北京五輪を成功させてやることがどれほど恐ろしいかは、
今の形のオリンピックの産みの親である
アドルフ・ヒトラーの言葉から学べばいい。
「ドイツでオリンピックが開かれると決まった時、
内務大臣がスタジアムの建設計画を提出した。
二つの案があって、一つは百十万マルクかかり、
もう一つは百四十万マルクかかるものだった。
関係者のうち誰もオリンピックが国外での信用を上げ、
我々の威信を高めるまれに見る機会である事を
考慮していないようだった。
ベルリンスタジアム建設の予備的助成金として
二千七百万マルクを提案した時の閣僚の顔は忘れられないな。
実際にはスタジアムは七千七百万マルクかかったが、
五億マルク以上の外貨を呼び込んでくれたのだよ!」
オリンピックの大成功はヒトラーにオーストリアを併合させるだけの
国際的信用を与えるに充分だった。
中国の台湾に対する態度と、ヒトラーの態度の類似性を指摘した
石原都知事の言葉を忘れるべきじゃない。
北京五輪など実質的には平壌五輪と変わらんのだ。
チベット民族の流した血の海で選手達を泳がせようとしているようなものだ。
しかも、その成功の先には台湾人の血の海が待っている。
ただ現状の変化を恐れる臆病者だけが、
中国への覚悟をぐらつかせているのさ。