「愛国無罪」を厳しく追及 町村氏、中国側に反論
町村信孝外相は17日夜、日中外相会談で反日デモでの破壊行為について「『愛国無罪』と
言えば何をやってもいいのか」と李肇星外相に厳しく迫ったことを記者団に明らかにした。
会談で李氏が「(反日デモの)根本原因は歴史問題にある」と述べたのに対し、町村氏が反論した。
町村氏は記者団に、反日デモをめぐる李氏とのやりとりについて「すれ違いだった。日本国
民が衝撃を受けていることを中国のリーダーは理解していない。残念だ」と述べ、中国側の
対応に不快感を示した。
また、デモ隊の襲撃を受けた日本大使館を視察した感想について「大きな玄関の大きなガラ
ス全面にひびが入っていた。相当な衝撃で壊されたと想像できる」と述べた上で「そうした破
壊活動を阻止しなかった警備の不十分さを(会談で)指摘した」と強調した。(共同)
http://www.sankei.co.jp/news/050418/sei004.htm