【沖の鳥島には人が住めない】
22日の日中協議で中国側から「沖の鳥島」は岩であるとの批判が上がった。
日本政府の言い訳としては「満潮時に完全に水没しないため島である」としているが、
はたして本当にそうなのであろうか?国連海洋法条約第121条第3項によれば、
「人間の居住又は独自の経済的生活を維持することのできない岩は、
排他的経済水域又は大陸棚を有しない」とも定義されている。
沖の鳥島には人が居住できる空間は全く存在しない。しかも、
政府は沖の鳥島周辺をコンクリートやテトラポットで固め、島の数十倍の面積を
埋め立てているのである。排他的経済水域を確保するため、大規模な自然破壊を行っているのだ。
しかしながら、沖の鳥島を「島」だと定義したい気持ちも分からなくもない。
大陸棚調査により膨大な資源が眠っている可能性も昨今研究され、
日本の領土と同じ位のEEZが消滅してしまうのだから、政府も必死なのであろう。
ここで私は提案したい。この広大な経済水域を日本だけが独り占めするのではなく、
アジア諸国と連携を取って共同開発してはどうか?
現在の国際社会において資源を独り占めするような姑息な手段は通用しない。
各国との協調により、仲良く分け合うことこそが大切ではないだろうか。
日本政府には柔軟な対応を望みたい。