【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part916

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207日出づる処の名無し
中露 18日から初の合同軍事演習 米のアジア戦略に対抗  産経 8/11 03:02
ttp://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20050811/m20050811010.html
共同利益確保へ「警告」
 【北京=伊藤正】中露両国初の合同軍事演習「平和の使命−2005」が、ロシ
ア・ウラジオストク、中国の山東半島と周辺の黄海を舞台に十八日から二十五日ま
で実施される。両国とも、「中露関係の強化が目的で、第三国に向けたものではな
い」と強調しているが、両国の陸海空三軍約一万人が参加、ロシアの最新兵器を動
員し、戦略爆撃や対潜水艦攻撃、降下・上陸作戦なども含む演習計画には、日本や
台湾へ圧力をかけ、米国のアジア戦略に対抗する意図が見える。
 インタファクス通信などによると、ロシア側は太平洋艦隊(司令部ウラジオスト
ク)を中心に、空挺(くうてい)部隊など将兵千八百人が参加。同艦隊所属の駆逐
艦、大型上陸艇、対潜哨戒艇などのほか、戦略爆撃機ツポレフ22Mなど航空機十
七機や巡航ミサイルも動員する。
 ロシアのプーチン大統領は九日、次期駐中国大使に対し、中露の関係発展の象徴
としてこの合同演習を挙げ、「ロシアの最先端兵器と中国側の兵器を使った大規模
演習」と説明したが、中国側も「先進的なロシア軍の装備と戦術に学ぶ機会」(時
事週刊誌「瞭望」)と位置づけている。
 今回の合同演習は、昨年七月に基本合意し、今年七月初め、正式決定した。
 当初は反テロリズム演習が主目的だったが、その後の国際情勢の変化に呼応した
中露関係の発展を背景に、戦略的色彩が濃くなったと西側軍事筋は指摘する。
 中国軍事問題専門家の倪楽雄・上海師範大学教授は中国紙のインタビューに、「
合同演習は両国の信頼関係が新たな段階に達した表れであると同時に、周辺国への
シグナル」と述べ、特に米国への対抗との見方を示した。
 教授は「近年、米国はロシアの伝統的勢力圏であるコソボ、中央アジア、極東に
触手を伸ばし、米国の米日軍事同盟の強化や中央アジアへの進駐などで中国もまた
安全と利益を脅かされている」と説明、中露の共同利益と中露周辺地域に米国が手
を出せば、大きな面倒を招く、との警告と述べている。
208日出づる処の名無し:2005/08/11(木) 07:39:50 ID:2SJhvRJG
>>207 つづき
 中露は、それぞれの国内分離独立派への弾圧や、中央アジアなどでの民主革命へ
の対応で共通の立場を取り、中東問題や国連改革でも認識と利害をほぼ共有。七月
にカザフスタンで開かれた上海協力機構首脳会議では、中央アジアからの米軍撤退
を決議したが、中露を軸に中央アジア一帯の反米主義が強まる方向にある。
 ロシア側の報道では、中国は今春、北京で行われた中露協議で、演習のレベルア
ップと併せ、演習地に台湾海峡に近い浙江省を提案したという。中国側はこの時期
、台湾独立を阻止する反国家分裂法を制定、台湾海峡を防衛範囲に加えた日米の安
保協議に強く反発していた。
 米国を刺激するのを恐れたロシア側はこれを拒否、遼東半島地域に決まったが、
これも北朝鮮を刺激するのを嫌い、最終的には山東半島に変更。ロシア側は、演習
の主眼は「反テロ」と強調、中国の軍事力増強を警戒する日米などへの配慮を見せ
ている。
 軍事筋は、ロシア側が最新兵器を演習に使う目的には、対中武器輸出拡大もある
とみている。
 いずれにせよ、合同演習を機に中露の軍事協力が増強、中国の軍事力をさらに強
めるとみられており、米軍は日本とも連携、合同演習の監視態勢に入りつつある。