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ツンデレスレ17デレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1163325798/ ※本編開始は>33から。
9 名前: 名無したん(;´Д`)ハァハァ [sage] 投稿日: 2005/06/05(日) 23:06:16 ID:+kXxkNXU
初代スレの>1の全文は「(・∀・)イイヨイイヨー」だった。
意図が不明なスレはおぼろげにツンデレ娘を語る方向に行くかのように見えた。
しかし>33の「――やがて文明が滅びときが訪れた。」がすべてを断ち切った。
そして>34の「そんな時、とある小さな国でツンデレラという貴族の娘が生まれた。」で方向が定まった。
2代目の>33-34が初代スレのコピペになったのは、この偉業をリスペクトしての事だと思われる。
3代目、4代目で早速崩れる事になるのだが。
強制する程の事でもないだろうが、新スレの準備期間としても丁度良いのではないだろうか。
だが時代は待ってくれない
すげぇ、ちっとも人が来ない
――やがて文明が滅びときが訪れた
早い、早いよ!
しかし最近は随分書き込みペースが落ちてきたねえ
ところで前からちょくちょく出てくる「うつーじん」と
「北斗チン拳(またはチンチン拳)」て何か元ネタがあるの?
>9
展開をリセットしまくる奴がいるからなぁ。「だが断る」とか馬鹿
の一つ覚えみたいにね。夢落ちとかも酷かったね。
安易なリセットは「華麗にスルー」ってことで。でもまぁ、核の炎が
なくなっただけでもよい傾向なのかもね。
そうだねえ
無視じゃなくて、いなす感じで華麗にスルーをきめたい所
ただ、そういう手合いに限って妙に食い下がって来るんだよな
否定の積み重ねになるのも萎えるんで、つい折れてしまう
もちょっと"リレー"小説である事を意識して欲しいよね
ちょっと待ってくれ…
リレー小説だったのか?
何だと思ってたんだ?
>1をよーく見ろ。
…て前スレ落ちた!?
あ〜あ〜あ〜あ〜
前スレだけでは辿り着けないとしても
レスのバトン繋いで願いを引き継いで行け
と、中島みゆきも歌ってる
33まで繋いで行こう
この舞台裏感・・・
俺の好きな時間だw
しかしあまりにも過疎化が激しくないだろうか…
今さら人が増える事は無いのかね。
思い切ってage進行にしてみる?
…無謀すぎるか。
無駄に増やす必要もあるまい。
/\
/ヽ/ ○ ヽ/.\
/,.-‐-、,.‐‐-、 ヽ- 、
/::::::::::::::::/⌒丶 ヽ._______|
/::::::::::::,ィ〃//゙ヽ::::::ヾ:::ヽ::::::::}
/:::::::::∠_ `'、::::::::::ゝ:::::j
{:::::::::/,.=、\ /= `メ ヾ }メ
ノ)イ r-r-- rr---r/⌒ヾ:::ソ メリークリスマスですわ
リソ,ヽ|_|. | /仆⌒!ソ
八/// _  ̄//.!|f_ノリ
リヽ. ィルリ从メ
` ┬ トx
, /ゝ ,、 __/\__ ,、
(( ,| 、ヽ、 i ∨/ ◎ ヽ/. i_
` ト ゞ \,.-‐-、,.‐‐-、 ∠、.
ゞ ゝ/ /⌒丶 ヽ._ 7____
∠ / ,ィ〃//゙ヽ ヾ,〆~^^ /
/ ∠_ `'、 ゝ,゛ソ゛^__ゞ
{ ノ ヽ、 ィ''"^ヾ ヾ __,ゝ
ノ)イ yr==、 ,.==ィ/ __ゞ
(( \i、|___|` イ_/,仆 !ソノ、 ちょ、ちょっと!
,ソ`人 ⊂⊃ _______ ⊂⊃メノ ノ、 本当に誰もいないんですの!?
( 人人 'ヽ i、 / ,(ヽ、ル ノ ノ、
ソヽ \\ ソゝ 、~ /\ \ノ ノ ノ、
まだだ、まだ終らんよ
_,...-、,-、.,_ ,、.,、
∩∩,.'i<_ヘ_ii_/冫-' i'''i' '、
.i'"ニi--ヒ i`''_-イ__ヽ'"i ̄ }
゙、 __ i- 、l _,.!/i- '' "´ オレオンナ死ねぇ!!
``' - 、,/\_i__,!/ヽ、`\ (正直、本編ではそういう定形レスは
/ __ ヽノ /´> ) なるべく控えて欲しいな)
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
33までフルストロットル
OK、ストロットル全開!
ステレットル(´・ω・`)?
スットロレッテッテ?
すっとこどっこい
狂乱の渦
もうすぐだ・・・
くっくっく、はたして本当にそうかな?
しかしその時代は長く続かず――
――やがて文明が滅びときが訪れた。
そんな時、とある小さな国でツンデレラという貴族の娘が生まれた。
両親の愛情をいっぱい注がれ、すくすくと育っていった。
一寸お転婆だが、それは愛嬌というもの。
しかし彼女が16になった年の春、交通事故で短い一生を終えてしまおうとは…
そうツンデレラの人生は一度終わったのだ。
そしてツンデレラが次に目覚めた時、彼女は鋼のサイボーグとして蘇ったのである。
しかも博士―孔明の手により、古今東西のサイボーグから設定をパクりまくったおかげで
加速装置はついてるわ電磁干渉は可能だわの反則くさい性能が実現。
その名も「ツンデレラフリーダム」
しかし、ツンデレラの国では法律で人間のサイボーグ化が禁止されているのである。
その為、故郷を追われることとなったツンデレラ。今は孔明博士と共に
サイボーグの楽園を求めて、トレーラーで世界中を放浪しているのである。
そんなツンデレラ達に、ある日黒スーツの男が接触を図ってきた。
彼は単刀直入に言った。
「孔明博士の頭脳、そしてツンデレラ嬢のその性能を我々の組織による世界征服の為に貸してもらいたい」
やだ
「1年契約で8千万円に出来高払い5千万円ということでどうでしょう?」
「うーん。少なくともツンデレラ姫はサイボーグですよ?来期は二桁は固い
ですし、まだ若いから将来性もある。ちょっと安すぎませんかね」
結局交渉は物別れに終わったが、ツンデレラは悔し涙を滲ませた。
翌日のスポーツ紙に見出しが踊った。
「交渉中に放屁。ツン姫屈辱の保留」
ちなみにツン姫とは、ツンデレラが応援している女子プロ野球選手、ツン・マシナガ投手の事である。
さておき、謎の組織の接触から1週間後、今度は『サイボーグ帝国の使い』を名乗るものが訪ねてきた。
「サイボーグのサイボーグによるサイボーグの為の世界創造に貴様の力を貸せ、ツンデレラ!」
「私は心安らかに暮らせる土地を探しているだけですわ。
誰かさんの私利私欲に貢献するつもりは一切ございませんの」
この考えに孔明博士も賛同。かくして彼女達はサイボーグ帝国と秘密組織
その両方から命を狙われることとなったのである。
それは孔明の罠であった。
そもそも孔明が慈善事業でツンデレラを救うわけが無い。
実は両勢力に対して交渉決裂の後、こっそり挑発的な文書を送って煽っていたのである。
こうして作った敵対勢力を撃退してみせる事でツンデレラの商品価値を上げようという算段なのだ。
しかしその様子をモニターしていた角界の識者から
「やらせではないか」と物言いがついたのを皮切りに
力士が仲裁に入ることとなった。
しかしこれが逆に事態を混乱させ
ついには角界の掃除屋とも言われる『裏番付衆』をも敵に回す事になってしまった。
ここに至って、命の恩人と思っていた孔明に対する疑念が拭えなくなってきたツンデレラは
孔明の研究室に忍び込み、日記を発見した。あの忌まわしき事故の日を読ん
でみた。
「小娘の怪我はたいしたことがないが、頭を打って混乱しているらしい。
サイボーグとして生まれ変わったのだと冗談を言ったら信じたので、面白い
からそのまま」
「命の恩人と言うわけではありませんのね」
もっと重要な事が書いてあるのに気がつかないまま、復讐を決意した。
まずは夕食に孔明の嫌いな
ちくわを大量に料理して出してみた。それを見て戸惑う孔明。一体何が・・。
実は日記には続きがあり、そこには孔明の思わぬ本音が書き込まれていた。
「・・面白いからそのままにしておいたのだが、段々気の毒な境遇の少女であることが
わかってきた。最近、悪役化著しいし・・たまに良いキャラにもなってみたい。なので
しばらくこのツンデレラを助けてあげるとしよう・・。早速、正義の策を練らなくちゃ・・」
そんな孔明の秘められた心を知らず、ほくそ笑むツンデレラ。孔明は脂汗を掻きながらちくわを食べて行く。
ひとしきり孔明の苦しむ様を眺めた後、ちょっと可哀相だったかなと思いつつツンデレラはバスルームへ。
(ちなみにトレーラーサイズのキャンピングカーで風呂、トイレ、キッチンに研究室やツンデレラの個室も完備)
湯船に浸かりながら、ツンデレラはふと気が付いた。
「サイボーグが冗談だとしたら、私のこの超常的な能力はなんなのでしょう?」
「事故により超能力に目覚めた…というのは安直すぎますわね。
日記ではああいうことを書いてあったが、実は本当に改造されていた…
というのもいまいち説得力に欠けますわ…
では、どうして?…」
ツンデレラは風呂から上がると、リビングでちくわを食べ終えた孔明が青い顔して
唸っているのを確認してから再び研究室に忍び込んだ。
そして棚の裏の方から「ツンデレラ観察レポート」と題されたファイルを発見。
表紙をめくると、
「・・目撃証言によれば、事故を起こした車両はサイボーグ帝国産車、運転手は黒スーツの男達であるという。
しかし、警官に賄賂を握らせて閲覧した調書では、容疑者は素行不良の力士見習い。車はただの一般乗用車。
車両所有者は角界の大物力士となっていた。詳しい話を聞く為、容疑者とコンタクトを取ろうとしたが
彼は獄中で自殺を遂げていた」
「・・サイボーグ国産車は人間に操縦できるものではない。それを人間に操れる様、改造できる科学者となると
世界に数えるほどしか存在していないのだ」
「・・調べを進める内、ツンデレラには人智を上回る凄まじい力が潜んでいることがわかった。
恐らく、敵も彼女のそんな力を狙って行動を起こしたのだろう。私はその力を探ることで、彼女の不幸の原因を突き止めて上げたい」
この様な序文が添えられている。ツンデレラは孔明が普通に味方だったことに驚きつつ、先へと読み進めて行った。
「調整と称して色々検査してみる…ツンデレラ超スゴイ。私はこの事を彼女の両親に直接問い質してみた」
「ツンデレラは幼児期に3日ほど神隠しにあった事があるらしい。念の為、彼女と両親のDNA鑑定を行ったが間違いなく親子、何か人外の物と入れ替わったという事はなさそうだ」
「ツンデレラの能力は使えるかもしれない…私の、奴等への復讐の為にも力を貸して貰おう。その為には金が必要だ」
「○月○日、就寝したはずのツンデレラが何も言わずに外出。こっそりあとを付ける」
「行き先は・・・えっ? 墓地・・・?」
ツンデレラにとって、にわかに信じがたい事だったがとりあえず読み進める。
「墓地の真ん中で立ち尽くしていたかと思うと、不意にどこかの方を見ながら手を振り出した。誰か来たのだろうか」
「誰も来なかった…ように見えるのだが、ツンデレラは誰かと会話をしているようなしぐさをしだした」
「妙にオーバーな身振り手振りを交え、時折『HAHAHA』などと笑う」
「もしかすると分裂症の可能性もある。以後、この事は心に留めておくこととしよう」
「ある晩、たまたま私が食料の買出しで留守にしていた不意を突いて、サイボーグ帝国の暗殺兵が襲って来た。
買出しから戻った私は、大慌てで武器を取り出し応戦したのだが、既に何名かの兵士がトレーラー内に侵入した後であった。
急いでトレーラー内部に入った私を待ち受けていたものは、バラバラになった暗殺隊の姿と、隅で震えるツンデレラ・・。
一体、何が起きたのか、問いただしてもツンデレラは知らない、わからないの一点張り。力の発動時は記憶が損なわれるのか?
あるいは、心の奥底で力を使うことを忌避しているのだろうか。では、彼女のもうひとつの人格とは・・」
「そして、トレーラーの壁面にあった謎の落書きのことも気になる。
壁にはこう記されていた。『ゴリアテ参上!』と…」
ツンデレラは溜息をついた…あの晩の事は覚えている。
自分がサイボーグだと思っていた以上、力を振るったからと言って記憶が損なわれる筈が無い。
あの時はただ恐ろしかったのだ。
ゴリアテと言うの名のメイドをつれた金髪碧眼の少年…
トレーラーに侵入してきた暗殺兵を一掃したツンデレラを、彼は圧倒的な力でねじ伏せた。
彼は言った。
「今夜はこれで引き上げるけど…悪い事は言わない、サイボーグ帝国に下った方がいい。さもないと
私はお前の注文を無視して私の賄を作るぞ・・・」
そしてツンデレラにとどめを刺すでなく、メイドを連れて去っていった…三日前のことである。
レポートはひとまずそこまでだった。
結局、自分の正体はまだ判らない。
孔明も、とりあえず味方なようだがツンデレラを己の私怨を晴らす目的に利用しようともしているらしい。
「でも追手がある以上、国にも帰れませんし…もうしばらくは世話になりましょう」
一方その頃、
サイバトロン基地では
コンボイの謎!
で新春オナニー!
というアダルトビデオが昨年末の大掃除の際に出てきた事について、緊急会議が行われていた。
ちなみにビデオの内容は、高難易度で知られるファミコンソフト「トランスフォーマー コンボイの謎」を晴れ着姿の
主演女優が挿入したハドソンスティックを腰使いのみで操りゲームクリアするという超絶攻略映像集である。
しかもゲーム画面が主で、女優の痴態は終始画面右下の子画面内にしか映っていない。
議題は「正直これでヌケる奴はいないと思うがどうか?」というものであったのだが、ここから後にサイバトロンの
母星であるセイバートロン星と我々の地球の間のある問題に発展するのだが――
はたまた同時期、別の場所では
ゼントラーディーによる新春隠し芸大会が
ゼントランとなったレイザーラモンHGと江頭2:50のおかげで
新春隠しゲイ大会へと変更になってしまった。
そんな年の初め。
みなさんあけましておめでとう。
さてトレーラー生活のツンデレラの元にも年賀状が届いた。
「いったい誰からですの?」
それは幼少の頃によく遊んでくれた、じいやからの年賀状であった。
「そう・・引退して今は田舎で静かに暮らして居りますの・・」
若しかすると幼い頃の自分を知るじいやであれば
この異常な力について、何かを知っているかもしれない。
そう考えたツンデレラは孔明にじいやの居る町へ向けて発つことを提案。
早速、トレーラーは動き出すのである。
年賀状を送ってくる事からも解るとおり、じいやは日本人。
ツンデレラ達は大型輸送船を使って海路で日本へ。
しかし、じいやは餅をのどに詰まらせ
た友人を救う為入れ違いにメキシコへ飛んでしまっていた
メキシコでいう餅とは「モチ(MOUCH)」という寄生生物の事である。
動物の咽喉部に取り付き、その動物が摂取する食料を僅かに得る事で生きている。
このモチの存在に気付かずにいると、やがて肥大化して喉を詰まらせてしまう事があるのだ。
モチを排除するには
後頭部へのアックスボンバー
が成功したときに発生する地球外物質、その名も
無い物質をサボテンと一緒に鍋で煮込む事3日、出来上がった煮汁を
標高3000メートル以上の高地にのみ生息するという
幻の生物オレオンナモドキの吐息で冷やしたものでなければ
モチを排除することは叶わない。
じいやは友の命を救うべく冒険へ出発したのである。
やっとの思いで帰ってこられたのは4分後のことである。
まあ細かい事はともかく一人暮らしだったじいやがどこへ行ったのかツンデレラには知る術も無く
ひとまず手紙を置いて移動することにした。
都心ではなかなか大型トレーラーを駐車する場所が見つからなかったのだ。
そして工場跡と思しき草ぼうぼうの造成地に来たところでまわりを囲まれている事に気が付いた。
そう、ここは日本…角界の本拠地である。
トレーラーの周囲をぐるりと取り囲んだ力士達、その数23人。
彼らにかかれば特殊装甲のトレーラーと言えどものの数秒でぺちゃんこである。
ツンデレラと孔明は
こんな時のために用意していた
細いジーパンを大量にばらまき、力士を嫌な思い出の中に突き落とした。
トラウマに悶え苦しむ力士達を見た孔明は
「君の交通事故の背後には裏番付衆も絡んでいる。
こいつら、ちょいと尋問してみようじゃないか。何かわかるかも」
と、提案。早速、力士を拘束して尋問を開始した。
まずはコンビニの店長をしているという36歳の力士に訊いてみた。
彼によると、
角界の実行部隊である裏番付衆には何も知らされていないという。
「では他の力士に聞いてみようか」
「…それにしても力士があの事故に関係があるなんて、私初耳ですわよ?」
腰を上げる孔明に、ツンデレラは訊ねた。
勿論ツンデレラは知っているのだが、それは孔明の記録を盗み見たからである。
だが孔明はしれっとした顔で
「君、僕にちくわ食べさせたあの夜、僕の研究室でレポート読んでたろう?
ちくわから立ち直って研究室に入ってったら、読み耽ってる背中が眼に飛び込んで来たよ。
隠してた僕も悪かったけど黙って読む君も君。おあいこだよ」
まあ、お互い様ですわね、とツンデレラも孔明の言葉に納得。尋問を再開した。
などと言っているが、孔明がツンデレラを騙した事はその程度でおあいこなどと言える物な訳が無く。
この後しばらくの間、ツンデレラは無言のままちくわメニューを出し続ける事になるのであった。
さて尋問であるが、結局全員に聞いても特に有益な情報は得られなかった。
解ったのはここに来たのは一番上でも十両だという事くらいである。
しかしこの力士達23人は全員ノンコストで召喚可能という特技を持っていた。
彼ら自身は「我々は『封印されし朝青龍』への当て馬的存在である」
という事実からその事をあまり良しとしてはいなかったのだが
それをバネに横綱目指して頑張れている事も事実であった。
だがそんな彼らの夢は次の瞬間潰えてしまう。
不意に細いジーパンが中に浮かぶと力士達の下半身に無理矢理装着されたのである。
23人の力士達は全員足の筋肉や腱に深刻なダメージを負い、相撲生命を絶たれた。
「これは…超能力!?」
身構えるツンデレラと孔明の前に、今度は黒スーツの男達が現れる。
その人数、1人2人どころではない。ざっと50人はいるだろうか。
しかしその中に1人だけ、白いスーツの男がいる。
白スーツの男はグラサンを直しながら
「ミス・ツンデレラァ〜、ウェルカムバァ〜ック」と喋りながら近づいてくる
孔明は「なに、やっぱり知り合い?」と聞くが、ツンデレラには覚えが無い。
「狙われていることも忘れてノコノコ日本までやって来るとは・・ククク」
「にしても忌々しい力士どもめ・・。彼女の力をお前らごとき肉塊が自由に
扱えると思ったか、身の程知らずめ!」
白スーツはそういうとパチンと指を鳴らす。途端、力士達が一瞬で消え去ってしまった
どうやら先ほどの力はツンデレラのものではなく、彼らスーツの男達の手によるものらしい
ツンデレラは戦闘態勢を取りながらも、彼らが敵対し合う勢力であることに驚いていた
一体、誰が本当の黒幕だと言うのだろうか・・
ちなみに力士達は全員最寄の病院にテレポートさせられていた。
謎の組織、容赦は無くとも慈悲はある集団であった。
「マ〜イネィムイズ、バビノレ・ザ・サーイキーッカァー!」
名乗りも高らかにビシッとポーズを決める白スーツ。
「ミス・ツンデレラァ〜、君は
俺の
ナニを
前に膝を屈することだろう・・」
ちなみに「ナニ」とは言うまでもなく、彼らのサイキック能力のことである
どうやら、彼らの方が力士達よりもツンデレラの秘密に近い位置にいるようだ。
「あいつらを捕らえて尋問したい所だけども・・どうやら今の僕らじゃ無理っぽいね・・」
そんな孔明の言葉通り、ツンデレラ達は着実に追い詰められていく。
だが、その言葉とは裏腹に孔明の顔にはあせりの色は無い。
「ふふふ…この状況は利用できますね」
孔明はツンデレラの能力はまだまだ強力になると見ていた。
そして飛躍的に能力上昇が見込める条件もある程度予測していたのである。
すなわち、この状況はその条件を満たせる可能性があるという事であった。
その条件とは…
ハウス栽培に適しており
傘に適用すれば視界も良好…すなわち「透明」。
ツンデレラは裸体を見られる事で能力の上昇すると予測されており、敵に透視能力者がいれば条件が満たされるという訳だ。
ちなみに裸にひん剥かれても結果は同じだというのは秘密である。
ツンデレラvsスーツの男達…
その様子を1kmも離れたビルの最上階ラウンジから機械の瞳で見つめる金髪碧眼の少年。
「ジミーさまぁ、放っといていいんですか〜?」
傍らに控えるメイドの少女、ゴリアテの問いかけに
彼は無言でポケットから一枚の
瓦を取り出し
何やら書き始めた。
どうやら梵字のようだ。
サンスクリット語で書かれたそれはゴリアテへのおつかいメモだった。
「マック行ってメガマック3個と
それからスーパーに行って納豆と不二家のカントリーマアムを買ってこい」
「この程度で負けるなら、僕の計画には不要な人間ってことさ・・」
お使いのメモ用紙を渡しながら、ジミーは不敵にそう言い放った。
一方、地上のツンデレラと孔明。ついに孔明の化学兵器もエネルギー切れとなり
あわやこれまでか、という時、パトカーのサイレン音が高らかに鳴り響いた。
「邪魔が入ったか」とスーツ軍団は撤退。パトカーに乗りながら現れたのはメキシコ帰りのじいやである。
ツンデレラの来日を聞きつけて、大慌てで馳せ参じたのであった。
「知り合いの警官に頼みましてな。東京中探し回りましたぞ!」
「じいや、助かりましたわ。でも手紙には連絡先の携帯電話の番号も
書いておいたのになぜ警察を?」
ツンデレラが言っているのは、じいやの自宅に残した手紙の事である。
じいやはツンデレラ達の来日を知り、海外から急いで戻ってきた事を語った。
だがツンデレラ達が日本に着てから、まだ一日も経っていない。
それをどうしてこんなに早く知る事ができたのか?
…答えは一つしかない、それはじいやが
携帯電話を持っていない、ということである。
「何度か公衆電話を使って掛けさせて頂きましたが、出てはくださらなかったので・・」
ツンデレラの身に何かあったのではないかと思い、警察に捜索を頼んだのである。
確かに携帯には着信が幾つか入っていた。「なんとか助かりましたわね・・」
さて、諸君はこう思ったのではないだろうか。
「じいやが『携帯電話を持っていない』と、なぜ『ツンデレラの来日を迅速に知る事が出来る』のか?」と。
確かにこの2点は一見なんの関係も無いように見える。
だが解ってしまえば非常に簡単な事なのである、つまり
解らない人には説明するのも難しいという事でもあり、
ゆえにこの件については各自で考えてみて欲しい。
ともかく、じいやと再会できたツンデレラは
とりあえず、今日の所は連戦で疲れた身体を癒すことにした。
久しぶりに同じ食卓を囲むじいやとツンデレラ。
じいやは事故のことを知らなかった様だ。
「よくぞご無事で・・」と、ツンデレラの不幸を心の底から悼んでいる。
老齢のじいやに今以上の負担を掛けてはいけない。
ツンデレラの幼少期に関する質問は明日行うことにした。
その夜更けのこと
じいや宅に泊まったツンデレラが不意に目を覚ますと、枕元にコ
リアンが
ドリアンを振りかざし、今まさに
ドリアンにココバットをかまそうとしている所だった。
しかし変身パワーのチャージが間に合わない。
そこへ
じいやが飛び込んで来た。
「お嬢様!」
じいやのタックルを受けたコリアンの手からドリアンが落ちる。
落ちたドリアンはパックリと割れ、部屋に強烈な臭いが充満する。
「フフフ・・・快感、快感!」
不気味な笑みを浮かべるコリアン、その変身パワーがチャージ完了した。
「しまった、遅かったか!」
じいやの呻きを掻き消すように、閃光と轟音がコリアンを包み
香草仮面コリアンダーへと変身した!
アメリカ人留学生、コリアン・ロバーツは改造人間である!
彼を改造したサイボーグ帝国はサイボーグの為の世界創造を企てる軍事国家である!
コリアンは強い匂いをエネルギーに変え、香草仮面コリアンダーとなるのだ!
といっても彼はツンデレラの敵ではない。良心回路がどうとかお約束な問題で
サイボーグ帝国に牙を向ける一人であるからだ。
「平和防衛、変身、敵前、無理。安全確保必要。貴殿宅、借用」
と単語だけでツンデレラの部屋に侵入した経緯を説明するコリアンダー。
「つまりサイボーグ帝国の輩が近くに居るという事ですわね?」
鼻をつまみながらツンデレラは警戒態勢を取ると、じいやに
「とりあえず、その床に落ちたドリアンを処分しなさい。
じいやの胃の中に…」
と言ったものの、すぐに「しまった」とばかりに口を押さえた。
じいやはもう彼女の世話係では無いので、命令をできる筋合いではないのだ。
「ははは。ようございますよ、お嬢様。」
だが、じいやは嫌な顔一つせずドリアンを食べ始めるのであった。
そして鼻と口を押さえる形になったツンデレラは呼吸が
出来なくなると気付き、とりあえず孔明の鼻と口を押さえた。
隣の部屋で寝ていた所を突然、鼻と口を押さえられた孔明は
夢の中で唐突に溺れる事となった。
そして水中の夢といえば付き物なのが「おねしょ」である。
医学的に言うなれば「夜尿症」である。
もともと孔明は軽度ではあるがそういう症状を自覚していたため、
特別驚きはしなかった。実際に通院も何度かしている。
だが今回は違った・・・
大のほうも…
だが現時点ではまだ布団の中の出来事なので誰も気付いていない。
「邪魔するよ」
その時、一人の少女が堂々と玄関から入ってきた。
「俺の名はオレオンナ…そこにいる裏切者、コリアンダー抹殺の命を受けて参上した。
ツンデレラ、あんたの事は聞いてるけど邪魔をしないなら見逃してやる。」
「…尋ねもしない事を勝手にベラベラ喋る敵役というのは
大抵ザコ敵と相場が決まってますわね。」
その台詞を言い終わるか終らないかのうちに、オレオンナの肘から先が飛び
ツンデレラの顔面にアイアンクローを極めた。
「無駄口を叩く奴は早死にするって相場が決まってるんだぜ?」
ギリギリとこめかみに食い込む激痛にツンデレラが膝を付いた時、孔明が目を
うっすらと開けて寝たふりをしているのに気付き
アイアンクローをしていたオレオンナのロケットパンチをあっさり外し
孔明の鼻と口を、そのロケットパンチで塞いだ。
「うぐっ!?」
突如、じいやが苦悶の声をあげる。
ドリアンを喉に詰まらせたのだ。
一方コリアンダーは、その隙をついてオレオンナを外に誘い出し、その場を離れた。
残されたのは、ツンデレラと急速に顔色が悪くなっていくじいや&孔明。
しかし、そ
ばアレルギーの症状もこの中のある人物に出始めていたことに
本人を含め誰一人として気付いていない。
ところで『そば』といえば一般的に
長い
そば粉の麺を想像するだろうが、ここで言う「そばアレルギー」のそばとは
他人に側に寄られるとアレルギー症状を起こす、という一種の対人恐怖症
のことである。
私はこの症状を"側に立つ"ことから『スタンド』と名付けたッ!
……と、ここまでは良かったのであるが
『スタンド』という症例を発見したジョセフ博士は、それが学会で正式に認められる前に
飛行機事故で帰らぬ人となってしまい、スタンドについて引き継いで研究する人間も
現れなかったのである。
ゆえにこの「スタンド=そばアレルギー」には
3794の謎があるといわれている
それについて、様々な識者が英知を結集し、3793の謎が解けた。
研究する者はいないはずなのに、解明された部分があるとはおかしな話である。
だがこの識者たちは研究はしておらず推理しただけなのである。
というか識者とか言いながらこいつら全員探偵なのだ。
謎は全て解けた、と言いたいだけなんじゃねえかというような
まぁそんな状況なのでそばアレルギー自体が世間に認知されていない為
気付かなくて当然と言えよう。
それはともかく、このままだとじいや&孔明の命が危ない。
ツ
ービート
のネタよりもヤバイ。
ツンデレラはまず、じいやの口に
オレオンナのロケットパンチの指を
ちぎっては入れ、ちぎっては入れを繰り返していた。
「うおおおおっっっ!!指が痛ぇぇぇ!!」
突然叫びながらオレオンナが飛び込んできた。
どうやらオレオンナのロケットパンチは切り離されていても
感覚はそのまま伝わるようだ。
「ふうん、なるほど…」
ツンデレラはおもむろにロケットパンチに指四の字をかけた。
「いでででで!てめぇいい加減にしろ…ふぃんふぁねーう!」
オレオンナが叫ぶと彼女の背負っていたバックパックから何かが飛び出した。
_,...-、,-、.,_ ,、.,、
∩∩,.'i<_ヘ_ii_/冫-' i'''i' '、
.i'"ニi--ヒ i`''_-イ__ヽ'"i ̄ }
゙、 __ i- 、l _,.!/i- '' "´ オレオンナ死ねぇ!!
``' - 、,/\_i__,!/ヽ、`\
/ __ ヽノ /´> )
(___) / (_/
| /
| /\ \
| / ) )
∪ ( \
\_)
あまりに久しく見かけなかったが彼の名はふぃんふぁねーう。
近々リメイクする鋼鉄とはなんの関係もない。
「オレオンナ死ねぇ!!」は鳴き声であって殺意がある訳ではない。
その証拠に今のオレオンナ死ねぇ!!を訳すとこうなる。
「言っとくがなぁ…オレは最初から最後までクライマックスだぜ!!」
「ダンカ〜ン、コロッケ取ってぇ〜」
言葉の意味はよく分からないが、とにかく
凄い殺意に溢れるふぃんふぁねーうの言葉に気圧され
ツンデレラは思わず叫んだ。
すると雷鳴が轟き、どこからともなく
カレーの匂いが
オレオンナが窓の方を向き、身構える。
そこにはカレーの鍋を脇に抱え、金色に輝くコリアンダーの姿が!
「ちっ、カレーフォームになったか!」
だが手を滑らせて鍋を落としてしまい、
折角のカレーを床にぶちまけてしまった。
辺りには更に強くカレーの匂いが立ち込める…と同時にコリアンダーの輝きが増した!
匂いを力に変えて戦う、それが香草仮面コリアンダー。
そう、彼は手を滑らせたのではない、故意に落としたのだ!
コリアンダーがゆっくりと構えを取る。
コリアンダー・カレーフォームの必殺技、
「必殺!オレの必殺技PART135!」
だ。
「まずい、急げフィンファネウ!」
オレオンナが叫ぶと、フィンファネウは素早い動きでツンデレラからロケットパンチを奪い取る。
ついでにじいやの口から指も回収し、オレオンナと共にさっさとその場を脱出した。
直後、コリアンダーの必殺技が発動。
それは周囲500mを巻き込む凄まじい
脱臭効果。
「ふふふ…これはチャンスです」
寝たふりの後死んだふりまでしていた孔明が呟いた。
彼は漏らしてしまった大及び小を、この脱臭効果が利いている間に
何とかうまくごまかしてしまおうとしていた。
だが正確には『脱臭』ではなく『集臭』であり、技の準備であった。
次の瞬間、集められた様々な匂い、臭いが狭い室内に放出される!
瞬 殺 無 音
脳を突き抜けるような嗅覚攻撃にツンデレラと孔明は
思わずハァハァしていた。そう、
直感的に鼻をつまんだのだ。
一方、窒息しかけていたじいやは
有り得ないほどの激臭に失神してしまっていた。
これでじいやが嗅覚攻撃に苛まれることは、しばらくの間無さそうだが
戦闘が悪化した場合でも、逃げることができないわけである。加えて今のツンデレラは
両手が塞がっている為、救出も難しい状況。万事休すであった。
「なにか・・弱点はありませんの・・?」一縷の望みを求めて
ツンデレラは孔明の方を見た。孔明は「ンフフフ」と不敵な笑いを浮かべている。
これは・・
面白くなってきた、そんな笑いだ。
だがその時、コリアンダーが変身を解いて謝ってきた。
「ぐぉめんなさぁい!」
そういえばコリアンダーは敵ではなかった事をツンデレラ達は思い出した。
和解した彼らは、とりあえず家中の窓を開け台所の換気扇を回す。
孔明はこのどさくさに紛れて、汚した服と布団を
焼却処分
当然、今の姿はまっぱである。
幸い汚したのは、じいやに寝巻きとして借りた浴衣であった。
孔明がいそいそと自分の服を着ていると、またしても何者かが現れた。
庭先で燃える布団の炎が浮かび上がらせるその侵入者は、身を潜めようともせず悠々と歩いてくる。
孔明はとっさに
土佐に
175 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/03/07(水) 19:26:33 ID:PB7X8DDq BE:145216962-2BP(330)
という一見どうでもいい見当違いで取るに足りない情報を打電すると、そのまま
歌い始めた。
その声、地の果てまでも
届いていなかったり・・・
だが、侵入者は突然耳を押さえてうずくまった。
「な、なんて下手な歌だ!」
これが孔明・26の秘密の13「ジャイアン・ボイス」である。
「おお、心の友よ!」
「おお、心の友よ!連帯保証人になってくれ!」
「断る! ましてお前を心の友などと思ったことはただの1度もない!」
この歌は孔明・26の秘密の17「シンガーソングライター」による珠玉のナンバー、『心の友よ』の1番である。
2番もあるんだぜ?
「何事ですの!?」
その騒音を聞きつけツンデレラとコリアンが飛んできた。
それを見た侵入者は
首をかしげた。
「お前がツンデレラだと?」
という侵入者の視線の先には失神したじいやがいた。
侵入者はじいやの中に眠るツンデレラの真の力を見抜いたのだ。
その力とは
ザ・パワー
・オブ・ストレングスフォースの八次元結界によって封印されたツンデレラ本人である。
そして今コリアンと共にいるツンデレラは、そのクローン…戦闘用に製造調整されたツンデレラの替え玉なのだ。
だがその事はクローンはもちろん、じいやも知らない。
侵入者は何かを確信したかのように薄く笑うと、
踵を返し夜の闇の中へと走り去った。
「青い肌の男…何をしに来たんですの?」
ツンデレラが独り言のように疑問を呟くと、孔明は
「目的は解らない…やった事といえば布団を燃やしたくらいだよ」
とさりげなく布団焼却の罪を侵入者に押し付けるのであった。
――慌しい一夜が過ぎ、朝が来た。
場所をじいや宅からトレーラーに移し、一息ついたツンデレラは
じいやに自分の超常的な力の事を単刀直入に聞く事にした。
彼女の問いにじいやは
インベスティゲイト布
川敏和、と書かれた一冊の
チャンピオンREDを取り出して、ひとこと。
「この場所へ行ってみてください…」
そう言いながらじいやが指し示したのは裏表紙の怪しいグッズ通販広告、その会社の所在地だった。
翌日、行ってみるとそこは
ハマグリであった。
すなわち佐賀県は神埼郡吉野ヶ里町の北部にある標高862mの山、蛤岳である。
そしてその頂上には
スコップと水が入ったバケツがあった。
そして怪しげなビル(三階建て)が。
「こんな山の頂上にビルがあるとはね」
「入り口の前に意味ありげに置いてあるバケツも気になりますわ」
ツンデレラは特にバケツの水底に沈むスコップが気になっていた。
そのスコップは
無論、ただのスコップではない。
注意深く観察したところ、柄の部分に小さく文字が刻まれていた。
「サイボーグ帝国製」と書かれている。
「これも敵の罠なんですの?」
ツンデレラは慌ててビルを見上げた。
ちょうど、窓から突き出た何者かの腕が、植木鉢を手放した所であった。
そして、となりにいた孔明の頭上に落下してきた。
ツンデレラはすっと右手を延ばすと、造作も無く植木鉢をキャッチする。
その植木鉢には一輪の
菊。勿論食べられる。
「菊の花一輪・・食用としても可、ってことは・・
死体も残さず灰になれ、ってメッセージだったりしてね」
不吉な読み方をする孔明だが
ここでスコップや植木鉢にばかり気を取られていても仕方がない。
ツンデレラ達はビルの中へ入ってみることにした。
当然、気になるバケツとスコップを持って。
ドアを押して中に入ると、男が1人にこやかな顔で立っていた。
「お待ちしておりました、ツンデレラさん。お花は気に入って頂けましたか?」
この男、顔は笑っているが
あるある大辞典の納豆ダイエットに騙され
「テレビが嘘をついたら、何を信じていいかわかりません!」
などと投書したという、本物の馬鹿である。
男はおもむろに蟹切りバサミを取り出し、鮮やかに一回転させた
更にもう2個取り出し、ジャグリングを始めた。
そしてそのまま奥の階段へと歩き出す。
「どうぞこちらです」
この男、腕では器用に三つの蟹切りバサミを回しつつその足運びは
フラミンゴのように、ちょいと一本足で
弱気なサインに首を振り、
お尻も振り振り、悩ましげに階段を登っていく。
ツンデレラと孔明は
彼を殺し、目撃者も殺し、蟹切りバサミと菊をバケツに入れて逃走。
これがのちに「華道」として日本に伝わる事となる。
そのころ、お城では
女皇ユリザベスが、突然のツンデレラの暴挙についての報告を受けていた。
「なんでまたそんな事になったのですか?」
「解りません、じいや殿も皆目見当がつかないと…」
女皇ユリザベス…彼女は弱冠20歳ながら、ツンデレラの母国でもあるストロットル皇国の最高権力者である。
「サイボーグ帝国、あるいは例の組織が原因という事は?」
「まだ調査中ですので確実な事は言えませんが、その線は薄いようです」
「ん〜…宇宙は奴らは?」
「依然、例の艦隊は沈黙を守ったままです」
「では、魔界の方は?」
「門の異常は報告されていません」
「じゃあ、未来…」
「時空震も探知されておりません」
「…どれも関係ないって事ですね?」
ポリポリと頭を掻きながらユリザベスは
ツンデレラの読めない行動に頭を悩ませていた。
一方、逃走中のツンデレラと孔明
「やっぱりさっきのあいつら、敵だったんだね」
そう、目撃者もそれから蟹切りバサミの男も人間ではなく、機械仕掛けの人形だったのだ。
「恐らく、敵が先回りして、あのビルの中の人間を始末してしまっていたんですわね。
皆、わたくしと係ることで災難に巻き込まれていく・・
わたくしの行く先には血の雨しか待っていないと言うのかしら・・」
結局、じいやが二人をこのビルへ誘った理由は何一つわからないまま
一抹の悲しみを抱えて、ツンデレラの逃亡生活は続くのである。
さて
ライトステーションへとやってきた二人であった。
「ここのステーション名、なぜ最初の2文字だけ平仮名なのでしょう?」
『さてライトステーション』、ここは佐賀県にある小さな喫茶店だ。
ひらがなの部分は"トイザらス"とかにインスパイアされたとは店主の弁である。
そしてこの店名は蟹切りバサミの男の残骸から入手できた、たった一つの言葉でもある。
このひらがな部分のおかげで、タウンページからあっさり特定できた。
ここに何か手掛かりはあるのだろうか…
その時、ツンデレラの携帯の着メロが鳴り響いた。
発信者は、じいや。
ツンデレラの表情が強張る…あのビルへ自分を差し向けたじいやも敵かもしれないからだ。
すると孔明が
まさに孔明が
よもや孔明が
突然ツンデレラと孔明に襲い掛かってきた!
サイボーグ帝国が諸葛孔明に対抗する為に作り上げた、三人の孔明型サイボーグである。
すると孔明「ンッフッフッフ」
まさに孔明「ンッフッフッフ」
よもや孔明「ンッフッフッフ」
「ツンデレラ、ここは僕に任せて電話に出てくれ。じいやさんの真意を知りたい」
そう言いながら孔明がベルトのスイッチを入れると、閃光と共にその体が眩い光沢を放つメタルスーツに包まれた。
孔明博士自らの発明により誕生した超戦士…その名も『 機動策士ショカツリョー 』だ!
機動策士ショカツリョーの活動時間は僅か0.05秒にすぎない。
では、活動プロセスをもう一度見てみよう。
ショカツリョーの活動準備は毎朝のラジオ体操から始まる。
規則正しい生活と適度な運動、そして朝の大気によりショカツリョーの血行が促進され
ショカツリョースーツの装着に耐えうる鋭気が生成される。
その鋭気は免疫力を高めると同時に嗅覚をブロックし、
ショカツリョースーツに住み着いたあらゆる微生物の分泌物をことごとく無効化する
強靭な精神を肉体に焼き付け、0.05秒もの活動を可能にするのである。
「機動策士! ショカツリョー!!」
↑
このあたりでメタルスーツ解除
される、わけではない事に注意したい。
活動停止したスーツは、只の重たい鎧と化し四肢の動きを阻害する拘束具となるのだ!
一方その頃、サイバトロン基地では
野点が開催されていた。
サイバトロン社は「サイバー」と「パトロン」を組み合わせた社名どおり、ネット上で科学者・技術者と投資家を仲介する事を業務としている。
そしてサイバトロン基地と呼ばれる本社社屋は、基地の名に相応しい科学技術で武装した要塞のような建物であった。
その屋上庭園でホトトギスの声など聞きながら和やかに野点が開かれている座に、白衣姿の男が駆け込んできた。
「しゃ、社長!たった今、まだ試作段階のショカツリョースーツが電送されました!」
「むう?はやまったな孔明君…」
「それから君、私のことは『コンボイ司令官』と呼べ
と言っておいただろう」
「それはセクハラです、社長」
「まあそれはともかく、このままショカツリョーがやられてしまっては
我々のこれまでの研究も台無しだ。しかたない、援護する事としよう」
そう言うと、おもむろに目前のスイッチを入れた。
「……しまった」
スイッチは2つあり、本来は左のスイッチを入れなくてはいけなかったのであるが、
間違えて右のスイッチを入れてしまったのである。
つまりレフトスイッチのつもりがライトスイッチをONしてしまったのだ。
すると、ショカツリョーに仕込まれた電飾が輝きだした。
サイボーグ孔明ズ「うおっ!まぶしっ!」
その隙にツンデレラは通話ボタンを押した。
『お、お嬢様、ご無事でございましたか!』
「その口ぶりでは私達があの場所で、どんな目にあったか解っているようですわね」
『申し訳ございません、まさかこの様な事になるとは…』
「じいや、あなたが知っている事をすべて話してもらえますわね?」
『…解りました、それでは一度は私の家へお戻り下さいませ』
それだけ話すとツンデレラは電話を切った。
見れば孔明が
泣きながら馬謖を
切った。
この場合、未完成のショカツリョースーツを転送した、という
作戦の失敗の責任は孔明自身にある訳なので、
要するに自決した、ということである。
しかしじっさいには、彼に似た男が各地で目撃されており、
ネットなどで生存説がささやかれている。
これはひとえに「切った」だの「自決」だのといった言葉による誤解であり、実際誰も死んでいないのだから当然である。
孔明はショカツリョースーツの運用を己のミスであると真摯に受け止め
『馬謖』という現時点での彼の最高の手札を"切る"事を"自決(自身で決める事の意)"したのである。
さて、孔明が泣くほどの思いで使う『馬謖』とは如何なるものなのか。
それは孔明が開発した
新種の「たまねぎ」であった
孔明が独自に開発した化学肥料を駆使して栽培した「たまねぎ」
それは生物であれ機械であれ、顔に近付けるだけで号泣してしまう
もの凄く刺激の強い「たまねぎ」である。
これを使えば、大抵の敵は視界を塞がれ、動きを止めてしまう。
そんなに効果的な「たまねぎ」なのだが、孔明はちくわの次にたまねぎが嫌いなのであった。
なのでこれまで使うかどうか散々迷って捨てられずにいたが、今回の反省を含め
泣いて「馬謖」こと「たまねぎ」を切ることにしたのである。
「やっぱり・・勿体なかったかなあ・・」
ちょっと後ろ髪引かれる孔明。
ツンデレラはそんな孔明を引っ張り、じいやの家へと向うのであった。
じいや「あっ、あの馬謖を切られたのでございますか。せっかく新品種が出来た
というのになんてことを。球根はあれ一つしかありません。
切って捨てられたのならば、もう植えることができません。美味しいカレーや
肉じゃが、串かつが出来たのに。」
食いしん坊のじいやは、号泣し涙を流して悲しんでいる。
孔明「この場を逃れるにはこれしかなかったのだ。わしとてこんな事はしたくなかった。」
見ればサイボーグ孔明達がみるみる黒ずみ、腐食しながらくずおれていくではないか。
ツンデレラ「これは一体・・・」
孔明「馬謖とは、たまねぎに含まれる硫黄化合物の含有量を極限まで上げ、
化学兵器のレベルまで高めた品種なのだ。ひとたびこれを斬れば、
半径50メートル以内の金属は等しく腐食し、微生物は死滅し、
人間は瞬時に血行がよくなり風邪をひきにくくなる。
さあ、逃げるぞよー!」
馬謖による滅菌効果により、ショカツリョースーツの悪玉菌が死滅して少し元気になった孔明は
ちょっとハイになっていた。
「…なんて事を、逃げる時は言ってましたけど、じいやにはなんと言ってあったのかしら」
泣いて残念がるじいやを前に、しばし途方にくれるツンデレラ。
だがこのままでは埒があかない。
この際じいやの気持ちだとか、>245はその前二つの書き込みはちゃんと読んだ上なのかとか、そんな事には構っていられないのだ。
それに、引き返してきたものの「喫茶さてライトステーション」の事も気になる。
「じいや、とにかく私に関してあなたが知っている事…今すぐ全て話してもらいますわ」
「……わかりました」
じいやはゆっくりと話し始めた。
「但し……後で聞かなければ良かった、と後悔なさらぬように」
そういってツンデレラに釘を刺す。
「……まず姫様、貴方様は実は○○○ではなく、×××なのです」
「えっ? よく聞こえませんことよ。はっきりとおっしゃいな」
「貴方様は実は
ジオンではなく連邦派なのです」
「アルテイシアと知って何故銃を向けるか!」
ツンデレラはそう言いながらじいやの頭を叩いた。
「『姫様』などと呼ぶからおかしいと思いましたわ…まじめにおやりなさい!」
じいやは困惑した表情で目を逸らした…どうやら相当言いにくい話のようだ。
ツンデレラはため息をつくと
「ならば私が言ってあげましょうか?
つまりこういう事でしょう?私は…
本物のツンデレラのDNAから作り上げられた戦闘用クローン人間なのでしょう?」
「…お嬢様、実は私も詳しい事は知らないのです。 しかしさすがにそのような荒唐無稽な話ではないと思いますよ」
「やっぱりじいやもそう思う? 私もさすがにそれは無いだろうという線を言ってみたのですわ」
ツンデレラはくすくすと笑う。
やがてその笑いが消え彼女が真剣な表情になると、じいやは語り始めた。
「十数年前、私は先代のストロットル女皇であるツンダレロス様の命により、幼いお嬢様をあの蛤岳のビルへとお連れしたのです」
「そこで何が…?」
出されたのですか?
懐石料理? フレンチフルコース? それとも中華? イタメシ?
あるいはエスキモー料理とかマサイ料理とか?
もしかしてアタラクシア料理でしたの?
突然、ツンデレラの口調を真似て馬鹿にしたような声が木霊したかと思うと
次の瞬間、室内に白スーツの男が姿を現した。
「あなたは…先日の超能力者!」
「イッエェ〜ス! ア〜イア〜ム、バビノレ・ザ・サーイキーッカァー!」
相変わらずの調子である。
「またあなたですの?」
「ミス・ツ〜ンデ〜レラァ〜、君にプレゼントがアリマ〜ス!」
「要りませんわ!」
ツンデレラも半ばあきれ顔…
が、白スーツの男がじいやを見た次の瞬間、その口調が一変する。
「ん? どこかで見た顔だと思ったら…久しぶりだなジジイ…
いや、サイボーグ帝国暗殺部隊初代隊長!」
「ここはとおさん!」
バビノレは矢継ぎ早にそう叫ぶと携帯電話を取り出してどこかに電話をかける。
すると間髪容れず、眼帯をかけた白スーツの初老の男がテレポートで現れた。
「どうも、バビノレの父です」
「とおさん見てよ、とおさんの右目を奪った男だぜ!?」
バビノレの父は息子が指差す人物を見て、左目をカッ見開いた。
「これはこれは、サイボーグ帝国暗殺部隊初代隊長・ジーヤ・バトラー殿ではないですか。お久しぶりですな」
「なんの事やら私、解りかねるのですが…?」
そんなバビノレ親子の言葉にオロオロするばかりのじいやだったが
それもそのはず、記憶操作を施されていたのである。
そう、生涯で唯一任務に失敗してストロットル皇国秘密警察に捕まった「あの日」に…
もどりたい・・・・と一瞬だけ思ったが
戻るのが、捕まる前でなければ意味が無い、と思いなおして
じいや は「あの日」の一日前に戻る事にした
として、その翌日の運命を変える事は出来るのか?
そんな、取り留めの無い考えが一瞬頭を過ぎった。
記憶操作により封じられた過去の記憶が呼び覚まされようとしているのか・・・
だが断片的な記憶など理解不能のノイズのような物だ。
そんな「雑念」に囚われたじいやを、
泣きながら孔明が
にんにくを口に含んで抱き締めた。
これこそ馬謖たまねぎと並行して開発されていた、孔明のもう一つの切り札、馬謖にんにく。
口に含んで匂いを取り込み、それを武器として使うことも出来れば
匂いに宿る凄まじい量のスタミナを用いて味方を活性化することも出来る。
たまねぎは嫌いだから投げつける、の逆転の発想
にんにくは大好きだからあげない、という発想から生まれた新兵器であった。
「大好物だからね。今度こそ迷わず使うことが出来るよ」
そう、孔明は新兵器にんにくの力でもってじいやの意識を取り戻そうと試みたのであった。
だが、その圧倒的な臭気を前にして
じいやは失神、ツンデレラは一瞬にして500m後方に下がり、
バビノレ親子は遁走した。
あたかも前ダッシュするかの様な体勢で激しくバックダッシュするさまを見て
後の歴史家はこう称えたという。
「すげー!」
さて、バックダッシュしたツンデレラはじいや宅の最奥部へと辿りついていた。
じいやの家は玄関側から見るとただの平屋一戸建てだが、やたら長細い造りなのだ。
だがこれだけ離れたと言うのに、廊下の遥か彼方からまだにんにくの匂いが漂ってきている気がする。
どこか逃げ込むところは無いか。
ツンデレラが傍らに目をやると、そこには厳重にいくつもの鍵がかけられた金属製の扉があった。
そして、下の方にはネコ扉があった。
ご丁寧にネコ扉にも鍵が付いている…
そのネコ扉がツンデレラの目の前でカチャリと音をたてて開かれた。
そして中から
2体のからくり人形が現れた。
そのうち1体には手紙が添えられていた。
その手紙には一文だけ、こう書かれていた。
「私にいい考えがある」
ツンデレラはそう声に出して読んだ。
するとどうだろう。厳重にかけられた鍵が次々と開いていくではないか。
余談だが、彼女には手紙でも辞書でも官能小説でも声に出して読む癖があり
それで何度か孔明の作戦を台無しにした事がある。
しかし本人にはその自覚はいまだなかった。
重々しい音を立てて開いた扉の向こうには
黒い光沢を放つ一台の
テレビとファミコンが置いてあった。
ささってるソフトは『コンボイの謎』
だが黒っぽいグレーのハズのカセットが、なぜか赤いものになっている。
不審に思いつつツンデレラはファミコンのスイッチを入れた。
すると、テ
ーレッテレー♪
と奇妙な音が鳴り響き、
画面中央に「ヤラレチャッタ」の文字が。
「なぜ殺した」
その声にツンデレラが振り向くと、そこでは孔明が泣きながら
馬謖にんにくをすりおろしていた
「…にんにくをそんなに嫌うんだ!なぜ!」
どうやら先ほどの「なぜ殺した」は「なぜおろした」の聞き違いだったようである。
「そんな事より孔明、これを見てちょうだい。ただのファミコンでは無いようなのだけれど」
ツンデレラはそれを無視して話題をそらすと孔明もソレに興味をしめしたようだ。
「なるほど…ただのファミコンに見せかけて、実際は後の機械に繋がってるみたいだね」
「手っ取り早く、じいやに聞いてみましょう」
元の部屋に戻ってみた二人だったが
ファミコンは消え、PS3とWiiそっくりの機械が残されていた
そしてその2台をTVに繋いで一人じいやがプレイをしている
「じいやは確か外で失神していたはず…
それに私が元いたところは屋敷の廊下だったはずなのに…」
おかしな事を言い出すツンデレラに孔明はギョッとした。
『元の部屋』とはじいやと会話していた部屋、いわゆる普通の居間のことである。
孔明はツンデレラを見た。
彼女は2台のゲーム機(PS3とWiiにそっくりだが海外製のパチモノらしく両方とも中身はファミコンのようだ)が
繋がったTVを虚ろな目で見つめている。
ワイドTVに左右分割で映し出される2つのゲーム画面、アスキーグリップで両方のゲームを同時にこなすじいや。
たしかに見惚れるほどの見事なプレイだが…
そこで孔明の意識は途切れた。
気が付くと
そこはゴルゴダの丘。
どうやら誰かに連れてこられたようなのであるが、人の気配はない。
孔明は一人だった…
一方、ツンデレラはじいやと共に奥の部屋の赤いコンボイの謎が挿さったファミコンの前に居た。
(※WiiとPS3のパチモンと入れ替わってたのは、居間にあった普通のファミコン)
じいやが赤いコンボイの謎を微妙に斜め挿しにしてファミコンのスイッチを入れる。
すると画面に男の姿が映し出された。
『じいや殿、どうしましたか』
じいやは現女皇ユリザベスとの直接通信を願い出た。
「こちらに今、ツンデレラお嬢様がおられます。女皇陛下に直接お話を伺いたいのです」
スガーン!!
突如チープな爆発音と共に映像が途切れ、会話が中断された。見ると画面では自機と思しきロボットが破壊されていた。
じいやはリセットボタンを押し、もう一度男と通信を試みた。
『じいや殿、どうしましたか』 「こちらに今、ツンデ」
ズガーン!!
再び通信は中断された。
『じいや殿、どうしま』
ズガーン!!
ズガーン!!
ズガーン!!
どうやらまともに会話するには、まずこのゲームを攻略する必要があるようだった。そこでじいやは
コントローラを手に、早速攻略に取り掛かろうとする。そんなじいやの姿を見てツンデレラは慌てて声を掛けた。
「ちょ、ちょっと、使用する度にいちいち最初から攻略しなきゃダメな通信機なんですの?
緊急時に使用する特別回線とか、そういう便利な機能があるはずでしょう?」
じいやは首を振って応える。
「いいえお嬢様。この通信機にそんな機能は付いておりません。
申し訳ございません・・。何せ実用価は殆ど無い旧型通信機ですので・・」
この一刻を争う様な時に・・とツンデレラは溜め息をついた。「何とかなりませんの、孔明・・?」
そこでツンデレラはようやく孔明の姿が居なくなっていることに気がつく。
「じいや、孔明は何処へ行きましたの?」だが、じいやはコントローラを握ったまま一言も口を聞こうとしない。
もし、これが敵の罠だとすれば、孔明不在の今こそ襲撃のチャンス・・
ツンデレラの背中を冷たい汗が流れた。
一方、そのころ孔明は
大統一理論の証明に成功していた。
大日本史の編纂にも着手していた。
そして万里の長城を一人で築き上げ
クフ王のピラミッドよりの十倍大きいピラミッドを造り
次はメジャーリーグでの完全試合達成だと意気込んでいた
のであるが・・・
嗚呼、悲しきかな五十肩!
もはや完全試合どころかボールすらまともに投げられぬ有様。
この上はこれなるゴルゴダの丘にて腹掻っ捌き、野晒す骸と成り果てるも一興か
とマジ思い始めてきた頃、ようやく孔明は自らが置かれている状況の異常さに思い至った。
「私一人で野球はできぬではないか」
彼は早速メンバーを探す旅に出た。
だが彼は知らなかった。ここがヤプー
スタジアムだという事に。
ヤプースタジアム、ただしくはYapoo!BBスタジアム。
インターネット内に存在するバーチャルな野球場である。
そう、孔明は今電脳空間の中にいたのだ。
この電脳スタジアム、論理的な広さはなんと東京ドーム56億7000万個分という、
まさに弥勒級の面積を誇っているため、孔明ほどの知能をもってしても、
万里の長城で囲んだ超巨大ピラミッドの天辺で地平をにらみ気を吐いている今に至っても、
ここが野球場であることに気付かぬのも無理は無かった。
そんな孔明がふと地平の一角に目をやると、長いコンテナをつけた白いトレーラーが
やってくるのが見えた。
そのコンテナの長さたるや尋常ではない。
車体が見えた後も、一向にコンテナの最後部は地平線の向こう側にあるのだ。
孔明は目を見張った。
アレはコンテナではない…荷台に載った巨大なナタデココの塊だ!
しかも
巨大なレッドチェリーまで添えられ彩りを加えている!
巨大ナタデココは自重崩壊するであろうし、そもそもあのような巨大なチェリーが
そんざいするわけもない。
賢明な孔明はハタと膝を打ち、看破の叫び。
「遺伝子組み換えによる新技術に違いない!!」
孔明が電脳空間であることに気がついたのは、立小便をちようとしたらモザイクが
かかっていたのを見る、14分後のことだった。
ただし、現実時間の1分は、電脳空間の1年に相当する。
孔明にとっては、すでに巨大ピラミッドと万里の長城の建設に25年を費やした後、
さらに14年の月日を費やす事になるのである。
しかしそれはまた別のお話。
じいやが通信機で丁度30回目のコンティニューをした瞬間、突如画面が激しくフラッシュし、
「ぐおぉぉぉお!おのれ勇者ども!だが我は滅びぬ!貴様ら人間の欲望ある限り
我は必ず、必ず帰って再び災いを成すであろう!!!」
と、なにやら向こうで仔細があったような捨て台詞をはきながら、孔明が現実世界に帰還した。
傍らには白いトレーラーと
おぼしきミニカーが転がっている。
画面には「ヤラレチャッタ」の文字が表示されゲームオーバーとなっていた。
驚いているツンデレラを尻目にじいやはカセットを抜くと孔明の前に突き出した。
「孔明様、申し訳ありませんがクリアーできるまで中にいてください」
「グワーッ!」
絶叫と共にカセットに吸い込まれる孔明。
「こうしないと無限コンティニューの裏技が使えないのです」
じいやはプレイを再開した。
…それからどれほどの時間がたっただろうか。
ツンデレラは
飽きたので、DSで「真らき☆すた 萌えドリル〜旅立ち〜」をやっていた。
ふと脇を見ると孔明の落としていった白いトレーラーのミニカーが。
DSを放り出し、たちまち夢中になるツンデレラ。
「ぶおーん、ぶおーん」
「ぴぴーっ、左に曲がります。ぴぴーっ」
「トランスフォーム!ギゴガギゴ」
ツンデレラが持ち前の好奇心でドアをあらぬ方向に開こうとした、そのときだった。
「イタイイタイ!ヤメロ!」
突然ミニカーが喋りだした。
「ワタシヲ コウメイシテンノウ ノ ヒトリ ウルトラマグナス ト シッテノ ロウゼキカ!」
ウルトラマグナスと名乗るそのミニカーは、テ
レポーテーションが出来ると噂されている驚異のミニカーだったが
真実はテレポーテーションではなくテンプラ定食を
グレードアップさせた、テンプラ・冷麺・ポークカレー定食レボリューションセット(980円・税込み)
略して「テ冷ポー定ション」についていた、佐賀県でしか手に入らない限定ミニカーなのであった。
これは先日喫茶「さてライトステーション」に赴いた際、孔明がミニカー欲しさに定食を注文してから
後生大事に孔明のポケットにしまわれており、一緒に電脳空間へ旅立っていた。
そのときはただのミニカーだったのだが、電脳空間での40年が進化を促したのか、はたまた孔明の策か
それとも「コンボイの謎」を斜めざししたのが功を奏したのか、とにかく知能を持つに至ったようだ。
ウルトラマグナスはツンデレラに
「モット ヤサシクシテ ママミタイニ…」と
ツンデレラの胸の谷間にもぐり込もうとしたが、逆上したツンデレラに
踏み潰されてしまったのだが
三度もよみがえり、いまなお四度目を狙うほど盛ん
という過去を持つじいやに
不思議な共感を覚えていた。
ツンデレラの股間にもぐりこみながら。
そしてトランスフォーム
ツンデレラは思わず
内股に力を込める。
「パキョッ」
太腿に挟まれたウルトラマグナスは、小気味よい音を立てて圧壊した。
同時にじいやがついにゲームをクリア。
通信回線が開かれ、
――やがて文明が滅びときが訪れた。
そんな時、とある小さな国でコンボイという貴族の娘が生まれた。
そのゲームのタイトルは「コンボイ姫13発目」
もちろん作者はツンデレラである
Wii用に作られたアクションゲームのはずだったが
311 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/06/01(金) 09:32:12 ID:a2I9Aui+
あけ
るな
とゲームの箱に
書いてあるのを無視して開けると
中には一枚のメモがあった。
「今夏公開のトランスフォーマームービーの
オプティマスプライムの吹替えは玄田哲章に決まったそうだ」
315 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/06/02(土) 11:34:40 ID:+Rze4U8N
玄田哲章は嫌いなので製作配給会社を破壊することにした
使用する武器は小型反物質爆弾
報復なのか、赤い飛行物体が多数飛んで来る
見た所ヴァル・ヴァロの様だ
ツンデレラはじいやと共に
ECM機器をフルパワーで作動させた上で
シククロトンビーム砲を乱射して迎撃を試みる
それはさておき通信先のおじさんが放置を食らってそろそろブチ切れそうであった。
ここはひとまず
319 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/06/02(土) 22:42:45 ID:71VqB1Pa
おじさんにメンゴとわびて
牛タン定食を転送して
差し入れることにしようと
したらなんと、じいやまで転送されてしまったのだ
しかも頭の一部だけが中途半端に転送されている
それを見たツンデレラは
幼少の頃、自分もよくああしてじいやの頭を
どこかに転送して困らせていたことを思い出した。
「なわきゃねぇだろう!」 と孔明は
マスヤ味噌の樽の中に転送されて来ていた、じいやの脳ミソを
一サジすくって味噌汁に溶かし込んだ。全ては無意識の内の行動だった
「うん、なぜか今日の味噌汁はコクがある。ふつーのマスヤ味噌のばずだったが?」
と味見をしながら
今日も電脳空間からの脱出策を練るのであった。
一方ツンデレラは記憶の糸を手繰り、自分がクローンかサイボーグだったりしたような
そうでもなかったような、なんかそんな悶着がずいぶん前のレスにあったことも思い出していた。
ためしにじいやの頭をもう少し削ってみる・・・やはり使える。
「そういえばこの超常の力、生き別れの兄さんも持っていた気がしますわ・・・あれはたしか、テ
キスト123ページに載っていたはず」
と、何故か手元にあった「『悪魔の辞典』A・ビアス著」のページをめくった。
しかし123ページは千切れてなくなっていた
代わりに生き別れた兄が挟まっていた。
にゅ
るにゅるしていたので、そのまま本を閉じた。
よくよく思い出してみたら今のは生き別れの兄ではなかった。
「それにしても生き別れの兄さんの事なんて今まですっかり忘れていましたわ」
ツンデレラは今、自分が封じられた記憶に触れている事に気付いていない。
ツンデレラの超常の力が発現したのは事故に遭い、サイボーグ化したと思わされてからの事であったはずだ。
ツンデレラは無警戒に記憶の深部へと入っていく。
兄との記憶は生まれ育った屋敷ではなかった。 どこかの研究所のような…
そこで幼い二人は、互いの力をぶつけあい、戦わされていたような…
そして…
あの時、兄の四肢を奪ったツンデレラはそのままとどめをさそうとして…
「そうですわ・・・私は、私はこの手でジミー兄さんを殺そうとした…!」
その時、にゅ
ぷり という音を立てて
みたくなったので、
素数を数えて落ち着いた。
と、そこに
ぬる
ぽ
でおなじみの
ガッ という音をたてて
じいやが吐血した。
いいかげん元に戻さないとイタズラの度を越すと言うものだろう。
あと通信先のおじさんが
いつになったらメシが食えるんだ!
と怒りまくり、ICBM を発射したようだ
だが、軍の下請け業者が資金を横領した所為で
ICBMが配備されるはずだったのがテポドンになっていた。
しかも資金不足で燃料が注入できなかった
のでテポドンはただの飾りとなっていた
ツンデレラはいい加減にじいやの頭を元に戻した
そしてじいやは
宇宙の森羅万象全てが見通せる超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才となっていた
あまりに超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才だったため
誰もじいやが何を言っているのか意味が全く判らなかった
そのためツンデレラはじいやを
寝かしつけ、直接通信員のおじさんと話をする事にしてみた。
じいやが王室とどう繋がっているのかは解らないが、とにかく話を聞いてみるしかない。
「私、事情が良く解っていないのですけれど、ユリザベス陛下と繋いで頂けます?」
ツンデレラの要求は意外とあっさり通り、モニターには女皇ユリザベスの姿が映し出された。
「久しぶりね、ツンデレラ。元気そうで何よりだわ」
ツンデレラに気さくに話しかけてくるユリザベス。
実はツンデレラの母は王族の出身で、二人は親戚として面識があったのである。
「ユリザベス、単刀直入に聞きますわ。私
(中略)
ですの?」
「ゴメンよく聞こえなかったから、もう一回言って」
「私
(それでも中略)
以下略
」
まぁ内容はじいやへの問いと同じようなもので、繰り返すまでも無いだろう。
「そう…確かに私は母上、先代女皇ツンダレロスから全て聞いているから答える事はできるわ。」
ツンデレラの瞳に期待の光が点るのを見て、ユリザベスはため息をついた。
「でも、それはできないの。あなた達はいずれ嫌でも全てを知る時が来る、それまでは何も教えるなと言われているのよ」
「そんなバ
バァの寝言は無視なさい。あなたは今の女皇なのでしょう?」
「そういえばそうね。」
そしてユリザベスは全てを語り始めた。
「ヌ
ーブラが
すべての発端だったらしいわ。かつて
人間は海に青春を賭けた。
七つの海にはロマンと野心が
冒険心と功名心が炎と燃えて激突していた。
そして今、西暦2200年の若者は宇宙の海へ挑む。
そこには、我々の想像を超えた世界が待ち受けているのだ。
でもそのロマンの陰には、少なからず犠牲があったの。
西暦2012年、第十二代皇帝ツンデロペドリフィリア3世指揮の下、
物質を亜光速で射出する実験に参加した、一人の天才女性物理学者がいたわ。
彼女はツンデリオンの妹だったけど、ツンデリオンとは兄妹以上の愛情で結ばれていた少女だった。
その少女の名は、ツンデレラ。」
「!」
ツンデレラは頭の奥で、封印されたシナプスがかすかに疼くのを感じた。
「物理学者であるツンデレラは、デレ・インパルス理論を証明した人物として有名ね。
デレ・インパルス理論は、人間の『ある精神状態の変化を物理エネルギーに変換する』という物。
でもそのエネルギーは誰からでも取り出せるものではなかった…ある程度の素質が必要だったのね。
そして、それを最も引き出せたのが他ならぬツンデレラ自身だったのよ。
彼女は自らのクローンを量産して実験を繰り返しデレ・インパルスを実用化に着手した。
そして2032年には彼女が完成させたデレ・インパルス・エンジン…『DIE』を搭載した外宇宙調査船
『DIEラガー号』が出航し、2060年には別天体の知的生命体との接触に成功した…」
「宇宙人という事ですの?そんなの初耳ですわ」
「一般には公開されていない情報だから、知らなくて当然だわ。
でもこの出会いは幸せな物ではなかったの…その宇宙人は、おそるべき略奪者だったのよ。
奴らはデレ・インパルス・エンジンのコアとなっていたツンデレラのクローンに目をつけた。
そして奴らによるツンデレラ狩りが始まったのよ…それが100年ほど前の事。
」
「まさか、そのクローンの一人が私だと言うのではありませんわよね?」
「違うわ。その宇宙人によってクローンはおろか、もう老齢だったオリジナルまで連れ去られてしまったんだから」
「じゃあ、そんな大昔の話が私とどう関係あるんですの?」
「デレ・インパルスに変換する前の精神エネルギーともいえるモノの単位は『ツンデレ(単位:T)』というのだけれど・・・
物理学者のツンデレラを基準の1Tとすると、生まれて間もないあなたが一人で275GTもの出力を持っている事が判った。
母上はこの事が外に漏れぬよう秘密にしたけれど、関係者のミスで情報はwinnyを介して漏洩してしまった。
何しろツンデレラ2750億人分よ?もしこれが兵器なんか転用されたら・・・
だから情報がバレてしまった以上、あなたが隠されなければならなかった!」
「隠す・・・ですって?」
「そう、あなたはあなたであってあなたではない。
オリジナルのDNAを元に戦闘用に造られツンデレラというこれみよがしな名前を付けられたオトリ役のクローン!」
そう言ってユリザベスはツンデレラの胸元を指差した。
「ナルホドネ・・・」
その指が指し示す場所から声がしたかと思うと、ベージュの布のような物体─ヌーブラ─が
胸の谷間からはみ出してきた。
ヌーブラ=ツンデレラは物怖じする様子も無く、訥々と語り始めた
「ワタシガ タダノ ぬーぶら デハナイコトハ ウスウス キヅイテイタ。
ヤハリ ピュ
ウトイウ アノ」
「ちょ、ちょっとなんですのコレ!?」
「え、だからオリジナルのDNAを元に戦闘用に造られツンデレラという
これみよがしな名前を付けられたオトリ役のクローンよ。
正確にはクローン細胞で作られた生きているヌーブラ」
「…じゃあ私はなんなんですの?」
「さぁ…?」
「さぁってなんですの、さぁって!」
「んー、まぁなんというかあなたの出自は聞かされてないから…
とりあえずヌーブラとあなた、セットでツンデレラという事かしら?」
ツンデレラは頭を抱えながら席を立った。
今までまったく意識していなかったが、確かにこのヌーブラは幼い頃から肌身離さず身につけていた物だ。
ツンデレラはヌーブラを摘み上げると、語りかけた。
「あなたは私が何者か知っていますの?」
「マズ サキニ イッテオク。
ワタシタチガ フタリデ ツンデレラ ダトシテモ、ワタシガ シュ デ オマエガ ジュウ ダ。
クチノ キキカタニ キヲツケロ」
ツンデレラはベージュの布切れの両端をつまみ、左右に伸ばした。
優雅に、たおやかに、そして全力で。
「ヒギィ!ノビチャウ、メクレチャウゥゥゥ!」
ブチッ!
「あ!」
「ギャアアアアアア!」
つまんでいた部分がちぎれてしまった。
傷口からじんわり血がにじんでくる様は結構キショイ。
「もう捨てちゃおうかしら…」
そう思ったが、頭の中に「それを捨てるなんてとんでもない」という言葉が響いたような気がして
「ナニヲスル! コノ ヨウジタイケイgギニャアアアアァア!」
傷口にキンカンを塗るだけで勘弁しておいた。
「とりあえず二人でツンデレラとかややこしいので、あなたはヌーブラと呼びますわよ?」
「フ、フザ…ギョホオオオオオオオ! ワカリマシタ…」
そんな事をやっている間に、孔明が電脳空間から帰還したようだ。
「話はすべてこのウルトラマグナスから聞いたよ、ツンデレラ。
まさか
コンボイの謎があんなクソゲーだったなんて…
そもそも…」
「そんなことはどうでもいいですわ。それより孔明、あなた私のDNA鑑定をしましたわよね?」
「ああ、したね」
「私とお父様、お母様は血が繋がっているんですわよね?」
「ああ、間違いないね」
ツンデレラは自身もオリジナルとやらのクローンである可能性を考えていた。
「では孔明、このヌーブラと私のDNAを比較してちょうだい」
自身もクローンであるなら、このヌーブラとDNAが一致するはずである。
それを聞いた孔明は、き
でもふれたかのように
笑い出した。
「キミ、気でもふれたのかい? ブラジャーの遺伝子って!」
ツンデレラは涙を流して笑い転げる孔明
の股間を、流れるような優雅な動作で
思い切り踏んづけた。
グシャ! と鈍い音が聞こえた
音のした方を見ると、皿の上に崩れたプリンが。
まだ充分に固まってなかったのを
じいやが思いっきり壁に向かって投げつけたようだ
あっ! じいやがゾンビ状態になって暴れまわって
ホップステップジャンプ!
そのままのイキオイに任せて
屋根を突き破り、空の彼方まで飛んで行ってしまった
じいや〜オーイ、オーイ といくら呼んでも返事がない
そこでツンデレラは
孔明にちくわをたらふく食わせる事に決めた。
ぺ
ペロンチーノにしこたまチクワをブチ込んでやりますわ、と。
でも、その前に話を進めなくてはならない。
ツンデレラは孔明にユリザベスから得た情報を説明した。
「なるほどね…あ」
「どうしたんですの?」
「いや、キミのDNAを採取する時に乳首から細胞を取ったんだよ。もしかしたら鑑定したのは乳首に付着したヌーブラの細胞だったのかも」
ツンデレラは目を丸くして
目からビームを出した
ちなみに目を細めてビームを出すと威力が増す。
これはホースの水と同じ原理であり
ビーム圧を上げすぎると視神経がすっぽ抜けるという
諸刃の剣である。
孔明はそのビームを
孔明レーザーで相殺した。
孔明レーザーとは孔明の目から発射されるレーザー。
こちらはピンホールカメラと同じ原理であり、目を細めると
孔明の脳内映像がより鮮明に映し出されてしまうという
諸刃の剣である。
あまりの騒がしさに眠りから覚めたじいやは
いつの間にやら自分が空を飛んでいる事に驚いた。
だが超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才である今の彼にとって
こんな事が現実に起こるはずが無い
これは夢に違いない。
と、そのまままた目を閉じて寝てしまった。
グーグー
そうこうしているうちに、孔明はじりじり壁際へと追いやられていた。
このままでは孔明がやられる!
しかしそれは孔明の策であった。
伏兵のウルトラマグナスが
素早く動いた!
だが光速の壁を越えてしまったため時空をも跳躍してしまい
何もできずに消えていった。
(……何がしたかったのかしら? というよりも一発屋?)
ツンデレラは首をかしげる。
結局、何も状況は変わらないどころか、孔明にとって更に不利になってしまっていた。
壁まで残り30センチ、もう後がない。
だが焦ってはいけない、ここはポジティブシンキング。
「まだ30センチもある…!」
孔明は壁を思いっきり蹴っ飛ばして30cmだった残りを30万qに拡げた
しかしその代償はあまりに大きかった。
「足が…ッ!!」
やはり30センチの隙間では体勢に無理があったようで、若干足首を捻ってしまった様だ。
そして目標の月へは、まだあと8万キロほどある。
宇宙空間を慣性移動する孔明。
するとそこへ
ジャーンジャーンジャーン
ジャンジャジャーンジャンジャジャーン
ジャーンジャーンジャーン
ジャンジャジャーンジャンジャジャーン
というテーマに乗って、ダースベイダー卿がタイファイターで飛来した。
ツンデレラのビームを受け豪快に爆散するするタイファイター。
その爆風に乗ってさらに加速する孔明だったが、
デススターに激突した
はずみでトランスフォームする
デススター。
なんとそれはデススターではなく、惑星サイズのトランスフォーマー・ユニクロンであった。
地球まであと30万km。このままでは地球が危ない!
しかしそれは孔明の策であった。
伏兵のウルトラマグナスが
突然の心停止!
孔明「なんてこったい!」
すると突然、じいやが現れ
超超超超超超超超超超超超超超超超超超天才の頭脳で考え抜いた言葉を
グッと飲み込むと、孔明にある一点を指し示した。
孔明がその方向に目をやると、はるか彼方にぐるぐると渦巻く
う
ん
も
のごとく煌めく
う
ん
め
い
と宿命の時が迫ってくるのが見える。
いや、しかし…孔明は『それ』がそうだとはどうしても思えなかった。
えてして、人はそういったものを受け入れてしまいがちだが、そんな考えはあまりに
ばかばかしい…と孔明が鼻で笑ったその時、彼の脇をかすめてユニクロンが飛び出した。
交戦を開始するユニクロンと『それ』…両者が激しくぶつかりあう衝撃は銀河中に
響くかのような凄まじさだ。
曲者だ、皆の者であえであえ!とダースベイダーもストームトルーパーを突撃させる。
第三のビールを不意にじいやから手渡された孔明は、ひとまず観戦と洒落込む事にした。
五万キロほど残された月への旅路、退屈しのぎにはちょうどいいかもしれない、と。
番人のように月の前に立ちふさがる人物に、孔明が気付いたのは
発泡酒5本、焼酎8杯、日本酒1升、そしてウォッカのボトルを空けた所であった。
東洋の伝説の武器・UsuとKineを手に、それぞれ上段と下段に構え、
まるで隙の無い体勢で、その二人は孔明を待ち受けていた。
頭部に何らかのセンサーと思しき突起物を備えた彼らは、地球のウサギという生物に酷似していた。
しかしウサギではありえない事は明らかだった。
その大きさたるや、月の端から端まであると言っても良いほどなのである。
おそらく地球からでも肉眼で彼らを観測する事ができるだろう。
孔明は戦慄した。
ついでに孔明のモノも屹立していた。
どうやら疲労が蓄積されているようだ。
だが疲労を回復させるためには、まず目の前の「それ」を
処理しなければならない。
そこで処理した。今日はよく飛んだ
だが宇宙空間でそれは無謀な行為であった。
その勢いで孔明の体はぐんぐんと軌道をそれて行く。
一方その頃サイバトロン基地では
梅雨真っ盛り。
除湿しようと久々にエアコンを起動したら熱風と霧が噴出
とても耐えられないので基地から総員退去
サイバトロン基地は内部のアホ事故によって一瞬で壊滅してしまった
ナンテコッタイ!
お姉さんびっくりだ
いみょうに咄嗟に変身、すぐさま現地へと向かった。
そこには壊滅したサイバトロン基地(※サイバトロン社の社屋)と、それを囲むように項垂れる社員達が
心肺停止状態で
横たわるウルトラマンにコチョコチョを
台湾の業者に権利なし判決で棚。
を使って行っていた。
ちなみにこの棚の名前の由来は
喋ると命に関わるので、ここでは伏せておくことにする。
という、とても長いふざけた名前だ
426 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/06/29(金) 23:34:19 ID:uq+PENOi
という理由が由来となっていると言うのはウソ
「ヘェ・・・」わずか1ヘェだった
にも関わらず、後々それがあんな事になろうとは…
びっくりだいみょうも超びっくりというヤツであった。
ところで、このびっくりだいみょうに変身したお姉さん、誰のお姉さんかと言うと
ママとあそぼう!ピンポンパンの
裏番組である
「実録!隣の団地妻」のメインキャスター
ちなみにキャスターとは家具やピアノの足などに付いている小さな車輪である。
」
の台詞でおなじみの
ジャーパネット高かった
の隣のビルの地下15階にある
核施設の
爆破をもくろむ秘密組織の
お茶くみ担当。
長い説明だが、簡単に言ってしまえば一般人だ。
別に特別な人物ではない。
誰もがそう信じていた。だが
地下組織では、とても変な人間だと嫌われまくり、ほぼ伝説と化している男
、しかし物事の本質を誰よりも見抜くといわれる男には、
”その善良な仮面の下に、とてつもなく危険な香りを漂わせ
普通には生きられない、いずれ組織に災いをもたらす”
と評される不吉な男
のお姉さんなのである。
びっくりだいみょう(お姉さん)はサイバトロン社の社員たちを
スイカとメロンにしたいという願望をもって
しても
アイスキューカンバーにしかならなかった
だろうと推測していたところ、不意に彼女に指令が下った。
『びっくりだいみょうよ、裏切者の香草仮面コリアンダーを抹殺せよ』
そう、お姉さんはサイボーグ帝国所属のソルジャーなのだ。
「前任のオレオンナはどうなったのかしら…」
同僚であり友人でもあるオレオンナの事が気になったが
ピニャータ!
ダーナ マレ ゴンジャレンコロフ!
ガ? ドラニャラ? パナプトニャホホイ!
ひれまん ふれまん だ〜なんなんなん ぷむへめるそん
↑の呪文を唱えると
おねえさんのメインコンピュータのCドライブがフォーマットされてしまうので
大変危険なので迂闊に唱えないでください
という注意書き(お姉さんのうなじに記載)を音読したツンデレラ(孔明追跡中)のおかげで
そんなモヤモヤも、瞬時にしゃっきりポンと忘れてしまった。
ぶ
う〜〜 ぷう〜〜 すか〜〜
の三人、通称「サイボーグ帝国の黄色い三連星」たちの事も当然忘れてしまった。
ですがお姉さんはロボットじゃなくてサイボーグなので、脳みそは普通にあるのです。
だからそれらの事は単に「忘れたい事」だったのでしょう。
それよりもお姉さんにとってはメインコンピュータのCドライブがフォーマットされた事で
mixiにログインできなくなった事の方が重大です。
バックアップを取ったのはいつの事だったか…
一方、ツンデレラが宇宙に消えた孔明を追うべく向かっているのは
・・・・・
・・・・・・どこだっけ?
マジで分からなくなったツンデレラがヌーブラに聞いてみた。
「今、
田耕司って最近どうよ?」
「今田はナウロマンティック〜
・・・」
ヌーブラはここ数日で発音などをみるみる学習し、誰が聞いてもネイティブに聞こえるくらい
普通に喋れるようになっていた。
しかし、この成長はツンデレラの知能と引き換えである事を、ツンデレラは
またヌーブラ自身も、このときまだ知る由も無いのであった。
その頃オレオンナはコリアンダーと
なっとうをかき混ぜていた
昼ごはんのおかずである
グルグルグル、ネバネバネバ
と
ふと思う。
(この納豆はにおわなっとうだったか?それともほねげんき・・・?)
「たかが納豆だろ」と諸兄はお思いであろうが、
銘柄についてはかなりうるさいのである。
もし所望しているものと全く違う銘柄のものを
口にしようものなら、
思わず吐き出すも糸を引いてしまい、あちこちネトネトになってしまう。
「そんな事になるくらいなら、いっそ・・・」
「別の納豆を持ってくるかい?」
なっとうと混ぜられながらコリアンダーが言った。
これは「納豆と混ぜて食べちゃうぞ」という、一度はまったら脱出不可能という
オレオンナの超絶必殺技なのだ。
「だがかき混ぜるのをやめた瞬間、お前は死ぬ事になるぜ。
俺のエネルギーはこの納豆の臭気ですでにマックスだからな。」
しかしこれはコリアンダーのハッタリであった。
これほどグルグルネバネバと混ぜられているにもかかわらず
この納豆からは全くと言っていいほど納豆臭がしないのだ。
すなわち明らかに「におわなっとう」なのである。
当然エネルギーはマックスどころではない。
このような状況で強がりを言ってどうするのか、と諸兄はお思いであろうが
この一見逃げ道を自らふさいでいるかのようなハッタリの裏には
巧みな作戦が隠れているのである。
その作戦とは
泣きながら馬謖を
揉み殺す
テクニックを
日清焼そばU.F.O.から
会得できるはずもなく
むなしく甘納豆を
味噌汁の具に
した時の事を想像してもらえれば、理解は容易だろう。
だがこのコロンブスの卵的発想は
鄭和がアメリカ大陸「へ」
日の目を見る事無く
俺の目を見て
あっ! めクソが付いてる〜 それに鼻毛もすごくのびてるよ
と言われてしまったオレオンナは
納豆をフィンファネウに食べさせた。
一方その頃、映画化も決まったというのに壊滅したサイバトロン基地は
覇王となったお姉さんの居城と化していた。
難攻不落のこの城の城下町では
メロンの栽培が盛んで
スイカ農家は迫害されていた
そして街角では「世紀末救世スイカ伝説」がまことしやかに囁かれていた。
アタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ
ス、ススススイカアアアアァァァァァァァ
チン四郎「すでに既の股間は割れている」
そんな時、とあるスイカ農家に、七つの傷があるスイカが訪れた。
当然、傷物のスイカなど売り物にはならない。
客寄せ試食用に細切れにした
ところが信じられないことに、これが想像を絶する旨さだった。
あまりの旨さに絶命するチン四郎が後を絶たないほどだった。
こうしてメロンとスイカの二本柱で更に磐石となったこの町に
すでに滅んだと思われていたカボチャ農家の末裔が現れた事から
リンゴも栽培しようという者も現れた
メロンやスイカ、カボチャ並みはデカすぎる。やはりリンゴ並みの大きさで美しい形がいい
と、チン四郎が言うと
興味ないわ、メロンもスイカもカボチャもリンゴも入る訳ないじゃない
やはりバナナよ、バナナとオレオンナ
しかし、入れるなら先細りのバナナより極太ナスが、と関西うまか棒が言い張ったが
おねえさんは、さらに過激に入れるならイボイボのゴーヤが一番ですわと
表明した事から、見た目がゴーヤのメロンやスイカという、遺伝子操作の産物が出回る事となった。
しかし皮肉にもこのゴーヤブームによって、本来の苦いゴーヤを作る農家は次々と姿を消す事となり
かけたが、これらの発言がマスコミによる捏造だった事が発覚すると、ブームはあっというまに終ってしまった。
そうこうしているうちに孔明が地球を去ってから3年の月日が流れていた。
ツンデレラは新造宇宙船「DIEラガー15世号」を駆って木星軌道上へとやってきた。
数日前に、このポイントにショカツリョースーツが電送されたのだ。
だが、これは孔明の罠であった。
そして昨日、宛先人不明で送り返されてきたのだ。
そして明日、再び木星軌道上に電送される事になるのだが、
このときのツンデレラはそれを知る由も無かった。
ツンデレラ不在の地球では
夏の花火大会、浴衣のオネーサン
そして神輿の上で観客を煽る孔明が
一匹のメザシをめぐって、ぬこ軍団と激しい火花を散らしていた
あっ
孔明が神輿から振り落とされた!
神罰が下ったのだ。
孔明「くやしいのうwwwくやしいのうwwww」
彼の言葉のところに付いている「w」は電波である。
周波数88MHzで発信されたその電波には
発がん性が指摘されている。
ところで、ぽ
りふぇのーるは
摂りすぎは帰って有害であると
「帰って」有害ならば「行って」しまえば無害だろうと孔明は
ワケワカラン言い訳をしながら、カカオ100%チョコをつまみに赤ワインをガブ飲みしていた
というトリビアはガセであることは、あまり知られていない。
そうこうしているうちにメザシは浴衣のオネーサンの手に
入るハズであったが、その直前にプテラノドンが咥えて
オネーサンを巣に連れ帰ってしまった。
そうこうしているうちにメザシは夏の花火大会の手に
夏の花火大会 というのはもちろんコードネームである
その正体は
3ねぇ〜ん!Bぐみぃ〜!
きぃんぱぁち
花火大会である。
例の秘密組織の幹部の1人で、白スーツの男の上司でもあったりする。
その彼の手にメザシが渡ってしまったのは
このメザシと彼が、かつて男と女の関係であった事と無関係ではない。
メザシは今でこそこんなメザシだが、かつては
あっ
孔明がぬこ軍団に
何か商談を持ちかけている模様…
・・・どうやら決裂したようだ。
ぬこウォリアーの爪が、孔明の額に食い込んでいる。
あーっとしかし、ここで孔明なぜか恍惚の表情だァーッ!
・・・・・・
ポッ
ッドキャストでその様は全世界に発信された。
瞬く間に
抗議の電話・メール・手紙が殺到!
NTTのサーバーが爆発した
事により世界の主要な都市は消失。
また全ての通信手段をNTTに頼っていた人類の文明はたちまち衰退し、
世界は
タイコと糸電話とノロシと手旗信号を使い連絡を取り合うことに
だが太鼓を叩きながらの手旗信号は流石に難度が高すぎたのと
狼煙の火が糸電話に燃え移る事故が頻発したため、普及には
至らなかった。
そこで元サガワ急便のオッサンたちが飛脚組合を結成
だが猛暑の中で走り回るのはとても苦しい
そこでツンデレラからテレポートを教わりたいと
願うも、当のツンデレラは木星軌道上でショカツリョースーツの
電送先を特定するのに必死であったため、各国の元サガワ達はこぞって、
ツンデレラに力を与えたとされる孔明のもとへと
しかし孔明はぬこ軍団との争いに敗れ、ぬこウォリアーの奴隷にされていた
だがぬこ軍団を通して孔明からの公式回答は出た。
「ツンデレラにテレポート能力なんてないよ?」
飛脚組合の落胆は大きかった。
そこへつけ込んだのがサイボーグ帝国であった。
サイボーグ帝国の甘言に乗り、元サガワ達は次々と飛脚サイボーグへと生まれ変わっていった。
飛脚サイボーグ最大の武器はロケットキック
足がロケットになって敵に向かいマッハ100で飛んでいく
だが戻ってこないので以後は移動不能、という恐ろしい最終兵器だ
そんな時に便利なのが、元クロヌコヤヌトがはじめた
「ロケットキック回収サービス」である。」
回収料は一回につきメザシ1匹である
この「メザシ一匹」にピンと来た読者は賢明である。
そう、何を隠そう元クロヌコヤマトという組織は、あの
ナゾの宗教団体「メザシのシッポも新人から」の
物体X
からかつて地球を守った伝説の黒ぬこ軍団が
一匹のメザシの奪い合いから内部崩壊して壊滅したのちに
その孫ぬこ達がよってたかって
神輿の上の孔明を引き摺り下ろし、奴隷にするために作り上げた組織なのだ。
彼猫たちは、件の物体Xとの戦いの際浴びた宇宙放射線によってミュータント能力
を得た猫たちの孫であり
ヌコパシーやヌコキネシス、ヌコポートを駆使するミャータント戦隊
なのだ。
彼らの手にかかれば、どんな神輿に乗った孔明もひとたまりもない。
こうして、人類最後の希望であった孔明と元サガワ達は恍惚のうちにぬこ軍団の手に落ち、
地球は黒ヌコ時代に突入するかと思われた。
しかし
その時、歴史が
動かなかった、地球は戦国時代に突入し各地で戦乱が
起こらなかった。
そう、ついにツンデレラが地球へと帰還したのだ。
そして
サイバトロン改めオートボットの司令官、コンボイ改めオプティマスプライムも一緒だった。
しかし、オプティマスプライムは
地球に降り立つための最後の階段を踏み外してコケ
オプティスライムと変化してしまった
ドロ〜ドロ〜グチャ〜グチャ〜となりもがいている
これは別に苦しんでいるわけではない。
初代トランスフォーマーをリアルタイムで視聴していた
このスレのほとんどの読者諸君ならお分かりだろうが、
彼らはもともと粘土のように変形する連中なので、
むしろ喜んでいると言って良いだろう。
その様子を見てツンデレラは
欲望をおさえ切れなくなり、触手と粘液の渦巻くドロドロの中に身を投じた
……でも「何か」が違う。
この「違和感」は一体……?
なんとオプティマスプライムだと思っていたものはサブプライムだった。
サブプライムは星になった。
ウルトラマグナス「ユルシテクレ・・・」
だが、その星が突然トランスフォームを始めた!
そして星は、巨大なツンデレラの姿に変わった!
その時真夜中の12時を知らせる鐘の音が鳴り響いた。
「いけない、もう帰らなくちゃ…!」
巨大ツンデレラは全速力で宇宙の彼方へ飛び去った。
その場に片足の増加装甲を残して…
その後、ツンデレラ捜索の為、捜索隊が組織された。
隊長にはウルトラマグナスが就任する予定であったが
直前でロディマスコンボイへと変更になった。
だが諸々の手違いで、捜索対象が「巨大ツンデレラ」から「ツンデレラ」になってしまった為
レストランで食事中のツンデレラが発見されると捜索隊はすぐに解散となった。
さてそのツンデレラだが、彼女は孔明がぬこ達に拉致されたと聞き正直どうしようか迷っていた。
もはや時が経ち過ぎて孔明への怒りもすっかり冷めており、また今後の行動にも彼の手を借りる必然を感じていなかったからである。
だがしかし少なからぬ時を共にすごした相手に、まったくの情が湧かない訳でもない。
「ねぇヌーブラ、孔明の事を助けてやった方が良いかしら?」
「ソンナノ
コックリサンデキメレバイインジャネ」
「刻苦李惨・・・あのあまりの残虐さにA国駐留軍によって封じられたという
伝説の闘技大会をもって決定しようというのか・・・」
「知っているのかオレオンナ!」
「ああ。実際に目にするのは初めてだが・・・ 刻苦李惨とは、古代中国において
インドの山奥で修行した者に対抗するために作られた謎の密教集団で殺人プロフェッショナルを養成するために編み出されたものだ。
しかぁ〜し、編み方があまりにも複雑怪奇だったため
実際には編み出されることはなく
集団となる前にあえなく解散したと伝えられている
だが、その内の約1名が
…」
「別に説明はいりませんわ」
「そうか」
こうして、する事もなくなったので内職のぬこじゃらし作りを始めた。
「ダカラナンデスグダッセンスルンダ、コウメイヲタスケルカッテハナシダロウガ」
「ああ、そうでしたわね…でもコックリサンとやらはやめておきますわ」
「とりあえず助けてやれよ…仲間ってのは失ってから大切さを痛感するんだぜ?」
オレオンナは先の戦いでコリアンダーを倒す事と引き換えに相棒のフィンファネウを失っていた。
その後、失意のままサイボーグ帝国を辞め、フラフラと入ったレストランでツンデレラと再会。
意気投合してグラスビールなんか飲んで盛り上がったのが、ほんの1時間前の事である。
そんな彼女の言葉にツンデレラは
「手が止まってますわよ」
「スミマセン。」
そのまま内職を続けるオレオンナだったが
妙な違和感を感じていた。
よくよく見てみると、ツンデレラの両肘、両膝がジャバラ関節になっており
首と額にはリベットが打ち込まれていた。
オレオンナ「お前偽者だな!!」
偽ツンデレラ「なぜわかったぁ!?」
オレオンナ「お前はツンデレと素直クールの違いが分かっていないからだ!」
偽ツンデレラ「暴言を吐いていれば皆ツンデレのはずよ!
この雑誌の特集にも書いてあるじゃない!」
だが致命的な見落としがある。ツンデレはデレが必要だ!!!!!
との大音声が
するものの、実の所このツンデレラスレ12発を数えるもデレなど皆無であり
正直ツンデレラとツンデレの因果関係に疑問を呈したくもなる程なのである。
逆に言うとツンデレラにとってツンデレという要素はさして重要ではないのではないか
そんな
人類の深層意識の集合体が、このような悲しき偽ツンデレラを生み出してしまったのかもしれない。
とすると
当然、考えられることはただ一つ。
「やはりあの男が裏で糸を引いているのか……」
「間違い無い、これは孔明の罠だ!」
オレオンナ「おや?孔明、ぬこ軍団に拉致されたんじゃなかったのか?」
そう、先ほどの言葉は、孔明自らが自分の存在をアピールしようと発したセリフであった。
孔明「ぬこ達は非常に飽きっぽくてね…そんなことより、ここにいるツンデレラが偽者だとすると
本物のツンデレラはどうしてしまったんだろう?」
すると偽ツンデレラがタオルを取り出し首と顔のリベットを拭い去った。
そうただのペイントだったのだ。
四肢の蛇腹パイプを外すと、すっかり元のツンデレラとなっていた。
「それでは随分時間はかかりましたけど、あそこを調べにまいりましょう」
一行は佐賀県の『喫茶さてライトステーション』へと向かった。
だが一行は『喫茶さてライトステーション』へ向かう途中で宇宙刑事に呼び止められ、職務質問をされてしまった。
金はいくら持っている?
有り金全て出せ! 出さなければタイホだ
なけなしの現金を奪われ、3人は無一文になってしまった。
幸い移動は孔明のキャンピングカーなので問題無いが、金が無いのは心もとなすぎる。
キャンピングカーの駐車料金を延滞しまくったせいで口座の貯金も既に無い。
仕方がないので、孔明の案内で足立区にあるクロヌコヤヌト本社ビル裏門横
に放置されたダンボール箱の中にあるヌコ帝国へとやってきた。
何とかみんなで奴隷にしてもらい、三食昼寝ぬこつき生活にありつこうという算段である。
だが、ヌコ帝国へと続く段ボールの中の長いトンネルを抜けたら、そこは雪国だった。
そこでせっかくだからと、雪だるまを造ることに
出来上がった雪だるまは未来の世界の猫耳付きメイドロボットだった。
しかも6体。
しかし5体目までは猫耳を付ける事が出来たが、最後の1体の猫耳を用意する事が出来なかった。
仕方ないからゾウの耳と鼻をつけたのだが、この耳と鼻が問題だったのだ
まさかあんな事件がおころうとは誰も予想できなかった
しかしその事件は、事前に予想できた者もいなかったが、事後に観測できた者もいなかった。
よって真相は永遠の闇のなかなのだった。
雪国のぬこは、例外なくコタツで丸くなっていたため、ツンデレラたちは
コタツを製造販売して一儲けしてから雪国を後にした。
紆余曲折あったが、ようやく一行はさてライトステーションへとやってきた。
「では、行きますわよ…」
ドアに手をかけようとしたツンデレラは、そこに張り紙を見つけた。
「さてライトステーション佐賀店は裸牛ビルの外資系ファンド売却に伴い移転いたしました。
なお新しくガンダーラ店を開店いたしましたので、これからもご贔屓によろしくお願いいたします。」
「また、生まれた直後に天と地を指し「天上天下唯我ツンデレラ」と高らかに名乗り
兄と共に現代に転生を果たしたツンデレラ姫は、16の時、孔明博士の運転するトラックにはねられ、
それがもとで一度死にました。それが原因で転生前の記憶を失っております。
延命改造手術を施した孔明博士は、その頃サイボーグ帝国で働いていましたが、
これをきっかけに懲戒免職となりました。
ちなみに同じ頃、裏番付衆の東の横綱が交代しました。
先代の東の横綱はツンデレラのじいやでした。
ゴルベーザはセシルの兄でした。
犯人はヤスでした。重ねてお詫びいたします。」
「孔明、どう思います?」
「内容の真偽はともかく、君の事を名指ししているという事はやはり何かがあるという事だろうね」
「とりあえず、犯人のヤスを捕まえてみりゃいいんじゃねえか?」
「ヤス…ココロアタリガ ナクモナイ ナマエダ」
「トリアエズ、モンゴルニイッテミルトイイカモシレン」
ヌーブラの助言に従い、一行は通りの反対側にある
喫茶モンゴルへとやってきた。
「キッサ モンゴル デス
ドウシマスカ?
ボス? 」
「アイスコーヒー」
「同じくアイスコーヒー」
「俺もアイスコーヒー」
「俺はレイコで」
「レイコさん、ご指名でーす!」
請求書をみてビックラゲーション 指名料は30分で5000000円
だが後から来たその男は慣れた感じで支払いを済ませると、さっさと店を出て行った。
アイスコーヒー一杯で粘っているツンデレラ達とは大違いである。
「よく解らない店ですわね…」
あっけに取られるツンデレラにヌーブラは告げる。
「チナミニ イマ デテイッタノガ ヤス ダ」
「ダイサーカスノクロチャンダ」
そう、いまや世界的売れっ子アイドルとなったクロちゃんは、
忙しい仕事の合間を縫ってはここを訪れ、故郷のモンゴルを思い出しているのだ。
レイコは本場モンゴルで
も通用するモンゴロイド系美人顔で店のNo.1だ。
「ヌーブラ、なぜこの辺について詳しいんですの?」
「…ホントウハオマエモ シッテイルハズダ」
「HDDナビ ヲ サッキ チェックシテイタダロウ ワタシ ノ アトデ」
「私は唐獅子通信社の所在地を確認していただけですわ」
「フフフ クチデハ ソンナコトイッテイテモ カラダハ ショウジキダナ」
ヌーブラはツンデレラの乳首を
偽物だと見破った!
シャラポワが使っていた事で有名になった、付けニップルである。
とってみた
おっぱいもいっしょにポロリととれた。
なんとヌーブラの下にも精巧な偽乳ブラをしていたのだ
「バ・バカナ コレホドマデニ シンジガタイ ヒンny 」
ヌーブラは星になった。
経緯はともかくとして、ヌーブラは今や時代の寵児、超売れっ子スターとなった。
「お別れの時かもしれませんわね…」
舞台袖から寂しそうに呟くツンデレラ。
その
瞬間にヌーブラ星は爆発、超新星となって飛び散ってしまった
…そんな事になってはたまらないと、ヌーブラは付けニップルを取るのを辞めた。
危ないところであった。
もし付けニップルをとっていたら、乳首から放たれる熱線、俗に言うチクビームによってヌーブラの命は無かっただろう。
ツンデレラがチクビームの制御を出来なくなったのは昨夜シャワーを浴びていた時、
ミ ヽ
二 ノ ( i
三 ⌒ へ /` |
二 _ _ |
三 ┰ ┰ |
l^ (
} ! ヽ / {\ ノ
l i ( 、 , ) {
∪、 j | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ‐――――┴、 < だめだこりゃ
|  ̄`ー―ァ'′
\______) \_____
と、下唇の長い人が入ってきた。
たぶん、死んだイカリヤチョースケか、モアイ像の親戚の男とオモワレるが
係わりになりたくなかったのでシカトする事にした
都合の悪い事が怒ったときは
「見なかった事にしよう」
と秋月郁氏も言っている事だし、
とはいえそれでは何も解決しないのも事実。
ツンデレラスレに誤爆したからといって連続書き込みしてしまうのと同じくらいの愚行と言えよう。
そう考え直したツンデレラは侵入者に問う。
「何がだめなんですの?」
ダメになったんだ。歯は抜け、老眼と白内障でもうまともに見えない
髪は抜け毛も全部白くなり、ムスコは24時間寝たきり。だめになったんだ
と侵入者がつぶやいた
次の瞬間、浴室が激しく揺れたかと思うと、
ジャーーーン
チャチャチャ チャッチャカチャッチャ チャッチャカチャッチャ チャチャチャ♪
という浮かれポンチな曲と共に部屋全体が回転し始めた。
その回転は徐々に上がっていき、ついには毎秒3万回に
ジャンプして更に2倍に
そして乳首二つで、30000×2×2の12万倍だー!
で、乳首からビームが止まらなくなりました。
もったいないので牛乳瓶で集めてみた。
フレッシュミルクが1ℓとれた
さて、これを使って何を作ろうか・・・
という訳でミルクを凝縮させて作ったのが付けニップルという訳である。
チクビームと同じ成分なので蓋としては申し分ない。
そしてそれを作ってくれた人物こそ、件の下唇の長い人である。
彼は一流の付けニップル職人で
喫茶モンゴルの店長でもあった。
店長は喫茶さてライトステーションで起こった出来事を
知る人物であったが、それらの事は何も語らず付けニップルを仕上げると去っていった。
そして今日は店長は店に来ていないようだ。
ゆえにツンデレラはここが下唇の長い人の店であることすら知らないまま
土曜の午後八時から舞台に立って
オレオンナ王子と接吻した
い人、この指とーまれなどと客席に呼びかけたりした。
何の説明も無いまま王子ルックに男装させられていたオレオンナは驚きのあまり
10倍カメハメ波を
避ける事ができなかった。
これを放ったのはもちろん
○村〜!
うしろ、うしろ〜の人だった。
その10倍カメハメ波はあっさりとして、それでいて
しつこくなく
そのしっとりとした舌触りは、例えるなら
モンゴルの大地に春の訪れを告げる
アンゴルモアの大王のよう…!
そして10倍カメハメ波大王は舞台セットの柱をなぎ倒し
借金執事から解放され
ることは無かった。
この借金執事というのは、実は
この場にはいなかったのだ。
そうとも知らず10倍カメハメ波大王は、1時間にわたって暴虐の限りを尽くし
喫茶モンゴルを笑いの渦に巻き込んだ。
間もなく雨が降り出した。
風が吹いたら遅刻する10倍カメハメ波大王は雨が降ったら
膝や腰が痛くなる
のと同時に10倍ハメハメ大王となってしまうのであった
はずなのだが、今回は何故か仮面ライダー電王になってしまった。
それというのも「○村〜」や、「うしろ、うしろ〜の人」が
店長がいないのをいい事に調子にのって
台風の中を新幹線で
2回転半捻り蹴りを
かますつもりが空振りして、30回転横捻りコケになってしまった
人を百人も連れてきてしまったからだ。
しかも仮面ライダー電王化だけならまだ良かったがそれに加えて
デンライナーまで手に入れ、それにのって時空のかなたに消えてしまった。
「しまった!これではさてライトステーションの二の舞だ・・・」
後に残された○村がつぶやいた
∴゜; ∵ ゙\ \: ´,; ∴ ゙
;:( (\ (´∀` )/) )):.,∴゙゜.´ 毒粉だァ
; ((◎\(_)/◎))゜; ゜´.,
゙。;│≫゚ (_) ゚≪│, ,;.゙゙
∵(((⊆/(_)\⊇) )∵∴;:.,
;∵ ゜; ,゙ ´: .∵。 ´, ,
結局、喫茶モンゴルでヤスの情報を得る事は出来なかった。
「こうなったら『さてライトステーション・ガンダーラ店』に行くしかありませんわね」
「『そこに行けばどんな夢もかなう』という、あの国へか…やれやれ」
「これも何かの縁か…俺も付き合うぜ」
かくしてツンデレラとヌーブラ、孔明、オレオンナの一行はガンダーラを目指す。
しかし、全てが釈迦の掌の上での行動であることに
この時点では誰一人として気付かなかった。
一行はいきなり問題に直面した。
一行の誰も『さてライトステーション・ガンダーラ店』への行き方を知らなかった。
仕方がないので聞き込みを始めようとしたここでまた問題が発生した。
誰が一行の夏目雅○を務めるかだ。
結局、収まるべきツンデレラに収まり、ツンデレラが 夏目雅 ○亀平助 を務めることになった
夏目雅 ○亀平助とは夏町三丁目目雅931に住んでいた 出歯亀平助 のことである
出歯亀平助の得意技はカメハメ波
ただし、出歯亀平助のカメハメ波は藁で出来た家と木で出来た家を壊す事は出来ても煉瓦作りの家は壊せない
その欠点をつかれて、赤ずきんちゃんとの果し合いの時に
股間を蹴られて1000年前に絶命したと伝えられている
・・・そう、伝えられている「だけ」なのだ。
誰もそれを目撃したものはいない。
そしてその伝説は後にTV人形劇となり、声を下唇の長い人が担当した。
更に、その人形劇の主役の声は○村〜の人だった。
そして更なる問題が発生した。
坊主の人をツンデレラ、河童を孔明、ブタをオレオンナがやるとして、
「ちょっとまて!なんでオレがブタ役なんだ!」
…ともかく、主役であるはずの猿役がいないことが問題なのであった。
「オレガイルジャナイカ」
「あなたはせいぜい加○チャン役ですわ」
「イッテオクガ イマノハ ワタシガ イッタンジャ ナイゾ」
「なんですって?」
ヌーブラの言葉にツンデレラは驚いた。
「ワタシハ キホンテキニ『ゼンカクカナ』デ ハナス」
彼女が言うには過去にもこのような誤解があったと言う
(参照:>603-609、ただしとても誤解には見えない)
ちなみに一時は普通に喋れていたのに(参照:>457-458)
今はまた元に戻っている件については、後述する。
さて、それでは「半角カナ」で話すのは誰であったか。
それはもちろん孔明四天王の一人、ウルトラマグナスで
あるようなふりをした
ロディマスコンボイ
かと思ったら
核・13世
とはバベル2世とヨミの子供である
はずがないと否定されて
学会追放の憂き目に会ったという、あの
シンデラーであった!
ツンデレラ「誰ですの?」
オレオンナ「知らないな」
孔明「記憶にありませんね」
「ハジ…はじめまして皆さん、私の名前はシンデラー」
シンデラーはペコリと会釈したかと思うと次の瞬間、その手に持った
携帯で2chのとあるスレッドを開いた
とたんにブラクラを受けて
爆発四散したウルトラマグナスの遺影
の角で孔明をぶん殴った。
彼女はかつて孔明四天王のNo.4として
ウルトラマグナスと共に
カツ丼20杯と天丼15杯、味噌らーめん大盛20杯を一時間で平らげた
孔明が食べすぎで唸っている所を看病した事もあるのに記憶に無いとはあんまりだ、と抗議した。
だが実の所、孔明は電脳世界で四天王を従えた魔王として君臨していた記憶を急速に忘却しつつあったのだ。
なぜならば
実は魔王として君臨していたのはデスラーだったからだ。
「久しぶりだね○○○の諸君」
孔明「貴殿は! 誰だっけ?」
いま孔明は、自らの記憶の中を旅していた。
そこに浮かぶ巨大なピラミッド、万里の長城、
そして伊武雅刀風の声で喋る青い顔の男。
孔明「そうだ、私は
一万年と二千年前から
カップラーメンの美味しい作り方を研究していたんだ。ずっとその事を忘れていた!
八千年過ぎた頃から
もっと美味しくなった
が、それはあくまで電脳空間での事。
現実世界で同し方法を試してもまったく美味しくなく
孔明は費やした膨大な時間が無駄であった事を知り
全てを忘れようとしていたのだ。
さてたった今脳裏に浮かんだ青い顔の男、デスラーだが
実はさてライトステーション・ガンダーラ店の店長だった。
が、「総統も相当ですな〜」といって解雇されてしまっていた。
その時のショックで雪のように白かった肌が全身真っ青になったのだった。
おっ
ぱっぴー、が嫌いな事でも一部で有名である。
さて、そんなデスラーを解雇した「さてライトステーショングループ総統」なる人物…
彼は今、1人の人物の釈明を聞いていた。
「ヤス君…キミの言い分はそれだけかね?」
「ハッ!あえて付け加えますならばアレはゴルベーザが
裏で糸を引いていたはずだったのですが
納豆菌が
爆発、銀河系中に四散した事によって
量産型コリアンダーの大量発生が
もはや宇宙環境にとって無視できないレベルに達してしまったため、
その段階で佐賀店をゴルベーザごと売却して証拠隠滅を図るしかなかったのです。」
だが、納豆の臭いがあまりに強く残っていたので買い手がつかなかった
だけでなく、隣のおばさんから
「お引っ越し♪
お引っ越し♪」
と抗議を受け、しかもそれが近隣のみならず全宇宙にまで広がり、
会社更生法申請寸前まで事態は悪化していた。
監査法人からも経営陣の総入れ替えを要求される有様である。
仮にそれができないのであれば「会社を解散せよ」とまで言われてしまったのだ。
そこでガンダーラである。
ガンダーラとは紀元前6世紀から11世紀頃まで実在したといわれる、既に滅びた国である。
だがガンダーラは人々の信仰心により「どこかにあるユートピア」として異次元空間にその存在を移していたのだ。
「いやはや全宇宙からの抗議に対し異次元空間に居を移すとは…さすがは総統、相当なものですな」
ヤスはこの失言により解雇となった。
「しかしサイボーグ帝国め、量産型コリアンダーとはやってくれたな。おかげで全宇宙チェーンまで広げた
『さてライトステーション』もまた一店舗からのやり直しだ…」
店舗縮小に加え、仏教徒の楽園ガンダーラにおいては店の名物ビーフストロガノフが出せないのも痛手である。
そこでビーフン・ストロー付き・ガノフ という新製品を発売することに
702 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/09/15(土) 22:32:10 ID:ORiNibMu
ビーフン・ストロー付き・ガノフとは、一万年と二千年前から研究していた馬謖ニンニク入りカップラーメン
のことであるが、誰もそんなワケワカメ料理注文しようとしなかった
「でも納豆菌入ってるから健康によさそうだし食べようかな〜あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
広大な宇宙を揺るがす、その凄まじい雄たけびを耳にした人は数多い。
しかし、それは何者なのか?鬼神か?獣か?あるいは暗黒の巨大な魔物か?
「え、え〜と…1…いや2番!」
正解は巨大暗黒鬼神獣で
その巨大暗黒鬼神獣は身長:51メートル、B:1万`、W:20b、H:1.2万` 体重1兆d
というとても恐ろしい怪物である
もちろんオレオンナのことである
正確にはスーパーオレオンナパワード改である。
スーパーオレオンナパワード改から注文を受けたビーフン・ストロー付き・ガノフを配達しようと思ったが
バイトのニイチャンが今日はサボっている。どうしようと悩んだデスラーは
セシル店長に蹴り飛ばされた。
「貴様はクビになった男だ、さっさと出て行け!」
で、でも!俺やめたら店長一人じゃないすか!
ビーフン・ストロー付き・ガノフ一人前は、直径1m、深さ80pの丼にてんこ盛り、重さ2d
バイトのニイチャンが100人ががりで運ぶ代物である。とても店長一人ではムリと思ったが
店長は秘密兵器を用意していた。
店長は秘密兵器を取り出すために社会の窓へ手を突っ込んだ。
お断り!
お断りよ!
十八歳未満お断り!
との叫び声をあげながら、社会の窓の中の存在は店長の手に噛みついた
そう、これを客に使い、金だけ払わせてビーフン・ストロー付き・ガノフをあきらめさせようというのだ。
そんなことになっているとはつゆ知らず、ツンデレラたちは孔明の発明した「ガンダーラ探知機」を使って
ガンダーラへとやってきた。
すると時空を引き裂きながら大きい、いや長い物体が現れた。
「あれはスーパーオレオンナパワード改!?」
それを見たオレオンナが驚きの声をあげた。
「なんですの、そのなんとか改というのは」
「…あいつはオレのデータを元に作られた、超
銀河グレ○○○ン
ティストッキング標準装備の強攻型戦闘用アンドロイドだ!」
そして、ちゃんとストッキングもはいている
だけでなくあたまにも冠っている
かぶりものは、イチゴ柄、水玉、黒、赤、そして純白と毎日違うのが特徴だ
もちろん普通のパンティストッキング(いわゆるパンスト)にそんな柄は入っていないので
それらはスーパーオレオンナパワード改のお手製である。
そんな彼女の長さ5000kmはありそうなバストが前方の店舗を貫いた。
「あの店は…『さてライトステーション』じゃないのか!?」
「あれはおそらくさてライトステーションの厨房部分だろう。
おそらく店舗はあれだ。」
そういってオレオンナは、スーパーオレオンナパワード改のブラジャー部分を指差した。
ブラは寄せ手上げての天使仕様で、しかもかなりの量のパッ○入り
だが問題は大きすぎて、もう30年も洗っていないことだ
更に問題なのは元となった筈のオレオンナがまだ20歳だという事だ
賢明な読者はもうお気づきであろう。
そう、実はここは電脳球場ガンダーラスタジアム。
現実世界の一分が一年として過ぎて行く空間なのだ。
ぬ
こもびっくり!
して死んでしまうほどである。
だが本当にここを電脳空間と安易に信じてよいのだろうか?
電脳空間ならば老いは無い。
新陳代謝も無いし汚れも蓄積しない。
そして電脳空間で稼いでも現実では使えない。
なにより、ぬ
こは150日経つとリセットされてしまう。
漁師鯖が処理しきれなくなるのを防ぐためだ。
だがしかし、ぬこは覚醒する事で
大猫飯店の店長として復活
するか、あるいは死ぬ。
というかほとんど死ぬ。
運良く店長になれても店長の座は一つ。
殺し合って奪いとるしかない。
電脳空間とはそんな殺伐とした、いやドライな世界なのだ。
だがこのガンダーラはどうだろうか?
……「ただ1つの例外」を除いて全て同じだった。
それは「ぬこ」なる生き物が存在しないという事だ。
ぬこは人類ぬこ体化計画によって生み出された人工幻体だったのだ。
そして、その「ぬこは人」という種族の正体は実は
「ぬこは人」教団という狂信的な宗教団体だったのだ
「ぬこは人」教団の信者は、「ぬこ」に憧れているオバカな連中で
「ぬこ」は元々「人」だった、人が変身して「ぬこ」になったのだ
だから我々も修行を積めば「ぬこ」に類した身体を持つことが出来る
とのアホな教義を持っている
これを実行に移した計画が「ぬこは人 類ぬこ体化計画」である
その修行とは標高100000bのヒマラ山を千日間上り下りするというものである
しかし、あまりの過酷さにわずか3時間でギブアップ
だが、教団は全世界に我々は必ず「ぬこ」に類した体を手に入れる、と宣言していたため
引っ込みがつかなくなり、過酷な修行の代わりにテクノロジーに頼ろうとした
三次元ホログラフ投影装置を作ろうとしたのだ
それによって写し出される「ぬこ」の体が人工幻体なのである
が
、しかしそれでは彼ら信者達自身が満足できなかった。
「完全なるぬこの体を!」
その想いの元、彼らはまず電脳空間においてぬこになる事を試みた。
しかし150日の制約を始めとする生存率の低さに信者は減る一方。
次に彼らは孔明の科学力に縋ろうとする。
しかし交渉は決裂、勢い余って孔明を拉致するも逃げられ計画は失敗に終ったのだった。
そんな訳でガンダーラは電脳空間ではなかった。
ただし
現実空間でもないのは明らかだ。
賢明な読者ならお気づきであろう。
そう、ガンダーラとは
サイバトロン基地だったのだ。
だが、サイバトロン基地は既に破壊されているはず…
これには訳があった。その訳とは
ユニクロンが
ユニクロとなったその日から
バーニーズを虎視眈々と狙っていたのだが
なぜかバニーガールのお持ち帰りパックをカーネル三ダースから
ニッシンUFO3ダースと交換したとき
遠い宇宙の果てで、プライマスと巨大ツンデレラがスーパーリンクして
おいしいスパーリングワインが出来上がった
はずだったのだが
スパークリングがスパーリングとなり
そしてスパークが融合し、頂上神プライマツンデレラが誕生した。
プライマツンデレラは初めに言った。
「サイバトロン基地あれ!」
かくしてサイバトロン基地は世界に満ちたのである。
ゴッド・オブ・ツンデレは次にぬことハンバーガーをおつくりになられた
ただ、このハンバーガーは食べると半分馬鹿に
また、ぬこの方は食べると半分死ぬ。
だが幸いなことに、ぬこを食用とする者はほとんどいなかった
が、ほとんど、ということは皆無ではないのであって
かもしれないが
ありおりはべり
いんきんたむし
に悩む孔明は「かもしれないがありおりはべりいんきんたむし」の暗号を解けば
電脳世界に暗号として隠された治療法が解読でき、完治することが出来ると信じて謎に挑んだのだが
どこでどう間違えたのだろうか。
導き出された答えは
「やらないか」
という、一読しただけではよくわからないものであった。
だが、生物辞典で調べた所
やらなイカはペレストロイカの亜種
である事が判明した。
さて、そのやらなイカの刺身が出来上がったようである。その芳香は鼻腔をありえない異次元の角度から
名状しがたい衝撃を持ってわたしの脳を震盪せしめた。想像することすら冒涜的な異次元の色彩に
よって彩られたわたしの視界に映ったものは、彼女の満面の笑みであった。
>14に進め
彼女はこっそりと多額の生命保険を掛けていた。
薄れる意識の中で叫んだ
「謀ったな、○ャ○」
よく聞き取れなかったのでもう一度再生してみよう。
「謀ったな、チャ〜」
どうやら死んだのは、たむけんだったようだ。
とにかくガンダーラはサイバトロン基地で孔明は孔明という事だ。
ちなみにスーパーオレオンナパワード改の乳パッドが30年ものなのは
サイボーグ帝国の歴代強攻型戦闘用アンドロイドに受け継がれてきた
ものだからという割とつまらない理由である。
ところで「さてライトステーション・ガンダーラ店」だが、ぶ
んぶくちゃがま
によって支配されていた。
その
たの
きの
この
ての
もの
あの
そのとき
魔王降臨。
「少し、頭冷やそうか……」
魔王…その名も東村山ポンポコ左エ門ノ丞ゴム長。
彼はゆっくりと額に指先を当てると…叫んだ!
「絶対零度ビーーーーーーーーーーーーーーームッ!」
庭先ぁ多摩湖
が凍り付いた。
そこは孔明もかつて電脳空間でブイブイ言わせた魔王の端くれ。
絶対百度ビームで魔王ポンゴムをSATUGAIした。
ビームは1丁目から3丁目まで到達し、壊滅的な打撃を与えた。
しかし存在しない2丁目は無傷だった。
狭山 茶所 情けが薄くなった
そして孔明の頭も薄くなった。そこで孔明は急いで養毛剤を塗ることにしたのだが
ガンダーラは坊さんばかりなので、そういうのは売っておらず
また養毛剤では二次元になった頭を膨らませる事もできないのは明らかだ。
あまりの事に気が動転して、孔明はその程度の判断もできなくなっていたようだ。
その様子を見ていたぶんぶくちゃがまとキノコの手の者達は、
下町らしい人情あふれるおせっかい精神で
まず一服とお茶を立てた後、お茶うけにキノコカレーを食べる事に
だがカレーに入れたキノコはタマゴテングタケだった
タマゴデングダケは
タマゴテングタケの妹であり、姉妹そろってチョー美人だが、二人とも毒物を使う暗殺者であり
闇社会からは死の美貌と恐れられていると
思っているのは本人たちだけで
実は、二人とも映像認識をする脳の部位が腐りきっていたことと
顔を映すと、鏡がその醜悪さに耐えられず瞬時に爆裂すること
によってそのようなマチガイが生じていたのだが
本人たちが気づかないならそれはそれでよしという事になり
陰では「お笑いブス姉妹」と呼ばれているのだが
何を勘違いしていたのか二人は
プリティーでキュアキュア
という名でTBSに売り込みに行って
ツンデレラ&オレオンナのコンビと漫才対決をすることになった
しかし番組収録直前で彼女らは行方不明となっていたのだが、
まさかカレーの具となって発見される事になろうとは誰が予想しただろうか。
そんなことを考えならがカレーパーティが終わる頃には
孔明の頭はすっかり元通りであった。
そして喫茶さてライトステーションも
元通りにはならなかったが、ガンダーラ東店が新たにオープンしていた。
ガンダーラはかなり広い。
東京ドームに換算すると実に三十
万分の一の広さである。
しかし微生物にとっては絶望的な広さであった。
普通の人では入る事は出来ないが、入り口に置いてあるスモールラ○トを使う事で
自らがガンダーラとなり、中の様子を知る事ができる。
そう、つまり人は誰も心の中にガンダーラを秘めているのだ。
閑話休題
追い詰められたヤスは
「次のバイト先探そっと」
結構平気そうだった。
数年後・・・
なんと!そこには樹海の中を元気に走り回るヤスの
生首が確認された。
厳しい修行の末、彼は変形合体能力を手にいれ
そこねて、変態形合体能力を手に入れた
得意技は変態合体オハッピー
全ては因果応報か。
ツンデレラが記憶を失うきっかけとなったあの事件さえなければ
ヤスもぬこたちも、このような異形を晒さずに済んだのだ。
ツンデレラ16歳の春・・・あの日ツンデレラは大相撲協会に
ビール瓶と金属バットを持って
髪をリーゼントで固め、長ラン羽織りモーターサイクルにまたがって
「四つんばいになれ」
と喚き散らす凶悪犯が立てこもっているというニュースのライブ中継を見ていた。
会館の窓越しにちらりと映った犯人、その人物に見覚えがあるような気がしたツンデレラは
抑えきれない衝動に駆られて直接現場に向かったのだ。
――そしてあの事故(※
>>36)である。
実はその時、別の場所では
孔明がオレオンナと2人で茶をススリながら焼きイモを焼いていた
焼きイモは美味いが、食べると屁が出るのがこまる
しかしエネルギー源が焼きイモである以上喜ん・・・仕方なく食べるしかないのである。
そのかわり弾丸よりも速く走れる能力を得られ
毒ガス放出能力も獲得することが
出来るだけでなく、屁で空が飛べます。
ひとこき931`ぶっ飛ぶスゴサ
飛び立った後にはあらゆる生命が存在しない
二人が屁飛行能力を会得するまでには血が滲むどころか
切れ痔で血が吹き上がる程の過酷な修練を積んだのだった
なにしろ飛び上がる程のガス圧、ひとこき毎に肛門が爆裂
で、二人は悩んだ末、超合金肛門を装着
これにて自由に空を飛べるようになったと
いうようなアップ系の幻覚を見る副作用がついてくる。
そうして二人でトリップしている間に、孔明が乗ってきた
サイボーグ帝国機密物資運搬トラックが何者かによって盗まれ
ツンデレラはそのトラックにはねられたのだ。
この件で孔明は全国に指名手配され
たりはしなかった。
はねられたと言っても、軽い接触事故で脳震盪を起こしただけであり
しかも、事故直後に孔明がツンデレラを連れて行ってしまっているからである。
だが、この事故から再びツンデレラが目覚めるまでに3ヶ月の時間が流れていた。
その訳は、
昨夜までの徹夜続きで疲れていたから
と言い張る、実際は芋ガスでラリった孔明の医療ミスが原因である。
しかもあろう事か、機密物資運搬トラックに積むはずであった対ぬこミュータントロボ・
センチネルの部品を、誤ってすべてツンデレラに移植してしまったのだ。
これがもとで
たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体
になるはずであったが・・・
ある「異変」が起きていたのだ。静かに、そして確実に。
そもそもツンデレラはサイボーグ手術を受けていないのである。
だが、孔明はそのラリッた状態で確かに何者かにサイボーグ手術を施した。
それは誰なのか?
無論ツンデレラである。
この無論ツンデレラとは、ツンデレラ100人に1人しか
生まれないと言うレアなツンデレラで
コーフンすると背中に「無論」という文字が浮き上がるのでわかる
更にスタンドは
「無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論無論!!
そして孔明は
「ヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコヌコ!!」
なんと孔明はヌコと合体していたのだ
孔明・ヌコ・オレオンナ「創世合体!」
「その辺で結構ですわ…」
ガンダーラ東店店長のヌコことヌコヴィッチ・マタタビスキー(ロシア系インド人)より
あの事故の真実を聞かされたツンデレラはそれ以上は呆れて何も言えなかった。
隣で孔明は目を泳がせながら口笛を吹いている。
これまで孔明と面識がある事を黙っていたオレオンナもバツが悪そうだ。
まあそんな事はもうどうでもいい、とツンデレラは頭を切り替えることにした。
今は自分の出生の秘密をさぐる事が先だ。
ツンデレラはヌコに
ヌーブラを見せた。
ヌコは、なんとかヌーブラを剥ぎ取って乳首を見たい。という衝動におそわれ
なかった。
何故ならあのヌーブラの下は
もう10枚ヌーブラが
金太郎飴のごとく
金太郎飴の味はハッカとニッキ
ヌーブラの味はイチゴとレモンである
そして美味しく頂いたら最後、体中の穴から血を噴いて死ぬ…
そんな危険性が0ではない事をヌコは恐れているからだ。
そこへ店の奥から店員が飛び出してきた。
「店長ー!
大変です!」
「なんだね、人間モドキ君」
「店長、くどいようですが私は人間モドキではありません
日系ドイツ人のニーゲム大戸木です」
次の瞬間、店長はその人間モドキと呼ばれている店員を射殺した。
「・・・私に口答えするとは。身の程を知れ。
はっきり言って貴様の名前など私にとってはどうでもいいこと。
それに、使えない奴はこの店には必要ない」
最悪の解雇法であったが、本当の理由は別にあった。
「それにしても何故こいつはあのことを知っていたのか?
そして最もやっかいなのがあの手紙だ。一体あいつはどこで手に入れたのだ・・・
もしあの手紙が司直の手に渡ろうものなら
国家レベルの話では済まなくなってしまう・・・!」
一部始終をカウンター越しに見ていたツンデレラ達は携帯で警察に通報した。
程なくして
孔明は警察に連行され、ガンダーラ事件は解決した。
ツンデレラ「嫌な事件でしたわ・・・」
孔明「そうだな」
ツンデレラ「あなたは連行されたはずでは・・・」
孔明「これも計略のうち」
人間モドキ「お見事です。」
ツンデレラ「あなたは射殺されたはずでは・・・」
人間モドキ「日系人ですから。」
ぬこ「にゃーにゃーにゃにゃにゃー」
ツンデレラ「何を言っているのかさっぱり分かりませんわ」
ぬこ「にゃにゃにゃーにゃにゃ」
孔明「彼は『お迎えに上がりました、姫』と言っている」
ツンデレラ「? どういう事ですの?」
孔明「彼が言うには君は『ぬこは人』の国であるヌコ帝国の皇帝パンタ12世の娘で、20年ほど前に兄と共にさらわれたんだそうだ」
ツンデレラ「私は生まれてからまだ19年しか経っていませんけど?」
キッチリ20年と言ったわけではないのに、女という生き物は年齢にうるさい。
「それは君が身代わりにさせられた少女の年齢だからね…1年くらいの誤差はあってもおかしくないだろう」
孔明もそこはどうでもいいだろう、と言った具合に流そうとする。
「それよりも問題は、君と共にさらわれたという兄だ。」
ツンデレラが地球を離れていた3年間とかなんやかやを考えると
ツンデレラが事故にあった時期の計算が合わなくなるような気がする問題にも
孔明はあえて触れないようにした。
しかしここでKY日系ドイツ人が
ツンデレラに銃を突きつけた。
「フフフ…どうやら
れたぁ!!!!! 」
そう、KY日系ドイツ人のボディーに内藤のマボロシの必殺ブローが炸裂したのだ
グフッ!胴、胴を、どうやられたぁ!
でも大丈夫、防具の胴と面とコテをつけいたから
ボディブローはほんのチョットしか効かなかった
しかし次の瞬間、KY日系ドイツ人の胸元からヌーブラがぽとりと落ちた。
KYヌーブラ「ヘヘ ヤッチマッタ。
オマエト デアエテ タノシカッタ ゼ・・・」
そしてKYヌーブラは分身の術を使い100個に増殖した
すかさず亀田○○が必殺のサイドスープレックスを決め、頭突き、タックル、サミングと華麗な連続技に止めの肘目つぶしを
モチーフにした米菓の詰め合わせを商品化した。
さすがは煎餅あられの製造で名を上げた亀田○○、仕事が早い。
ブルボ○がその売れ行きに嫉妬して朝○龍のはり手をモチーフにした
チョコ詰め合わせセット「ズル休み叩かれ」を発売したが
全く売れず、叩かれただけであった。それはさておき
サイバトロン基地では
ツンデレラたちがKYヌーブラ100個の残骸を前に呆然としていた。
「もう……元には戻らないの?」
いくら元に戻そうとしても、100個は100個のまま。再び1つになることはなかった。
「……1つだけ……1つだけ、戻す方法がある。しかしこれは大変危険な方法だ。
成功率も1パーセント以下、下手を打てば絶命する。本当は勧めたくはない。」
どこからか聞こえてきた、聞き覚えのあるその声。
コンボイだった。
「だが、私にいい考えがある」
「うす」に入れて月のウサギに「きね」で1000000000回ついてもらえば戻るはずだ
だが、月のウサギはかぐや姫のお供をしてアンドロメダへ遊びに出かけていた
「…メンドイカラ ホットコウ」
ツンデレラの胸元からヌーブラがそっけなく言う。
「あなた、同じヌーブラなのに親近感とか湧きませんの?」
「ムシロ オマエガ ナニニ コダワッテルノカガ ワカラナイ」
それは
ツンデレラの恐ろしい過去をうっとりと、しかしぞっとするほどの冷たさで語り始めた。
「オマエハ アレノ スウヒャクバイモノ ぬーぶら・・・イヤ
”くろーんつんでれら” ヲ コロシテ フミダイニ シ、 イマノカラダ ヲ テニイレタ
”ムロンつんでれら” ダトイウノニ。」
「!」
ツンデレラは頭の奥で、封印されたシナプスがかすかに疼くのを感じた。
ふと後ろを見ると、ツンデレラの後頭部をオレオンナが指でツンツンしていた。
「…何をしてるんですの?」
「いや、ここの皮膚の下に金属反応があるのが気になってな」
「ああ、それは・・」と言いながらツンデレラは特殊メイクのマスクを
バリバリとはぎ取ると、マスクの下から表れた後頭部の位置に
エクスカリバーが突き刺さっていた。
あとマスクの下から出てきた顔はツンデレラとは別人だった。
その時、さてライトステーションの中から手足を拘束され猿ぐつわをかまされた全裸のツンデレラが這い出てきた。
どうやら店内でいつのまにか入れ替わっていたようだ。
「オイ ムロンつんでれら オマエノ モクテキハ ナンダ」
「それがどうした、俺には関係ない」
拘束されていようが全裸であろうがにべも無い。
フリをしながらチラチラとツンデレラの身体に視線を
つぎの瞬間「ムッツリスケベめ!」
とオレオンナの金ケリが決まった
フリをしながらまたしてもチラチラとツンデレラの身体に視線を
孔明も一緒にハァハァ
・・・うっ!
そもそも無論ツンデレラの体格はどうみても男である。
マスクだけの変装で誰もが彼をツンデレラだと思っていたのには理由があった。
それが後頭部の
バーニア兼
GN粒子発生装置により
コロニーをも
い〜
いつまで上にのってるのよ
出したら早くおりてよ! おもいから〜
というわけである。
「フハハハハ、まんまと騙されたな!ヌーブラは貰っていくぞ!」
無論ツンデレラは上空から降りてきた縄梯子に掴まると、ヘリで飛び去った。
その間にも孔明は拘束されたツンデレラを見てハァハァし続けていた。
ちなみに彼はツンデレラの裸体にハァハァしているわけではない。
彼を興奮させているのは
ツンデレラの体にびっしりと書かれた
山川純一の漫画であった。
しかし描かれている漫画の内容はちっとも面白くなく
漫画のインクが原因のアレルギー性鼻炎による鼻づまりのため
かと思ったが、耳鼻科が診てもらったら
「ぬこアレルギーです」と言われてクスリを出された
クスリを飲んでみた
その耳鼻科は、直後に耳と鼻以外のあらゆる穴から血を吹いて死んだ。
危ないところであった。
孔明はハァハァ仲間だった耳鼻科の、尊い犠牲を生涯忘れないと誓った
はずだったが
そんなの関係ねぇ!
こんどは近くにいたヌコにクスリを飲ませてみた
ヌコはオハッピーオハッピーオハッピーオハッピーオハッピーオハッピーオハッピーオハッピー
がとまらなくなった
更に薬を飲ませてみた
ヌコはケツから火を噴き、宇宙の彼方へ飛んでいった
だがそれはクスリのせいではなかった。
ヌコことヌコヴィッチ・マタタビスキー(ロシア系インド人)が目指す場所
それは地球の衛星軌道上に展開する謎の宇宙艦隊…
そう、ヌコは異星人のスパイだったのだ!
謎の宇宙艦隊の旗艦はオハッピー号
司令官の名は小○義雄
銀河系一マヌケな異星人達である
しか〜し、銀河系一オソロシイ無敵艦隊であったノダ
どんなに強大な敵であっても「そんなの関係ねぇ!」
とそのまま突っ込みコケる
そしてマヌケなものだから同士討ちまで始める
敵はあまりのアホさに笑い転げ、笑い過ぎて
そのまま笑い死にして全滅するのだ
これらの事について耳鼻科を診察した医師を問い詰めてみると、
完全にデタラメだった
一方その頃、
完全に放置プレイ状態のツンデレラは
相撲界の改革に乗り出した。
最初に手をつけたのはあの横綱の件であった。
世界征服を目論む大暗黒地獄川関の事である。
彼はすでに全世界の三分の一を掌握したと言われ
ている孔明博士の、ヤプースタジアム時代のチームメイトであった。
しかし孔明のバットとビール瓶によるしごきに耐えかねて相撲界へと逃亡したのだ。
ちなみに「相撲界」とは日本で言う「角界」のことではなく、
「飛車界」の事である
わけでもなく、実は「歩界」のことである。
歩界とは一見使えないように思われるが、裏返ると
腐海になり、パンチラの女の子がメーヴェに乗って空を飛ぶのが見える
人が勝ち組と呼ばれるという弱肉強食の世界である。
つまり既に相撲界とは関係なかった。
これにショックを受けたツンデレラはヌコ王国の使者の事を思い出した。
あと縛られたままな事も思い出した。
使者の趣味なのか縛り方は亀○縛りであった。
亀○縛りとは、亀○一家を縛るボクシングのルールからヒントを得た縛り方である。
つまり縛られていないのと同じことなので、相撲界の改革程度なら自由にできるので、今まで忘れていたのだ。
今ツンデレラは自分と共に拉致されたという兄に思いをはせていた。
そういえばさてライトステーション佐賀店の張り紙にも「兄と共に現代に転生」とあった。
ユリザベス女皇も、オリジナルのツンデレラにはツンデリオンという兄がいたと言っていた。
これは何か関係があるに違いない。
ツンデレラは頭の奥で、封印されたシナプスがかすかに疼くのを感じた。
ふと後ろを見ると、オレオンナがまた後頭部をつついていた。
旋毛を突くと背が伸びなくなるという迷信を実践しているようだ。
背が伸びないどころか縮んできた
旋毛をひっぱってみた
シナプスがとぅるりと芋づる式に抜けた
大きなイモもついている。美味そうだ
と思った貴方は
美食家である
海原雄山と村田源二郎のツープラトン攻撃を喰らうことであろう
ことは必至
それに耐えてこそ
ワールドシリーズの勝ち投手になれるのだ
だがオレオンナはまだその域に達していない・・・!
彼女が危ない!
その時ウルトラマグナスが
俺のマグナムはすごいぜと
豪語するのであった。
だが内心、(ほんとはポークビッツなの)とひやひやしていた。
オレオンナがウルトラマグナスのものを見た時のセリフ
「あっ! ほんとにすご〜いw 大人でこんなにちっちゃいのって初めてみた。ちっちゃいけど一応たつんだぁ〜♪」
という予測がたったが、多くの識者の反応は
「オレオンナはそんなしゃべり方しねえ」
と冷ややかなものであったという。
そして実際どうなったかというとオレオンナはさっさとツンデレラと共にバスに乗ってヌコ帝国へと向かった。
道中、
珍しい宝イベントが起きた。
これが本当の
宝だったらどれだけ良かっただろうか。
イベントで手に入った酒が宝酒造の「松竹梅」ではなく、白鶴酒造「白鶴」であった事を嘆く孔明
の等身大フィギュアが
ヤオフクで50円で売られていた
などという情報は宝とは言い難いだろう。
孔明自身は、そんな自分のフィギュアが作られていた事に驚いていたようだが。
そんなこんなで一行はヌコ帝国に到着した。
使者ぬこの案内で大きな宮殿の中に入ると、
そこは棺で埋め尽くされていた。
使者ぬこ「この冬にぬこインフルエンザが大流行しまして
にょ
取り敢えずタミフルでいいかとタミフルを大量に処方した所、
副作用で
マタタビ酒中毒になったにょ
・・・・・・ちょっと待つにょ!
尿が漏れそうだにょっ!!
みんなアルコール性肝炎と膀胱炎を悪化させて棺の中にょ
正直、ぬこは人の死亡率の高さは異常であった。
何かと言えば大量に死亡してしまう。
だが全世界から集う信者の数は絶えず
電子痛貨○天から
イカ天、エビ天、イモ天も
キス天、ナス天、タマネギ天もニンジン天も加わった。当然、ツユダクである
ここでツンデレラがキレた。
「揚げたてのテンプラにつゆをかけるなど
じょ
う
着
!
ツンデレラがテンつゆじょう着するタイムはわずか0.05秒に過ぎない。
では、じょう着プロセスをもう一度
巻き戻して
早戻し10000倍速 じょ にょ
早送り99999倍速 じょ にょ
そして…
悲しみを乗り越えてツンデレラの新たなる旅が始まったのである。
(完)
来週からは
天丼の巻は終わり、カレーの巻が始まる
予定でしたが、野球中継のため
「オラァ!!!! ヒ○万のくそったれ!!!! テメェがメジャー行くなんて言い出すから
日ハム負けたじゃねぇかバッキャロー!!!」日本シリーズ中継を見終わったオレオンナが吼えていた
そんなオレオンナを横目に、ツンデレラはカレーの材料を買いに
カレールーは売り切れていた
と言われていたことを完全に失念し、
近所のスーパーマーケットへ向かって歩いていた。
スーパーに着くと入り口に張り紙があるのに気付く。
「次スレ立て人募集!」
その文面に、ああ本当に今スレは終ったんだな、と悟ったツンデレラは
「
>>970に立ててもらいましょう」
と、言い残し
たらさぞ楽しいレスがつくのだろうと想像しながら、
>>975に期待した。
その様子を見て、いまやすっかりツンデレラの兄らしくなった
>>971は
「いいよ、兄ちゃんもう依頼スレ行って来るよ…」
とサンダルをつっかけて出かけてしまった。
それっきり兄は
973 :
名無したん(;´Д`)ハァハァ:2007/11/05(月) 10:35:34 ID:sSBLjCWV
帰って来なかったが一度だけ電話があった。
「スレ立ててもらえたけど兄ちゃん今携帯だからリンク貼れないんだ…
後は頼むよ…じゃあ、元気でな」
新スレは確かにそこに根付いていた。
きっとそこにもたびたび滅びときが訪れ、暗黒の時代が飽くなきその触手を伸ばしてくるだろう。
しかし同時に、次スレのツンデレラも必ずうまれ、彼女らの世界を守って行く。
次々のスレも、その次のスレも。
何度でも、何度でも。
『きっと、それが世界の理なのですわ』
ツンデレラはそう悟ると、
11人の先代ツンデレラ達が微笑みかけているのに気がついた。
…いや、良く見ると違った。
これは微笑ではない、嘲笑だ!
「なにやら綺麗にまとめようとしてますわね〜?小賢しい…」
「最後まで盛り上げるべく足掻きなさい、恥も外聞も捨てて!」
スレをまっとうできなかった10発目、11発目のツンデレラの厳しい言葉に
にゃーん
だコノヤロウとファイティングポーズをとった所、や
ばい「何か」を感じた。
しかし時既に遅し──
いつのまにか背後に回った初代が、当代ツンデレラの背中にカブトムシを放り込んだ。
カサカサカ
リッカチャカチャカパッギゴガギゴ
ゲガカブトムシ、体長20センチ(角込み)の大物である。
この南米産のカブトムシは
臭い
物に蓋を
心に花束を
ぬこに鰹節を
そして、最後に
∴゜; ∵ ゙\ \: ´,; ∴ ゙
;:( (\ (´∀` )/) )):.,∴゙゜.´ 毒粉だァ
; ((◎\(_)/◎))゜; ゜´.,
゙。;│≫゚ (_) ゚≪│, ,;.゙゙
∵(((⊆/(_)\⊇) )∵∴;:.,
;∵ ゜; ,゙ ´: .∵。 ´, ,
んご作りをした上で雌雄つがいを捕まえると
合体!
してみたい
けんゾーンへ連れて行ってくれるのだと言う