185 :
日出づる処の名無し :
03/07/13 23:08 ID:IXGdOB/M >>167 >天皇のマッカーサーに対する発言は、マッカーサー自身の自叙伝や、
>会見直後にマッカーサーから聞いたという副官の話など、事実である
>確実な証拠はあるのだ。
マッカーサー発ばかりか? それは「確実な証拠」と言えまい。
>>160-166 は、天皇の「発言」があった場合も考察した総合説である。
マッカーサーの回想記・声明・証言には、事実と矛盾する点が少な
からず見られる。
http://www.jmcy.co.jp/~goto/Majime/toshio/shonin/shinin02.htm >きょう日本全国にわたって、日本軍は復員を完了し、もはや軍隊と
>しては存在しなくなった。歴史上・戦時平時通じ、米国でもその他の
>国でも、これほど敏速かつ円滑に復員が行われた例を私は知らない。
>以下略(『マッカーサー回想記』 朝日新聞社)
>これは歴史上稀に見る欺瞞に満ちた声明であった。未だ比島からは
>一兵も復員させていない時期に、復員の完了をうたっているのである。
186 :
日出づる処の名無し :03/07/13 23:09 ID:IXGdOB/M
187 :
日出づる処の名無し :03/07/13 23:10 ID:IXGdOB/M
http://www.chukai.ne.jp/~masago/macar.html >この証言については、小堀桂一郎の「東京裁判、日本の弁明」
>(講談社学術文庫、1995、p556−564)の記述以外に
>文献が見あたらない。それではこの文献を誰が見つけたかという
>事になるが、これも小堀桂一郎の「再検証、東京裁判」(PHP
>研究所、1996、P70)に記述がある。これによると東大の
>学生が簡単に発見したとあるが
他に『東京裁判却下未提出弁護側資料』(東京裁判資料刊行会編、
国書刊行会)にも収録されているそうである。ただし、全8巻という
あまりに浩瀚な資料集である。「東大の学生」はこれを見たのか、
あるいは米上院の公文書(英文)を調べたのか。
188 :
日出づる処の名無し :03/07/13 23:11 ID:IXGdOB/M
小堀自身が次のように説明している。
http://members.jcom.home.ne.jp/t-masami/zakki-02-7-12/hp-02-08-20.html >この話は昭和47年発行の『日本無罪論』で田中正明先生が言ってられた
>のですが、聞くと、原典と突き合せてないということで、渡部昇一さん
>と話合って原典を突き止めることになり、ニューヨーク・タイムズに
>記事が出ていることが窺え、そこで現物を学生に探してもらうと見付
>かりました。
>東京裁判を開くための条例を制定した最高責任者マッカーサー自身が
>「侵略戦争でなく自衛戦争だった」と証言です。どんどん使って宣伝
>しようと渡部さんと喜び合ったものです。
小堀の歪曲宣伝によって、このマッカーサー上院証言は日本で広まった
と言えそうである。なお、小堀の専門は歴史ではなく、森鴎外、イソッ
プ寓話である。東京裁判に関する素人本を多数出している。
189 :
日出づる処の名無し :03/07/13 23:13 ID:lh+h5v8z
190 :
無料動画直リン :03/07/13 23:15 ID:MWHp7BXr
191 :
日出づる処の名無し :03/07/13 23:15 ID:LsU37Tb4
再び岡屋多津郎の論考に戻り、
http://www.jiyuu-shikan.org/frontline/moteki/kawamura.html >マ元帥の真意については、前記「小堀資料」では不足であり、更に
>検討が必要である。
その通りである。前後のコンテクストを無視して歪曲宣伝した小堀の
罪は重い。その宣伝に乗せられた者たちは愚かしい。
マッカーサーの「東京裁判は誤りだった」発言について。
>これは合同委員会ではなくて、マッカーサーが解任の前に、昭和25
>年10月15日に、ウェーキ島でトルーマンと会談した際に発言した
>ものとされている。(中略)もし東京裁判への言及がこの発言だけだ
>とすると、「東京裁判は誤りだった」という趣旨の発言とはこの事か。
>警告的効果がないのが「誤りであった」ということか。
2ちゃんウヨらーの常識「マッカーサーは東京裁判は誤りだったと
言った」が嘘であることが分かる。
192 :
日出づる処の名無し :03/07/13 23:16 ID:LsU37Tb4
193 :
日出づる処の名無し :03/07/13 23:18 ID:LsU37Tb4
「憲法第9条は幣原が言い出した」も、出所はこの証言である。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~sdpkitaq/konken69.htm >幣原首相は(中略)相談に来ました。(中略)私は思わず立ち上がり、
>この老人の両手を握って
今では、これが嘘であることが研究者たちによって明らかになっている。
>マッカーサーはこれに続けて、軍縮交渉ではなくアメリカの一方的な
>軍備廃止による「戦争の非合法化」という注目すべき提案をした。
マッカーサーはタカではなくハトだったのか? いや、ソ連が軍縮交渉
に応じるとは思えないから、いっそのこと、という意味か? いずれに
せよ、こんな提案が通るわけがない。岡屋多津郎による「アメリカの世
論と政策に何の影響も与えていないと思われる」という観測は正しいだ
ろう。マッカーサーは首になって、言いたい放題だったのである。宣誓
証言だったはと思うのだが。
194 :
日出づる処の名無し :03/07/13 23:20 ID:LsU37Tb4
195 :
日出づる処の名無し :03/07/13 23:37 ID:9SRhyDKT