の防衛当局が「主要な目的はロシア製兵器の売却」
とみていると警戒感を示した。
 演習では、中国が購入を強く望むロシア空軍の戦略爆撃機ツポレフ22M3など
が投入されている。欧州連合(EU)が対中武器禁輸措置を解除しない中、「新鋭
兵器の見本市」との指摘もある。