■日本のアニメ文化は世界中で大人気よのさ【十一】

このエントリーをはてなブックマークに追加
231日出づる処の名無し
国家にはハードパワーとソフトパワーがある。

ハードパワーは所謂、経済力、軍事力、技術力、インフラ整備、教育などである。

ソフトパワーは、映画、文化、アニメ、小説、音楽、服装、インターネット、情報などである。

18世紀のイギリスと同様に、日本と言う島国は比較的防衛し易い。
海が外国と隔てているとの見方もあるが、海に守られた国家と言う発想も出来る。
その為、ハードパワーの軍事力に対して他国よりも比較的安価なコストで運営出来る。

ちなみに日本全体の軍事力は23万人程度だが、これは第一次世界大戦後のドイツ方式をとっている。
第一次世界大戦後、ドイツは軍事力を20万人までと限定された。
これを逆手にとり、ドイツは20万人を指揮官クラスの人間を大半で埋めた。
その為、第二次世界大戦中は20万人を一気に200万人まで増員し、的確な指令と作戦行動が可能だった。

日本も同様、有事には23万人の階級を一つ上げ、指揮官職に慣れるようにしている。
そして有事の際は100万人以上の兵力を整えられる様にしている。

この方法が可能なのは、地形的利点と防衛がし易い、安全圏にいる、などの幾つかの要因がある。
日本と言う国が貿易立国である事は周知の事実であり、ソフトパワーに日本が向かうのも不自然ではない。

かつて日本はハードパワーでアジアを支配しようとした。
しかし、それは失敗し、今度日本はソフトパワーでアジアを支配した。
アジア市場で受け入れられる商品の大半は日本で認められた商品であり、
日本がアジアの入り口となっているのは事実だ。

東南アジアでは日本の江戸時代のドラマが流行し、
中国、韓国、台湾では日本の現代ファッション、音楽、映画、ゲームなどが流行している。
またアジア全域に置いてアニメと漫画は圧倒的な力を誇っている。
232日出づる処の名無し:03/01/17 09:51 ID:gnJt9ory
「文化力」と言う言葉を聞いた事はないか。
「文化力」とは目に見えないが、この力は確実に存在する。
かつて映画市場、アニメ市場はアメリカの独占であった。
しかし最近の映画はアジア物が急増し、特に日本が増えている。
ハリウッド製の映画は日本で放映される全体の映画の半分までに減少した。

世界の子供を支配したと言われたミッキーですら、キャラクター研究を行っている人から言えば過去のキャラクター。
ミッキーよりも、任天堂のマリオ、ルイージの方が認知度が高いと言う調査結果が出た。
またアニメ市場はすっかり日本が奪い取る形で変わった。

南米や一部の欧州、アジアでは「日本の文化侵略だ!」と叫ぶ声すらあった。
しかし、文化力とは一回火が付くとなかなか消し止められる物ではない。
例として、フランスがある。
当初、日本のアニメは受け入れられなかったが、アニメファンによる擁護と活動により、現在は日本アニメは地位を回復した。
中国もそうである。
当初、激烈な中国老年層からの叩きがあったにも関わらず、若者層は日本アニメやゲームを擁護しはまっていった。
特に問題となったゲームは「サクラ大戦」と呼ばれる物で、老人と若者の討論会まで出来たほどだ。
233日出づる処の名無し:03/01/17 09:52 ID:gnJt9ory
ドイツもそうである。
フランスと同じ様に叩きが始まったが、他の国と違う点は女性が主流であると言う事である。
女性が中心となり、日本アニメ、漫画を援護し普及させていった。
既に801(ヤオイ)などの分野も日本はドイツへ輸出している。

南米の国々では、揃って日本の文化侵略だと声を上げたが、
子供によるストライキ運動やデモ抗議などにより、まさか政府はそこまでの運動に発展するとは思わず、
とうとう根を上げて日本のアニメ放送を開始した。

東南アジアでは日本のアニメ、漫画は、多少なりとも著作権問題はあったものの、すんなりと受け入れられた。

またロシアでも日本のアニメは人気がある。
そして親日的傾向が強まっている事もあり、相乗効果を産んでいる。

中東諸国やアフリカでも日本のアニメ、漫画は急速に広がりつつあり、
日本の文化力は確実に増している。

今後、これからどうなるのかはまだ結論を出すには早すぎる。
しかし、少なくともこの分野に置いて、日本は世界一だと言える。