代表質問できない危機も 議員激減の社民、共産
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/seiji/20031114/20031114a1270.html 衆院選で議席が激減した共産、社民両党は、19日の特別国会召集を前に小政党の悲哀を味わっている。
国会内の控室の配分は半減の見通しで、社民は今後、本会議での代表質問さえできなくなる恐れもある。
民主党から融通を受けて何とかやり繰りする方向だが、存在感は薄れるばかりだ。
衆院本会議での代表質問は、NHK生中継の中で各党党首、幹事長らが首相を追及する国会の見せ場。
だが慣例では、本会議で質問できるのは
(1)議員10人以上
(2)議運委員会に委員を出している−の
いずれかを満たす会派。共産は議運委に委員を出せる見通しだが、基準のどちらも満たさない社民は深刻。
党首交代で紛糾しているが、活躍の場の確保すら不透明だ。
社民の土井たか子党首が「5分間しかない」とよく不満を漏らした党首討論。各党首の持ち時間は45分間を、
各会派の衆参両院議員数に応じて配分するのが基本。解散前は民主党が持ち時間を社民、共産に1分ずつ譲り、
民主32分、共産8分、社民5分だった。選挙後の持ち時間を試算すると共産3分、社民1分になりそう。
社民はあいさつの交換で終わってしまいかねない。