倉庫逝き直前じゃあ――――!ギギギ・・・
161 :
ハム太郎:03/02/05 22:34 ID:cVqdLkCE
うは うは
不謹慎な言い方だが、さまざまな「原爆体験描写」を子供の時から読み、
聞かされていた自分としては、『ピカドン』直後以降の描写は余りにも
奇麗事過ぎて正直物足りなかった。
さすがに作者も漫画にするには憚られたのか。
>>162 自分が見たままを描きたかったけど、それだと読者が読んでくれないから
断腸の思いで描写をセーブしたというようなことをインタビューで語っているよ。
165 :
日出づる処の名無し:03/02/06 11:51 ID:+7JLF+pe
>>162 >>164 首切りの政やマイトの竜造が出てくる時点でアレなのに、
実際はそれよりすごかったとか?
北斗の拳の世界だな。。
>>166 書いた後で気付いた。
あまり公表されてない被害者の写真の中にもキツいのがあるね。
落ちる寸前じゃないか、ageておく
>>167 ワニに食われた人の写真もキツかったな。
原爆はアレを上回るのかね
172 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/02/10 23:24 ID:KaFT+0HD
うちの妹がこれを祖母に読ませていました。で、祖母の感想はというと。
「こんな嘘を描いていて逮捕されんのか。」
まあ当時の庶民生活を知る上では有益ですけどね。
173 :
日出づる処の名無し:03/02/10 23:59 ID:TQyZkmHR
174 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/02/11 12:22 ID:jUkzlfkI
>173
やたら食い物に不自由したとか、天皇陛下が悪いとか。
175 :
さまよえる亡国人 ◆Q.jVWn4O/g :03/02/11 13:05 ID:Ru9HOzTM
>>174 おばあさんがどちらに住んでおられたかも関係するかもしれない。
戦争後半になって、本土爆撃が始まると鉄道破壊や石油不足により流通経
路が壊された関係上、配給品主体の特に太平洋側の都市部では、ひもじい
思いをした者は多かったようだ。しかし、地方の食糧事情は別に悪いわけ
ではなかった。(しかし逆にゴム製品等工業製品が不足した)
いずれにしろ、曲がりなりにも政府の食料統制が生きていた戦中は、飢餓
状態とは言え無かったと思う。飲食店も材料入手が困難で営業時間や内容
を大幅に短縮、簡素化しながらも、20年代まで経営していたようだ。
やはり、政府の統制が効かなくなり、物資の隠匿、横流しが大手を振って
跋扈した終戦後の方が、飢餓感が強かったのではないだろうか。
176 :
日出づる処の名無し:03/02/11 13:38 ID:i+JeTxSs
「戦中は何とか食えた。
食糧不足は戦後がひどかった。」
俺も東京在住だった亡き親からこう聞いている。
わずか60年ばかり前の事が判らなくなっているのは、
問題だな。「戦前・戦中の事はみんな悪だ」とする
GHQと左翼のプロパガンダにやられたのだな。
177 :
日出づる処の名無し:03/02/11 14:23 ID:ptiRgFTg
>176 故山本夏彦さんも同じようなことを仰っておられました。
178 :
176:03/02/11 14:45 ID:i+JeTxSs
>>177 夏彦氏は俺もたまに読むよ。
じいさん・ばあさんがボケル前に、また死ぬ前に、
当時の事をきちんと聞いておく必要があるな。
俺は「年寄りの話を聞く国民運動」てなものが起きればいい
と考えている。それで社会観・歴史観を作った方がいい。
ものの見方は少し狭くなるが、実感に裏打ちされた自前の考え方
を身に付けるべきだ。歴史観なんて言うと、学校教育で
特定のプロパガンダを刷り込まれる一方だったが、それよりはマシ
だし、それこそ地に足の着いた考えができると思う。
179 :
:03/02/11 14:47 ID:2XsdNKi2
ただでさえ昭和20年は天災や人手不足で数十年に一度の大凶作だったのに、
外地から何百万の食うや食わずの復員兵やら引揚者が戻ったばかりか
統制から抜けてぼろ儲けする商人(朴さんもそうだな)が跋扈した上に
溜めてきた貯金はみるみる内にインフレで価値を無くして、
戦後の方がよほど苦しい暮らしだよ。
180 :
日出づる処の名無し:03/02/11 15:43 ID:sDYXe1Er
「もはや、戦後ではない。」ってのがあったけどさ
それまでは、戦前の方が裕福だったってことだよな。
181 :
176:03/02/11 17:03 ID:i+JeTxSs
その通り。
親や祖父母に人生観その他の教育を受け、
大人になってそれがまっとうだったと思えるなら、
親や祖父母の生きた時代が「悪」であったはずがない。
「悪」だと言い張るのは、反抗期のガキだ。
「反抗期のガキ」がGHQの後押しを受けて「左翼」の名で
のさばったのが「戦後という時代」だ。
182 :
山野野衾 ◆UJr4Al4ZYM :03/02/11 23:33 ID:15P3WFlS
>175
一応田舎でしたからね。でも菓子屋をやっていて砂糖が配給されていたという話を
聞いた時には驚きました。ゴムの世話にはあまりならなかった時代のこと、不自由
したという感じも無かったのでは。
>176
戦後になって麦穂だけを盗んで行くような連中が増えたそうです。
183 :
日出づる処の名無し:03/02/12 05:02 ID:vFOI1hAt
つーかゲンの家って貧乏ちゃう?
184 :
日出づる処の名無し:03/02/12 05:12 ID:1nO78yjl
>>182 ウチの母の実家はおせんべい屋さんだから
お米の配給はいつも他所より多かったそうですよ
>>183 ジャンプの連載時しか読んだ事ないけど
ゲンの家って他所の家より貧乏だったと思う
185 :
観戦厨 ◆BronzeFehk :03/02/12 05:17 ID:86RHrn3N
ゲンは終戦後のほうが、腹を空かしていて
そんなに間違った描写がなされている様に思えぬのだが。
漏れの婆さん(大正中期生まれ)は
可哀相だねえ、くらいしか感想無かったが。
186 :
:03/02/12 06:38 ID:yXu+HXeK
ゲンの家は戦前の典型的な貧乏子沢山の借家住まいの一家だろう。
金持ちに反感もってるし。まあ当時は金持ちでも子沢山だろうが。。
もし土地持ちなら家族をなくした焼け跡とはいえ、
すぐさまそこにバラック建てるだろうし。
187 :
日出づる処の名無し:03/02/12 06:49 ID:vFOI1hAt
>>184 ゲタ屋だっけ。
ひっくり返されてるし金無いでしょ。
189 :
日出づる処の名無し:03/02/13 13:09 ID:JLsDBlbw
バレンタインだよ!全員集合!
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190 :
日出づる処の名無し:03/02/13 14:21 ID:cXLq+m/s
>>187 いや、下駄屋じゃないよ。絵描きだよ、ゲンの父ちゃんは。
戦時中に絵描きに仕事がないから下駄や帯留めに絵付けをして小銭を稼いでいたのだ。
たしか戦後、ゲンが絵描きさんの看板を描く仕事を手伝って
絵の書き方を教えてもらうエピソードがあったはず。
「父ちゃんも絵描きだった。」とか言って。
ちなみにオレの父ちゃんは山口県出身で小学生の時に終戦。
中学校卒業すると同時に広島の床屋へ丁稚奉公。
丁稚に行ってからの方が食い物が無くて苦しかったそうだ。
実家は貧しかったけど農家だったので多少は食い物があった。
父ちゃんに少し聞いてみるかな当時の広島について。
191 :
参代目らんぐ中曽根栄作 ◆LANGnMxX5o :03/02/14 19:35 ID:SCF0BRgQ
192 :
日出づる処の名無し:03/02/14 20:55 ID:sDp391rb
俺の親父は終戦時に名古屋にいたけど食料事情は本当にひどかったと言っていたぞ。
死んだバーちゃんが必死になって農家まわって着物や石鹸と食料を交換してもらったそうだ。
他にも雑草だろうが口に入るものはなんでも食ったそうだよ。(うちは11人兄弟でとくにまずしかった)
その当時は飢え死にしたりする人達もいて、バーちゃんはある所に買出しに
行った時に落し穴を掘って人を落し上から石を投げつけて殺し食った人達の噂も聞いたらしい。
193 :
日出づる処の名無し:03/02/14 21:04 ID:7bkw+B9D
>>192 戦後の貧しい時期に育ったおっさんによく話を聞くけど
食べられる草や、おいしい魚とおいしくない魚についてやたら詳しいぞ。
ガキは毎日のように池や川で魚を捕って飯の足しにしていたそうな。
194 :
ハングル板住人 ◆I8NA0FaViA :03/02/15 00:04 ID:gJaZbPvy
ゲンは消防時代に読んだけど、単純にオモロかったな。残酷なシーンとバカバカしいシーンとの
対比がすごいなーとは思ったが。
2ちゃんなどに親しんだ現在に読むと、また違った感覚で読めるかもしれないとオモタ。
そうそう、純粋に漫画として面白いんだよ。
197 :
:03/02/17 13:46 ID:vZWt0gy0
当時、農家やってる親戚のところ(未だにバスも通ってないようなとこ)に
なけなしの着物をもって食べ物を乞いにくる人がよく来たようだ。
食い物をもってるのをいいことに農家から品物を買い叩かれる都会住まいの
人も多く、農家に恨みをもつ人も少なからずいたとのこと。
昭和10年代生まれは「とにかく餓鬼の頃は腹へった」という記憶しかないだろう。
198 :
日出づる処の名無し:03/02/17 19:38 ID:9YizCWKZ
>>197 うちのバーちゃんはそれで農家が大嫌いになった。なんとか食べ物と交換して
もらおうと農家をまわっていたら、「また乞食がきやがった。」
としょっちゅう言われたらしい。まあ、たまにはいい人もいたらしいが。
199 :
日出づる処の名無し:03/02/17 19:48 ID:y9pd1/wi
ラララ、あんちゃん、米はうまいのう
200 :
日出づる処の名無し:03/02/17 19:52 ID:oH597AZt
あんちゃーん、熱いよ熱いよ
ギギギ・・・・
201 :
日出づる処の名無し:03/02/19 00:34 ID:G/0dxkMW
>198
そのくせ補助金たくさんもらうの当たり前の
ように思ってるからな。
どっちがコジキなんだか。
日本が苦しい時に自分らの利益しか考えないような連中なら、
予算割いて、食料自給率上げても意味ねぇだろ。
なんらかの理由で食糧不足になったら、食料抱え込んで値を吊り上げるだけだ。
終戦直後みたいに。
202 :
日出づる処の名無し:03/02/19 01:04 ID:PkVPUzCA
ゲンはいろんな意味でおもしろい
203 :
日出づる処の名無し:03/02/19 01:07 ID:jGTEXoJD
ゲンを出版した、出版社の社長は、
元テレビ朝日アナウンサー:吉元潤子さんのおやじです。
204 :
日出づる処の名無し:03/02/19 01:31 ID:qDxmurvr
広島のことは良く判らんが
江波という所に住んでるやつらは最低だと思った。
転がり込んだババアの家ね。
保守しとくよ。
206 :
日出づる処の名無し:03/02/23 01:23 ID:STFnjsFp
久々に文庫版の『はだしのゲン』を漫画喫茶で通して読んでみた。
最終巻の結びとして、呉さんの解説が載っていた。
呉さんは、あの傑作漫画を歪めたものと決め付けてしまった責任を
二種類の人間に分けていた。
一つは、左翼イデオロギーに凝り固まって、反戦反核宣伝漫画だと決め付けた連中。
もう一つは、反戦反核のネタにした洗脳漫画と決め付けた連中。
呉さんは、戦後民主主義のさまざまな影響によって、
そのような政治的な意図しか汲めないような低脳な漫画に格下げされた
はだしのゲンではあるが、この漫画は紛れもなく傑作であって、
激動の時代を生き抜いた庶民の姿を綴ったものなのだと力強く訴えていた。
政治や宗教宣伝の為に書かれた、本当にくだらない漫画は沢山ある。
そういうものが何故くだらないかというと、漫画から政治宗教宣伝を除いたら
何も残らないから…
はだしのゲンにも稚拙な政治的メッセージは確かにある。しかし、この漫画は
そんな稚拙な政治的文言をすべて塗りつぶしたとしても、漫画として価値は
揺るぎも無いものであり、戦後漫画が生み出した傑作のひとつであることには、
間違いない。
オレもそう思う。改めて“漫画”として読んだ『はだしのゲン』は
非常に文学的にも深い漫画だと思った。
207 :
ゲン:03/02/23 02:00 ID:6wSpJIRZ