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日出づる処の名無し:
蓮池さんの名言
蓮池さんが運動から身を引く前に講演会で言った内容。勇気ある問題提起だと思う。
会場はシーンと静まり返り拍手も起きなかった。
「”殺されてもいいから経済制裁を!”と彼らに言わせた時点で、
家族会を支援する運動ってのは、家族を使った単なる政治運動になってしまった。
そもそも家族を取り返すのが目的だったはず。
”殺されてもいいから”とはいったいなんなんだと。
強烈な違和感を持ちましたね。おいおい、ちょっと待ってくれと。
必要なら裏取引でもなんでもしていいから家族を救ってくれ・・・・これが家族の本音ですよ。
金で帰ってくるなら金出してくれと。
でも、家族の取り巻きになっている人は
「誘拐犯に追い銭はよくない」だの「金正日政権がああだこうだ」と言う。
それは正論かもしれない。でも、正論なんてどうでもいいというのが家族の心情なんですよ。
私たちにしてみれば、家族が大事なんであって、それ以外は二の次なんです。
はっきり言って、あの政権うんぬんなんて知ったこっちゃない。
私たちは政治運動をしてるんじゃなくて、家族救出運動をしていたはず。
”殺されてもいいから”と家族に言わせた時点で、私はもう身を引こうと思った。
本末転倒であり、手段と目的が混乱していると感じたから。
家族にあれを言わせた時点で、家族の周りにいる自称支援者たちを信頼できなくなった。
おそらく徐々に変質していっていたのでしょう。家族救出運動が政治運動に。
わたしが遅まきながらそれに気づいたのが「殺されてもいいから」という言葉だったのです。」