433 :
くじら食わせろ:
★IWC加盟国51カ国(2003年6月20日現在)の商業捕鯨に対するスタンスは次の通り。
(日本政府の分析を参考に、毎日新聞が作成・夕刊に掲載[2002/5/20]した記事を元に修正。
ODAや地域との関連(2002年)
http://gomushi.tripod.co.jp/lovejp/whale/003.html )
【捕鯨推進国=3カ国】
日本、ノルウェー、アイスランド(★オブザーバー扱いから再加入)
【中立・クジラの持続的利用支持=19カ国】
中国、韓国、ギニア、セントクリストファーネビス、ドミニカ、ソロモン諸島、
モロッコ、ロシア、デンマーク、グレナダ(★投票には不参加)、セントルシア、
セントビンセント・グレナディーン、アンティグア・バーブーダ、パナマ、
ベニン、パラオ、モンゴル、ニカラグア(★新規加盟)、ベリーズ(★18日に新規加盟)
【反捕鯨国=25カ国】
アルゼンチン、オーストリア、チリ、フランス、インド、イタリア、モナコ、
ニュージーランド、南アフリカ、スウェーデン、英国、オーストラリア、
ブラジル、フィンランド、ドイツ、アイルランド、メキシコ、オランダ、
オマーン、スペイン、スイス、米国、サンマリノ、ポルトガル、ペルー
【投票権停止=4カ国】 (分担金(=IWCの会費)未払い等による)
コスタリカ、ガボン(支払済みだが手続きが遅かった? 中立・クジラの持続的利用支持国)、
セネガル、ケニア
[議決において、具体的な規制内容(付表修正)は、その修正に3/4の賛成票が必要。
それ以外の議決は多数決。]
434 :
くじら食わせろ:03/06/21 18:45 ID:jRMgI1jK
435 :
くじら食わせろ:03/06/21 18:45 ID:jRMgI1jK
・「ベルリン・イニシアティブ(=コンサベーション・コミッティー=鯨保護委員会)
設立決議案」が、イギリスなど反捕鯨国から提案される。
反捕鯨国側の用意周到な目玉とも言える、捕鯨禁止への新たな手段の提案である。
・「IWC条約の目的に反する」
「手続き上に不備がある(総会の60日前までに提出されていなければならない)」
ことから、IWC会議に相応しくない議題と進行だとして、日本は削除を提案。
・オーストラリア、「議題進行案について議論しているわけにいかない」と、議論を
打ち切って議長の提案通りに進めるように提案。
・アンティグアバーブーダとノルウェーも、そのオーストラリアに異議を申し立てる。
【議題自体の討論の打ち切りは?】>>OK 日本(゚д゚;)マズー
賛成:26 反対:19
・小松水産庁資源管理部参事官、「(ベルリン・イニシアティブ(=コンサベーション・
コミッティー=鯨保護委員会)の議題を)適切とは考えていない」と、議長に裁定を求める。
【議長の進行に対する賛否の表明】>>ダメ 日本(゚д゚;)マズー
賛成(日本の意見に賛成):19 反対(議長の議題進行案に賛成):27
436 :
くじら食わせろ:03/06/21 18:46 ID:jRMgI1jK
・ドミニカ、「これはまさにハイジャックだ」。
休憩時間にも、「観光ボイコットをするぞ」などとドミニカへの脅しまがいを受けた。
・小松参事官、
「イギリス、オランダ、ドイツなどは、戦後もシロナガスクジラを大量に殺戮した。
たった10%の鯨油を採るだけの捕鯨だった。」
「健全な資源を利用するための条約に反するベルリン・イニシアティブには反対だ。」
「NGOを雇ってベルリン・イニシアティブに参加させることも反対。」
「途上国の分担金を下げて、もっとオープンな国際機関にするべき」
「加盟国の半分が反対する委員会を設けてどうするつもりか? 二極化を進めるだけだ。」
・メキシコ、「ベルリン・イニシアティブ(=鯨保護委員会)設立決議」(の内容の一部
を削除した案)を提案。
【ベルリン・イニシアティブ(=鯨保護委員会)の設立】>>OK 日本(゚д゚;;)ハゲシクマズー
賛成:25 反対:20 棄権:1
・小松参事官、「ノルウエーと同じように、この(新しい保護)委員会には参加しない、
お金も出さない。我々の権利を十分に行使する。両極化した委員会を作ったのは、
(賛成した)25カ国だと危惧する。」
437 :
くじら食わせろ:03/06/21 18:46 ID:jRMgI1jK
★★2日目 6/17★★
・日本代表団、昨日の「ベルリン・イニシアティブ(=鯨保護委員会)」の設立が採択され
たことと、「鯨の捕殺方法の在り方」が議題になったことなどで、午前中は抗議の欠席。
・先住民生存捕鯨におけるホッキョククジラの捕獲枠の計算式(年間60頭取って良い)と、
商業捕鯨の捕獲枠の計算式の違い(前者へ当てはめると30年間は捕獲禁止)の一貫性の
無さを、日本が再度指摘。ノルウェーも支持。
・ロシアの先住民生存捕鯨について、他の先住民生存捕鯨への付表では記されていない
「伝統的な先住民による、生存の為や文化的必要性のための捕鯨」といった表現部分を、
不公平性をなくすためという謙虚な姿勢で、ロシア自身が削除を提案。
日本やノルウェー、中国なども支持。しかし中間会合などで再度話しあうことに。
(反捕鯨国による議題の棚上げであり、事実上の廃案かもしれない)
・昨年もイギリスが質問していた「グリーンランド、ロシア産の鯨肉が日本で見つかった件」
は、DNA調査の結果、南氷洋調査捕鯨の鯨肉で何も問題なかった。
イギリスが勘繰るような密漁では無い。
(生産国をどう表示してよいか分からなかった流通業者の、ラベリングの間違い。)
【サンクチュアリ(鯨類保護区)に関して、「資源の状態に関わり無く捕鯨しない」部分の削除を
求める付表修正案は?】>>ダメ 日本(゚д゚;)マズー
賛成:17 反対:26 棄権:2 (3/4の賛成票が必要なため否決)
・南太平洋サンクチュアリについて、十分な議論無しに採決に入ろうとしたフェルンホルム
議長に対し、異議が出されたが、その行為自体を認める決議が採択されてしまう。
(全く毎年毎年、同じことをこの議長は、よくもヤッテクレル!!)
438 :
くじら食わせろ:03/06/21 18:47 ID:1o9ac4NJ
【南太平洋サンクチュアリ(鯨類保護区)の設置案は?】 >>ダメ 日本(゚д゚)ウマー
賛成:24 反対:17 棄権5 (3/4の賛成票が必要なため否決)
【南大西洋サンクチュアリ(鯨類保護区)の設置案は?】 >>ダメ 日本(゚д゚)ウマー
賛成:24 反対:19 棄権3 (3/4の賛成票が必要なため否決)
・オーストラリア、混獲した鯨への対処について、日本へイチャモンをつける。
「日本の法律は、過去に認めていなかった(混獲鯨の)屠殺を認めているではないか」
・小松参事官、「定置網に鯨が入ってくる。漁にもならない。(生きている鯨は逃がし、)
残った(瀕死の)鯨を有効利用するのは、日本は思想的には九千年も行ってきている。」
・小松参事官、「ニュージーランドがマッコウクジラの骨を利用しているのは嬉しい事だ。」
「コマーシャル・ユース、大賛成であります。」
(オークランド国際空港で売られている土産物を提示。小松参事官の痛烈な皮肉とも思える)
439 :
くじら食わせろ:03/06/21 18:47 ID:1o9ac4NJ
★★3日目 6/18★★
・クジラの持続的利用支持のベリーズが新規加盟した。これでIWC加盟国は51カ国になった。
・RMP(捕獲可能量の計算式)に必要な、「資源量(鯨の頭数)」「鯨の系群(ストック)」
「鯨の増加(繁殖)率」の数値として満足すべき値を、日本は運用試験を経て得ているものの、
イギリスやメキシコなどから理不尽で的外れな突っ込みを入れられる。
・日本、一向に先が見えないRMS(改定管理制度)の採択に関して、北太平洋のニタリクジラ
捕獲量にRMPを適用し(150頭)、捕鯨船にオブザーバーを同乗させ、人工衛星による
捕鯨船位置のモニタリングやDNAによる市場鯨肉のトラッキングなどによってRMSの
管理措置とするなどの実証捕鯨を提案。
【日本の沿岸大型捕鯨実行(ニタリクジラ商業捕鯨)案は?】>>ダメ 日本(゚д゚;)マズー
賛成:17 反対:27 棄権:1
・オーストラリア、「RMS(改定管理制度)採択は支持しない」「捕鯨は永久に禁止されるべき」
「仮にRMSが完成してもモラトリアム解除とは全く関係無い」など、反捕鯨の姿勢を改めて
強く主張。 (豪、逝ってよし!)
・日本、沿岸のミンククジラの捕獲量をこれまでの50頭から、RMPを適用した結果の
150頭へ変更し、(小型漁船で乗員が限られるため)外国の監視員は港に配置するなどして
RMSの管理措置とした沿岸小型捕鯨を、日本国内4ヶ所で行うことを提案。
【日本の沿岸小型捕鯨(ミンククジラ商業捕鯨)案は?】>>ダメ 日本(゚д゚;)マズー
賛成:19 反対:26 棄権:1
440 :
くじら食わせろ:03/06/21 18:48 ID:1o9ac4NJ
・ドイツなどが、日本とアイスランドを目の敵にする、調査捕鯨の自粛を求める決議案を出す。
(しかし、IWC条約8条に「調査に基づく副産物の利用」は認められ、寧ろ薦められている)
【調査捕鯨の自粛案は?】>>OK 但し強制力無し 日本(゚д゚;)チョットマズー
賛成(捕鯨を自粛しろ):24 反対(調査捕鯨は可能):21 棄権:1
・小松参事官、「オーストラリアは、毎年5万頭のカンガルーを殺している。15年で6千頭の
ミンク鯨を捕獲したことを言われたが、比べるとどうでしょう?」
・小松参事官、「ブラジルは、日本が条約違反をしているとの発言をした。撤回を求める。
条約違反ではない。条約に基づいた適法行為である。もし条約違反というのならば、正式に
外交ちゃんねるを通して日本政府に対し文書で提出してください!!!!!!!!!!!!」
・オーストラリアなど、南氷洋での日本の調査捕鯨禁止と、ミンク鯨の資源調査を求める
決議案を出す。
【南氷洋での日本の調査捕鯨中止とミンク鯨資源量推定を求める案は?】>>OK 但し強制力無し
賛成(捕鯨を自粛しろ):24 反対(調査捕鯨は可能):20 棄権:1 日本(゚д゚;)チョットマズー
・混獲を減らすための審議を行う、新たな作業部会の設置を求める決議をイタリアが提案。
441 :
くじら食わせろ:03/06/21 18:48 ID:1o9ac4NJ
★★4日目 6/19★★
・昨日の「混獲削減のための作業部会の設置」に関して、イタリア自ら撤回し、次回の総会で
再提案すると発言。
・ロシア、先住民生存捕鯨については(投票ではなく、まずは)コンセンサス(同意)で解決したい
と提案。日本も支持を表明。お互いが譲歩を求められることになるこの案に、反捕鯨側は不満。
・アンティグア・バーブーダ、分担金の割り振り見直しについて、途上国の分担率を減らすように
強く主張し、この作業の継続が合意される。(分担率見直し自体は、昨年の総会で採択済み)
・次のIWC議長職(3年間)に、デンマーク代表委員のヘンリック・フィッシャー氏が推薦され、
全会一致で承認される。これまで、RMS(改定管理制度)のワーキング議長を務めてきている。
(氏はコメントで「妥協」についての理解を求めており、捕鯨容認のIWC未加盟国が分担金
のハードルをクリアしてIWC加盟国がもう数カ国増えれば、風向きも変わる可能性も....)
・2004年のIWC総会はイタリアのソレントで開催予定。2005年は韓国の蔚山(ウルサン)の予定。
《 森本コミッショナーと小松参事官による、IWC総会の総括と今後の対応について。
http://www.e-kujira.or.jp/iwc/berlin/video/0619-04.ram 》
★小松たん、日本代表団の皆さん、お疲れ様でした。