【韓国】エンパイアーズ　近代の夜明け【強すぎ】　

　- 名作ストラテジーCivilizationIIIにみる韓国 -

韓国（拡張パックで追加された）
志向： 商業志向・科学志向
攻撃性：　2/5
リーダー： 王建
好む政治体制：　君主政治 / 嫌う政治体制：　共和制
http://www.civfanatics.com/civ3/cia/koreans.shtml

朝鮮人は、商業志向で科学志向です。
彼らは最初からアルファベットと青銅器の知識を持っています。
また、通常のカノン砲の代わりに火車を作ることができます。

紀元前３０００年以前、満州、シベリアから下ってきた部族は朝鮮半島の沿岸部や河川の流域に定住を始めました。
これらの移住者が現在、朝鮮文化として知られているものの創始者となりました。
移住者は高句麗、百済、新羅の三つの王国を建国し、互いに敵対しました。
各王国は、武力による勢力拡大、軍隊や訓練施設の創設、貴族階級の首都への集中などをそれぞれ達成し、
ほとんど同時に中央集権国家を完成させました。

王国内では君主政治が成熟し、最終的に貴族階級の影響は消失しました。
しかし、三つの王国それぞれが朝鮮半島の統一を図り始めたため、王国間の力関係は絶えず揺れ動いていました。
９３５年には武将、{王建}によって高麗王朝が成立し、１３９２年まで朝鮮半島を支配しました。
英語の「Korea（コリア）」の由来ともなった高麗は、半島にあったすべての国家の後継者であることを主張しました。

高麗の時代に朝鮮人は東アジアの他のどの文化とも明確に異なる独自の文化を確立し始めました。
かつて国を統治していた部族を中心とする旧来の制度に代わって官僚制度が確立され、最も有能な役人や地方長官を選ぶための官吏登用試験の制度が創設されました。
試験によって選ばれた新しい官僚たちは護国の宗教であった仏教の教えを蔑みました。
不満に満ちた官僚は、儒教の学者でもあった武将、李成桂の支援を受けて権力を奪取し、改革を実行しました。
こうして高麗王朝が終わり、仏教に基づいた国の制度も儒教に基づく制度へ変わりました。李王朝は新しい国の首都を漢陽（現在のソウル）と名付け、
それから約５００年間、１９１０年の日本による韓国併合まで半島を支配し続けました。
高麗と李氏朝鮮時代に出現した民衆芸術と１７世紀から１８世紀に伝来したカトリックの教えによって朝鮮の文化はより今日の姿に近いものとなりました。
一連の変化は朝鮮社会のあらゆる分野に影響を及ぼしました。

耕作技術の進歩にしたがって農業も栄え、タバコや朝鮮人参のような特別な作物を栽培できるようになりました。
それらは交易で大きな利益を上げ、農民たちの生活水準を大きく向上させました。
政府は硬貨の鋳造を開始し、小作料を現金で徴収するようになりました。
各地に市場が設けられ、全国に交易網が広がりました。
学者は机上の理論や空想にふけることをやめて、社会や国家が必要とする、より現実的な問題を考えるようになりました。
その一方で大衆文学や芸術作品が広く流行しました。

第二次世界大戦の開始とともに、日本は国家としての朝鮮を抹殺しようとしました。
戦争中は数多くの朝鮮人が戦争や労働のために徴兵され、その一方で朝鮮人に対する数限りない残虐行為が繰り返されました。
朝鮮の臨時政府は解放軍を組織し、１９４５年８月に日本が降伏するまで中国国内で連合軍とともに戦いました。

日本による支配が終わりを告げると、開放された朝鮮人の間には大きな政治的混乱が起こりました。
アメリカとソビエトは、日本の勢力が朝鮮半島から完全に撤退することを監視することになりましたが、彼らは３８度線に沿って任務を分担しました。
半島北部では、ソビエト軍とともにやって来た亡命朝鮮人の共産主義者たちが権力の座を占めました。
ソビエト政府は、自らの政治体制をそっくりまねた共産主義政権を半島北部に据えたのです。
ソビエトはこの新しい政権を唯一の合法政府として承認しましたが、すなわちそれは半島南部への宣戦布告を意味していました。
南朝鮮には全面戦争に対する準備がほとんど整っていなかったため、
それを知ったアメリカ議会は南朝鮮に対する財政的および軍事的支援の実施を承認しました。
戦争は約三年間続き、半島の産業施設の５分の２以上、家屋の３分の１が破壊されました。
１９５３年６月２７日、休戦の合意に続いて停戦協定が締結され、２つの朝鮮の間には非武装地帯が設けられました。
今日でも北緯３８度線上の境界は存在しています。