ロシア・ソ連コピペ集2

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50日出づる処の名無し
昭和天皇主人公に映画
http://www.sankei.co.jp/edit/bunka/cinema/2004/0615showa.html
ロシアを代表する映画監督、アレクサンドル・ソクーロフ氏(53)が、
昭和天皇を主人公にした歴史映画の制作に着手、7月に本格的な撮影に
入ることが明らかになった。映画の名称は「ソンツェ(太陽)」。同監督
は産経新聞に、昭和天皇をとりあげる理由を熱っぽく語った。終戦60
周年の来年には、劇場公開を予定しており、ロシアでも話題となりそうだ。

舞台は1945年、終戦期の日本。米軍の空襲で焼け野原となった東京の中心、
皇居の地下で御前会議が開かれ、昭和天皇が戦争終結の決断を下す。占領軍の
マッカーサー元帥との会談も映画の一場面となる。

「ヒロヒト天皇は、国家としての主権を限定されても、国民の命と国家の存続
を第一に考える決定をし、戦争を終結させた。なぜ、戦後の荒廃から新しい文
明を生み出せたのか、その指導者の内面に迫り描きたかった」
ソクーロフ監督はこう説明した。

撮影中の「太陽」は実は、監督がソ連崩壊後から撮り続けている「二十世紀の
人」(全4作)の3作目となる。
これまでナチス・ドイツのヒトラー(映画名「モレク神」)と、ロシア革命の父
レーニン(同「テレッツ=牡牛座」)がそれぞれ主人公の2作品を発表。弱り切
り苦悩する独裁者の晩年の姿を描いてきた。

しかし、「今回の主人公は、前回までとはまったく異なる。天皇となるべく生
まれ、誠実さと徳を最後まで失わなかった指導者だった。それがなければ、日
本は世界から消滅していたかもしれない」と語る。さらに、「指導者のもつ性
格がその国の国民の運命をいかに左右し、翻弄(ほんろう)してきたのか。指導
者の性格こそが、その人の知識や知恵、補佐官の能力以上に重要だということ
を言いたかった」と強調する。