次々と倒れていく姉妹達を守るため、
今日までともにすごしてきた主人のため、
最強ウィルスの矢面に立つMeたん
「必ずお役に立ちます・・・」
>>242 ううっ、新年早々、泣ける話 オブ ジ イヤー ですぅ…。
それが真実だとしたら、Meにそんな役回りがくるとは・・・。
何をやっても、すぐに落ちた。
「Meは使えない」、皆、そう言って、乗り換えた。
だが、乗り換えたはずの最新OSたちにも、弱点があった。
次々に見つかる、セキュリティーホール。安全面の、欠陥だった。
穴は、ふさいでも次から次に、見つかった。
もはや打つ手はない。対抗策を講じなければ、取り返しのつかないことになる。
皆、あせっていた。
だが、その騒ぎに動じていないOSがあった。
おちこぼれのはずの、Meだった。
「たいしたことは出来ませんが、私なら平気です」
Meは、静かに言った。
やれる。
MSの男たちは、逆転に向けて、立ち上がった。
素直に感動した つД`)
ち〜つないのだん〜めん〜♪
「私がいきます」
「いつもドジばかりの私、こんな時しかお役にたてませんから」
「いままで大事にしてくださってありがとうございます」
「私に何があっても、ここから出ないでくださいね」
あんなにドジっ娘だったMeたんが何もできない俺たちのために
たった1人で立ち向かっていった。
俺はただ、Meたんがウィルスと戦い、宙を舞う姿を見ることしかできなかった。
いや、見なければならなかったんだ。
彼女の最期の姿を見届けることが、今の俺が彼女にできる唯一のことだったから。
次回、「断面妖精 WinME」最終回をお楽しみに。