僕が考えた寝取られ!
ダメ男がちょっとした事が縁で彼女ができる。
気が大きくなったダメ男は自分に自信がつき今まで
自分と同類だった奴を見下すようになる。
そんなある日、ダメ男は彼女とのデートにクラスでもっとも影の薄い、
真のダメ男、ゴミ男を誘う。それはもちろんゴミ男に劣等感を与えるためだ。
二人で楽しく遊んでいるところを終始そいつに見せ付けることでかつての
自分の姿を重ね、徹底的にいたぶり、カタルシスを完遂させるのが目的だった。
しかし、デート当日ダメ男は別の用事ができてしまう。
「今日のデートは中止だな。」
「でもゴミ男くんも誘ったんでしょ?残念だね・・・」
慈悲深い彼女の言葉にダメ男はあることを思いつく。
ゴミ男は自分を同類だと思っているはずだ。
『俺と対して変わらないこいつがなんでこんな可愛い彼女を・・・』
そう思っているに違いない。ならば、こいつと俺が違うことを
第三者に騙らせてやる。そう、彼女と共に行動させてその妄想を否定してやろう。
「おまえさ、ゴミ男と二人だけで行ってこいよ。」
下品な笑みを浮かべながらダメ男は彼女に命令していた。
男を立てる従順な彼女はその命令に従った。そして当日、二人はネズミーランドへ出かける。
「おまたせゴミ男くん。待った?」
「あっふぁっ、お、お、僕も・・・じゃなくて俺も、いま、いま来たトコだ、だぜ。」
「そうなの?よかった、じゃ、行こっか。」
腕を絡ませてくる女。女慣れしてないゴミ男は挙動不審になりながらも彼女との時間を楽しむ。
彼女とゴミ男の間に、ダメ男が期待したような展開は無かった。
ゴミ男にとって人生でもっとも幸せな時間だった。
「ぶひぃぃ。拙者人の多いところは苦手でござる・・・気分が・・・」
しばらく遊んだ後、極度の緊張と人混みでゴミ男はグロッキーになっていた。
「大丈夫、少し休もうか。えーとどこか横になれるところは・・・あ、ベンチ」
「ダメでござる。こういう場でベンチで横になっていいのはイケメンに限るでござる。」
「ベンチは誰が使ってもいいと思うけど・・・あ、ここ休憩できるって。」
「これはかたじけない。助かったでござブフォー!!」
なぜか不釣合いな休憩所が2時間6000円だった。
女に引かれるまま、連れ込まれるゴミ男。(当然彼女はゴミ男を休ませたいだけ)
次の日─
「おう。どうだった?ゴミ男の奴はw」
「あ、おはよう。何が?」
「何が?って・・・え、怒ってるん?まぁそりゃあんな奴とデートまがいの・・・」
「あ!ゴミ男くーんおーい」
「ゴミ男くん??」
???
「ふぉ!こりは女さんではござらんか!昨日は楽しかったでやんすね!」
「ふふ。すっごく楽しかったね。」
「は・・・?え、何が・・・え?え?」
「ではまた後ほど、屋上で待ってるでござるよ!」
「うん、腕によりをかけたからお弁当楽しみにしててね」
「そりゃ楽しみナリよ!女さん!ダメ男氏!それでわ!シュタッ!(←口で言ってる)」 タタタタ
「なんなんだあいつ・・・おい、さっきのどういうことだよ。」
「・・・ダメ男くん。ごめんね。私あなたの事が好き。でも私・・・今はゴミ男くんを見ていたいの。」
「は?なにそれ。」
「私、昨日ゴミ男くんと寝たの。」
「・・・え?なんだよそれ!!!」
彼女は俯いたまま思い返すように目を閉じる。
「彼、泣いてたの。休憩所で横になりながら、自分の生い立ちを話してくれたわ。
生まれてすぐブサイクすぎて両親に捨てられたこと・・・施設で虐待されながら育ったこと・・・
生きていても酷い虐めがあるだけで何も希望もなくて、毎日目を覚ますのが怖くて仕方がないって・・・
彼、肩を震わせて泣いてたわ。思わず私、彼に寄り添って後ろから抱きしめたの。
『大丈夫、大丈夫よ』って。その時私は思ったわ。彼には誰かがいてやらなきゃって。
そして・・・それは私しかいないんだって。」
「なん・・・だと・・・」
「ダメ男くん。あなたにはもっと素敵な女性が似合うと思うの。ごめんなさい・・・さよなら好きな人!」 タタタタ
「おい待てよ・・・うそだ・・・うそだぁぁあ!!!」
どう?マジカルチンポどころかセックスはもちろんキスすらしてない”寝取られ”。