「朝鮮学校生にも大学入試資格を」教員 朴 大宇(札幌市豊平区・27歳)
私は在日朝鮮人三世で、北海道朝鮮初中高級学校の教員です。
六日、文部科学省は、外国人学校のうち欧米系学校の卒業生には入学資格を
与え、アジア系民族学校の卒業生には認めない方針を示しました。
私は、この差別に対して激しい怒りを感じました。
私自身、学生時代にはさまざまな差別を肌身で感じました。
もし「入学資格」が正式決定すれば、生徒達も同じような屈辱と苦しみを
味わうのかと思うと黙って見過ごせません。
これまでも受験を拒否され、行きたい大学、専門学校にいけず、悔し涙を
流す生徒たちを数多くみてきました。
生徒達は、「日本の学校」に比べに二重、三重の負担を背負いながらも
自らの夢と希望を実現しようと、大きな障害を乗り越えながら一生懸命
勉強に励んでいます。
われわれ大人が、子供達の夢と希望を奪うことは絶対に出来ません。
どうか朝鮮学校の実態を性格に尻、後世な判断が下される事を強く願います。
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