【極東】北朝鮮総合スレ(旧北朝鮮実況)part831

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566日出づる処の名無し
Q & A: Koizumi talks security and shoguns CNN Nov 19, 2003
CNN's Rebecca MacKinnonの小泉首相との独占インタビューとの事。
http://edition.cnn.com/2003/WORLD/asiapcf/east/11/19/koizumi.intvw/index.html
(前略)
CNN:北朝鮮に関して、もうすぐ6カ国協議が始まる予定です。北朝鮮の安全に関してどの様な保障、または
条約ならば、日本には受け入れやすいのでしょうか。

小泉:私はまず第一に、北朝鮮の最大の関心事は、最初に米国から安全保障を得ることだと思っている。
米国は、北朝鮮を侵攻する意思は無いし、またもし北朝鮮が核開発計画を放棄するならば、北朝鮮へ安全保障を
与える用意がある。現在の問題の最重要点は、どちらが先に行くのか、または、両方とも一回で同時に行われるか
どうかであると言える。次回の交渉は、この問題に関してである。

昨年、北朝鮮が私を平壌に招待した事実は、疑いも無く、彼らが意思、日本との関係を正常化したいと言う願望を
持っている事を示すと私は思う。しかし、日本として我々は、様々な国内の問題に、また日朝間の核問題だけでは無く、
ミサイル問題及び拉致問題に、包括的に取り組む必要がある。この点において日朝間の関係は、幾分、米朝間の関係と異なっている。

そこで、どの様に、またどの様な形式で米国は北朝鮮の安全を保障するのであろうか。また、どの様な方法で北朝鮮は米国、
日本、その他の諸外国が懸念している核疑惑を払拭するのであろうか。そして、我々はどの様に、これらの目的を達成する為に、
具体的な手段を取ることになるであろうか。これらは交渉のテーブルに載っている事柄であり、極めて厳しい質問は、どの様に今後
これらの手段が具体的な条件として示されるかである。

CNN:今、総理が言われたように、総理は金正日と個人的に会われました。総理の印象として、金正日が自分で約束した合意事項に
忠実であると思われますか。

小泉:それはよく尋ねられた質問で、金正日が信用出来るか出来ないか、YesかNoでは直接には答えられない。しかし、日本政府としては
金正日が、我々が交渉しなければならない人物であると何時も説明している。
567日出づる処の名無し:03/11/24 01:14 ID:U2aFeRGY
>>    (以下の記事の内容は、小泉タンの独特の国連観が仄かに垣間見える内容かもしれない。)

CNN:総理はブッシュ大統領と仲が良いですね。米国がこれから何かをしようとしている事に関して、国際間の理解を
改善する為に、ブッシュ大統領に何を提案すべきと思われますか。
>>566
小泉:日本には、今日、天皇、及び皇室制度があり、また議会制度もある。しかし、貴君がyore{訳者註、幕府制度の事と
思われる}があった頃について知っている様に、日本には、政府の行政、司法と同じく、軍事を一方的に司る(shogun)将軍が
あった。しかし、この全権を持つ将軍は依然、天皇を敬っていた。そして、その傘下に軍事力を握っていたshogunate(訳者註、
幕府と思われる)の頃に戻ると、軍事力を最も持っていた将軍は、天皇を具現化していた権威に尊敬の念を払っていた。

また、その頃に戻ると、天皇陛下は、自ら望むように将軍が本当に行動しない迷惑な存在であると感じた時もあれば、
将軍が天皇を扱い辛いと感じた時もあった。時折、2者の間には緊張の瞬間があった。

絶対的な権力を持っていた将軍でさえ、天皇の権威を無視できなかった。天皇の権威を無視することも出来ず、無視することも
無かった。だから、将軍は、権力や軍事力を行使する度にいつでも、天皇の命令である言う形を取った。それ故、shogunate(幕府)
体制に於いて権力にいる人達は、いつも、天皇の権威を、つまり、権力を行使する時には必要な大義名分として天皇の綸旨を得る
手段を見つけるのに一生懸命だった。

私は、今日の時代は、天皇と(shogunate)幕藩制度の時代と全く違っていると思っているが、米国は今日世界中のどの国も
対抗出来ない軍事力を持っている。

未だに、軍事力では解決出来ない多くの問題がある。だから私は米国が、米国の理想と善意を実現する為に、国際社会の理解と協力を
得たいと思うならば、国連の権威を良く知るべきだと思う。