中国驚異は真っ赤なウソ!!! 実態は植民地!? 

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6041:2005/06/20(月) 02:32:04 ID:NVqlS4Ei
【つづき】

現在の中国は、毛沢東や周恩来のとき以上に、とくに経済面での飛躍が目覚しく、
国力が大いに盛んです。
しかし、どうでしょうねー。
今後、国内問題は何も起きないのか…。
そして、外を主眼に国策を立てていけるのか…。
さらに、上記のようなシナの戦略の実現は、そうは問屋が卸すのか…。
日本もアメリカも、愚者ばかりで、国策を誤り続けるのか…。

お分かりと思いますが、
今日、ブッシュ政権がアフガン・イラク戦争を起す一方、
クリントン政権のときとは違って、日米関係を強化しまくってますね。
とくに、安全保障の面でも、関係強化は積極的です。

アメリカから見た場合、今後のアメリカの相対的なパワーの維持のためにも、
日本が何としても重要と心得ています。
ライス長官もそうですが、あのキッシンジャーからブレジンスキーなど、
主要な識者で、アメリカの政策に大きな影響力を持つ人たちが、皆こぞって、これを推進しています。

また、日本も日本で、「比較的」アメリカ覇権が最もよいと考えています。
何といっても、これを逆手にとって漁夫の利を得てきたという歴史もありました。

政治・経済・軍事大国のアメリカに、経済覇権国日本も加われば、鬼に金棒。
世界政治にいまだ大きな影響力のある英国の存在も大きいでしょう。
思想的にアメリカに近いEUの存在も、何だかんだいって、何かと力になるケースもでてくることでしょう。

それぞれ敵対していたかつての帝国主義国が、今度は合従連衡しているようなもんですが、
こうみますと、なんか面白いですよね。
605日出づる処の名無し:2005/06/20(月) 23:37:12 ID:mISAtGmZ
>>603
丁寧なレスありがとうございます。
彼らが中華思想を捨てていないというのは同意。
反日も協調も状況に応じて使い分け「大国になってさえしまえばこっちのもの」と
考えている気がします。
ついでに、2〜3日前に酒を飲みながら書いたものを貼っておきます。

今日読んだ『中国はなぜ「反日」になったか』(文春新書’03、清水美和)によれば、
胡錦涛は中国の80年代の開けた面を象徴する胡燿邦に見出された。但し、親日の
行動や親日的言質を取られることが後の失脚の元になることも知悉しており、バランス
感覚と保身に長けた政治家。
江沢民時代に副首相としてユーゴの中国大使館誤爆に抗議する中国のデモを沈静化
した経験によって「行き過ぎた愛国教育は政府をも脅かす」教訓を得た、とか。
一方、江沢民の腹心中の腹心・曾慶紅も自民(野中)に太いパイプを持つ経済重視(=
開明)派であり、そのブレーンの高級隔月刊誌「戦略と管理」(フォーリン・アフェア−ズ
のようなものか?)編集長の馬立誠も対日関係重視。

となると、中国の反日感情は今後徐々に沈静化すると思われる。
残った問題は旧態依然とした軍部の動き、都市と農村の格差など。こんなところか?
606初級者412:2005/06/22(水) 19:48:24 ID:WHAT1Fip
支那の反日は、その代わりのものが現れない限りなくならないのでは?
反ソ連から、反日に移ったように。
共産主義だと、宗教とか否定しているから、指導者のカリスマか、
外部に敵を作る事で、まとめるしか方法が無いからだと思えます。
607日出づる処の名無し:2005/06/22(水) 20:26:21 ID:9gJdlhnX
>>606
>反日
ww2の最中も国民党の影でこそこそ逃げまわっていた中共だからこそ、外に敵を
作ることによって自らを正当化しなければならないのは人民共和国発足時からの
お約束。この場合建国に深く関わった日本しか公共の敵となりえない。
時代によって影をひそめたり剥き出しになっているが、反日はいわゆる「初期設定」
です。
>カリスマ
中国では王朝が変わるたびに皇帝の一族や宦官、さらに城までを滅ぼした(紫禁城
は保存して再利用し西欧列強に対抗しようとしたので例外)。このような精神風土だから
建国の祖である毛沢東の後にカリスマはいない。

私の拙い知識ではこの程度しか書けません。
今日『現代中国−グローバル化のなかで』(岩波新書)を買ってきたのでこれから読んで
みます。『日中はなぜわかり合えないのか』(平凡新書)と『中国共産党−葬られた歴史』
(文春新書)も書店に注文してきました。
他になにか良い本があったら教えて下さい。
608日出づる処の名無し:2005/06/22(水) 21:10:03 ID:fL3CiDNn
アメリカやロシアがガチで攻撃してくりゃ、さすがに反日どころじゃないかもね
609日出づる処の名無し:2005/06/23(木) 16:34:01 ID:rFwtTlYt
>>608
ロシアが中国を攻撃する可能性について、もっと詳しく。
(やっぱこの板くだらないかも)
610日出づる処の名無し:2005/06/23(木) 20:24:30 ID:kSsc5FJK
>>609
む、すまんw ロシアが云々っちゅーのはあくまで仮定の話だ
ソ連時代は国境の画定で揉めて仲が悪かったが、最近和解したらしいし
ロシアと戦争する可能性はかなり低いと思う
6111:2005/06/23(木) 23:18:48 ID:Ty6gieeY
>>605
この「書いたもの」、また書くことがありましたら、気軽に、コピペしてください。
個人的にも、胡錦涛なら胡錦涛と、詳しい人物の情報は、あまりカバーしていませんし。
有益な情報になります。
その文春文庫の本も、読んでみたいと思ってますよ。

あと、一寸、それについてコメントしておきます。(返事は、「余裕があればで」結構ですので)
6121:2005/06/23(木) 23:19:50 ID:Ty6gieeY
>>605

>胡錦涛は中国の80年代の開けた面を象徴する胡燿邦に見出された。但し、親日の
>行動や親日的言質を取られることが後の失脚の元になることも知悉しており、バランス
>感覚と保身に長けた政治家。

中曽根さんの書いた回想録も読みましたけど、
胡燿邦は、日本重視だけでなく、「民主化」を促進しようとしたらしいですね。
実際、中曽根さんは、彼と個人的な交流も深めるほど、期待していた。
その民主化を促進する「彼が窮地に陥りそうになったため」、
靖国参拝もあえて中止にしたみたいですしね。

その後中国は、天安門事件が起き、保守派(非民主化派)が巻き返したようですけど、
いずれにせよ、胡錦涛は、こういう一連の渦中を経験しているのでしょうね。
それが、彼の「韜晦」と「バランス」にもなっているのかも知れませんね。
(しかし、シナにとって民主化は、道遠しですね。)

ただ、個人的には、「日本重視=日本と真の意味での交流推進派」、
かどうかは、??と思いました。
私は、「日本重視=日本を上手に活用」、の方が、より確かかなと思いました。

考えてみますと、世界にはいろんな国がありますが、
日本だけですね、ボランティア的な「いい」国というのは……。
中国からみたら、そんなオイシイ国が、なんと隣国にあるんですから、
イデオロギーだ、何だに縛られて、これと結ばない手はない。

ですので、親日とはいっても、いわゆる親日ではないのかと思っています。
6131:2005/06/23(木) 23:21:12 ID:Ty6gieeY
>>605

>江沢民時代に副首相としてユーゴの中国大使館誤爆に抗議する中国のデモを沈静化
>した経験によって「行き過ぎた愛国教育は政府をも脅かす」教訓を得た、とか。

あからさまなシナ寄り外交を展開したクリントン政権でしたが、
そのクリントンが、ステルス戦闘機を使って、確信的な「脅し」をしたようですね。

歴史上、共産党が台頭したのも、反日ブームを起させ、次いで祖国統一運動に転化し、
いわゆるユートピアを唱え国民のハートを掴んで国民党を排除し、共産党政権樹立までもっていった。
今日でも、こういう手は何度となく使っていることでしょう。

しかし、「行き過ぎ」などで、権力者の「コントロール外」になってはいけない。
今後も、程よい程度の愛国教育・反日世論を築いていこうとするのかも知れませんね。

6141:2005/06/23(木) 23:22:19 ID:Ty6gieeY
<日韓首脳会談>「日本は歴史に正しい態度を」中国が批判
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050621-00000079-mai-int
 
【北京・大谷麻由美】中国外務省の劉建超報道副局長は21日の定例会見で、
ソウルで20日に行われた日韓首脳会談で、小泉純一郎首相が靖国神社参拝の
中止要求に応じなかったことなどについて「日本は歴史に対する正しい態度を取らな
ければならない」と述べ、名指しは避けたものの、小泉首相を批判した。
また「正しい態度を取らなければ、侵略戦争の被害国の理解と信頼を得ることは難しい」と指摘した。
 劉副局長は、小泉首相が新たな戦没者追悼施設建設の検討を打ち出したことに
ついては「日本の指導者がA級戦犯の祭られている靖国神社を参拝することに我々は反対する」
と改めて表明し「日本が適切な行動を取り歴史に対する反省を体現できることを希望する」
と述べるにとどまった。
(毎日新聞) - 6月21日19時20分更新


**************************************
【私見】
日韓会談について、「すぐに」中国が呼応。
この、「すぐに呼応」といのが、ミソですね。

卑近な例では、韓国は竹島、中国は尖閣と共通のテーマを抱えてます。
しかし、この「歴史問題」、そして「反日」などもそうですが、
外交カードである点は、どう見ても明らかですね。

しかも当然、その問題の解決のため「だけのもの」ではないでしょうね。
万能のジョーカーでしょう。

次レスでは、これにも関連して、
昨年、とてもやかましかった「政冷経熱」について、私見を述べてみたいと思います。
6151:2005/06/23(木) 23:25:57 ID:Ty6gieeY
<【私見】 −昨年の「政冷経熱」を振り返る− >

今振り返っても、これは明らかに、シナの外交術・交渉術だったと思います。

そもそも、政治的緊張が解れたために → シナに企業が進出できるようになって、
→ 日々、活動ができるようになった → そしてますます促進していった(経熱)

すると、充分、政熱です。
少なくとも、日本の認識では、「政冷経熱」はありえない。
日本から、わざわざ政冷を改善しましょう、なんていう意見が出てくるわけがない。

発信源は、シナの政治家でした。
しかも、メディアの前で、日本に大いに伝わるところで、これを言っている。
それも、たくさんの人がこれをやった。

おかしな話です。

彼らが、心から政熱を考えるんだったら、日本との会談なんかで述べれば良いだけの話し。
そして、両国のベクトルを一致させていけば、それで充分のはず。
否、そうしなくても、そういう行動をしていけば良いだけのこと。
6161:2005/06/23(木) 23:27:12 ID:Ty6gieeY
↓つづき

案の定、日本の多くのメディア、とくにアサヒやそれよりの識者は、盛んにいいはじめました。

“「中国の要人が言うとおり」、政冷はいかん”
“日本は、靖国も含め、もっと中国に配慮すべきだ(=譲歩しろ?)”
“対米は追従。なのに対中は冷酷ではないか”(=対米外交にまで話しが転化)

彼らは、オモテに人道を振りかざす「佞言」を見抜けないほど、白痴なのか…?
それとも、「確信犯」なのか…?

定かではないが、いずれにせよ、「結果として」、中国に譲歩すべきという世論を起させている。
やはり中国の意図はこれ(=譲歩の世論形成)なのか…??

では、何が主要目的なのか?

これは分からない。
しかし、いろんな問題に適用できそうであることは確かだ。
私見では、ちょっと前のレスでも述べたように、あらゆる問題に譲歩させようとしているように思う。
どれを主要目的にするかは、ケースバイケースなのだろう。

とにもかくにも、日本にとっては、「利害・国益」という面で考えても、
別段、中国では、「安心して企業活動ができれば、それで充分」。
さらに、あのシナで、親日・友好が進んでいったら、タナボタ的だ。

むしろ、「これ以上の交流の発展をすべき」と盛んに出てくる言葉は、眉唾以外の何でもない。
617日出づる処の名無し:2005/06/24(金) 12:37:35 ID:RBk+uCoQ
>612
>私は、「日本重視=日本を上手に活用」、の方が、より確かかなと思いました。

国際社会なんてそんなもん(つうか社会全体そんなm(r)
互いに相手を上手に活用しちゃうと、それなりの依存関係ができていき、
対立はしても簡単には戦争できなくなるというのが現代的な平和のあり方だと思うけど。
618日出づる処の名無し:2005/06/24(金) 15:29:27 ID:BClx9Xg1
>>607

>ww2の最中も国民党の影でこそこそ逃げまわっていた中共だからこそ、外に敵を
>作ることによって自らを正当化しなければならないのは人民共和国発足時からの
>お約束。この場合建国に深く関わった日本しか公共の敵となりえない。
>時代によって影をひそめたり剥き出しになっているが、反日はいわゆる「初期設定」
>です。

中国の教科書では、中共が日本軍と戦って大勝して追い払った
ことになっているんだよね。
反日が建国の神話になっているから、少なくとも今の中共が
存続する限り、反日が無くなる事は有り得ない。
619日出づる処の名無し:2005/06/24(金) 17:37:42 ID:cfnUPTeu
自覚が無いのが痛いよね。
620日出づる処の名無し:2005/06/24(金) 19:42:02 ID:f7rOU7f1
>>612
中曽根「さん」????
621日出づる処の名無し:2005/06/24(金) 19:49:01 ID:f7rOU7f1
>>612
>ただ、個人的には、「日本重視=日本と真の意味での交流推進派」、
>かどうかは、??と思いました。
>私は、「日本重視=日本を上手に活用」、の方が、より確かかなと思いました。

>考えてみますと、世界にはいろんな国がありますが、
>日本だけですね、ボランティア的な「いい」国というのは……。
>中国からみたら、そんなオイシイ国が、なんと隣国にあるんですから、
>イデオロギーだ、何だに縛られて、これと結ばない手はない。

>ですので、親日とはいっても、いわゆる親日ではないのかと思っています。

もちろん中共は日本を利用することしか考えていないでしょうね。
彼らの歴史や彼らの道徳の根拠(らしきもの)について考えれば、自明だと思います。

で、質問です。
道徳的なものは別として、中国人のプラグマティズムには欧米人と共通するものがある
気がします。これは大陸性(⇔日本は島嶼性?)民族の特徴なのではないか、と思う
のですが、これについての意見と、参考になりそうな文献をご存知でしたらお願いします。
6221:2005/06/26(日) 00:38:42 ID:YZhKHmxW
>>621

ちょっと確認で、この質問は、

中国も、西洋各国も、実利志向で、盛んに謀略・陰謀をめぐらしてくる。(覇道)
しかし、日本は、そうしない。
日本は、そういう志向はあまりなさそうだし、
そのために謀略や陰謀を使うのも得意ではない。
現在でも、それをほとんど使わない。(王道)

そこで、それには、何か大きな原因があるのか?
また、中国や西洋各国が、「当然のようにそうする」のは、何か理由があるのか?
共通点があるのか?

というようなことでしょうかね?


※当初、中国人と欧米人に共通するプラグマティズム(≒行動様式、習慣・習性)について、
 考えようとしました。
 そうしましたら、共通点も、違う点も、同じようにたくさんあるような気がしたんですね。
 しかも、とくに英も米も、日本と同じ島国民族ですしね。
 これじゃあ、大陸性と島国性というふうに、簡単に割り切ってしまえないなと感じたのです。
 それこそ、老子がいう通り、
 「知るものは言わず、言うものは知らず」
 「知るは浅く、知らぬは深し」
 が、あてはまるテーマかも知れないなと。
 でも、上記の分野に限定すれば、少しは一般化できるかも知れないとも考えました。
 そんな訳で、ちょっと確認させて頂きました。
623日出づる処の名無し:2005/06/26(日) 08:51:29 ID:5KaeNkgx
>>622
風土による国民性・思考の枠の違いについてお聞きしたかったのですが、質問がかなり
あいまいでした。

>そうしましたら、共通点も、違う点も、同じようにたくさんあるような気がしたんですね。
>しかも、とくに英も米も、日本と同じ島国民族ですしね。
この場合、地理的にも歴史的にも日本と似た国はあるか、と訊くべきでした。
イギリスの場合、ドーバーが狭過ぎるためか大陸と余り関わりを持たずに独自の発展
をしたとは思えません。
実は、私が本当に知りたいのは欧米人の思考のダイナミズムの源泉です。
キリスト教だけでは不充分なので、ギリシャ・ローマについても調べる必要があるようです。

ではまず、(それでもまだまだ漠然としていますが)中国人と欧米人の異なる点について
お願いします。

624622:2005/06/26(日) 09:00:42 ID:5KaeNkgx
PS.
日本と似た国…私の知る限り、似た国はありません。
日本は「世界の孤児」であることが、どうも初期設定であるような気がします。
これは思考に普遍性がないことによるのか? 異民族との闘争があまり
なかったためなのか? ・・・いっそう漠然となってしまいましたw 
6251:2005/06/28(火) 01:59:21 ID:7GCiZaSP
>>623
>実は、私が本当に知りたいのは欧米人の思考のダイナミズムの源泉です。
>ではまず、(それでもまだまだ漠然としていますが)中国人と欧米人の異なる点について
  お願いします。


本当に知りたいことは、欧米人の思考のダイナミズムの本質的・根本的な原因ということですね。

この「欧米人の思考のダイナミズム」ということを、もっと噛み砕いていえば、
何で、あれほど刺激的な近代文明が生まれてきたのは、西洋からで、
何で、東洋からじゃあ、生まれてこなかったのか?
いわゆる科学(物理学、科学、西洋医学、法学、政治学、文学、神学・宗教学etc…)
は、何で西洋で誕生・発展し、
東洋からは、ないしは他の世界各地域からは、生まれ育ってこなかったのか?

とういうことでしょうかね?

参考になるか分かりませんが、「その点に絞って」、いささか思うところを述べてみたいと思います。

長文になりましたが、その中で、シナとの比較もあれば、日本との比較もあります。
またその両方との比較もあります。(東洋と西洋)

そして、私も、まだまだ勉強中ですし、全体のうち、「ほんの一部分しか述べられない偏った見方」
だと思いますので、『あくまで、参考の一部』にしてください。
さらに、それよりも、別な角度からいろんな意見を述べてくれる方が嬉しいです。
私も自分の漏れていた見方や考え方をカバーできますし。
(お互い、ないしはこのスレの人たちと協力して、より精度の高い見識を作っていければよいでしょうね)
6261 -625:2005/06/28(火) 02:01:03 ID:7GCiZaSP
*************************
いろいろ考えてみましたが、
いわゆる西洋で、近代文明や近代的な政治・経済・社会システムが生まれ発展してきたのは、
主に2点からではないかと思いました。

ひとつは、分化的・分析的・抽象的・概念的思惟が、発展・継続していく「下地があった」こと。
もうひとつは、あのシナ大陸ほどの領土に、「70もの国家や民族」が興亡を繰り広げては、
相影響しあってきたこと。

この2つが大きいと思います。

(他にもいろんな要因が、複合的・多面的に関係していると思います)
6271 -625:2005/06/28(火) 02:03:26 ID:7GCiZaSP
《分化的・分析的・抽象的・概念的思惟が、発展・継続していく下地があった》

ソクラテスやニュートンのころから、もう、こういうものの見方や考え方が出てきたと思いますね。
形而上的に考える。
抽象的に考える。
何でも分けていく。分けて考えていく。
ミクロに掘り下げていく。

そして、実に最近の思想・イデオロギーでも、やっぱり伝統的にこれらが表れていると思います。

共産主義なんか、今では笑っていえますが、
実に人間の右脳と左脳、感情と理屈、でいったら、
明らかに、左脳や理屈の世界でしか、通用しないものでしたね。
非常に、観念的・概念的なものでした。

理屈の上では、これほど筋の通ったものもないでしょう。
 (しかし、理屈というのは「感情で」どうにでもできるのも事実なんですよね。
  現在の日本の共産主義的・社会主義的な人がやる意見も、自分の意図の下に論を展開しているのを、多く見かけますよね)
もし、人間社会が人間から成るものではなくて、機械からなるものであれば、これが最も合理的であり、
なおかつ、最も成果的・生産的であったことでしょう。

6281 -625:2005/06/28(火) 02:04:23 ID:7GCiZaSP
しかし、そうならなかった。
否、もっとも不合理になってしまった。

こういう点からも、人間というものは、人間社会というものは、
いかに複雑微妙なもので難しいものかと感じますよね。
>>346の混沌の寓話も参考にしてください。>>341->>346の一部です)

ちょっと話しが脱線しましたが、17世紀でも18世紀でも、
いろんな思想家から哲学者から学者まで、
こういった分化的・分析的・概念的・抽象的アプローチの影響を大いに受けている気がしますね。

しかも、本人たちが意識しないほど、無意識のうちに、習慣的に、そうなっている気さえします。
 
 (実際、近代の思想家・哲学者の理論とかを読んだりしますと、アタマが疲れますね。
  また本人たちに、精神異常者や精神分裂の人が多い。
  人間の持っている、知と情、才と徳のうち、才と知を伸ばしてきたが、
  徳と情はそれに追いつかないか、むしろ、それを犠牲にしてきた人が多いとも感じます。
  実際出てくる理論とかも、一面的には正しくとも、全面的にそうとはいえないものが多い。
  むしろ、かえって逆になりえるものも多々ある気がします。
  東洋、とくに日本では、いくら知があっても、下手をすると「痴者」になるといって、
  「アイツはシレモノだ」なんて表現してきましたけど、実に穿った見方だと思いますね。
  余談ですが、戦後、こういう教師やら教育者が多いみたいですが、残念ですね)

6291 -625:2005/06/28(火) 02:05:08 ID:7GCiZaSP
私は、日本庭園が好きで、よく都内の庭園に出かけたりもするんですが、
新宿御苑というところに行きますと、ここには、日本庭園だけでなく、
イギリス式庭園、フランス式庭園もあるんですね。
で、これらをよく観察すると面白いんです。

フランス庭園なんかとくにそうですが、とにかく人為的なんですよね。
確かにキレイで整然としているんですが、
私は、機械的・人工的な美しさに感じました。
何かが物足りない。

しかし、日本庭園に見入りますと、もちろん同じく人為が加えられており、
樹木から石から池から動物などから、いろんなものからなっているんですが、
見事に渾然一体として、調和・統一しているんですね。
まさに、自然の一部を体現したような美しさなんです。
自然のなかに、また美しい自然を作るというか…。

しかも、思想的な深みや哲学的なものも感じてくるんです。
これは恐らく、作る側に、余程精神的に深くて大きな内容がないと、
とてもできたものではないなという気がしました。
とにかく、西洋人では、多分できないだろうなと感じました。(今後は分からない)
6301 -625:2005/06/28(火) 02:07:49 ID:7GCiZaSP
絵画の世界でも、向こうでは日本画、とくに浮世絵に感化されて、
印象派が出てきましたけど、
その向こうの絵画を見ますと、とにかくコト細かい表現が多いですね。
背景から人物の表現まで。
遠近法なども出てきましたが、正確な描写にもこだわる。
また、自然に興味はないようですね。
関心の中心は、人間・人物です。

対して、日本画や日本の俳句・詩歌なんていうのは、
とくかく、余分のものをそぎ落としますね。
キモを追求する。
ブラッシュアップする。
肝心要にこだわり、装飾を避ける。
そして、思想的・哲学的なものまで感じさせます。
また、自然を人間と分けてとらえない。
人間をその一部にしている。
(禅家がよくやる偈<ゲ>にも、この要素が強いですね。
 また、もともと日本や東洋の芸術家には、老荘や禅の思想的な影響を受けている人が多いんですが…)
6311 -625:2005/06/28(火) 02:09:24 ID:7GCiZaSP
芸術の分野やその領域の、「感性がとても要求される世界」でさえ、
西洋では、この、分化的・分析的・概念的・抽象的アプローチの影響を大いに感じさせます。(もはや伝統・習慣?)
そこで、ましてや、思想家だの哲学者だの学者だのの類は、より以上、それらに影響されていることでしょうね。

そのため、近代文明誕生の源泉になり、そのいろんなパーツを沢山創造していったのも、
西洋こそが、その必然の到達かなとも感じました。
(→企業用語でいうイノベーション。科学用語でいう発明の源泉)


一方で東洋、とくに日本では、西洋とは違って、
含蓄や統一、総合、包容という要素を強く感じますね。
先ほどの庭園や絵画・詩歌を見ましても。
(思想・宗教の面でも日本は、神・儒・仏・道、皆包容しつつ、相影響させている)

だからこそ、逆に考えますと、日本では、
西洋的な絵画のアプローチは、新鮮になったわけですよね。
同じく、西洋の科学にも、そう感じた。
6321 -625:2005/06/28(火) 02:10:25 ID:7GCiZaSP
実際、それまで日本の学問は、人物の鍛錬・精神的修養というように、「徳性の学問」が発展してきた。
 
(私見では、とくに江戸期において、また戦国期においてさえ、
  人格的・人物的に立派な人物が多々輩出し、これが類稀なる政治的成績につながり、
  さらには、世界でも類を見ない道徳性の高い国民が誕生したのではないかと思っています。
  また、○×道というのが、いろんな方面に生まれてきましたけれども、
  あれは、宗なる教えや大きな指針でありつつ、同時に、実践実行するものなんですよね。
  つまり、西洋でいう宗教でありつつ道徳でもある。
  そして、任侠の世界でさえ、このように精神的に立派な人が多々出てきた。
  もちろん、為政者や庶民でもそうだった。
  才徳や知行が一致し、一方に偏することは稀だった。
  いわゆる西洋的学者や、今日の教師などに見られるように、分離していない。
  また、日本といえば、信用・信頼できるとか勤勉だとか、武士道だなんていう代名詞があるのも、
  こういった何世紀にも渡る遺産のおかげだと思います。
  さらに、明治維新で、世界史上、エライ変革を為し得たのも、
  保守派、改革派に拘らず、こういう土壌の下、立派な人物が「多く輩出した」からに他ならないと思います。
  その点、今日の役人や官僚なんかは、才はあるかも知れませんが、
  根本の徳性がしっかりしていないようで、残念ですね。
  また、こういう面を強化した、徳川幕府や家康公には、感謝してもしきれないですね。)

しかし、西洋の学問は、「技術・技能・才能の領域の学問」だった。
6331 -625:2005/06/28(火) 02:11:16 ID:7GCiZaSP
そして、その学問的アプローチも、東洋や日本の統一的・含蓄的・直感的アプローチから、
全く異なったベクトルの、分析的・分化的・抽象的・観念的アプローチだった。
 (この点、維新の人物の東西の比較についての意見を見ますと、
  案外、西洋一辺倒の今日の日本人以上に、ちゃんと把握していたようですね)

すると、やっぱりどうしても、統一的・含蓄的アプローチが強く、
それに秀でている日本人が、そういう外界に触れない限りは、
なかなか、そういうことに触発されなかったような気がしますね。
すなわち、日本発や東洋発の近代文明の誕生は、ベクトルから異なっていただけに、至難だったのかも知れません。

「ですが」、同時に、それに出会ったら出あったで、
実に見事に、消化し吸収しつつ、より優れたもの、ないしはより日本にマッチしたものを
当然、うみ出すことにもなったのでしょう。
 (今まで述べてきたように、元来が、そういう要素に溢れていたため、達成できた。
  しかし、今のところ、日本だけともいえそうですね。
  この点、後述に、キッシンジャーの引用もありますので参考にしてください)

余談ですが結局のところ、この西洋的・東洋的な学問やそのアプローチは、
両方相俟っていると良いと思いますね。
一方は枝分かれ&発展・拡大に向いているが、行き過ぎると、根もとから枯れてしまう。(陽性)
一方は、根に帰り、全体の含蓄・調和に向いているが、因循姑息にもなりやすい。(陰性)

いずれにしても、こういったことが「一因」となって、
西洋から、近代文明が生まれつつ、
日本や東洋からは、生まれて来なかったのかも知れませんね。
6341 -625:2005/06/28(火) 02:12:09 ID:7GCiZaSP
■■備考■■
日本について、さほど知らないキッシンジャー(ユダヤ系)が、こう洞察してました。

「日本人が、外国人を利用し、外国の技術や方法を手に入れれば入れるほど、
日本独特の活力と独自性を、一層よく維持してきた」

「驚くべきことは、日本人が過去を尊重し、文化的独自性を強く意識しているのに、
それが停滞をもたらさなかったことだ。
ほかの社会では、近代化を進めて行くと、伝統の尊重が近代化の流れとますます合わなくなって、
そのために代価を支払わされるのが常だった。
日本は、封建的過去を資産に変えてしまい、他国とは違って、内部に対立が生じても、
本質的な統一が壊れることはありえないという自尊の念を社会の隅々にまで浸透させていった。
この独自性の精神は、例えば中国人が抱いている文化的優越感よりも実際的な役に立った。
(中略)
日本では、伝統は進歩の障害になるどころか、感情的安定と進取の気性を生み出した。」

→まあ、外界や外人に慣れていない日本人は、
 一面好奇心旺盛になりつつ、一面恐怖と畏敬をも感じ、また一面自己を蔑み、また一面では、
 よし頑張ろうという気性をも生み出したのかもしれませんけどね。
6351 -625:2005/06/28(火) 02:13:33 ID:7GCiZaSP



続いて

《70もの国家や民族が興亡を繰り広げては、相影響しあってきた》

について
6361 -625:2005/06/28(火) 02:14:54 ID:7GCiZaSP

《70もの国家や民族が興亡を繰り広げては、相影響しあってきた》

これは、大いに仮説なのですが、
例えば旧ソ連やかつての中共の国営企業は、
非競争社会でしたよね。
なおかつ、外部との影響を絶った。
つまり、自動車業界なら自動車業界という具合に、孤立化した国内で、一社の独占であったようなものです。

そして戦後、50年・60年と経ってみたら、
例えば、トヨタやGMなどが作る自動車にはとても足元が及ばなくなった。

片方の資本主義陣営は、日常から、大変な競争にさらされつつ、
市場主義経済であるため、常なる需要を喚起しなければと、
イノベーションと改善改良に明け暮れてきた。
しかも、ますますグローバルな戦いにまでなってきた。(世界的に相影響)

そして片方は、いつまでも旧態依然だった。
否、生産性という面からは、ますます低下さえしていった。
一生懸命仕事をしなくても、一律の所得であったこともあって…。

これが、気づいたら、
両陣営に、とんでもない格差を生じさせてしまったようですね。
片方は、超ハイテク社会、ハイレベルの生産性をもつ社会という具合に…。
もう片方は、それとはますます逆になるという具合に…。

6371 -625:2005/06/28(火) 02:15:57 ID:7GCiZaSP
同じように、18世紀など、
かつての中国や東アジア各国、中東やアフリカ、南米などとは違って、
西洋諸国は、政治的・軍事的・経済的に大変な競争に明け暮れていた。

 (風土的環境も、決してよいとはいえず、これが貿易や交易をますます発展せしめた。
 ドイツなんか、とくに北部は酷いもんです。
 キレイな空や太陽があるのは、イタリア南部や地中海に出ないと、なかなか難しい。


これが、西洋から、近代文明が生まれつつ、(※イノベーション・発明)
それが、拡大再生産的に、大いに発展してきた理由ではないかと思います。(競争の激化)
6381 -625:2005/06/28(火) 02:17:37 ID:7GCiZaSP
かつてのシナの春秋戦国時代が、
それこそ、500年にも及ぶ抗争と分裂、社会的不安定の代わりに、
当時の日本に比べ、はるかに発達した、思想・文化・技術を生んでいったように、
「それと本質的に似たことが、その西洋でも起こった」のかも知れません。

しかし、当時のシナの知識人、
例えば老子がいったように、
当時は、そういった思想や文化、技術が「華やかに生まれてきた」かというと、とんでもないことで、
むしろ、それほどの社会不安や社会的頽廃・堕落を物語っていたというのです。
(「大道廃れて仁義あり、知恵出でて大偽あり、六親和せずして云々」)

西洋でも、これも同じように、
いわゆる近代社会、近代システムが誕生したり、いろんな思想・概念が発展していったのも、
決して、手拍子で褒められるものではないのかも知れませんね。

戦争は絶えない。
しかも、規模といい、地域といい、どんどん進展している。
政治も腐敗や堕落が激しい。
精神の拠りどころの宗教も、何だかあやしい感じになっている。
社会は頽廃化が進む一方と。
6391 -625:2005/06/28(火) 02:18:34 ID:7GCiZaSP
王政がいかんと思って、共和制を考えてみたが、案外上手くいかない。
またそれに返ったら、とんでもない独裁政権もできた。
市民革命は偉いもんだと理論付けもしてみた。
しかし実際やってみたら、必ずしも良い結果ばかりでは無かった。

とまあ、この繰り返し。
そして各国も各国民・各民族も、ある意味イヤイヤながらも、相影響せざるを得なかった。
孤立したくても、できたなかった。
さらに、眠っていた野心が、ますますオモテに現れ、伸びていく一方だった。


 (余談ですが、何だかこの点、いまの先進国の労働者が、
 高度な文明と相対的に裕福な生活水準である代わりに、
 いわゆるたいへんな思いをしているのとも似ていますよね。

 薬屋にいけば、新種のクスリがどんどん出てくる。
 精神的な病気がたくさん生まれてくる。
 時間に追われつつ、過労である。
 子供も滅多に産めやしない。
 精神的異常者が多発もする。
 自殺者も多い。
 それでも、一向にお金に不足する。etc…。)
6401 -625:2005/06/28(火) 02:30:53 ID:7GCiZaSP
そして、西洋では、過酷な生活や条件を強いられたが、
「その分、近代文明に漕ぎ着けることもできた」。
世界のなかで、「相対的にとても有利な条件」を築くことができた。

一方、それまで旧態依然であったり、
少なくとも、必要な変革をせず、
相対的にその西洋諸国に対抗できる内容を築き上げてこなかった国は、
その支配に甘んぜざるを得なくもなった。
 (ある意味、仕方ないとも、必然の結果ともいえる)
 もちろん、地勢的な条件が、大きく影響してしまった地域もあったことでしょうが…。)
6411 -625:2005/06/28(火) 02:31:38 ID:7GCiZaSP
(また余談ですが、
 日本はこの点、必要な変革を達成できましたね。
 しかも、その近代文明の発展も、西洋的な発展の仕方ではない。
 むしろ、独立維持を達成しよう、近代化を確立しようというように、
 精神的にも良い意味での発展だったと思います。
 もちろん、決してそんな悠長なものでなかったはずですけど。
 
 前近代のときも、シナの戦国期的な発展ではなく、
 岩倉使節団なみに、観察や俯瞰に徹して、良し悪しも取捨選択しつつ、
 取り入れるべき取り入れたり、発展を目標にしたものを取り入っている。
 そのため、思想なら思想で、「中毒症状」がまず起きなかった。
 
 また、戦後のアメリカ資本主義の取り入れも、基本的には、同じやり方だった。)
 
6421 -625:2005/06/28(火) 02:32:08 ID:7GCiZaSP
(さらなる余談。
 江戸幕府から政権が交代したのも、
 たとえば、シナの各王朝のように、一向に政治的腐敗が是正せず、
 もう我慢ならん、ということで、農民が立ち上がったなんてものではないんですよね。
 フランス式の市民革命でもない。
 その幕府の既得権者・保守派の一部が、変革を行った。
 廃藩置県なんてのもやってしまった。(既得権の放棄)
 今の道路公団の動きなんかみますと、とてもありえないことを…。
  
 さらに、日本は島国ゆえ、侵略の危機が少なかったともいえるんですが、
 しかし、それより遥かに恐ろしい、
 「堕落や腐敗がとても発展しやすい地勢環境であった」ことも、事実なんです。
 大陸国家であるシナや西洋以上に、それらが進行していてもおかしくはなかった。
 少なくとも、既得権者は、西洋の貴族以上の贅沢三昧もありえた。
 そして、一度の侵略で、あっけなく滅亡や絶滅してもよかった。
 
 しかし、日本は、高度な内容を作り上げつつ、
 もちろん、外敵を排除し、元・明・清に対してすら、独立を維持してきた。
 ちなみに、いろんな国の治乱興亡を眺めますと、
 外敵の侵略で滅亡というのは、案外、2義的な原因なんですよね。
 内側がしっかりしていれば、それらを防ぐこともできましたし、
 万一、その下風になっても、取り戻すこともできた。復興もできた。)
6431 -625:2005/06/28(火) 02:33:22 ID:7GCiZaSP
見方を変えますと、あの西洋という地域が、
シナ的な広大な統一国家の継続や交代であったら、どうだったでしょうね?
また、あれほど多様な民族や国家に溢れることなく、
それらが相影響することもなかったなら…。
また、民族は多種多様であっても、
その統一国家が
日本の江戸幕府のような治世であったなら…とさえ思いますね。

 (もちろん、これは余りにも難しすぎますね。
  ロシアやトルコ、イギリス…と、地域の広さだけでも一筋縄ではありませんし。)
  

いずれにせよ、国家や民族同士の、競争の激しい環境が、
彼らが生んだ近代文明を、
「より以上に」発展させていくことになったという感じがします。

6441:2005/06/28(火) 02:43:17 ID:7GCiZaSP

《まとめ》


とにかく、こういった2点が大きな要因となって、
西洋において、近代文明や近代的な政治・経済・社会システムが生まれつつ、
それらが大いに発展してきたと思います。


また繰り返しますが、あくまで一面的な見方ですので、参考の一部にしてください。

それと、文量が余りにも多くなりつつ、
余談も溢れて、理解するのに骨を折ったかもしれませんが、
そこは、お許しください。
(その代わり一生懸命書きました)
645日出づる処の名無し:2005/06/30(木) 20:03:29 ID:MfGZZd+b
>>644=>>1
真摯なレス、ありがとうございます。
今読みかけの中国関連の本2冊を読み終えればマシな返事ができそうですので、
もう少しお待ち願います。
6461:2005/07/01(金) 01:23:02 ID:3CP2TtHI
>>645
私の意見の返答など気にせず、
是非、じっくり味わって読んでください。

もし、有益な内容や
「これはみんなに知らせたい」というようなものがありましたら、
どんどん、レスしてくださいまし。
647新兵330:2005/07/01(金) 06:11:33 ID:G4MFTqTH
この前中国が、日本の化学兵器の処理費用として1兆円要求してきましたが
あれは何に使うつもりだったんですかね
僕はオリンピックに使う色々な資金に
するつもりなのではと思ってしまいました

どう考えても処理費用に一兆円かかるわけありませんから
処理目的以外にお金を使うつもりだったんだろうけど
僕が知ってる限りでも
北京でも水を確保するための事業が失敗したっていうニュースがありましたし
高速鉄道?も作るようだし(これは日本の新幹線は不採用の雰囲気)
おまけに軍備費はバカみたいに
いくらお金あっても足りないんでしょうねぇ・・・
そりゃぁ、揺すりタカリをしなきゃやっとれんのかもしれませんね

そういえば、韓国のヒュンダイが中国に生産工場を作ると
ちょっと前にBSのニュースでやってましたけど
この時期に中国へ投資するってのはあんまり賢くないような・・・
曲がりながらも韓国のトップクラスの企業なんですからそこまで馬鹿じゃないでしょうから
何かしらの圧力でもあったんでしょうかねぇ・・・・
648日出づる処の名無し:2005/07/01(金) 12:28:23 ID:f1vMW9y1
北京放送BBS 中國人と話そう♪
http://jpbbs.chinabroadcast.cn/viewforum.php?f=1
649日出づる処の名無し:2005/07/01(金) 12:44:10 ID:73LhI/WQ
植民地が核ミサイルを80発以上持つか!
>1 アホ
650冷やかし中華(=645):2005/07/01(金) 18:22:28 ID:SFeKOkGw
>>1
捨てHNを付けてみました。
ちなみに、読みかけなのは『日中はなぜわかり合えないか」(莫邦富、平凡新書)、
『現代中国−グローバル化のなかで』(興絽一郎、岩波新書)、『中国人の思想構造』
(鄭永漢、中公文庫)の3冊です。

マスコミやネットが力を付けつつあり、実力者も人民の機嫌取りに大変な中国ですが、
欧米風デモクラシーを(特に指導者層に)根付かせるのはまだまだ無理な気がします。
この調子で行くと「一つの中国」は武力・警察力によって維持するしかなくなり破綻する
でしょうから、やがては「中華連邦」になるのでは?
651冷やかし中華:2005/07/01(金) 23:05:06 ID:+htMyYCW
『日中はなぜわかり合えないか』(平凡新書、莫邦富、’05、五月)読了。
出たばかりの本だけあって情報が新しく、著者が中国人(在日20年)なので中国の事情に詳しい。
>>605に書いた曾慶紅も馬立誠も親日分子と見なされ、もはや発言力がなくなっているとか。

(靖国問題については今日買ったちくま新書の『靖国問題』でも読んでみないことにはどうとも言えないが)
本書を読んで思ったことは…
●(中国人の反日の反動ではなく)私はこれまで中国の歴史や中共がいままでにしてきたことを考えると
「中国は統一されると膨張し始めるので危険」と観念的に考えていたが、中国社会で起きたできごとや人々の
考え方を全く知らなかったのではないか?
●「中国脅威論」には、遅れた中国社会に対する日本人の自惚れや自らの汚い部分を中国に投影した部分
がなかったか?
●中国の経済の向上以上に、ネットによる民度の上がり方はすさまじい勢いなのでは? 情報に関しては所得の
格差は関係ない。
●私には中国人の国民性自体がまだ良くわかっていない(例えば、中米のコミュニケーションの齟齬が日中の
それよりずっと少ないと言われるのは、中国人もまた欧米人と同じように論理性が高く政治好きだからでは?)
●日本人にとって耳の痛いことが多く書かれているが、だからこそ教訓も多い。
●しかし、そもそも交流する必要はあるのか? あるとしたら経済面に限定するべきか? 中国のクラッシュを待ち望む
声も日本国内には多いが、もしかしたら孫文の三民主義のような国家体制になってソフトランディングできるのでは?
●(朝日寄り限定?)中国人ジャーラリストはなぜ中共の過去の犯罪に言及しないのか?

…またもやとりとめがなくなってしまいましたw

652冷やかし中華:2005/07/01(金) 23:37:39 ID:+htMyYCW
>>627
>《分化的・分析的・抽象的・概念的思惟が、発展・継続していく下地があった》
カントに端的に表れていますね。
>もし、人間社会が人間から成るものではなくて、機械からなるものであれば、これが最も合理的であり、
>なおかつ、最も成果的・生産的であったことでしょう。
激しく同意です。私の表現はもっと汚い言葉でしたが…

>>629
>フランス庭園なんかとくにそうですが、とにかく人為的なんですよね。
これは自然観が全く異なるからでしょうね。
「自然=神の日本」と「自然=加工・コントロールし利用するための素材としか考えない欧米」の違いで。

>>639
思想においても、欧米はこれまでに無数の実験を繰り返してきました。
だからこそ普遍性のある思考ができるのかも?
(こうして貧乏人の私が平和にネットを楽しんでいられるのも思想のおかげです。
関係ないですが、日本の輸出は物→ソフトと進化してきました。これで思想も
輸出できるようになれば内面も立派に一流国なのですが。)

>>643
日本人の従順さ…和が至上の価値だったためか、あるいは狭い島国なので意思の伝達は
以心伝心やおもんぱかりでこと足りたからでしょうか?
「村八分」と言いますが、農作業に人手が必要だったためか、残り2分(火事と葬式)は
生かしておいてあげたし… 優しいというのか、徹底性に欠けるというのか?

力作、ありがとうございます。読みながらいろいろ考えられて楽しいです。
難癖を付けようにも、批判すべき箇所は見つかりませんでしたw
また読み返して、新たに何か気付いたら書きこみますので。


653日出づる処の名無し
関係ないけど、韓国関連ニュースだけ隔離してくれないかなあ。
AAのニダー板みたいに。コリアンジョークにも韓国の歴史にも飽きた。
北の脅威さえ取り除かれれば、あとは半島に関わってもメリットがないし。
…傲慢ですかね?