明治の問題点について考察してみよう

このエントリーをはてなブックマークに追加
589日出づる処の名無し:2005/10/26(水) 18:47:24 ID:SoisAiXO
>>586
攘夷とは別個だと思う。
590邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/10/27(木) 01:38:20 ID:QQyVloWP
>>584
わしはあくまで大陸に対する防衛意識が先かと思う。

>>585
戦後の占領が完璧だったからな。
安保以後、壌夷論はオカルトやサブカルの世界に潜伏しているような。
あるいは、左翼系市民運動が大衆を扇動するトリガーにも残滓が見えたり。

>>585
備後!
この件についての俺の問題意識の方向性として、アナールな視点は欠かせない。
指摘されて考え込んでから自覚した。危うく卑猥なAA貼るとこだった。

>>586
上2行、涙でるほど同意。
あと後代に至るにつれ、コアから外れていくのも確か。
でも胸に手を当てると、心当たりないか?俺たちの無意識にへばり付く残滓。
591邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/10/27(木) 01:41:28 ID:QQyVloWP
レス番間違えた。ごめんなさい。

>587
備後!
この件についての俺の問題意識の方向性として、アナールな視点は欠かせない。
指摘されて考え込んでから自覚した。危うく卑猥なAA貼るとこだった。

>588
上2行、涙でるほど同意。
あと後代に至るにつれ、コアから外れていくのも確か。
でも胸に手を当てると、心当たりないか?俺たちの無意識にへばり付く残滓。
592邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/10/27(木) 01:46:21 ID:QQyVloWP
>>586、589
いや、佐藤信淵、佐久間象山、吉田松蔭あたりの文脈を思い起こして欲しい。
東洋王道思想と壌夷は正に表裏一体、折り紙の表と裏みたいなもんだよ。
593邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/10/31(月) 07:57:56 ID:q/z1Xr43
おまいら11/3の明治節は何して過ごしますか?
594日出づる処の名無し:2005/10/31(月) 08:23:28 ID:SRqDDR7F
>>593
京都で秋を堪能します…って京都に住んでんですけどw。
595日出づる処の名無し:2005/10/31(月) 08:27:48 ID:SRqDDR7F
2005年11月2日  京都御所秋の一般公開が行われます。
京都御所の参観には事前の許可が必要ですが、
春と秋の年2回、自由に参観できる一般公開が行われます。
今年の秋の一般公開は、11月2日(水)から6日(日)までの5日間で、
入門時間は9時から15時までです。
京都御所の現在の建物のほとんどは,
1855年(安政2年)の造営にかかるもので、本年は150年目に当たります。
これを記念して、例年の一般公開のコースに加え、
北側の皇后御常御殿等が特別に公開され、
京都御所のほぼ全体が参観できます。
※京都御苑公式HP
http://www.kyotogyoen.go.jp/
596日出づる処の名無し:2005/10/31(月) 17:59:32 ID:QB7epUtH
11月のカレンダーについて小学校に通う子供からこう言われた。
「なぜ、3日や23日はハッピーマンデーにならないのか」と。
これまで、全く疑問を感じなかっただけに頭をハンマーで殴られた
気がした。
敬老の日の日程を変えておきながら、宮中の祭事を起源としている
これらの日を動かせない理由は、今の日本にはないのは確かだと
思う。
少なくとも3日は文化の日、23日は勤労感謝の日であり、
天皇誕生日は別として、頑なにこれらの日を動かさないのは
非合理だと思う。
597邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/10/31(月) 23:43:35 ID:63mxkwul
>>596
明治節が休日となったのは昭和二年のことです。
その頃には既に天皇誕生日でなく、宮中祭祀の日でもなかったんですな。
大正の頃よりあった明治節祝日化の国民運動が結実して祝日となり、
祝日となったが故に宮中祭祀が行われるようになった、と。
宮中祭祀由来の休日ではありませんです。逆ですな。

尚、昭和23年に休日が改廃された折、憲法公布の日であるが故に文化の日となった由。

それから、敬老の日はその発祥から9/15の日付や暦はどーでもよく(元々は日曜日だった)
ハッピーマンデーになっても意義をまるで失わない休日だ。
逆に、7/20の海の日は明治天皇が初航海に出られた聖蹟の記念日にも関わらず、
長らく平日で、皇室に断りなくあっさりハッピーマンデーの対象となっているし、

10/10の体育の日は東京五輪の記念日で国威発揚の休日ながら、これも大きな反対なくハッピーマンデーと化した。

伝統として国中に根付いた暦による休日が動かし難いだけで、
何も無理矢理宮中に関連づけてもっともらしい妄想まきちらさなくても、ねえ。
598邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/10/31(月) 23:54:08 ID:63mxkwul
>>595
ありがとう!ありがとう!
御所があったか!御所、いいな!


俺は伏見の桃山御陵に参るつもりでおった。
予定を変更して御所に参るぞ。うん。それがいい!

関東に在住の諸兄は明治神宮に参詣なされるのかな?
広島の方なら大本営があったところかな?

まぁ各地に明治帝が行幸なされた折の聖蹟や忠魂碑など御所聖蹟があるから、そちらに行くのもいいな。
599日出づる処の名無し:2005/11/01(火) 08:43:55 ID:SnepBozU
神職を継ぐ者の大半は皇學館大学か國學院大學を卒業するが、
その内、皇學館大学についてはかつて東大を追われた平泉学派の
教授が大挙して逃げ込んだところであり、そのような思想的偏りをもった
ところで学んだ者が神職となる以上、神社本庁を盲目的に有り難く
思うのは理解できませんな。
今、日本で神道と言われているものは国家神道という【カルト】で、
それを支持するものは原理主義に陥る危険性がある。
(最近、巷を賑わせている天皇の世継ぎ問題においても原理主義的
側面が見られる。)
この種が蒔かれたのは明治〜戦前であり、この負の遺産とどう向き合うかが
日本が本当の意味での先進国になれるか否かだと思う。
600日出づる処の名無し:2005/11/01(火) 13:14:34 ID:eq8b3Og8
その、政治とか民度とか持ち出して日本は先進国ではないという妄想、いいかげんどうにかならんかね。
今の日本はどこを取っても間違いなく先進国。

その中でより良くできる部分・方法を論じるべきなのに、伝統が今の価値観と合わないから・欧米の価値観と
合わないからなんて理由でまず自国を貶す自傷論者はもうイラネ。
601日出づる処の名無し:2005/11/01(火) 13:19:32 ID:Tv1XLVb0
>>600
欧米の価値観にあわせる事はグローバル化するということであり、
それは必要だよ。
鎖国しているわけではないんだから。
政治面でも欧米並みでないものはまだたくさんある。
消費税とかね。
602日出づる処の名無し:2005/11/01(火) 13:56:25 ID:eq8b3Og8
>601
それは「欧米の価値観と合わない」というだけで、「先進国ではない」ことと等価ではないだろ。

例えば、自民党が長らく第一党だった55年体制は「欧米並み」ではないが、高度成長・経済大国化の
流れを作った政治体制を「失敗」と言うヤツは少々色眼鏡が濃すぎるだろう。
内政は日本的価値観で、外交には欧米のものを取り入れるくらいの独自性は十分に出せる。

今の日本が「日本風先進国」なのは間違いない。
その上で議論すればいいものを、なぜ最初に先進国ではないと否定するところから
始めるのかと問うているわけだが。
603日出づる処の名無し:2005/11/01(火) 14:55:12 ID:y7l/sUCg
>>602
先進国ではないというか、欧米と比較して遅れている部分はあるわけで、
中林美恵子氏は日本の財政改革についてアメリカと比較して
こう言ってる。

米国の状況から、現在の日本の財政改革論議にも適用できる教訓を引出すと
したら、どのようなことになりますでしょうか?

中林:
米国の財政改革も発展途上であり試行錯誤の只中で、あまり褒められた
ものではありませんが、国民を巻き込んだ財政改革議論をするのに大事な
要素がいくつか示されていると思います。
政策決定プロセスの透明化と責任の所在の明確化、
財政情報の信憑性を担保するための制度、
国民が国家運営の費用を負担しているという事実認識、
選挙、そして専門家が政府と国民を結ぶ役割を果たすこと、などです。
アメリカの経験からこれらのことを検証し、シンポジウムで披露したいと思います。
604日出づる処の名無し:2005/11/01(火) 15:35:11 ID:eq8b3Og8
>603
いや、だからさ・・・
他国を教訓に遅れてる部分を改善することはどんどんやりゃいいのよ。
そうじゃなくて、なぜその議論をするときの枕詞に、>599のように「先進国ではない」と付ける必要があるのかということ。
改善すべき点を改善するとだけ言えばいいだろうに。

たとえば韓国はGDPが日本の約1/10の「経済小国」だけど、北朝鮮なんかも含めた
世界ランキングでは10位くらいに入る「経済大国」だろ?
政治外交が3流と言われる日本だが、果たして政治の世界における「韓国」なのか
それとも「北朝鮮」なのかってことさ。
605邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/11/02(水) 08:34:08 ID:bn+Wucfd
すげぇ電波だな、おい。

>>599
>その内、皇學館大学についてはかつて東大を追われた平泉学派の
>教授が大挙して逃げ込んだところであり、そのような思想的偏りをもった
>ところで学んだ者が神職となる以上、神社本庁を盲目的に有り難く
>思うのは理解できませんな。
つまり、平泉派が東大に籍をおいていた頃の東大生も思想的偏りが激しい訳だ。
護憲派の宮澤喜一なんかを見ればよいのかね?
かの東大生が教職に就いた戦後の駅弁国公立大学の大半が怪しくなるんだが、
その卒業生が皆、平泉派とでも?

つか、出身大学の教授陣の思想から卒業生の批判を行う君の馬鹿さが理解できませんが。
まあ、学歴が階級成分を表現できるほどに力を持っていた時代の、負の遺産であろう。
先進国とやらを目指すにはまず599氏自ら率先して自己批判と総括が必要でしょうな。
606邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/11/02(水) 21:15:52 ID:bn+Wucfd
>>599
>今、日本で神道と言われているものは国家神道という【カルト】で、
内務省神祇局が廃止されてもうすぐ60年になるが?脳みそ腐ってないか?

>それを支持するものは原理主義に陥る危険性がある。
神道と聖書の関係を教えてくれ。

>(最近、巷を賑わせている天皇の世継ぎ問題においても原理主義的側面が見られる。)
それを言うなら「原理的」なんだが、原理的な神道は古神道になるはずだぜ?
嘘だと思うなら熱湯に手をつけてみろ。火傷しなかったら考えてやろう。

>この種が蒔かれたのは明治〜戦前であり、
前段に矛盾が多くて指示語の指す意味がまるで分からないが、
とにかく、明治〜戦前の60年間に国の神道政策は紆余曲折してるし、
「戦前」の国家神道は、神道指令を見る限り、米国の言うcultな教えは含まれていなかった。


>この負の遺産
史実をいい加減に取り扱う負の遺産は確かに邪魔だね。
607邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/11/03(木) 19:03:37 ID:oYVf3C+z
明治節なれど、朝から所用に紛れて御所には行けず。無念。
五日の日に明治節をすることにした。
608むらさぎ:2005/11/04(金) 23:20:23 ID:hyEC+Ge+
めんどくさいから「明治は功罪半ば」でいいよ。
609邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/11/05(土) 06:45:30 ID:NBRMRv7T
つー訳で、本スレにて紹介頂いた、京都御所一般公開に本日参ります。
ご同道頂ける方、下記までよろしう。

http://off3.2ch.net/test/read.cgi/offreg/1126007235/26
610日出づる処の名無し:2005/11/06(日) 19:41:36 ID:GygTYL/I
教派神道、アングラ神道の多くは明治維新のタブーを告発しようとして基地外にされた。
明治維新の歪みからファシズムと日米決戦が企画され多くの人が死ぬと
イルミナティを告発しようとした人は捕らえられ牢獄の中で発狂した。
原爆の投下や敗戦を予言してたからだ。
611(○´ー`○)はカワイイ ◆a7G9QH2uOQ :2005/11/06(日) 19:58:29 ID:VcIc02gw
>>610
大本教とかか?
612日出づる処の名無し:2005/11/08(火) 19:14:44 ID:SIPNIxyJ
ほとんどの近代化作業は幕府がやっていた。外国は内乱を引き起こす事を目論んでいたり,
攻撃の口実を作りたがっていたが幕府は慎重に対応していた。
ところが情勢を理解できない連中が外国を挑発し捲くり、生麦事件のような亡国の愚挙をやりまくる。
権威もなく民心も減税を触れまわって掴まねばならない維新政府は、宗教国家を造るしか国政の方策を見出せず、
大日本帝国は80年で大量の死者と焼け爛れた国土と諸外国からの悪名を残し滅びた。
現在アメリカの半植民地状態なのは明治維新の亡霊が祟っている。
幕府がテロリストの妨害を受けず対応を続けていれば、留学生らの見識を撮り入れ
共和制の近代国家をつくりあげた。
613日出づる処の名無し:2005/11/09(水) 08:54:53 ID:IR9VIJR2
>幕府がテロリストの妨害を受けず対応を続けていれば、留学生らの見識を撮り>入れ共和制の近代国家をつくりあげた。
それですよ。尊皇攘夷論者が悪い。タイムマシンがれば、
桜田門外の変を阻止してみたい。歴史は変わるだろうか?
614邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/11/12(土) 04:23:18 ID:JpBDoy+I
>>612
二つの論拠から反論したいので、論拠の前提に同意を取りたい。
一、幕末の起点を水戸や他地域での尊皇論の勃興におき、天保の前後に設定するのは可なりや。
一、幕府近代化の努力を肯定した上で、列強に勝る武力を得るには相当な社会改革が必要だったこと。
一、尊皇の志士や浪人などいわゆるテロリストにも、当然彼らを支援する資金源があったこと。
一、上記資金源は火事で焼失した内裏の再建にも四苦八苦するような朝廷ではないだろうこと。
615日出づる処の名無し:2005/11/12(土) 07:10:46 ID:HiYuwv8M
明治・中央 法政
616日出づる処の名無し:2005/11/12(土) 20:44:43 ID:PFLsbtEi
岩倉使節団はイエローモンキーと馬鹿にされた。
欧米人は武士道や江戸文化はきわめて高く評価するけど、
明治以降の西洋化された卑屈な日本人は嘲笑の対象だった。
617邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/11/15(火) 23:48:11 ID:wlAOxuHY
>>616
団長岩倉は旅の間、直垂姿で通し、米国大統領謁見式にも直垂で参じたそうな。
公家の岩倉にとって直垂は平服。トレーナー感覚。ま、直垂は大名家の礼装でもあったから、
外交儀礼上、米国には失礼にあたらなかった(バレなかったor知らなかった)みたいだが、
岩倉が大統領府に対し、自ら格上であるとの気概を失わなかったことは銘記して良い。
618日出づる処の名無し:2005/11/18(金) 19:18:37 ID:syhzkCPE
徳川幕府は、開国→近代化コースを目指してた。
一貫しており矛盾はない。

討幕派は、攘夷を叫び外国人を斬り殺す→外国艦隊におしおきされる→英国の下僕に変貌
と、矛盾しまくり。
619日出づる処の名無し:2005/11/20(日) 19:56:53 ID:m9Bq7qag
やはり明治は「解放令」に注目する。
古い身分社会の崩壊に伴う混乱だが、解放令自体は良くなかった。
確かに、被差別部落は解放されなければならないが、無配慮の発令で筑前竹槍一揆を始めとする大規模の虐殺が起きたからね。

何というか、明治政府の未熟さと浅はかさが露呈されたといえる。
結果論だが、身分社会の破壊、つまり社会の革変はそれはそれは容易なことではなかった。
しかし、それを容易なものと捉えてしまった。
そして先に出された徴兵令と合いなって未曾有の大混乱。
福岡は県庁が一揆勢に占領され一揆勢の要望を呑み、また多くの被差別部落が焼き討ちにされ
竹槍に突き殺されたにも関わらず、歴史の教科書どころか道徳、福岡の歴史、学校では筑前竹槍一揆のチの字も出ない。
よって当の福岡の人間ですらそれを知らないだろう。
それはまさしく歴史ではなく「歴死」である。
620邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/11/21(月) 23:14:15 ID:EgrHWLPK
>>619
言わんとしてることは分かる。
が、支配組織の緩やかな天領では、解放令実施が五万日の日延べになったと告知された。
そん時告知を受けてぶったまげた部落の庄屋の孫が、水平社の創設メンバーってのも何かの因果か。
まだあれから五万日経っていないな。所謂同和利権の問題を思うに、言霊の力を信じたくなってね、
全く五万日たぁまたトンデモなく長い呪縛だよ。2009年前後まで続くのかな。

ともあれ洋の東西問わず革命政権ってのは理想に走りすぎて、あちこちに歪みをもたらすもんだが、
陣痛なしで赤ん坊は生まれない。あらゆる近代国家が等しく経験してきた事態に過ぎない。
一揆の武器が竹槍で済み、局地的な暴動に終わったんだから、なんだかんだ言って明治維新は穏健さ。
数人の世渡り上手を残してほとんどが処刑されたフランス革命の議員のメンツや、
四百年もの間引きずってるアイルランドの紛争を見る限りね。
621日出づる処の名無し:2005/11/26(土) 21:51:09 ID:Km/irbSM
622日出づる処の名無し:2005/11/26(土) 22:15:16 ID:3uniMYa8
>>620
コイツここにいたのか。

相手にしないほうがいいぞ。

バカがうつる

623邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/11/28(月) 02:17:11 ID:sy72goEo
612氏から返答頂けないようですな。

よく明治政府が国民を支配するため宗教国家を作り上げた、との批判を聞くが、
日本はそれ以前から宗教国家なんだな。かつては国民総神道信者と言っていい。

1830年のお蔭参りは国民総人口の1/3を記録、これは徒歩で長距離を移動可能な人口の大半といえる。
徳川将軍は神君東照大権現様の御子孫として、天皇に委任を受けて大政を司り、
国内のあらゆる宗教は神道と合一しながらその教えを弘めていた。
村の祭祀は地方自治官としての村方三役の公的な晴れ舞台であり、幕府諸藩を問わず公金を投じて挙行していた。
神武天皇の事蹟は漢籍の尭舜に例えられ、およそ知識人たる者で知らぬ者はいなかったし、
日本が神国たることに誰も疑義を挟まなかった。

むしろ、明治政府はこうした江戸日本という宗教国家の宗教や祭祀を骨抜きにし、
近代国民国家を作り上げるため、あの手この手の方便を用いて、
江戸宗教国家と近代国民国家の連続性を分断したり変貌させたりしたんだ。
実にその反動が昭和に出た。
624日出づる処の名無し:2005/11/28(月) 17:19:21 ID:FNXdmC6T
>>623
君は昭和10年8月3日の国体明徴声明を信じているクチか?
美濃部達吉の天皇機関説はどこから見ても、立憲君主国としての
日本のあるべき国体を言い当てているがどう思うのかな?
それとも、以下の声明が正しいとでも言うのかな?
以下、国体明徴声明の訳

「日本の天皇制は、天孫降臨{皇室の祖先が地上に天降る}の際の天照大神
{皇室の祖先神伊勢神宮の祭神}の神勅に基づき、万世一系の天皇が統治すると
いう世界に冠たる体制である」

日本は神が造った国なのかな?まあ、前首相が日本は神の国だというくらいだから、
天照大神が実在すると信じている者がいても仕方が無いか?
625邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/11/29(火) 02:05:53 ID:NC8dFwlH
>>624
あほみたいにあちこちコピペする前に>623よく読もうな。
江戸時代の神道の浸透具合を客観的に記述してある文から、勝手に俺の主義主張を妄想するのは止めてくれ。
まさか神道について、昭和初期の文部省官吏の作文しか知らない訳ではあるまい。


俺はね、神道は明治になって急速に持ち込まれたという俗説を批判しとるの。
実は江戸時代の方がよほど神道の支配する宗教国家であり、その例の一部をあげ、
明治はむしろ、こうした宗教支配を骨抜きにすることから始まったと書いてあろう。

明治の神道骨抜きについて、所謂立憲君主制も天皇機関説もその文脈の一つだ。
で。明治国家がマルキストの挑戦に揺らいだとき、地下マグマのように宗教国家論が勃興した。
以上補足を加え、俗説ならびに>621氏の言う、明治宗教支配国家論の瑕疵を説いてみた。

天保以来の急速な神道の勃興と昭和初期の神権国家論には、どちらもロシアという共通項があって、
なおかつ両時代とも原始共産制を復興させるべく国家社会主義が論じられていたりと、
比較対照するにはなかなかに面白い素材である。

が、その考察と俺の思想は直接的な関連を持たない。
626日出づる処の名無し:2005/12/02(金) 23:26:44 ID:xO4+v5o5
滑稽ともいえる異常な近代化を推し進めてアメリカと喧嘩するハメになって日本が一度廃塵になったしね。
何より俺の故郷、豊かな東北を不採算地域にした罪は重い。
だから今になって振り返るとこれだけは言える




       明 治 維 新 な ん ぞ 必 要 な か っ た と
627日出づる処の名無し:2005/12/03(土) 00:49:23 ID:bgldKgOx
欧米人の封建時代に対する拒絶反応と比較すれば、
日本人の、封建時代に対する感覚は、はるかに許容的とも言えるが。

歴史的現実の差もあるので、
なんとも言いがたい。

ただ、欧米の一神教に対して、
日本独自の信仰としての神道を立てたことに関しては、
必ずしも間違いとは言えないと思う。

つか、国教化によって、
布教活動は禁じられたし、
宗教というよりも、
インフラ整備の一環だったと、
俺は思ってる。
628邪馬台国侍 ◆G5PYesuXOc :2005/12/04(日) 11:28:58 ID:5RbkQtEB
>>626
そんな地域はいくらでもある。
得をした地域なんて、横浜と神戸ぐらいだろう。

>>627
明治政府があれ以上の神道骨抜きをすれば、神道の乱が起こったんじゃなかろうか。
629日出づる処の名無し:2005/12/04(日) 11:52:05 ID:q9JxXEcl
結局、明治維新というのは江戸期に‘無責任階級‘だった百姓や町人までも
含めて国民国家を作るという事。
つまり、日本人全員を武士(国防の義務をおい、同時に国民としての権利を
有する市民という意味)にするということだったわけだが、
 いったん動きだせば、日本人の性質上、世界の全てを手に入れるか
全てを失うまではとまらないのが民族性なんだよね。
大東亜戦争しかり、戦後の経済復興しかり
630日出づる処の名無し:2005/12/05(月) 15:11:30 ID:LSMW/SZI
武士主導の文化を廃したのはいいとして、あまりに官僚の権限を大きくしたのは間違い。
それと日本の伝統を破壊したのは戦後民主主義でなく明治維新ではないかと。
天皇に軍服を着せたのは日本の伝統に反する。
南北朝の非常時ですら天皇は鎧を着なかったのに。
天皇は欧州や中国の皇帝や王とは違う。統帥権をもたされ似合わない
西洋風の軍服きせられたのは皇室にとっても不幸なことだったのではなかろうか。
631日出づる処の名無し:2005/12/09(金) 01:42:41 ID:g4StF8yT
明治維新って、ただ単に支配者が徳川家から薩摩、長州に移っただけでしょ

国防の必要性から中央集権化を行い、国民皆兵制度をとった

四民平等も平等という名がついてるだけで理想化されがちだが、
実際は士族という公務員のリストラ

明治維新の功といえば、士族という無生産階級を上手にリストラできたことじゃないかな
確かに反乱はあったが、一部の地域だけですんだ 
632日出づる処の名無し:2005/12/09(金) 03:13:37 ID:zxnnCpwR
つかね、

本当のことを言うと、
あの頃、最も生活が苦しかったのは、
下級武士だったんよ。

だから、明治維新に際しては、
彼らが大活躍したでしょう。

薩摩で反乱が起きた理由は、
個々の武士が、それぞれの領地を、
直接、各自管理してたせいだと思う。

他の藩では、書類上は各自管理の形式で、
実際には、藩で一括管理してたから、
愛着が違うんだわな。

ごく一般の武家の子孫で、
自分ちが昔、どこに領地を持ってたのか、
知ってる人は少ないと思う。
633ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY :2005/12/14(水) 04:25:58 ID:N9I5+U3z BE:140826847-##
     //
   _//
/ ||_ノ          __________________
\/// ̄\      /
 |> <_> \     | 我々の要求は、沖縄県における最大規模の大図書館の建設だ。
 く\___|    <
 |∇     \   | 明日宮内庁を爆破する。
  \__/       \
    |≧||≦ ̄|       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

天皇制と文明論 〜恐るべき国民統制のカラクリ〜
天皇制の実質的な地位は、明治政府の意図した絶対的権力に基づく国家思想そのもので
あり、社会整備や、教育現場における最高権力であった。しかしながら、その時代背景
には、権力者が独占的に政治と資本を支配し、その結果、国民の無権利や、不平等格差
が非難され、政治家への暴行、及び暗殺事件が多発していたことからも示されるように、
天皇制絶対主義という位置づけがなされたのである。
さらに、日本が軍事国家として巨大化していくうちに、天皇制絶対主義はこれとは違うもう
ひとつの様相を有してきた。それが世界でも有名な、植民地支配の象徴である。日本国民
はそれまでの不平等格差を政治家や天皇に向けるのではなく、侵略することによって解消
し、それこそ子供だけでなく大人までもが、天皇制の意義を見出すようになったのである。
世紀の大混乱の中で支持された天皇制絶対主義とその思想文学は、現代においても侵略的
意義(琉球民族とアイヌ民族の国家的侵略)の組み込まれた大和民族のアイデンティティー
そのものであり、他民族圧殺という民主主義プロパガンダを脈々と流しつづけているのである。
634日出づる処の名無し:2005/12/14(水) 04:27:07 ID:BA3MVqHL
通報しますた
635ごるごるもあ ◆753Z/RLFiY :2005/12/14(水) 19:20:21 ID:N9I5+U3z BE:90531836-##
通報は無駄だ。皇国の価値をゼロにしてやる。発狂して死ね!
636日出づる処の名無し:2005/12/19(月) 20:49:37 ID:BZDoicLK
>>631
支配者はエゲレスですよw
637日出づる処の名無し:2005/12/20(火) 03:28:52 ID:uYOJcQiY
NHKで薩長がなんで幕末期力を持てたのか 説明してたな
薩摩は、徳政令を出して商人をいじめ、苛烈な取立てによって農民をいじめた
あと、砂糖生産の強化(強制)と専売化
要するに、庶民から搾取して、藩財政立て直しに成功した

長州は、忘れたが、下関の港から得られる収入と特産物の専売化じゃなかったかな
下関は、貿易の要地で九州の特産物や、外国との貿易品が集まる場所
そこから得られる収入は莫大なものだった

なにげに肥前藩(佐賀藩)は、善政で、薩摩藩とは対照的に農民を搾取することなく藩財政を立て直した
みたいなこと言ってたな あとは、当然、外国との貿易の収入もあった

土佐藩は、忘れた

いわゆる薩長土肥といわれる明治維新の立役者は、幕府や他の多くの藩が財政難の一方で、
方法はどうあれ財政再建に成功してる
その金を元に、武器を買い、肥前にいたっては溶鉱炉をつくり武器生産までやってる

個人的には、明治維新は、薩長が徳川家から政権を奪っただけと思う
638日出づる処の名無し
統帥権の不備による関東軍の暴走という脱法行為を支持し、
国力差もわきまえずイケイケドンドン、
そんな大人たちしか育てられなかった。