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「台湾の声」(メルマガ)より転載:
【解説】原告となる台湾原住民の女性国会議員(無所属)、高金素梅(41)
は、原住民の権益擁護のため国会内外で「大活躍」しているが、一般には芸能界
出身なだけにパフォーマンスに長けた野心家とする声も少なくない。実は彼女は
父親が外省人で、芸能界時代には自分が原住民だと言ったことがなかった(当時
は父方の姓だけを用い、「金素梅」と名乗っていた。「高」は母方の姓)。政界
に入った後は原住民の伝統衣装を身に纏い、伝統の入墨(ペインティング)を顔
に施して、「原住民」であることを「売り」にするようになった。そして中国人
的であるヒステリックなパフォーマンスで、一部原住民団体を煽動し、そのリー
ダー格にのし上っている。
その彼女が目下国内外で脚光を浴びるものとして取り組んでいるが高砂義勇隊
戦没者の靖国神社での合祀取り下げ要求運動だ。「戦時中、日本政府によって原
住民は無理やり徴用され、戦後も日本政府(靖国神社)により魂までもが辱めら
れている」との史実を無視した主張を行い、昨年8月には靖国神社に乗り込んで
いる。この他、日本軍の原住民弾圧をテーマに、事実検証を一切抜きにした、杜
撰極まりない写真集を監修者として市販するなどしている。
このような取り組みに無批判に従ってしまう善良な原住民は少なくない。しか
しその一方で一般の従軍経験者や遺族は、高金素梅の振舞いに強く反撥している
という。なぜならその多くは高砂義勇隊の従軍の歴史や靖国神社での合祀を誇り
にしているからだ。こうした「声なき声」を代表する形で昨秋、ある遺族が高金
素梅を訪ね、「あなたは当時の歴史をどこまで知っているのか」と詰問したとこ
ろ、「実は全く知らない」と白状し、押し黙ってしまったという。その遺族は
「原住民の尊厳を守ることを訴えながら、実際にはそれを傷つけている偽原住民
だ」と、彼女への憤りを隠さない。まさに「反日」でステータスを築こうという
中国人ならではのやり口である。この訴訟の結果はどう出るか。いずれにせよ彼
女は「名声」を勝ち獲ることになる。日本国民の感情、日台関係、戦没者遺族の
感情、そしてなにより英霊のみ霊を踏みにじりながら。