田中正明の改竄は『松井石根大将陣中日誌』にとどまらない。
彼の編纂した『支那事変日誌抜萃』にも数十カ所の改竄がある。
「松井大将陣中日誌」改ざん事件の真実
http://www.han.org/oldboard/hanboard3/msg/4650.html かてて加えて、田中正明は『南京大虐殺の虚構』の中で、『支那
事変日誌抜粋』からの引用と称して次の文章を創作した(文中の
「予」は松井石根)。
「終戦後暫くして、南京に於いて一般人、俘虜、婦女子などに対し、
組織的な大規模の虐殺、暴行事件がありたるやに米国内で放送し
ありとの情報を聞き、予は驚き、旧部下をして調査せしめたるも、
さような噂はまったく虚妄にして、世の在任中は固より、帰還
終戦に至る迄斯くの如き報告および情報に接せず、上海における
列国新聞通信員との屡次に亘る会見においても之を耳にせず、
まったく誣妄なることを附言す」
これは松井の原文には全く存在しない。こうなると、もう病気である。