【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part915

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352日出づる処の名無し
>>253>>349-351
スクープは何か?月刊現代の記事からわかる朝日新聞の凋落    JanJan 08/05
ttp://www.janjan.jp/media/0508/0508020318/1.php
 8月1日発売の月刊現代に掲載されている「衝撃スクープ 証言記録を独占入手
! NHK VS. 朝日新聞『番組改変』論争 『政治介入』の決定的証拠」は、一
昨日の木走記者の記事「これは朝日の出来レースではないのか?」のように、朝日
新聞にとっては取材録音テープの存在を認めさせるものとなってしまった。私筆者
も、この月刊現代の記事を読み解くことにより、新たな事実を発見した。当記事を
ご覧になる前に、木走記者の記事をお読みいただきたい。

やはり取材テープはあった
 まず、取材テープが存在した理由だが、入手した証言記録に関して魚住昭氏が「
語ったことのすべてが記されている」と記述している点や、「からです」「なんで
す」と話し言葉をわざわざ追加している部分など、いくつかの点が挙げられる。そ
れ以外にも取材のやり取りの記述が、記者のメモから再現されるようなものでなく
、あきらかにテープから起こしたものであることは容易に理解できる。また「決定
的」証拠というからには、その入手記録が明らかに「本物」でなければならない。
朝日新聞社内作成の文書では、その信憑性に著しく欠けるため、最も信用できるの
は取材経緯をすべて録音したテープとなる。

記者自らがスクープに協力している疑惑
 さらに本田雅和記者や高田誠記者自身が魚住氏の取材に協力していると思われる
箇所もある。高田記者がメモ帳をポケットにしまったタイミング、松尾武氏が別々
の場所で安倍・中川両氏と会ったことに本田記者本人が気づいたタイミング、中川
氏への取材の前に、本田記者が秘書と電話でやり取りしている内容などだ。テープ
での口調の変化や事前の取材である程度のことはわかるかもしれないが、魚住氏の
表現は断定調で書かれており、少なくとも記者本人に裏を取っているはずだ。
353日出づる処の名無し:2005/08/06(土) 10:49:41 ID:o8jUza8L
>>352 つづき
 このように、月刊現代の記事には政治介入の「決定的」証拠は無いかわりに、取
材テープの存在と魚住氏への取材協力疑惑が新たに読者の前に提示されることとな
った。

このスクープからみえるもの
 ここからは筆者の推測によるものだが、朝日新聞社では半年の取材の結果、読者
を納得させられる事実が出てこなかったため、一部の関係者は取材テープの中の事
実を伝えるのが手っ取り早いと考えた。取材の一部始終を伝えれば、政治家の介入
やNHK内部での動きを問題点として訴えることが可能になるからだ。しかし、7
月25日の朝日新聞の「NHK番組改変問題 報告」にもあるとおり、「取材記録
そのものや取材過程の全容について詳細には明らかにできない」建前があるため、
フリーのジャーナリストのスクープという形で、「現代」に掲載する作戦を取った
のではないだろうか。

犯人は見つかるか
 朝日新聞社では、今回の記事を「社内情報流出」事件ととらえ、未確認情報では
あるが緊急役員会議を開いている。楽天の個人情報流出を扱った社説のタイトルま
で差し替えていることを考えると、取材情報流出は社の総意であるとは考えにくい
。しかし、可能性としては、会社ぐるみである可能性もゼロではない。また、本田
記者もしくは別の立場の関係者が、上記のような意図で取材テープを魚住氏に渡し
た可能性もある。さらに魚住氏が単独で取材資料を入手した可能性もゼロではない
が、筆者は、魚住氏に朝日社内の関係者が協力してこの記事を作り上げた可能性が
高いと考えている。この事件の犯人を朝日新聞社がどのような方法で探し出し、情
報流出の落とし前をつけるのかしっかりと確認したい。
354日出づる処の名無し:2005/08/06(土) 10:50:49 ID:o8jUza8L
>>353 つづき
他にもあったスクープ記事
 今回の魚住氏のレポートで明らかになったことがある。こちらの方がスクープと
呼べるかもしれない。

 それは、本田記者がある「意図」をもって偏った取材を行っていたという証拠だ
。本田記者はNHK松尾氏への取材において「だからこそ批判する記事を書くこと
は必要ないとは思いませんか」と問いかけている。また、「松尾さんの言葉は絶対
クオート(実名で引用)しません。自民党で証言してくれる人がいれば、それでい
いわけだから。僕らはサポートがほしい」と「僕ら」という表現を使い、取材対象
に向かって「サポートが欲しい」と言っている。さらに安倍氏への取材の中で、「
これは急ぎの内容で、近々告発者の方の記者会見もある」と言った後、「早ければ
明日にでも記事を書かねばなりませんので」と言っている。

 なぜ「明日」記事を書かねばならなかったのか?それはこの取材の行われたのが
1月10日夜。そしてNHKプロデューサー長井暁氏による内部告発記者会見が行
われたのが13日午前であることを考えると、その記者会見の前に政治介入の記事
を出さねばならなかったからと考えられる。そして12日の朝刊1面に記事は掲載
された。本田記者は「番組が政治介入によって改変された」記事を、遅くとも11
日には書かなくてはならなかったのだ。

 番組への政治介入があってはならないという点では、筆者に異論は無い。あまり
に番組制作者の主張が偏っている場合は、客観的な意見ぐらいは問題ないと思うが
、本来そのような偏った番組制作は局内で調整されるべきものだ。重要な問題は、
ある「意図」をもってマスメディアの記事が「事実と異なるように作られて」はな
らないということだ。
355日出づる処の名無し:2005/08/06(土) 10:51:49 ID:o8jUza8L
>>354 さいご
 すでに1月12日の本田記者による記事には、すでにその後の取材や証言によっ
て間違いが判明した箇所が出てきている。今回明らかにされた間違いの箇所に関し
ては「間違いを認め、謝罪する」べきであろう。なぜ、魚住氏はこの部分を見逃し
てしまったのだろうか?今回の「月刊現代」の記事は、「誰が最初に右翼団体に番
組内容をリークしたか?」や「本田記者は意図的な取材により、記事を捏造したの
ではないのか?」といった重要な問題に対して深く掘り下げることはせず、実質的
に取材テープを公開することにより、松尾氏や安部・中川氏の証言の不整合性を指
摘して、本田氏の無実を訴えるための記事だったと考えとるとわかりやすい。しか
し、結果としてそうはならなかった。

戦略無き情報流出
 「取材情報流出」という最大のリスクを冒してまで記事の正当性を主張し、政治
家介入による番組改変を訴えたかった「流出犯人」にとって、皮肉にもあまりに大
きな損害となる可能性が高く、その犯人は、すでに戦略を練るだけの余裕がなくな
っていると推測させるのに十分な記事となってしまった。この犯人が誰であるかは
魚住氏が知っており、朝日新聞社は早急に犯人の割り出しを行うとともに、その結
果に向き合って、もう一度検証を行う必要がある。(安曇信太郎)