(・∀・)極東電突倶楽部04(・∀・)

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692691のつづき
>691のつづき

「それは国家レヴェルの考えることでは」
単純な返事がかえってくる。不況など訪れるわけがないとの、そんな響きも感じられた。
 案の定、1970年代後半から80年代に入り、西ドイツの景気は後退した。
真っ先に職を失ったのは彼ら出稼ぎ連中で、たちどころに社会問題に発展していったのである。

 彼らは食えているうちはさしたる問題を起こさない。
だが生活が追い詰められたら最後、徒党を組んで一番に悪事にと走る。
事件を起こしたり逮捕されても、所詮は自国ではないのだ。
強制送還されたとしたら、自費で帰らなくて済んだ程度の認識に違いない。
名誉なども外国では糞くらえだろう。

 そうした状況下にある外国人は、金銭を得られることなら何でもやる。
最も大金が掴める可能性を有した麻薬などは、絶好の仕事の対象となるのだ。
かくして徒党を組んだ彼らのあいだに、一つのビジネスが広がる速度は早い。
たちどころにその民族グループ全体が汚染し、次には交流のあるグループへと伝播してゆく。

 低い階層においては、「儲かる」という言葉はすべてである。
善悪もすべて超越し、ただ一つ大金を得ることに進んでしまうのだ。
つまり麻薬組織の温床となる条件を一番有しているのが、外国人出稼ぎ労働者だと断言できよう。