なぜ日本軍やドイツ軍は強かったの?

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992ひいづるところのななしさん ◆C27WEqQalo
>>976
少し分かりにくかった様なので説明する。

ワシが特攻を否定している理由は3つある。
1.特攻の非人道性。
2.戦略的に無意味であったこと。(戦略的に意味があるシチュエーションで使われた事は一度も無かった)
3.戦術的有効性が低かったこと。(初期には、有効性が高い場合もあった)

このうち 1 と 2 については、貴兄の同意が得られているようなので、3 の「戦術的有効性」について、以下に説明する。

A.戦術的に無効だった場合
  全く無価値なので否定される

B.戦術的に有効だった場合
  戦術的に有効だった場合も、2 の理由で否定される

実際の戦史にはない、架空のケース
C.戦術的にも戦略的にも有効だったっばあい。
  基本的には1.の理由で否定されるが、以下の理由で完全否定するのは難しい。

  もしそこで少数の人間が特攻(必死の自爆攻撃)をすることで、確実に戦争に勝つことが出来るという
  シチュエーションにおいては、完全に参加者の自発的志願による、という条件が付くが、特攻戦術を否定することはできない。

  戦争ではないが、チェルノブイリの原発事故で、被害の拡大を防ぐために、決死の覚悟で原子炉の封鎖作業にあたったロシアの消防隊員(後に全員が死亡)を
  誰が責められるだろうか?
  炭坑の落盤事故で、ほぼ確実に死ぬことがわかっているのに、取り残された仲間の救出に命がけで向かい、二次災害で死んだ炭坑労働者は昔から数多くいた。

  硫黄島の特攻がこのケースにあたるだろうか? 
  ワシの答は、「否」だ。
  しかし、これは実際の戦史を知っているから言える後知恵であって、その時の特攻隊員はそう思っていなかったことは十分理解できる。

  これが、主観的には正しくても、客観的には誤っている場合がある、ということなのである。