兎に角、このまま帰す訳にもいかず、事務所のシャワーを使わせることにした。
ズボンから漏れたうんこは彼らが自主的に掃除。シャワーの音に混じって、時たま漏れる嗚咽の声。
店長が「○君(俺の名前)、彼の服必要だろうから、酔っ払いゲロ用の奴持ってくる」と言って出て行った。
もう他のガキは帰って良かったのだが、3人が残った。
店長が帰ってくるまでの間に、先ほどまで殆ど謝らなかったガキどもがペコペコ謝り出し、
近場のゲーセン何処も入店禁止になって、もうここしかなかった、というような情報を言い出した。
お決まりの民族差別説も飛び出したが、当時ドキュソだった俺は「よく知らんけどお前らがさっきみたいに
恐喝未遂事件みたいなの起こさなきゃ誰も咎めねえよ」などの正論を言ったと思う。
が、ここで更に事態が悪化する。シャワー室から、あー、あーっ、あーーっ、あー、という叫び声が聞こえだしたのだ。
〜続く〜