【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part904
中国報道官「われわれは改善努力」「モンゴル訪問は重要」 産経新聞朝刊 5月25日
ttp://www.sankei.co.jp/news/050525/morning/25pol003.htm 【北京=野口東秀】中国外務省の孔泉報道官は二十四日、記者会見で、呉儀副首
相が二十三日に小泉純一郎首相との会談を急遽(きゅうきょ)取りやめて帰国した
ことについて、靖国神社参拝に関する小泉首相ら日本側の発言が原因との姿勢を鮮
明にした。記者会見の質疑応答の要旨は以下の通り。
−−呉儀副首相が土壇場で帰国したことについて
「中国は一貫して中日関係を重視し、関係改善に努力してきた。呉副首相の訪日
もそれを体現するものだ。しかし遺憾なことに呉副首相の訪日期間中、日本の指導
者は立て続けに靖国神社参拝問題について中日関係改善に不利な言論を表明した。
中国側は非常に不満であり、胡錦濤国家主席が小泉首相との会談で示した五項目の
提案の実行に向けて双方が努力することを心から希望する」
−−靖国問題ということか
「今年は抗日戦争勝利六十周年だが、日本の指導者は中国人民の感情や、日本の
軍国主義が中国で殺戮(さつりく)や婦女への暴行などをしたことを無視し、A級
戦犯を祭る同神社に対する誤った態度を表明した」
−−突然の公務ではなかったということか
「関係改善にわれわれが努力しているなか、日本の指導者は関係改善に不利な言
論を繰り返した。両国の指導者が会うために必要な雰囲気がない」
−−外交的礼儀に反したことで謝罪するか
「中国での抗日戦争がもつ意味を知っているか。八年の戦争で死傷者三千五百万
人、直接損失千億ドル、間接損失は六千億ドル。数多くの家庭に計り知れない苦痛
をもたらした。しかし、日本の各指導者は国際社会に向けて示した自らの反省を顧
みず、A級戦犯を祭る靖国参拝問題で間違った態度を繰り返している。被害国人民
の感情を考えないのか。償うことのできない中国人民とアジアの被害国人民の痛み
は日本の指導者には、まったく価値のないものなのか」
>>2 つづき
−−急な公務ならなぜ呉儀副首相はモンゴルに
「モンゴル訪問はとても重要だ」
−−結局、靖国神社問題が原因か
「呉儀副首相の訪問にからんでは昨晩に言った通りだ」
−−急な公務はもともとなかったのでは
「すでに答えた通りだ。私の口からは急な公務とは言ったことがない」
−−十九日の会見であなたは小泉・呉儀会談は重要と発言している
「靖国神社に絡む日本の指導者についての報道をまじめに読んでほしい。私がい
ま言ったことを、あなた方が理解できると信じる」
小泉首相、朝鮮総連結成50周年パーティーに寄せたメッセージの中で北朝鮮の対応を批判
FNN 05/25 06:39
ttp://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00070581.html 小泉首相は24日夕方、都内で開かれた朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)の結成50周
年パーティーに自民党総裁としてメッセージを寄せ、「拉致問題に関して、誠意あ
る対応が見られない」と北朝鮮の対応を批判した。
自民党の佐田 玄一郎副幹事長が代読したメッセージの中で、小泉首相は「拉致問
題に関しては、誠意ある対応が見られておらず、また6者会合が再開されない間に
核兵器の保有が表明されるなど、国際社会全体の懸念を生じさせています」と、拉
致問題をめぐる北朝鮮の対応や6カ国協議が再開されない間に核兵器の保有を表明
したことなどを批判した。
そのうえで、懸案を解決し、国交正常化を実現するため、対話の再開を含む前向き
な対応を強く求めた。
北朝鮮が核実験の準備を進めているとの観測も流れる中、祝賀パーティーに寄せる
メッセージとしては、異例の厳しい内容となった。
米韓首脳 同盟の結束を確認へ NHK 05/25 06:52
ttp://www3.nhk.or.jp/news/2005/05/25/d20050525000045.html アメリカのブッシュ大統領は、来月10日、韓国のノ・ムヒョン大統領をホワイ
トハウスに迎えて会談することになり、北朝鮮に核開発の放棄を迫るため、米韓両
国の同盟国としての結束を確かめたいとしています。
ホワイトハウスは、24日付の声明で、韓国のノ・ムヒョン大統領が2年ぶりにア
メリカを訪れ、来月10日に米韓首脳会談を開催すると発表しました。声明は、韓
国がイラクの復興を支援するため、アメリカやイギリスに次ぐ3番目の規模の部隊
を現地に派遣していることを賞賛し「韓国は強固な同盟国だ」と指摘しています。
アメリカ政府の高官は、ブッシュ大統領としては、今回の首脳会談を通じて、北朝
鮮に核開発の放棄を迫るため、「米韓同盟の結束を確かめたい」としています。し
かしブッシュ政権内では、ノ・ムヒョン大統領がことし3月「韓国は北東アジアの
バランサーの役割を果たしたい」と発言するなど、アメリカや日本との連携には必
ずしも縛られず、北朝鮮との融和姿勢を打ち出していることに強い不信感が広がっ
ています。このため、来月10日の米韓首脳会談では、北朝鮮がこのまま6か国協
議の再開に応じない場合、国連の安全保障理事会に問題を付託する案への対応も含
めて、米韓の同盟関係にさらに不協和音が表面化しないようにできるかどうかが焦
点になるものとみられます。
中国報道官発言で説明要求へ NHK 05/25 04:57
ttp://www3.nhk.or.jp/news/2005/05/25/d20050525000025.html 中国の呉儀副首相が、小泉総理大臣との会談をとりやめたことについて、24日
、中国外務省が靖国神社参拝をめぐる日本の指導者の発言を理由に挙げたことを受
け、日本政府は、非難の応酬に発展する事態は避けたいとしながらも納得し難いと
して、中国政府に十分な説明を求めることにしています。
日本を訪れていた呉儀副首相が、小泉総理大臣との会談を取りやめ、急きょ帰国し
た理由について、中国外務省は、24日、孔泉報道官が、靖国神社参拝をめぐる日
本の指導者の発言を挙げ、強い不満を表明するためだったことを明らかにしました
。これについて小泉総理大臣は、「話せばわかるのだから、会談すれば良かったの
にと思う」と述べ、中国政府の対応を批判しました。こうした中、政府は、この問
題で非難の応酬に発展する事態になれば、友好関係を重視し発展させるとした、先
月の日中首脳会談の合意を揺るがしかねないとして、冷静に対処すべきだとしてい
ます。ただ、孔泉報道官の発言は納得しがたいうえに、指導部の見解をそのまま反
映したものと言えるかは疑問だとしており、政府は外交ルートを通じ、中国政府に
十分な説明を求めることにしています。
中国副首相キャンセル理由は“靖国” 日本政府説明求める NNN 5/25 8:06
ttp://www.nnn24.com/36185.html 中国副首相が小泉首相との会談をキャンセルした問題で、中国外務省が「原因は
小泉首相の靖国参拝発言」と発表したことを受け、小泉首相は24日夜、「会談す
ればいいのに。話せばわかるじゃないですか。私はお会いすると言ったんです。私
がキャンセルしたのではない」と述べた。
日本政府は24日午後、キャンセルの理由について説明するよう初めて中国側に
求めた。23日の段階では公務のためと説明していた中国側が、24日になって靖
国参拝が原因だと説明を一変させたため、政府も態度を変えたもの。
前スレ
>>384 胡錦濤国家主席「6カ国協議は当分難しい」 中央日報 05.25 08:37
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=63858&servcode=500§code=500 胡錦濤中国国家主席は24日「6カ国協議の再開は当分難しいであろう」と述べた。
胡主席はこの日、中国を訪問中のハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)代表と人
民大会堂で会い「北朝鮮と米国間に長い間の対決構図と相互不信があるため」とし
、このように明らかにした。
胡主席は「しかしわずかでも希望がある限り、(平和的解決の)努力をあきらめ
ない」と述べた。
「中国が北核の仲裁者になってほしい」、朴代表が胡主席と面談 中央日報 05.24 18:41
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=63838&servcode=200§code=200 23日から訪中日程をスタートした野党ハンナラ党・朴槿恵(パク・クンヘ)代
表に接する中国側の態度は、ハンナラ党側も「期待以上」とするほど手厚いものだ。
24日には、胡錦濤国家主席が直接朴代表に会った。胡国家主席が「朴代表の訪
問は韓中関係の発展にプラスになるだろう」と話したのを受けて、朴代表は「4年
ぶりの訪中だが、大きく変化、発展した中国を見て、中国の無限な潜在力と13億
の中国人を率いる胡主席に敬意を示すところ」と話した。北朝鮮の核問題について
も真剣に話し合った。とりわけ朴代表は、北朝鮮の核放棄と6カ国協議復帰と関連
し、中国側に積極的な役割を注文した。
ハンナラ党は、胡主席と朴代表の面談を大きく意味付けている。同党関係者は「
胡主席との面談を外交通商部(外交部)を経由せず、ハンナラ党が直接成立させた
」とし「誰でも中国に来ると主席に会いたがり、実現しないケースが多いが、今回
はむしろ中国側が自発的に会いたがっていた」と伝えた。
現地の消息筋は「中国が、朴代表を、可能性のある潜在的な大統領候補に認め、
管理しはじめている」との見方を示した。朴代表の訪中に同行中の某議員も「社会
主義国家が、権力の流れに非常に敏感だとの点から考えて、朴代表に対する中国の
態度は、朴代表の位相強化と関連があるものと考えられる」と話した。
米日、韓国のバランサー論に疑問提起 朝鮮日報 05/24 21:53
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/05/24/20050524000055.html 日本外務省の谷内正太カ事務次官が、最近日本を訪問した韓国の国会・国防委員
たちに会い、北朝鮮の核問題を解決するためには、韓米日3か国の団結が核心であ
り、もっとも重要だが、ここへきて韓国が韓米同盟から脱していると述べたと、24
日伝えられた。
谷内次官は、韓国はバランサー役を果たしたいと言っているが、日本はこれを受
け入れられないとしながらこのように述べたと複数の国防委員が伝えた。また、韓
国政府も谷内次官のこうした発言について駐日大使館から報告を受けたことが確認
された。
谷内次官は当時、非常に直接的な表現で、韓国政府に対して批判的な発言をした
と伝えられた。
谷内次官は6か国協議参加国の立場と関連し、米日は右側にあり、中国と北朝鮮
は左側にあるが、韓国は今、中国と北朝鮮側に近い位置にあるかのように見えると
述べた。また北朝鮮の核問題に対する日本の立場は無条件的に待つことではないと
し、北朝鮮が核実験に踏み切れば、食糧支援をせず、拉致問題を本格的に提起する
ことになると述べた。
>>9 つづき
米太平洋軍のゲーリ・ローヘッド副司令官は、国防委員たちとの会合で「韓国が
バランサー役を打ち出す意図が理解できない」とし「韓国がバランサー論を主張す
れば、韓米同盟の役割は一体何なのか」と述べたと一部の国防委員が伝えた。
米国内の韓半島専門家たちは、昨年から「韓米同盟に問題があるということは、
もはやニュースでもない」「同盟が深刻な危機にあるという言葉も、もううんざり
」と述べてきた。
韓国政府はこうした同盟の亀裂主張に対し、「何ら問題がない」とし「返って前
政権時代からくすぶっていた龍山(ヨンサン)基地移転や防衛費削減などの懸案ま
で解決するなど、順調に進んでいる」と述べている。
しかし、本音は少なからず心配を抱えている。特に米国内の反韓感情に神経を尖
らせている。6月11日開かれる韓米首脳会談でも「北朝鮮の核問題とともに韓米同
盟の強化が主なテーマになるだろう」と外交部当局者が明らかにした。また、外交
部は米国内の世論に対する特別広報戦略もまとめている。
>>9-10 日本、北朝鮮情報で韓国との共有を躊躇 東亞日報 MAY 25, 2005 03:17
ttp://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2005052510718 日本の谷内正太郎外務省事務次官が、最近日本を訪れた国会国防委員会所属の与野
党議員に、「米国が韓国を信頼していないようで、日本は韓国との情報共有及び協
力に躊躇する」と話していたことが24日、明らかになった。
谷内事務次官は10日、柳在乾(ユ・ジェゴン)国防委員長や趙成台(チョ・ソン
デ)、金明子(キム・ミョンジャ、以上ヨルリン・ウリ党)、朴振(パク・ジン)
、宋永仙(ソン・ヨンソン、以上ハンナラ党)議員らと会った席で、「日本と米国
は、多くの北朝鮮関連情報を共有している」としてこのように述べたと、当時面談
に出席した議員たちが伝えた。
谷内事務次官はまた、私見を前提に、「(6者協議で)米国と日本は右側にいて、
中国と北朝鮮は左側にいるが、韓国は今中間から左(中国と北朝鮮の方)に行くよ
うだ」と述べ、「北朝鮮核問題を解決するためには、韓米同盟と韓米日関係が非常
に重要だと考える」と述べたという。
日本外務省内の対北ラインの中核である谷内事務次官のこのような発言は、北朝鮮
核問題をめぐる韓米間の意見の食い違いによって、日本も韓国と緊密に情報共有を
することが困難だという点を明らかにしたものであり、波紋が予想される。
柳委員長は、「当時面談で、谷内事務次官の発言に対して『全面的に誤解だ』と述
べ、『韓国外交の基調は、韓米同盟の強化と韓米日の協調にある』と説明した」こ
とを明らかにした。
>>11 つづき
当時、谷内事務次官と面談した国防委員5人は、帰国後、国会に提出する報告書に
谷内事務次官の発言を盛り込むかどうかをめぐり論議したとされる。
ハンナラ党の朴振議員らは、報告書に盛り込んで盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に
も報告することを主張したが、柳委員長は、谷内事務次官の発言が大して寄与しな
いという理由で、これを盛り込まなかったという。
一方、外交通商部は、谷内事務次官の発言を聞いて、日本外務省に強く抗議した。
ある当局者は、「谷内事務次官が、最近の韓日関係と関連して不満を持っていたと
ころに、韓国の野党国会議員が同席したので、不必要な話をしたようだ」とし、「
谷内事務次官の発言直後、日本外務省に遺憾を表明した」と話した。
柳委員長らは、6日から6日間日本を訪問し、日本の大野功統防衛庁長官ら政府や
議会の安保関連関係者たちと面談した。
13 :
韓国紙社説から:2005/05/25(水) 10:00:24 ID:F33JkNgx
朝鮮日報社説:利敵団体の訪朝が南北関係にプラスになるとは 05/24 21:31
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/05/24/20050524000046.html ・・・・・
統一部は「韓総連のソン・ヒョウォン議長は関連法で処罰されたこともない。指
名手配されてもいない上、訪朝の際、韓国の法を順守すると約束しており、南北関
係の円満な進展を考慮し決定した」と述べた。
しかし、統一部のこうした決定は、韓総連に対する最高裁の判決とは相反するも
のである。最高裁が98年韓総連を利敵団体と規定した理由は、韓総連が「北朝鮮の
対南赤化統一路線に追随している」と判断したためだ。
・・・・・
大韓民国は最高裁を頂点とする「司法政府」と大統領の頂点とする「行政政府」
に分けられる国家ではない。統一された単一国家だ。従って大韓民国政府は一致し
た意志を持っているはずだ。
にもかかわらず、最高裁は韓総連を利敵団体とし、統一部はその利敵団体代表の
訪朝が南北関係の円満な進展の役に立つだろうと言っている。国がこのような有り
様で大丈夫だろうか。
14 :
韓国紙社説から:2005/05/25(水) 10:00:53 ID:F33JkNgx
>>13 中央日報社説:韓米、レベルアップされた同盟作るべき 05.24 18:04
ttp://japanese.joins.com/article/article.php?aid=63834&servcode=100§code=100 ・・・・・
だが、警護など実務的な理由から1泊3日に日程を調整したという。それだけ、
今回の首脳会談が、緊急な必要性によって成立したことを示している。実際、韓米
間には、現在、最高官レベルで緊急に調整し、原則を整えなければならない諸懸案
が山積している。北朝鮮の核問題をめぐる隔たりをはじめ、在韓米軍の戦略的柔軟
性、韓国の北東アジアでのバランサー役−−など冷戦終息の後、変化した北東アジ
アの状況の中で、韓国の位相と役割、その中での韓米同盟の発展と進化について意
見調整と合意が必要とされる状況だ。
・・・・・
したがって、今回の首脳会談で韓米間の隔たりを解消、懸案を調整し、この50
年間成し遂げてきた両国関係をもう一歩レベルアップさせる契機にしなければなら
ない。とくに、両国首脳の合意と同盟強化への意志が、懸案を解決する大きな枠組
みの方向になり、未来の韓米同盟と韓半島和平・北東アジアの安定・世界平和など
を支える柱になるよう努めるべきだ。
15 :
韓国紙社説から:2005/05/25(水) 10:01:20 ID:F33JkNgx
>>14 東亞日報社説:対北情報「仲間はずれ」の盧政府 MAY 25, 2005 03:25
ttp://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2005052509228 日米両国は、韓国と対北情報を共有することを躊躇していることが、日本の外務官
僚の吐露で明らかになった。・・・・・
これは、韓米、韓日間の情報共有に異常が生じていることを責任ある外交当事者が
公式に確認したという点で、重大な意味を持つ。彼の発言は、「日米両国が韓国政
府を信じられないので、対北情報をありのまま提供できない」という意味と読むに
十分である。日本政府の対北ラインの中核の谷内次官はまた、北朝鮮核問題と6者
協議に関して、「米国と日本が右側にいて、中国と北朝鮮が左側にいるが、韓国は
今中間から左に行くようだ」と話したという。
・・・・・
その度に韓国政府は、「情報の共有は完璧だ」と大口をたたきながら、問題提起を
無視した。「情報の仲間はずれ」にあっていることを知りながらも国民を欺いたの
か、仲間はずれの事実そのものも分からなかったのか、政府に問いたい。
国民の生存がかかった安保確保に決定的な重要性を持つ日米との情報共有が十分に
成り立っていないにもかかわらず、政府が続けて泰平な態度を見せる理由は何か。
「同盟より民族同士」がより重要だという認識によるなら、安保は放棄するという
ことなのか、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府に厳しく問わざるを得ない。
産経抄 5月25日
ttp://www.sankei.co.jp/news/050525/morning/column.htm 「今日はいい記事をありがとう」と大きな声でにこやかに話された。相手はとて
も驚いたようだ。小渕さんは電話の後、「これでいいんだ。もう批判記事は書かな
い」と一転厳しい顔で言われた。
▼以上は、八年七カ月にわたって官房副長官を務めた古川貞二郎氏の回想録『霞
が関半生記』(佐賀新聞社刊)の一節だ。官僚人生と首相官邸の舞台裏を描いた好
著だが、五年前の五月に亡くなった小渕恵三元首相が自分を批判した相手に直接、
電話を入れる場面には参った。罵声(ばせい)には強いが褒め言葉に弱い物書きの
業を熟知していた「人柄の小渕」さん、その秘めた情念がのぞく。
▼「急用ができたので、本社に戻らないといけなくなりました」。社長に面会予
約をとって、玄関先まできた取引先の部長が電話で約束をキャンセル。ところがこ
の部長、直前まで友人と喫茶店で談笑し、急用もなかったらどうします? 間違い
なく取引停止だろう。
▼中国の呉儀副首相のドタキャン事件は非礼の域をこえ、辱めだ。それを「日本
側にも非がある。首相は靖国神社に参拝しない方がいい」などと、したり顔で語る
政治家や財界人が少なくないのには驚く。中国との商売に熱心なあまり、「誇り」
という言葉を忘れたのではないか。
▼だが、青筋立てて怒っては中国と同じになる。ここは小渕流で、早く日中の首
脳会談を開くよう、笑顔で提案してはどうだろう。場所はチベットがいい。小渕さ
んに戦争の謝罪を求め、今も元気な江沢民前主席を招待するのも一興だ。
▼独立を求めるチベットの人々を武力制圧し、ダライ・ラマ十四世を亡命に追い
やった過去を持つ中国共産党の後継者が、血塗られたラサの地で「歴史認識」をど
う語るか、じっくり聞いてみたい。
5月25日付・編集手帳
ttp://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050524ig15.htm 「躾(しつけ)」という字は日本で生まれた。和製の漢字「国字」という。はる
か遠い昔のことで、誰の創案によるものかは知るよしもないが、「美しい身」とは
言い得て妙である◆子供は親がしつけるが、国家をしつけてくれる者はいない。遠
回りのようでも、国際社会のなかでひとつ恥をかいては、ひとつ利口になり、自習
していくのだろう◆中国の呉儀副首相が、先方の申し入れで決まった小泉首相との
会談を突然取り消し、帰国した。靖国の問題が原因というが、酒場の酔漢ではなし
、「気にくわない、帰る」では外交にならない。理由がどうあれ、礼を失している
◆反日デモの暴徒に好き放題をさせた中国政府には、「これで法治国家かね」「北
京五輪は大丈夫?」と、疑問の声が世界のあちこちで上がった。学習効果だろう、
いまはデモの暴走を抑えにかかっている◆法の次は礼儀、中国の「しつけ自習」は
2科目目に入ったらしい。副首相にはいつの日か、「あの時はごめんなさい」との
言葉を携えて、卒業旅行の再訪日をしてほしいものである◆毎度毎度、自習を手伝
わされる側はいい迷惑だが、さりとて、こちらが頭に血をのぼらせれば相手の蛮風
に染まる。中国政府、中国の人々にはいままで通り、礼節をもって接することが肝
要だろう。躾の本家として身を美しく保ちたい。
東京新聞筆洗:二十四日付本紙朝刊の佐藤正明さんの政治漫画『流行語大賞をね…
ttp://www.tokyo-np.co.jp/00/hissen/20050525/col_____hissen__000.shtml 二十四日付本紙朝刊の佐藤正明さんの政治漫画『流行語大賞をねらえ』には笑っ
てしまったが「おもしろうてやがて悲しき鵜(う)舟かな 芭蕉」の心境だ▼一コ
マ目。北京で胡錦濤主席が武部、冬柴両与党幹事長に「目にしたくない動きがある
」。二コマ目。呉儀副首相が帰りの機中でドタキャンの理由を聞かれ「目にしたく
ないからよ」。三コマ目。岡田民主党代表が審議拒否の理由を「目にしたくないか
ら」▼それもこれも記者団にキャンセルの感想を聞かれた小泉首相が「野党の審議
拒否が伝染したのかなあ」とマンガ的対応をするから、すかさずネタにされる。い
つもながら、首相の言葉が軽い。こんな酒場ジョークのレベルで政治状況がつくら
れていく不幸▼外交儀礼にもとる中国に問題はあるとしても、もとは十六日、関係
修復のために来日する呉副首相にぶつけるように首相が国会答弁で「罪を憎んで人
を憎まず」とA級戦犯合祀(ごうし)容認に踏み込んだからだ。中国側は呉副首相
と首相が会って正面衝突する危険を回避したともみられた。事実、二十四日になっ
て歴史問題がキャンセルの理由であると明らかにした▼折から来日中の金大中・韓
国前大統領が東京都内で講演。「二〇〇一年の日韓首脳会談で、小泉首相が靖国問
題で『世界中の人々が負担なく参拝できる方案を検討するという立場』を約束した
。この約束は実践されねばならない」と語った(読売)▼その後、当時の福田官房
長官に祈念施設づくりの懇談会報告が出されたのに立ち消えた。いまや日中韓は鵜
舟どころか泥舟だ。
産経社説:【主張】靖国参拝の意義 首相は世界に向け説明を
ttp://www.sankei.co.jp/news/050525/morning/editoria.htm (前略)
武部氏は二十四日の自民党役員会などで、「自分の考えでなく、国民の間に内政
干渉と見る考え方があると伝えた」と釈明した。釈然としない説明だが、武部氏の
真意がそうだったとしても、同氏の対応には疑問が残る。
十六日の衆院予算委員会で、小泉首相は靖国参拝について「他国が干渉すべきで
はない」と答えた。武部氏は自民党総裁である小泉首相の考えを、中国当局にどの
程度はっきり伝えたのだろうか。この会談に関して武部氏らはさらに説明責任を果
たすべきだ。
小泉首相は衆院予算委で、靖国参拝の理由について「戦没者を追悼し、二度と戦
争を起こさないという、ごく自然な気持ちを実践してきた」と述べている。靖国神
社にいわゆる「A級戦犯」が合祀(ごうし)されていることを中国や韓国が問題視
していることについては、「『罪を憎んで人を憎まず』というのは(中国の)孔子
の言葉だ」と述べ、中韓の批判はあたらないとした。
そもそも、「A級戦犯」は、東京裁判で戦勝国側が認定したものに過ぎない。東
条英機元首相ら日本の戦争指導者が絞首刑などの判決を受けたが、その後、南方の
法廷などで裁かれた「BC級戦犯」も含め、早期釈放などを求める国民運動が起きた。
この国民世論を背景に、「戦犯」の遺族にも年金が支給される改正援護法などが
成立し、援護行政の一環として行われてきたのが、靖国神社での合祀である。どん
な形で死んだにせよ、死者を必要以上にムチ打たないのが、日本の国民感情だった
からだ。
小泉首相は日本の指導者として、こうした日本人の心のありようや伝統的な死者
のまつり方などを中韓だけでなく、世界中に発信してほしい。
20 :
今朝の社説から:2005/05/25(水) 10:20:08 ID:F33JkNgx
>>19 読売社説:[中国副首相帰国]「最低限の国際マナーに反する」
ttp://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20050524ig90.htm どんな理由があっても、非礼な行為は詫(わ)びる。それは、国際社会でも当然
のルールだ。
中国の呉儀副首相が、直前になって小泉首相との会談をキャンセルし、帰国した
。町村外相が言う通り、「最低限の国際マナー」に反する行為だ。
問題は、直前のキャンセルというだけではない。そもそも中国側の希望で設定さ
れた会談だ。会談では、中国側の要請にこたえて、首相が中国人団体観光客への査
証(ビザ)発給地域拡大を表明するはずだった。
中国は「礼」を重んじる国のはずではなかったのか。もし他国の要人が中国首脳
に対し今回のような行動を取ったら、中国はどう感じるだろうか。一言の「謝罪」
もなしで済む問題ではあるまい。
中国側は当初、「重要な緊急の公務」が生じたことをキャンセルの理由にしてい
た。だが、その後、中国外務省報道局長は、靖国神社参拝問題に関する首相の発言
などに対する強い不満が原因であることを明らかにした。
小泉首相が16日の衆院予算委員会で、靖国参拝について、「どのような追悼の
仕方がいいのか、他の国が干渉すべきでない」「いつ行くかは適切に判断する」と
述べたことを指しているのだろう。
戦没者の追悼はそれぞれの国の文化、伝統に従って行われるものだ。首相の靖国
参拝には、日本国内でも賛否両論がある。その論議はあっていい。だが、他国の干
渉によって決めることではない。
21 :
今朝の社説から:2005/05/25(水) 10:20:38 ID:F33JkNgx
>>20 つづき
中国の胡錦濤国家主席は訪中した自民党の武部幹事長らに、「目にしたくない動
き」として、靖国参拝、歴史教科書などを挙げた。日中関係の発展をビル建設に例
え、「レンガを一つ一つ積み上げないとできないが、ビルを一瞬で壊すことが可能
だ」とも語ったという。
しかし、「ビルを一瞬で壊すこと」につながりかねない、「目にしたくない」行
動を重ね、日中関係の発展を阻害しているのは、むしろ中国の側だ。
中国原潜による日本領海侵犯、東シナ海の日中中間線付近での一方的なガス田開
発、反日デモによる日本の大使館や総領事館に対する破壊行為、そして、今回の非
礼な会談キャンセルである。
中国政府が大使館などに対する破壊行為を阻止しなかったのは、外国公館の保護
を義務付けた「外交関係に関するウィーン条約」に反する。これについても、中国
はいまだに謝罪しようとしない。
小泉首相と胡主席は4月のジャカルタでの会談で、日中間の対話促進を確認した
。対話促進のために何が必要か。中国も冷静に考えるべきではないか。
22 :
今朝の社説から:2005/05/25(水) 10:25:39 ID:F33JkNgx
>>20-21 日経社説:日中の関係悪化に歯止めを(5/24) ←本日はドタキャン関連無し
ttp://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20050523MS3M2300C23052005.html ・・・・・
真相は不明だが、小泉首相が靖国参拝継続を示唆する発言をしたことへの反発、
との見方もある。先月末の首脳会談で改善に合意したはずの日中関係の雲行きが早
くも怪しくなってきた。現状では首脳の相互訪問再開はおろか、不測の事態が生じ
る懸念もなしとしない。双方の官民各界がこれ以上の関係悪化に歯止めをかけるた
めに知恵を絞る時だ。
胡主席は小泉首相がA級戦犯を合祀(ごうし)した靖国神社に参拝していること
などを「目にしたくない動き」と批判。「中日関係の発展は大きなビルの建設で、
れんがを一つ一つ積み上げないとできないがビルは一瞬にして壊すこともできる」
と両国関係に強い危機感を示した。
胡主席は先月23日のジャカルタでの小泉首相との会談で「歴史をかがみに未来に
向かい、侵略戦争を反省し、中国やアジア人民の感情を傷つけない」など五項目を
提案。小泉首相も配慮する考えを示した。
しかし、小泉首相は16日の衆議院予算委員会発言で、靖国神社に「いつ行くかは
適切に判断する。他国が干渉する問題ではない」と参拝継続を示唆。A級戦犯合祀
について「『罪を憎んで人を憎まず』というのは孔子の言葉だ」と述べた。これは
侵略戦争を行った側が言うべき言葉ではない。
中国では江沢民前政権時代に強まった愛国主義教育などの影響で、反日感情が極
めて強い。共産党政権への国民のうっ積した不満と相まって、いつまた大規模な反
日、反政府暴動が起きないとも限らない。
われわれは小泉首相にはA級戦犯合祀のもとでの靖国参拝を控え、中国には反日
民族主義教育を是正するよう求めてきた。実現しないのは残念なことだ。当面は指
導者間の相互信頼を欠く現状下で、いかにしてこれ以上の関係悪化を防ぐかを双方
の官民各界が考える必要がある。
23 :
今朝の社説から:2005/05/25(水) 10:30:05 ID:F33JkNgx
>>22 毎日社説:日中関係 これ以上冷やしてはならない 05/24←本日はドタキャン関連無し
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/column/shasetsu/news/20050524k0000m070141000c.html ・・・・・
日中両国は、4月のジャカルタでの首脳会談で対話促進で合意し、関係悪化にと
りあえずの歯止めをかけた。しかしその際、胡錦涛国家主席は72年の日中共同声
明など「日中関係を定めた文書の尊重」などの5項目提案を行い、「反省を実際の
行動に移してほしい」と、暗に首相の靖国神社参拝中止を求めた。
ところが、小泉首相からの回答は胡主席の期待とは遠いものだった。衆院予算委
員会で「他国が干渉すべきではない。いつ行くかは適切に判断する」と、参拝継続
に一歩踏み込んだ。
訪中した自民、公明両党の幹事長との会談で胡主席が改めて靖国問題に言及した
のは、小泉首相の予算委答弁への不満の表れだろう。胡主席は「中日関係の発展と
いう大きなビルの建設はレンガを一つ一つ積み上げないと出来ないが、壊すことは
一瞬で可能だ」とも述べた。
レンガを積み上げるには、日中双方が汗を流さなければならないのはもちろんで
ある。反日デモの暴徒化を許し謝罪を拒否していることや、原子力潜水艦が日本の
領海を侵犯したのに謝罪をしていないことなど、中国側にもレンガの積み上げを壊
しかねない行為があった。
だが、小泉首相が参拝継続と日中関係打開を両立させたいと思うなら、中国側が
納得出来る十分な説明をしなければならない。今回の会談キャンセルは中国側が示
した一つの「行動」と受け止めることが出来よう。首相が「日本人の国民感情とし
て、亡くなるとすべて仏様になる」と言うだけでは、あまりにも論理が薄弱だ。
会談中止について、小泉首相は「よい機会だと思ったが、別に会いたくないのを
会う必要はない」と述べた。これでは打開の道は開けない。靖国参拝は小泉首相の
個人的信条から発した問題なのだから、首相が知恵を出すしかない。
24 :
今朝の社説から:2005/05/25(水) 10:33:49 ID:F33JkNgx
>>23 東京社説:日中関係 対話の継続が大切だ
ttp://www.tokyo-np.co.jp/00/sha/20050525/col_____sha_____003.shtml 中国の呉儀副首相が小泉純一郎首相との会談を突然、中止し、帰国した。直前の
キャンセルは国際マナー違反だ。対立は対話で解くべきであり、話し合いの場につ
かなければ解決はできない。
日程を繰り上げての帰国理由を中国側は当初「重要な緊急公務」と説明したが、
その後の呉副首相の動静をみると、緊急公務があったとは思えない。それだけに日
本側には中国の「非礼」を批判する声が多い。
副首相はかつて対米通商交渉でズバズバとものを言ったため、米国は「鉄の女」
のニックネームを贈った。その副首相と小泉首相との会談だけに、靖国問題などで
激突必至だから、決裂回避のためドタキャンになった、との見方もあった。
実際、中国外務省は二十四日になってキャンセルの理由を「日本の指導者の最近
の言論で会談に必要な雰囲気がなくなったためだ」と発表した。どうやら首相の靖
国参拝発言が引っかかっていたようだ。
だが、不満は会談で主張したらいい。しかも会談相手は当事者で、日本のトップ
、小泉首相だ。中国にとっては自国の論理を主張する絶好のチャンスではないか。
もちろん日本側も関係改善への中国の努力は率直に評価すべきだろう。自民党の
武部勤幹事長らの訪中で会談した胡錦濤主席は首相の靖国参拝中止を求めた。
25 :
今朝の社説から:2005/05/25(水) 10:34:24 ID:F33JkNgx
>>24 つづき
日本の新聞は靖国を見出しに大きく伝えたが、中国の国営通信新華社は胡主席の
靖国言及発言を伝えなかった。国内の対日世論悪化を懸念したからとみていい。日
本も今回の会談で中国人団体ビザの拡大など関係改善に意欲を持っていたが、中国
側も改善に腐心していることを忘れてはならない。
それにしても会談中止は残念だ。胡錦濤主席は先月、インドネシアのジャカルタ
で小泉首相と会談し、日中関係発展のための五項目提案をした。その中の一つにこ
うある。
「対話と対等な交渉を通じ、中日間の対立点を適切に処理する姿勢を貫き、対立
点を解決する方法を模索し、中日友好という大局が新たな障害や衝撃を受けないよ
うにしなければならない」
まったくその通りだが、会談キャンセルは自ら対話の道を塞(ふさ)ぐことにな
る。対立は対話を積み重ねることによってのみ解決できる。
小泉・胡会談があったアジア・アフリカ会議五十周年記念会議は「新しい連携」
を宣言したが、日中間の連携なしにアジア・アフリカの連携は不可能だ。日中指導
者は国際社会への責任をもっと自覚すべきだ。
26 :
今朝の社説から:2005/05/25(水) 10:37:11 ID:F33JkNgx
>>24-25 朝日社説:日中関係 ああ、なんと不毛な
ttp://www.asahi.com/paper/editorial20050525.html 日本を訪れていた呉儀・中国副首相が、小泉首相との会談を急にキャンセルして
帰国した。
当初は「緊急の公務」と説明されたが、のちに中国外務省は「日本の指導者が、
靖国神社の参拝について繰り返し中日関係改善に不利となる発言をしたことは大変
不満だ」とする談話を発表した。
首相との会談を当日になってキャンセルするのは極めて異例だ。理由を明確にし
なかったのもマナーに欠ける。ただ、最近の経過を振り返れば、中国ばかりを責め
ることはとてもできない。
4月下旬、小泉首相は胡錦涛国家主席とジャカルタで会談した。首相は反日デモ
で、主席は靖国参拝など歴史問題でそれぞれ適切な対応を求め、関係改善への努力
を確認したはずだった。
実際、中国はその後、各地に広がった反日デモを抑え込んだ。日本公館が投石な
どの被害を受けたことに謝罪はしていないが、原状回復を約束した。
翻って、小泉首相の対応はどうか。先週の国会で「どのような追悼の仕方がいい
かは他の国が干渉すべきでない」と述べ、これまで以上に強い口調で年内の靖国参
拝に意欲を示した。
首相ばかりではない。自民党の武部勤幹事長は王家瑞・中国共産党対外連絡部長
との北京での会談で、「首相の靖国参拝に対する中国側の批判は内政干渉だという
人もいる」と述べた。反発する王氏と激しい応酬になったという。
27 :
今朝の社説から:2005/05/25(水) 10:37:37 ID:F33JkNgx
>>25 つづき
この問題を「内政干渉」と切り捨ててしまうのには無理がある。侵略戦争の加害
者である日本が戦死者をどう追悼するか。そのやり方をめぐって被害者が感情を傷
つけられていると言うなら、そうした思いを解く努力をする道義的な責任は加害者
側にある。
ましてA級戦犯の戦争責任は、日本がサンフランシスコ講和条約で東京裁判の判
決を受け入れたことで、国際的に決着のついたことである。その責任をあいまいに
する靖国参拝に、当事者でもある中国が不信を表明するのを「干渉」とはねつける
わけにはいかない。
日本が植民地支配した韓国も同じだ。
首相は01年の金大中大統領との会談で、靖国神社に代わる追悼施設の検討を約
束した。その金氏は最近の講演で「その約束が実践されなければならない」と改め
て求めた。
戦死者の追悼の仕方は内政問題と言うなら、なぜこんな約束をしたのか。靖国参
拝に意欲を燃やした中曽根元首相が取りやめたのも、この問題が内政にとどまらな
いと気づいたからだ。
「内政干渉」という言葉には、これ以上の問答は無用といわんばかりの響きがあ
る。今回の中国側の会談キャンセルにも似たものが感じられる。「会いたくないの
を会う必要はない」と首相が言い、「大使館への破壊活動と一脈通じるものがある
」と町村外相が不快感を言う。
こんな切り口上を続けていては、不毛な連鎖は深まるばかりだ。
落ちます。
<参考>
断交後初、台湾人に叙勲…「緊密化へ一歩前進」
http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/kokusai/20050525/20050524i519-yol.html 【台北=石井利尚】日本と台湾が1972年に外交関係を断絶して以来初めて、台湾人が日本の叙
勲を受章した。
もともと、親日的な住民が多い台湾だが、台湾の知日派らの間では、日台交流の励みになると歓迎
する声が広がっている。
今春の叙勲で「旭日中綬章」を受章したのは、元台湾日本語教育学会理事長の蔡茂豊・東呉大客員
教授(71)。台湾の日本語教育と教育史の第一人者で、文法解説書など多数の著作は教科書的な存
在となっており、教え子は台湾全土の大学など日本語教育の第一線に立っている。蔡さんは「長年、
日本語教育に尽力してきた台湾人全体の受章だ」と喜びを語った。
日台断交前は、71年の辜振甫・台湾工商協進会理事長(故人)ら台湾人も受章していた。だが、
断交・日中国交回復後、日本側に「中国に配慮する雰囲気」(外務省関係者)があり、台湾の受章者
はいなかった。今回、政府は「叙勲は国籍ではなく個人に贈られるもの」として、授与に踏み切った。
この間、中国人は中日友好協会の幹部らが受章してきた。
日本植民地時代に育った台湾の日本語世代には「日本政府は台湾に冷たい」との思いが強いだけに、
受章を「関係緊密化へ一歩前進」(日台関係筋)と評価する声が上がっている。
蔡さんは、日本植民地時代の33年に南部の屏東県で生まれ、小学5年生まで日本語を使った。日
本の敗戦後、国民党政権下で中国(北京)語が使われ、日本語は禁止された。台湾の成功大学では中
国(大陸)文学を専攻。日本語教育に転身したのは、日中文学の比較研究のため留学した東京教育大
(現筑波大)で出会った日本の恩師の勧めのためという。
先週の拉致集会など報道 【5/15〜5/21】
○:報道済、×:スルー (注:Web上)
第2回高砂集会(兵庫県高砂市) 5/15
×報道メディア見当たらず
鹿児島市 鹿屋市 街頭署名 5/15
○南日本、鹿児島テレビ、南日本放送、
曽我ひとみさん娘田植え 5/15
○新潟日報、読売、毎日、産経
地村保さん小浜市長に本贈呈 5/16
○福井新聞、日刊県民福井、、、
地村さん夫妻子ども帰国祈願植樹「七夕の木」再び心ない行為で枯死 5/16
×読売福井、毎日福井、
○福井新聞、日刊県民福井、FNN(取材:福井テレビ)、朝日福井、福井放送、福井テレビ、共同
ジェンキンスさんに旅券発給 5/16
○産経(共同)、新潟日報、毎日、テレビ新潟、TBS、新潟総合テレビ、共同、読売
新潟放送、NNN、ANN、NHK、AFP=時事、新潟テレビ21
横田夫妻 目黒で講演 5/17
○産経
拓殖大学公開講座、飯塚繁雄さん 5/20
×報道メディア見当たらず
蓮池さん、地村保志さん子供帰国から1年、記者会見 5/20
○全メディア
>>32 つづき
拉致被害者認定しないよう、寺越友枝さん国に申し入れ 5/20
○読売石川
増元照明さんを囲む会、井上さんと山下さんの家族会見 前橋 5/21
○毎日群馬、産経群馬、上毛新聞、東京群馬、産経群馬
横田さん、全国で拉致救出訴え 5/21
○時事
横田早紀江さんを「励ます集い」神戸 5/21
○毎日兵庫
嶺南3特定失踪者の同級生が署名活動、若狭 5/21
○福井新聞、日刊県民福井、福井放送、読売福井
注記:万景峰号入港関係は略
北朝鮮拉致問題 10か国などに署名簿 川崎の市民団体 救出への協力訴え
読売新聞神奈川 5月25日
ttp://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news001.htm 川崎市川崎区在住で、北朝鮮による拉致被害者家族の横田滋さん夫妻を支援する
市民団体「あさがおの会」(田島忠代表)が27日、米国、中国など10か国の大
使館と国連人権委員会に、被害者の早期救出への協力を要請する署名簿を提出する
。日朝間交渉が行き詰まる中で、他国政府の力を借りる考え。すでに米国など5か
国から署名を受け付けるとの返事を得たという。当日は横田さん夫妻も会員と10
か国の大使館を回る。
米、中のほかに提出を予定しているのは、北朝鮮の核問題を巡る6か国協議に参
加しているロシア、韓国と、アジア、ヨーロッパの主要国であるインド、インドネ
シア、イギリス、フランス、イタリア、ドイツと国連で計11か所。
署名簿は、各国首脳や国連事務総長あてで、「(北朝鮮の)非人道的行為を非難
する国際的な声と施策が、日本国や他の国の拉致被害者全員の早期救出に必要」と
して、協力を要請する内容。
会員や知人ら709人が11か所の提出先にあてて、それぞれ署名したものを、
各大使館に直接出向いて手渡し、国連には27日、国際郵便で提出する。
会は2003年、横田さんの住むマンションの居住者らで結成され、現在の会員
は約200人。街頭での署名活動や拉致関連の記事の切り抜きのほか、日々多忙な
横田さん夫妻のために生活支援をしている。会の名前の「あさがお」は、拉致され
た横田めぐみさんが好きだった花の名前を取ったという。
今回の署名提出は先月、開かれた会の定例会で「拉致問題が進展しない中で、北
朝鮮に揺さぶりをかける効果的な方法はないか」と検討され決まったという。
田島代表は「外国の協力が得られるように世論を盛り上げていきたい」と話して
いる。
>>4 万景峰号の大音量に「警告」=「常識に従え」−新潟県知事 時事 5月25日 13時1分
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050525-00000671-jij-soci 新潟県の泉田裕彦知事は25日午前の記者会見で、23日に新潟港に入港した北
朝鮮の貨客船「万景峰92」号が県の岸壁使用許可条件を守らず、大音量で音楽を
流しながら接岸したとして、許可条件の順守を求める文書を平壌にある運航会社に
24日に送付したことを明らかにした。
泉田知事は会見で「他人の家に入って玄関先で自分の好きな音楽を流すことがど
ういう意味を持っているのか。小学生でもやってはいけないことだ。今後は日本と
新潟の常識に従ってもらう必要がある」と強調した。
新潟県、万景峰に厳重注意 入港時に大音量の音楽 共同 5月25日 10時52分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050525-00000051-kyodo-soci 北朝鮮の貨客船「万景峰92」が23日の新潟港入港時に流した音楽の音量は、
条例に定める岸壁使用許可条件に違反する恐れがあるとして、新潟県は25日まで
に、代理店(東京)を通じて同船の船舶会社(北朝鮮・平壌)に文書で厳重注意した。
また県は、今後の対応などについて書面での回答を要求。期限はないが、回答に
よっては、既に申請のある30日の岸壁使用を知事の判断で許可しない場合もある
という。
県は昨年12月以降、万景峰に対し、港湾管理条例に基づき「新潟港内では拡声
器等から発せられる音量を社会通念上、許容できる範囲内とすること」を条件にし
て岸壁使用を許可していた。
万景峰は23日、大きな音量で歌を流しながら入港した。
>>35 万景峰号の音量過大と県が厳重注意 朝日新潟 5月25日
ttp://mytown.asahi.com/niigata/news01.asp?kiji=7428 社会通念上、許される範囲を超えているのではないか――。北朝鮮の貨客船・万
景峰(マンギョンボン)号が23日の入港時にかけた音楽の音量が、県港湾管理条
例に違反する可能性があるとして、県は24日、東京都の代理店を通じて、同船側
に厳重注意した。音量への認識と、今後の対応について回答を求める文書も出した
。万景峰号は30日に再入港する予定だが、県は回答を待って対応する方針だ。
県は、厳重注意を出す際、国にも相談。条例に違反する恐れがあり、「二度と、
このような事態を引き起こさないよう強く求める」という文書を送った。
万景峰号は30日の入港について20日に許可を申請している。県港湾課は、同
船側から、回答がなかったり、不誠実だったりした場合の対応も検討し始めた。
同船がこれまで入港時に流していた音楽は、たびたび問題視されていた。音量を
許可条件とする根拠は、県が1月に見直した県港湾管理条例だ。条例は、万景峰号
など外国船の入港に二つの条件を付けた。
一つは、座礁や燃料漏れを起こした際の撤去費用を担保する船主責任保険(PI
保険)へ入ること。もう一つは、音楽の音量を周囲の迷惑にならない範囲に抑える
ことだった。
PI保険について国土交通省は今月、万景峰号の加入した保険会社の賠償能力を
確認。このため県は、音量の抑制を条件に入港を許可していた。
今年初めての入港となった18日は、音楽がかすかに聞こえるだけで、県関係者
も「条例が守られた」と話していた。
ところが、2度目となった23日は、大きな音を響かせながら入港。初回と一変
した対応に、家族会などが「不誠実だ」「挑発的すぎる」と強く反発していた。
このため、家族会は県に、何らかの対応をするように求めていた。一方、朝鮮総
連関係者は音量を上げていたことに、「常識の範囲内で行う」と話した。
港湾課によると、万景峰号は今後、30日と来月4日、10日、27日など10
月までに11回入港する予定を伝えてきている。
中国が北朝鮮に強く警告 核実験「非核化に反す」 産経(共同) 05/25 09:32
ttp://www.sankei.co.jp/news/050525/kok030.htm 北朝鮮が核実験を実施するとの観測が高まったことに関し、中国政府が北朝鮮に
外交ルートを通じて「朝鮮半島の非核化政策と相いれない」として、強行しないよ
う強く警告していたことが24日分かった。複数の6カ国協議筋が明らかにした。
重油や食料の提供などによる金正日(キム・ジョンイル)体制の最大の後ろ盾で
ある中国が、核実験を事実上のレッドライン(越えてはならない一線)に設定し、
容認しない強い姿勢を示したことで、実験阻止への大きな圧力になるのは確実だ。
米政府はこれまで核開発阻止や6カ国協議復帰に向けて北朝鮮に圧力をかけるよう
中国に要請していたが、やっと中国が本腰を入れたことを意味している。
協議筋は「中国政府は朝鮮半島の非核化と核問題の平和的な解決を求めている。
北朝鮮は中国の立場を明確に理解したはずだ」と述べた。別の協議筋は「中国政府
は核実験を実施しないよう強く警告した」と語った。
協議筋によると、中国は警告のメッセージの中で、核実験強行の場合は北朝鮮の
核問題の国連安全保障理事会への付託に賛成するなどの具体的な対応については言
及していないもようだ。しかし、協議筋は、実験強行なら「重大な結果を招く」と
抽象的な表現で警告した可能性はあるとの見方を示した。
米紙は4月下旬、北朝鮮が核実験の準備を本格化させている兆候があると報じた
が、協議筋は、警告がこの米紙報道より早い時期に行われたものとみられると指摘
した。北朝鮮は2月10日に核兵器保有を公式に宣言し、次のステップとして核実
験実施の憶測も流れた。それから間もない2月下旬に中国共産党の王家瑞対外連絡
部長が平壌を訪問しており、この際に警告した可能性がある。
中国は6カ国協議の参加国である米国、日本、韓国、ロシアに対しても北朝鮮が
核実験を実施するかどうかを重大視していると伝えている。
北朝鮮の核保有阻止できず マクナマラ氏 共同 5月25日 10時22分
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050525-00000041-kyodo-int 【ニューヨーク24日共同】マクナマラ元米国防長官(88)が核拡散防止条約
(NPT)再検討会議の開かれているニューヨークの国連本部で24日、記者会見
し、再検討会議の目的は「NPT体制の強化」だが、再検討会議は「北朝鮮、イラ
ンの核兵器保有を阻止する目的を達成できないだろう」と述べた。
マクナマラ氏はその根拠として、北朝鮮とイランが核保有国である米国を脅威と
受け止めている限り、核保有の意図を放棄する可能性は低いとの見方を示した。
前スレ
>>400 朝鮮総連50周年行事 「おこがましい」NGO批判声明 拉致の責任を追及
産経新聞 5月25日
ttp://www.sankei.co.jp/databox/n_korea/nkorea_53_1.htm 朝鮮総連が結成五十周年記念中央大会を開いたことを受け、北朝鮮に帰国した元
在日朝鮮人や、日本人配偶者の人権問題を訴えるNGO(非政府組織)「北朝鮮帰
国者の生命と人権を守る会」(代表=山田文明・大阪経済大教授)は二十四日、記
者会見し「朝鮮総連は『帰国事業』という巨大な誘拐・拉致に責任を取れ」と大会
を批判する声明を発表した。
この後、同会の名誉代表でノンフィクション作家、萩原遼さん(68)らが朝鮮
総連が記念パーティーを開いた都心のホテル近くで「拉致や拉致幇助(ほうじょ)
の張本人が、パーティーを開くことはおこがましく、そこに駆けつける政治家は恥
を知れ、と言いたい」と訴えた。
呉副首相会談キャンセル、海外メディアも注視 朝日 5月25日 12:26
ttp://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20050525/K2005052501610.html 中国の呉儀(ウー・イー)副首相が小泉首相との会談をキャンセルして帰国し、
外交問題になっている事態について、各国のメディアは「中日、国際マナー舌戦」
(韓国・東亜日報)、「中日関係は厚い氷結期に」(英フィナンシャル・タイムズ
)などと報じ、強い関心を示している。しかし、英国では4月に起きた中国の反日
デモ報道に比べ扱いは小さく、米国やアジア諸国では悪化する日中関係の流れに位
置づけ、日中の主張をほぼ等距離で伝える報道が目立つなど、冷静な分析が主流な
ようだ。
米ワシントン・ポスト紙は、靖国問題を巡る両国の感情的な対立が東アジアにお
ける「戦略的なライバル関係の拡大意識」によって激化していると指摘。ニューヨ
ーク・タイムズ紙は、中国側の対応は日本側には「明らかな侮辱」としたうえで、
「中国側の行動は恐らく裏目に出て、反中強硬派の安倍晋三幹事長代理の小泉後継
を手助けするだろう」とするロビン・リム南山大教授の分析を引用した。
韓国の東亜日報は、「日中間には、歴史だけでなく、台湾、釣魚島(日本名・尖
閣諸島の魚釣島)問題、日本の安保理常任理事国入りなど地域の主導権を争う問題
が多く、しばらく冷却状態が続くだろう」と、状況の改善に悲観的な論者の見解を
紹介した。
朝鮮日報も日中の「冷たい政治関係が熱い経済関係まで悪化させることはないだ
ろう」としながら、「軍事・経済の覇権をめぐる競争が激しくなり簡単には解消さ
れない」という専門家の見方を伝えている。
>>42 つづき
戦後60年で歴史認識を巡る日本と周辺諸国の摩擦に注目が集まるドイツでは、
多くのメディアがこの問題を取り上げた。フランクフルター・ルントシャウ紙は、
中国は「キャンセルする以上、理由をはっきりと示さなければならない」と中国政
府の外交手法を批判した。
ロシアの主要各紙も一斉にこの問題を報道。「日本の首相は中国の怒りを恐れて
いない」(新イズベスチヤ)などと、日中間の険悪な空気を伝えている。
日中双方の立場を等距離で伝える論調が目立つ中、中国に批判的な意見が目立つ
のがマレーシア。「マレーシアでは補償もすんだ話とみなされており、問題視され
ない」(地元大手紙幹部)。
台湾では、呉副首相の突然の帰国は中国の「外交失態」(自由時報)と位置づけ
る見方が目立っているが、同じく台湾の中国時報は「副首相訪日に込められた『関
係改善の手がかりに』という北京のメッセージが分からない小泉外交の愚かしさ」
と書いている。
44 :
日中評論など:2005/05/25(水) 17:43:31 ID:F33JkNgx
【正論】評論家 屋山太郎 日本外交を「海洋国家連合」に転換せよ 産経 05/23
ttp://www.sankei.co.jp/news/seiron.htm 中華圏離脱した先人の教訓に学べ
《一代限りのブツ切り文化》
小泉首相は衆院予算委員会で靖国参拝の意志を貫くことを示し、中国や韓国の批
判に対して「(戦没者に対する)どのような追悼の仕方がいいかは他の国が干渉す
べきではない」と強い不快感を示した。靖国参拝はすべきだが中・韓とも仲良くし
たいという“矛盾”のはざまで悩んでいた小泉首相がついに「参拝」の側に舵を切
った。これはまことに正しい選択だと賛同したい。
そもそも中・韓の要求は、中・韓と同じ歴史認識を日本も持てといっているに等
しい。首相が「参拝をやめました」といえば、次は教科書の「どこそこを直せ」と
いうだろう。そこを直せば「尖閣諸島は中国領だ」といい、「ガス田も中国のもの
だ」と言い出すに決まっている。中華圏の歴史は易姓革命の歴史である。新しくで
きた政権は前政権の業績を全否定する。
古くは秦の始皇帝の焚書坑儒、新しくは韓国における全斗煥、盧泰愚両大統領の
死刑判決(のちに恩赦)をみれば、易姓革命は現代にもれっきとして生きている。
朴正煕大統領は近代韓国の基礎を築いた立派な大統領だったと思うが、いま韓国で
は朴政権に連なる人間狩りをやっている。
極端にいえば、中華圏は一代限りのブツ切り文化だ。こういう中・韓からみれば
、靖国参拝は戦争賛美と映るかもしれない。そう映ったとしても隣国の祭祀(さい
し)にまで注文をつけるのは出すぎとか内政干渉というのである。
45 :
日中評論など:2005/05/25(水) 17:44:09 ID:F33JkNgx
>>44 つづき
《1200年も安泰の要因は》
中華圏からみれば、日本は「東夷」(野蛮人)である。黙っていれば朝鮮半島の
ように、中華圏に巻き込まれかねないと悟った日本は七世紀、中華圏からの離脱を
図る。こういう判断をしたのは聖徳太子で、日本国の建国(六六八年)以来、中華
圏との正式国交を絶つ。このおかげで、一八七一年に日清修好条規を結ぶまで、千
二百年にわたって安泰を保ってきた。
この間、漢字に音訓をつけ、ひらがなを作って文字体系を確立した。政治、文化
、伝統を積み上げて今のわれわれがある。七世紀の聖徳太子(しかも彼は政治家で
ある)の評価が変わることなく、最近までお札に刷られていたのは中華圏では考え
られないことだろう。ブツ切りの政治・文化ではなく、日本は「連続性」によって
栄え、子孫は大きな恩恵を受けてきた。祖先に感謝するのは当たり前だ。その一体
感があったからこそ、一気に国民国家を形成できたのである。
千二百年の泰平はペリーの黒船によって破られ、日本は再び大陸と関わりを持つ
ようになる。以来、日清戦争、日露戦争、辛亥革命、五・四運動、満州事変と続い
て大東亜戦争が終わる一九四五年までの七十四年間はまさに泥沼にはまり込んだよ
うな時代だった。福沢諭吉は一八八五年、時事新報に「脱亜論」を発表し、「中・
韓と付き合えば身の破滅だ」と叫んだのである。
一九四五年から日中国交樹立(共同声明)までの二十七年間は、再び大陸とのト
ラブルなしで過ごせた。しかしこのあと現在までの三十二年間は日清戦争前夜、「
脱亜論」当時の様相さながらだ。
小泉首相が靖国参拝を表明した同じ場で、福田康夫前官房長官は中国との関係を
「異常な状態」とし、「大局的な判断を示すことが必要ではないか」と述べた。こ
れは「靖国参拝をやめろ」というのと同義だ。
46 :
日中評論など:2005/05/25(水) 17:44:38 ID:F33JkNgx
>>45 さいご
《対中外交重視の愚犯すな》
民主党の将来の党首候補といわれる前原誠司氏は「総理になったら靖国参拝はし
ない」と言明している。その理由は「政治カードとして使われるからだ」という。
この態度は問題の解決ではなく、「先延ばし」に過ぎない。
竹内行夫前外務次官は前任のインドネシア大使のとき、大使室に「すべての道は
北京に通ず」という書を飾っていたという。歴史に無知としかいいようがない。福
田、前原、竹内氏らに共通するのは、外交の前提として「中国と付き合わねばなら
ない」と考えるからだ。
その手段として、ASEAN(東南アジア諸国連合)と日中韓の三国を加えた「
東アジア共同体構想」が浮上しているが、これなどは日本を中華圏に引きずり込む
策謀だ。聖徳太子と福沢諭吉を教訓にすれば、解決策は一つしかない。
日、米、豪、ニュージーランド、インドの五カ国を中核とし、これにASEAN
を加えた「アジア太平洋共同体」、あるいは「海洋国家連合」を組織することだ。
中華圏とは近所付き合いはするが、距離を保った方がいい。(ややま たろう)
遺骨100柱返還へ初協議=政府、調査対象拡大を表明−徴用朝鮮人 時事 5/25 11時1分
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050525-00000606-jij-pol 第2次大戦中、日本企業に徴用され死亡した朝鮮半島出身者の遺骨収集・返還に
関する日韓両政府の初協議が25日午前、東京・三田の三田共用会議所で始まった
。日本側は外務、厚生労働など関係省庁の担当者、韓国側は植民地時代の被害調査
を担当する政府機関の関係者らが出席。協議は同日夕まで行われ、日本側の調査で
所在が判明した約100柱の遺骨の返還方法などを検討する。
徴用朝鮮人の遺骨返還問題では、昨年12月の日韓首脳会談で盧武鉉大統領が小
泉純一郎首相に協力を要請した。政府はこれまで国内の関係企業100社余りを対
象に調査を実施。その結果、2社からの情報で約100柱の遺骨の安置先が判明し
ている。
25日の協議では、これらの遺骨の返還方法のほか、東京都目黒区祐天寺に安置
されている身元不明の旧軍人・軍属の遺骨1136柱に関しても話し合う。また、
日本側は各地の寺院や地方自治体に協力を求めて、調査対象を拡大していくことな
どを説明する方針だ。
朝鮮半島の徴用者ら遺骨返還へ、日韓で初の協議 読売 5月25日 11時21分
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050525-00000103-yom-pol 第2次大戦中に日本企業に徴用されて死亡した朝鮮半島出身者らの遺骨返還に関
する日韓両政府の初協議が25日午前、都内で始まった。
日本政府は、民間の徴用者らについて、これまでの調査で遺骨約100柱の所在
が判明していることを説明し、早期返還に向けた調整を進める方針。今後、地方自
治体や寺院などを通じた全国調査を進めることも表明する見通しだ。朝鮮半島出身
の旧軍人・軍属に関しては、東京の祐天寺に保管されている身元不明の1136柱
を一括返還したいとの考えを伝えることにしている。
協議冒頭、日本側代表の西宮伸一・外務省アジア大洋州局審議官は「民間徴用者
の問題に多くの時間を割くことになる。人道問題として、誠実に対応したい」と述
べ、積極的に取り組む考えを示した。
“副首相問題コメントせず” NHK 05/25 13:43
ttp://www3.nhk.or.jp/news/2005/05/25/d20050525000100.html 細田官房長官は25日午前の記者会見で、中国の呉儀副首相が小泉総理大臣との
会談をとりやめた理由として、靖国神社参拝を巡る日本の指導者の発言があったと
する中国外務省の指摘に対し「この問題で批判しあうのは、日中関係にとって生産
的ではない」と述べ、日本政府としてコメントはしない考えを示しました。
日本を訪れていた呉儀副首相が、小泉総理大臣との会談を、急きょ取りやめた理由
について、中国外務省の孔泉報道官は24日、靖国神社参拝を巡る日本の指導者の
発言に対する強い不満を表明するためだったことを明らかにしました。これについ
て細田官房長官は、記者会見で「これらの問題で、これ以上コメントすることは控
えたい。発言の一部がとらえられて先方に伝わり、それを受けて相手もコメントし
、批判しあうのは、日中関係にとって生産的ではない。これは政府のスポークスマ
ンとしての考えで、小泉総理大臣とも認識を共有している」と述べました。また、
記者団が「中国側の言い分のみが世界に伝えられるのは、日本の国益を損なうので
はないか」と質問したのに対し、細田官房長官は「そうは考えていない。日本と中
国という2つの大国が、どう関係を改善するかが、世界にとって大事なことだ」と
述べました。細田官房長官がこうした姿勢を示した背景には、双方が非難の応酬に
なれば、日中関係が更に悪化する懸念があるとして、事態を沈静化させる狙いがあ
るものとみられます。
日本の謝罪には価値がない=中国紙 ロイター 5月25日 14:38
ttp://news.goo.ne.jp/news/reuters/kokusai/20050525/JAPAN-177829.html [北京 25日 ロイター] 25日付の中国国営紙チャイナ・デーリーは社説
の中で、日本が過去の戦時中の行為に対して行った謝罪は価値がない、とした上で
、呉儀副首相が小泉首相との会談を取りやめた理由について、靖国問題が背景にあ
る、と指摘した。
社説では、「靖国神社参拝が中日両国の政府指導者による相互訪問を中断させて
いる」とした上で、「日本の指導者らは、中日関係のトゲとなっている問題の本質
について十分認識している。口先だけの謝罪では両国関係に立ち込める暗雲を吹き
払うことはできない」と述べた。
さらに、「小泉首相はわれわれからさんざん文句を聞かされてきた。彼が自らの
過ちから学ぶにはそれで十分である」と指摘した。
良い外交関係を結べず 田中元外相が首相批判 共同 5月25日 17:23
ttp://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20050525/20050525a1950.html 田中真紀子元外相は25日昼、文化放送の番組で、対中国外交をめぐって小泉純
一郎首相を厳しく批判した。
同放送によると、田中氏は小泉首相が呉儀中国副首相の会談キャンセルに関し「野
党の審議拒否が伝染した」と述べたことについて「そういう方だ。国民もこういう
首相をいただき続けていいのか考えてほしい。小泉さんが首相でいる間は、近隣の
アジア諸国とうまい外交関係は結べない」と指摘。
首相の靖国神社参拝についても「いつ行くか分からないと言っていて、突然の不意
打ちをするというやり方は国民に対しても背信行為だ」と強調した。